結納の準備!日時や場所の決め方ってどうする?
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「結納をすることが決まったけれど、何から準備すればいいかわからない!」
そんな人のために、参加者全員が一堂に会して結納を行う「略式結納」の、日時や場所の決め方を解説します。
両家で事前に確認しておきたいこともあわせてご紹介。
準備の段取りと流れをしっかり押さえておきましょう!
日時の決め方
1 時期を決める
結納の日程を決めるにあたり、はじめに一般的な「結納の実施時期」をチェックしてみましょう。
全体的にバラつきがありますが、もっとも多いのは、「挙式の6ヶ月前」の11.5%。
次は、「3ヶ月前」と「1ヶ月前以内」の10.1%。
意外と結婚式直前に行う人もいるんですね。
全体としては、
・挙式の半年前あたりに行うことが多い
・両家の都合によって1~3ヶ月前など挙式に近い時期の場合もある
といったところでしょうか。
二人が中心となって、両家の参加者全員の都合を確認し、おおよその実施時期を決めましょう。
2 お日柄を確認する
時期が決まったら、次は具体的な日程を決めていきます。
ここで重要なのが「お日柄」。
お日柄とは、カレンダーの日付のそばに書かれている「大安」や「友引」などの「六曜(ろくよう・りくよう)」のこと。
六曜は中国から伝わった占いに由来し、昔は「曜日」のようなものでしたが、現代ではその日の「吉凶を表すもの」として使われています。
「大安=縁起のいい日」というのは有名ですよね。
六曜には次の6種類があります。
これらの中で結納にふさわしいとされているのは、「大安」「友引」「先勝」の3つ。
お日柄の詳しい意味や内容を知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
赤口とは?大安、仏滅など六曜の意味を紹介!入籍・結婚式をしていいのかも解説
結納はお祝い事なので、親などの世代は、特にお日柄を気にすることが多いようです。
ただ、実際に日程を決めようとすると、お日柄が良くて、全員が集まりやすい土日の日程などは、限られた日しかないことも。
その日にどうしても全員の都合がつかない場合もありますよね。
そのため最近では、あまりお日柄にこだわらず、出席者の都合優先で結納の日程を決める人も増えているようです。
都合を優先して日程を決めるのか、お日柄にこだわるのか、事前に両家でよく相談しましょう。
3 時間帯を決める
では、続けて「時間帯」について見ていきましょう。
結納は「午前中」に始めることが多いよう。
その主な理由は、つぎの2つです。
1つめは、昔からのならわしで、「お祝い事は午前中に行うのが良い」と言われているから。
縁起の良さを重視して、午前中を選ぶという理由ですね。
2つめは、「結納後に行う食事会がちょうど昼食の時間帯になるように」という理由。
結納の後には両家の親睦を深めるために食事会を行うことが一般的です。
食事の時間にあわせて、結納のスタート時間を決めるとスムーズなんですね。
ただ、両家またはどちらかが会場から離れた場所に住んでいて、当日午前中に会場に着くのは難しいということもありますよね。
そんな場合は、お昼頃や午後の早い時間帯からスタートすることもあります。
お互い負担がかからないよう、開始時間は話し合って決めましょう。
場所の決め方
続いて、結納を行う「場所」の決め方を見てみましょう。
1 地域を決める
結納の場所を決めるにあたっては、まずはどのあたりで行うか地域を決めます。
両家が同じエリアや近隣の県などにある場合は、比較的決めやすいと思いますが、離れている場合はどこにすべきか迷うかもしれませんね。
一般的には、「女性側の家に近い地域」か「両家の中間にあたる地域」とすることが多いようです。
なぜ女性側に近い地域なのでしょうか。
結納はもともと、お嫁さんを迎える男性側が、女性の自宅を訪問して行っていました。
その流れをくんで、女性側の家に近い地域で行うことが多いんですね。
最近では、公平に両家の中間あたりのアクセスのよい地域を選ぶこともあります。
2 具体的な場所を決める
地域が決まったら、次は場所選びです。
結納を行う会場として代表的な場所は次のとおり。
・ホテルや専門式場
・料亭やレストラン
・女性側の家
先ほどもご紹介したとおり、昔は女性側の家で結納を行うことが一般的でした。
しかし、最近では迎える女性側の負担を考え、ホテルや料亭で行うことが増えています。
女性側の家で行う場合でも、結納のみ女性側の家で行い、その後の食事会は料亭やレストランへ移動することも。
両家の利便性を考えて、場所を決めると良いですね。
結納場所の選び方はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
あわせて参考にしてみてくださいね。
こんなことも事前に確認しておこう
結納のスタイル
結納には、地域の慣習や家などによって様々なスタイルがあります。
地域別では「関東式」、「関西式」といったスタイルがあり、それぞれ結納品の贈り方や、品目、数などに違いがあります。
どの地域のスタイルで行うのか、それぞれの家のしきたりはどうなっているのか、両家で事前に話し合っておきましょう。
関東式や関西式については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
仲人(なこうど)の有無
仲人(なこうど)とは、両家の間を取り持つ人のこと。
仲人は両家の「使者」として結納品をやり取りしたり、結納当日の進行役をつとめたりします。
「正式結納」という結納の中でもっとも格式の高い形式の場合は仲人が必須。
一方、簡略化した形式の「略式結納」では、仲人は立てても立てなくても構いません。
最近は仲人を立てないケースが主流ですが、「仲人がいたほうが良い」と親が考えていることもあります。
ですので、仲人の有無についても事前に双方の家で希望を確認しておきましょう。
正式結納や略式結納での仲人の役割については、こちらをどうぞ。
結納後の食事会
結納とセットで行うことの多い食事会についても事前の準備が欠かせません。
滞りなく進めるために、次のような項目をチェックしておきましょう。
○料理やメニュー
料理のジャンルやメニューのほか、参加者の食材の好き嫌いやアレルギーの有無なども確認しておきましょう。
○話題
結納の儀式はある程度決まった型がありますが、食事会では自由な歓談タイムとなります。
話が弾むような話題をあらかじめいくつか用意しておきましょう。
趣味や二人の子供の頃の話、結婚式の予定についてなどがおすすめです。
○費用負担
男性側と女性側のどちらで負担するのか、それとも折半をするのか、支払いの場で慌てないよう前もって決めておくと安心です。
結納の費用分担についてはこちらの記事の後半で詳しく取り上げているので、気になる人は参考にしてくださいね。
両家の服装
結納で着る服装も事前のすり合わせが必要です。
というのも、結納では両家で服装の「格(フォーマル度のようなもの)」を合わせなければならないため。
当日何を着ていく予定なのか、確認しておきましょう。
結納にふさわしい服装はこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
結納で何を着る?ふさわしい服装マナー完全版【ふたり、親、兄弟姉妹】の具体例も!
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結納の日時と場所の決め方をご紹介しました。
日時は、「時期」「お日柄」「時間帯」をふまえて決めます。
時期は「半年前」が多く、お日柄は「大安」や「友引」、「先勝」の日がおすすめ。
時間帯は「午前中」から始める人が多いようです。
場所については、両家が離れている場合、女性側の家に近い場所か、両家の中間にあたる地域を選ぶことが多いよう。
結納はホテルや料亭、女性側の家で行うことが一般的です。
最後にお伝えした確認項目も参考に、段取りよく結納の準備を進めてくださいね!
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