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結納の挨拶・口上、決まり文句例文集!流れやポイントも解説

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花器にいけられた花

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婚約の儀式である、「結納」。

結納では、独特の口上(こうじょう)や決まり文句を使います。

普段使わない言い回しだけに、戸惑ってしまう人もいるかもしれませんね。

ここでは、結納の基本の流れやポイント、そのまま使える決まり文句の例文をご紹介します。

これを読めば準備万端で当日を迎えられますよ。

INDEX

結納の基本的な流れ

まずは結納の流れを見ておきましょう。

結納にはいろいろな形式がありますが、ここでは一般的によく行われている、「略式結納」の流れをご紹介。

「略式結納」は、両家が1つの場所に集まって行う結納の形式です。

両家の集合写真

地域や家によって、略式結納の流れはさまざま。

関東地方で主に行われる「関東式」の略式結納は、基本的にこんな感じで行います。

1 始めの挨拶
2 男性側から女性側へ「結納品」を渡す
3 女性側は結納品の「目録」を確認し、「受書」を渡す
4 女性側から男性側へ結納品を渡す
5 男性側は結納品の目録を確認し、受書を渡す
6 締めの挨拶

結納品

「結納品」とは、結納の儀式で男性側から女性側へ贈られる贈り物のこと。

結納品を箇条書きした「目録(もくろく)」とあわせて贈ります。

また、「受書(うけしょ)」は結納品の「受領書」のようなものです。

「結納品」と「受書」については後で詳しく説明しますね。

挨拶や口上を述べるのは、結納式のはじめと終わり、それから結納品や受書の受け渡しをするとき。

結納ならではの独特の言い回しをします。

さっそく、例文を見ていきましょう。

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結納の口上1【始めの挨拶】

両家が集まって席についたら、結納の儀式を始める挨拶をします。

始めの挨拶をするのは一般的に男性の父親が多いようです。

挨拶をする男性の父親

「男性・女性本人が主体となって結納を行う場合」と、「家が主体となって結納を行う場合」の2パターンご紹介しますね。

【男性の父親】パターン①本人が主体の場合この度は春子様と、私どもの松太郎との縁談をご承諾くださいまして、ありがとうございます。本日はお日柄もよろしいので、両家の婚約式を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【男性の父親】パターン②家が主体の場合この度は鈴木家のご長女・春子様と、私どもの二男・松太郎に良いご縁をいただきまして、誠にありがとうございます。つきましては、本日はお日柄もよろしいので、婚約の儀を執り行わせていただきます。

略式結納では、男性本人・女性本人とそれぞれの両親以外に、両家を取り持つ仲人が参加する場合も。

仲人夫妻がいる場合は、結納式の司会進行を仲人が務めます。

仲人夫婦

仲人の挨拶はこんな感じです。

【仲人男性】本日はお日柄もよく、ご両家様には誠におめでとうございます。ただいまより、鈴木春子様と佐藤松太郎様との結納の儀をとりおこなわせていただきます。
「本日はお日柄もよく」の「お日柄」とは、お天気のことではありません。

実は「六曜(ろくよう)」というその日の吉凶を表すものなんです。

六曜が記されたカレンダー

カレンダーに「大安」や「仏滅」と書いてあるのを見たことがありませんか?

あれがいわゆる、「お日柄」です。

「お日柄もよく」とは、「縁起のよい日なので」というような意味ですね。

六曜について詳しくはこちらの記事でも紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね。

赤口とは?大安、仏滅など六曜の意味を紹介!入籍・結婚式をしていいのかも解説

結納の口上2【結納品・受書の受け渡し】

「結納品」とは、結納の儀式で男性側から女性側に贈られる品物のこと。

女性側から男性側へのお返しは、「結納返し」と呼ばれます。

結納品についてはこちらでも解説しています。

結納品は何をいくつ用意する? 品目ごとの意味や地域による違いを分かりやすく解説します!

また、「受書(うけしょ)」とは、受け取った結納品の受領書のようなもの。

受書

「これらの品物を間違いなく受け取りました」という書類です。

受書について詳しくはこちらをご覧ください。

結納での「目録」「受書」ってなに?書き方は?

