結婚式の写真、友人にカメラマンを頼むときの注意点
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結婚式当日の写真撮影を、友人にお願いしたいというあなた。
結婚式では普段写真を撮るときとは違う、気をつけるべき点がいろいろあるんです。
プロのカメラマンではない、友人に撮影を依頼するからこそ知っておきたい注意点を6つご紹介します。
期待をかけすぎない
頼む側としてまず知っておいた方がいいのは、結婚式の写真撮影は難易度が高いということ。
いろいろなプログラムがあるので、進行を頭に入れた上でベストポジションへ移動する必要がありますし・・・
会場に入場する新郎新婦や余興でダンスをする人など、動いている被写体をブレずに撮るのも難しそうですよね。
そのため、友人に対して「上手に撮ってもらえるはず」と期待をかけすぎない方がいいかも。
たとえば使う機材にしてもプロのカメラマンと友人とでは物が違いますから、プロと同じクオリティは求められないでしょう。
「慌てていて、あのシーンが撮れなかった!」なんてことがあっても、責めてはいけません。
こういった姿勢は、自分だけでなく写真を配る予定の家族にも共有してもらう必要があります。
「写真が趣味の友達だから、期待しといて」などハードルを上げるようなことは言わないようにしましょう。
友人カメラマンに期待はかけすぎない・・・とはいえ、お願いするならなるべく良い写真を撮ってほしいという気持ちもありますよね。
続いては、友人に良い写真を撮ってもらうコツを見ていきましょう。
複数人にお願いして、たくさん撮ってもらう
結婚式は新郎新婦にとって人生の晴れ舞台。
撮影チャンスは1回きりです。
そんな結婚式のカメラマンを1人で務めるとなれば、友人にはかなりのプレッシャーがかかることでしょう。
プレッシャーを減らしてあげるためにも、写真撮影は複数人の友人にお願いするのがオススメ。
カメラマンが2、3人いれば、もし機材トラブルで撮影できないなどの事態が起きても安心です。
撮る枚数も増えるので、単純に考えて良い写真が撮れる確率も上がるのではないでしょうか。
「とにかく目についたものをたくさん撮ってほしい」と伝えておくのもアリかもしれません。
どこを撮ってほしいか伝えておく
披露宴のケーキカットなど、多くのゲストが手持ちのカメラで撮影するようなビッグイベントを撮り逃すことはないでしょう。
友人カメラマンに「ここを撮って!」とお願いしておくべきなのは、「撮るのを忘れて後悔しがちなところ」。
たとえば次のようなものがあります。
ゲストの写真
友人カメラマンは自分の知り合いを撮影しがちなので、できれば新郎と新婦両方のゲストを撮ってもらうようお願いしましょう。
新郎側と新婦側、それぞれ1人ずつカメラマンを頼むと良いかもしれません。
特に披露宴が始まる前の待合スペースや受付など、当日ふたりが見る機会のない場面のゲストの様子はカメラに収めてほしいですね。
また、家族と一緒に写っている写真も良い記念になりますから、バタバタしていない挙式前の時間に撮ってもらうといいですよ。
新郎新婦のこだわりポイント
「細かいところだけど、ここはこだわった!」という一押しポイントがあるなら、友人カメラマンに伝えておきましょう。
会場装花や手作りアイテム、花嫁さんはネイルや、ドレスの後ろ姿なんかも撮ってもらっておくと、満足度が上がりそうです。
料理
盛り付けが美しい披露宴の料理は写真映えします。
コースの一品一品までは覚えていないという先輩カップルも多く、写真に残しておくと後悔しませんよ。
指輪をつけたふたりのツーショット
結婚指輪は手元で小さく見えにくいけれど、夫婦の証。
ふたり並んで、カメラへ指輪を向けてツーショットを撮ってもらいましょう!
スケジュールを共有する
結婚式のカメラマンはプログラムを頭に入れて、進行とともに場所取りを変えていく必要があります。
なるべくスムーズに撮影できるよう、結婚式の進行表(タイムテーブル)を友人に渡しておきましょう。
進行表には撮ってほしい場面やカメラのスタンバイ地点までメモしてあげられると、より親切です。
挙式や披露宴が始まる前に撮ってほしいシーンがあるなら、招待状に記載の開始時刻より前に来てもらうようお願いを。
式場との打ち合わせを進める中でプログラムに変更が出たら、進行表も更新して渡すようにしてくださいね。
お礼を渡す
カメラマンに限らず、結婚式で友人に役割をお願いした場合は「お礼」を渡すのがマナーです。
写真撮影を友人に頼む場合、相手からのご祝儀は辞退して、1万~3万円のお礼を渡すことが多いよう。
目安としては、挙式や披露宴を通して撮影してもらうメインのカメラマンには3万円。
友人とは別にプロのカメラマンがいて、サポート程度で友人にもお願いするのであれば1万円、といったところです。
特にメインのカメラマンは式当日忙しく、披露宴の料理を食べている暇もないでしょう。
「料理は食べられないかもしれない」ということは、依頼する際にあわせて伝えておいてくださいね。
お礼がお金だけではそっけないかな?と思う人は、「1万円か2万円+新婚旅行のお土産」を渡してはいかがでしょうか。
お礼は結婚式当日、挙式または披露宴が始まる前に、ふたりから直接友人に渡せるとGOOD。
忙しくて余裕がなければ、両親に頼んで渡してもらいましょう。
どうしても当日タイミングがなかった場合は、後日ふたりから渡します。
式場への確認も忘れずに
最後にご紹介するのは、友人ではなく式場への確認事項です。
結婚式場には専属のカメラマンがいて、式場外部のプロカメラマンに式当日の撮影をしてもらうには「持ち込み料」がかかることも。
友人カメラマンについては持ち込み料不要の式場が多いようですが、中には3万~5万円ほどの持ち込み料がかかったというケースもあります。
また、友人カメラマンだとブライズルーム(花嫁の支度室)に入れなかったり、チャペル内では座ったままでないといけなかったり・・・
立ち入り禁止の場所や、行動に制限を設けている式場もあるんです。
こういったルールについては事前に式場に確認して、必要なことは友人にも知らせておきましょう。
まとめ
友人に結婚式の写真撮影を頼む場合の注意点には、次のようなものがありました。
・プロレベルのクオリティを求めない。家族にもそのことを共有しておく
・カメラマンは複数人にお願いして、たくさん撮ってもらう
・撮ってほしい場面を伝える。特に、ふたりが見る機会のないゲストの様子や料理など、忘れがちな部分
・結婚式の進行表を渡し、スケジュールを共有しておく
・撮影禁止の場所など、式場からの注意事項があれば伝えておく
・式当日には1万~3万円のお礼を渡す
友人がなるべく快くスムーズに、素敵な写真を撮ってくれるよう、ご紹介したポイントを参考にしてみてくださいね。
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