赤っ恥!結納の失敗談集めました!
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婚約の儀式である「結納」。
結婚式に向けて幸先よくスムーズに進めたいところですが、中には「失敗してしまった!」という人も・・・。
どんな失敗談があるのか一緒に見ていきましょう。
注意ポイントと対策もあわせてお伝えするので、参考にしてみてくださいね。
「口上」は暗記がマスト!?
まずは結納の失敗談としてよくあるこちらの例からどうぞ。
「結納といっても形だけの簡単なものだし、家族だけだから大丈夫だよね」と、当日まで特に準備らしいことをしていなかった私。
でも、いざ結納が始まってみると予想以上にきちんとした儀式で急に緊張が・・・。いつもはのんびり屋の彼も今日は真面目な顔をしているし、慣れない雰囲気に戸惑うばかり。
相手側から結納品を受け取り、私がお礼の「口上」を言う場面ではもうパニック状態。取りあえず「ありがとうございます」と言ってみたものの、続きの台詞が思い出せず・・・隣に座っていた父親から「いくひさしく」と小声で教えてもらい、なんとかその場は乗り切ることができました。
でも終わった後、彼のご両親から「すごく緊張していたね」と声をかけられて、とても恥ずかしかったです。
結納には結納特有の「口上(こうじょう)」とよばれる言い回しがあります。
口上とはたとえば、結納品を受け渡しする際の
「幾久しく(いくひさしく)お納めください」
「幾久しく(いくひさしく)お受けいたします」
といった台詞で、「いつまでも変わらない」という意味の縁起を担いだ決まり文句です。
それほど長いものではありませんが、普段使わないため緊張すると言葉が出てこないことも・・・。
口上は必ず使わなければいけないわけではありませんし、アドリブで話したり、用意していたカンペを読んだりするのもOKとされています。
ただ、相手側がきちんと暗記して堂々と話していたら、両家でちぐはぐな感じになってしまうことも。
できれば頑張って覚えていくといいですね。
段取りを忘れると・・・
結納には、決められた一連の流れがあります。
・結納品を受け取った女性がお礼の台詞を述べる
↓
・女性の母親から結納品の受領書である「受書(うけしょ)」を男性本人へ渡す
というのもその流れのひとつ。
その段取りをうっかり忘れてしまうとこんなことも・・・。
始まりの挨拶からうやうやしく始まった結納。結納品を受け取った彼女が、
「幾久しくお受けいたしました」
と口上を述べたところで・・・しんと会場が静まり返ります。
沈黙が続いて「あれ?次はなんだっけ?」と思っていると、彼女のお母さんが「あっ」と一言。どうやら「受書(うけしょ)」を渡す役割を忘れていたようです。すぐあとに自分が締めの挨拶をする予定だったので、自分が順番を忘れたのかとヒヤッとしました。
自分の役割や台詞はしっかり覚えていても、全体の流れを把握していないと不思議な間が空いてしまうことも。
自分の役割だけでなく、結納全体の段取りも押さえておきましょう。
服装選びは難しい?
私たちは両親と妹の4人家族。いつもは離れて暮らす妹も、結納に同席することに。「お姉ちゃんのためにオシャレしていくからね!」と張り切っていたとおり、当日待ち合わせ場所に現れた妹の恰好は、ピンクのミニドレスにパールのネックレス。
「久しぶり!可愛い~!!」と最初は盛り上がっていましたが、ふと自分の服装を見ると、シックな紺のワンピースにベージュのジャケットというスタイル。無難にまとめたつもりだったけど、これはもしかして妹のほうが目立つ?