結納では、「結納品」や「受書」をやりとりするときにも、決まった口上を述べます。

では、順番に例文を見てみましょう。

結納品の受け渡し

結納品を渡すときは次のように述べます。

【男性の父親】パターン①本人が主体の場合松太郎よりの結納の品でございます。幾久しくお納めください。

【男性の父親】パターン②家が主体の場合これは佐藤家からの結納品でございます。幾久しくめでたくお納めください。
「幾久しく」は、「いくひさしく」と読みます。

独特の言い回しですね!

2羽の鶴

「幾久しく」は、「いつまでも続く」「ずっと変わらない」というような意味があり、縁起をかついだ決まり文句です。

本人が主体の場合は、男性本人が「これは私どもからの結納の品でございます」と口上を述べてもいいですね。

仲人がいる場合は、仲人を通して結納品のやりとりをしますので、口上はこんな感じになります。

【仲人男性】こちらは佐藤様からのご結納の品でございます。どうぞ幾久しくお納めください。
結納品を受け取るときも、同じように「幾久しく」という言葉を使います。

仲人男性から結納品を受け取る女性

【女性本人】ありがとうございます。ご結納の品、幾久しくお受けいたします。

受書の受け渡し

受書を渡すときも、「幾久しく」という決まり文句を使います。

【女性の父親】パターン①本人が主体の場合春子からの受書でございます。幾久しくお納めください。

【女性の父親】パターン②家が主体の場合鈴木家からの受書でございます。幾久しくめでたくお納めください。

仲人がいる場合は、

【仲人男性】こちらは春子様からの受書でございます。どうぞ幾久しくお納めください。
となります。

受け取る場合は、

【男性本人】ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。
と述べます。

女性側から男性側へ結納品(結納返し)を渡す場合や、それに対して男性側から受書を渡す場合も、同じように口上を述べます。

結納の口上3【締めの挨拶】

滞りなく結納品と受書のやりとりがすんだら、最後は締めの挨拶。

結納が無事すんだことの感謝と、今後の両家のお付き合いについてのお願いを述べましょう。

両家の父親

【男性の父親】本日はどうもありがとうございました。
おかげさまで、無事に結納を納めることができました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【女性の父親】こちらこそ、ありがとうございました。
今後とも末永くよろしくお願いいたします。

仲人がいる場合は、こんな感じです。

【仲人男性】これをもちまして、鈴木春子様と佐藤松太郎様とのご結納式は滞りなくあい済みました。本日は誠におめでとうございます。

仲人が口上を述べたあとに、両家の父親が仲人にお礼を伝えるとよいですね。


また、本人が最後に挨拶をする場合もあります。

ぜひ両家への感謝と、今後の力添えをお願いしましょう。

【男性本人】本日はわたしたちのために、このような席を設けていただき、ありがとうございました。2人でこれから力を合わせて幸せな家庭を築いていきます。
今後とも温かく見守ってください。よろしくお願い致します。

一礼する男性

口上のポイントは?

最後に、結納の口上のポイントを見ておきましょう。

ポイント1 決まり文句を覚えよう

結納の挨拶や口上は、一字一句間違えてはいけない!というものではありません。

言いにくい言葉は、自分なりに言いやすい言葉に変えても大丈夫。

ネクタイを締める男性

ただ、せっかくの儀式ですので、厳粛な雰囲気も出したいもの。

そんな場合は

・お日柄もよく
・幾久しくお納めください
・幾久しくお受けいたします

という言葉だけでも覚えておけば、一気に結納らしい雰囲気になりますよ。

口上が覚えられなくて不安・・・という人は、メモなどに書いたものを読み上げてもOKです。

口上をメモする男性

ポイント2 「忌み言葉」に注意

結納はおめでたい儀式です。

結婚式のスピーチと同じように、縁起が悪いとされる「忌み言葉」は避けましょう。

口を手で隠す女性

別れを連想させるような、
・切れる
・終わる

結婚は1度だけがいいことから、繰り返しを意味する
・かさねがさね
・いよいよ

などの言葉は使わないように注意しましょう。

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まとめ

結納では「お日柄もよく」「幾久しく」など、縁起をかついだ言い回しをするんですね。

普段使わない言葉だと思いますが、覚えておくと儀式がグッと本格的になります。

一字一句間違えないように・・・と心配しなくても大丈夫。

言いやすい言葉に変えてもOKですし、メモを見ながらでもかまいません。

例文を参考に、結納当日は自信を持って臨んでくださいね。

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