案の定、会場に入るとスタッフが妹に「おめでとうございます」と声を掛けています。後から到着した彼の両親も、視線は自然と妹のほうに・・・。もう少し私も華やかにすればよかったと、ちょっと後悔しました。
やや切ないエピソードですね。
ワンピースは結納にふさわしい服装ですが、色選びが少し惜しかったかもしれません。
おめでたい席なので、主役はなるべく白やクリーム色、淡いピンクなど明るい色の服を選ぶとGOOD。
華やかな振袖も結納にぴったりです。
結婚してからは着られないので、最後の機会にと結納に振袖を着る女性は多いようですよ。
また、兄弟姉妹が結納に出席する場合は、主役の本人よりも控えめな服装にするのが基本。
落ち着いた色のスーツやワンピースがおすすめです。
と言っても、控えめかどうかは本人の服装がわからないと判断しにくいもの。
事前にお互いの服装について確認しておくようにしましょう。
結納の服装について詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
結納で何を着る?ふさわしい服装マナー完全版【ふたり、親、兄弟姉妹】の具体例も!
歓談は結納のあとで
結納は私の自宅で行いました。当日、時間通り彼とご両親が到着し、早速リビングへ案内して結納品の飾り付けを始めてもらいましたが・・・。私の父が緊張を紛らわせるためか、「今日は晴れてよかったですね」
「結納品重たかったでしょう?」など、飾り付けしている彼のご両親にあれこれ話しかけます。
しかし、ご両親はちょっと困ったように微笑みながら頷くだけ。「前にお会いしたときは気さくに話してくれたんだけどな・・・」と、私も不思議に思いながらも、結納が始まるとすっかり忘れていました。結納は滞りなく終わり、会食の時間になって彼のお父さんが「実は・・・」と話し始めたのは、さきほど黙っていた理由。
地元のならわしで、結納が済むまで口上以外の会話は控えていたというのです。そんなこととは知らずに話しかけていた私の父は、「そうでしたか~」と安心したように笑っていましたが、私はなんだか恥ずかしかったです。
儀式である結納ならではのエピソードですね。
場を和ませようと話しかけたくなる気持ちもわかりますが、儀式が終わるまでは簡単な挨拶や決まった口上以外は話さないという風習がある場合も。
新郎側が結納品を飾り付けるときも、新婦側は話しかけず、できれば離れたところで待っているほうがスマート。
厳粛(げんしゅく)な結納の雰囲気を保つためにも、歓談は結納が終わるまで我慢したほうがいいかもしれませんね。
さて、最後は結納金にまつわるエピソードです。
結納金のお金は○○で
先日無事に結納を済ませ、久しぶりに彼女とデートしたときのこと。突然、彼女から「そういえば、この前の結納金なんだけど、もしかして○○くんが用意してくれた?」
と聞かれたので、「そうだよ!半分くらい親からも援助してもらったけど・・・」と正直に答えました。すると、「やっぱり!」と納得した様子。理由を尋ねると、「結納金のお金が新札ではなかったから」と言うのです。確かに両親に振り込んでもらった分も合わせて銀行でお金をおろし、枚数は数えたものの、新札への交換はしていませんでした。
あとで自分の母親にその話をすると、「お祝いごとなんだから新札で用意するものでしょう!」と叱られてしまいました。慌てて彼女の両親に失礼をお詫びしましたが、「気にしてないよ」と言ってもらえたのが幸いです。
なるほど・・・。
結納金のお金が新札かどうかは、気にする人、しない人両方いるようですが、やはり結納も結婚式と同じように「慶び事(よろこびごと)」。
相手への気遣いとして新札でそろえたいですね。
新札は銀行の窓口や両替機で入手できるので前もって準備しておきましょう。
まとめ
結納での失敗エピソードを5つご紹介しました。
「口上」が思い出せなかったり、自分の出番を忘れたり、静かにしておいたほうが良いタイミングで話しかけてしまったり・・・。
結納の服装や結納金に関する失敗もありましたね。
笑い話になるケースもありますが、できれば失敗は避けたいもの。
成功のカギは「事前準備」と「事前確認」です。しっかり予習して結納に臨みましょう。
結納の流れや「口上」についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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