結婚式で受付・余興などを依頼した友人へのお礼の相場やおすすめのプレゼントは?
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結婚式では、仲のいい友人に「受付」や「スピーチ」、「余興」、「司会」など、さまざまな役割をお願いすることもありますよね。
たとえ気心の知れた関係でも、協力してもらったら、きちんと「お礼」をしたいもの。
「お礼って、いくらくらい渡せばいいの?」
「プレゼントだと、何を贈ればいいのかな?」
そんな風に迷っている人に、結婚式の「友人へのお礼」のマナーをご紹介します!
結婚式では「お礼」を渡すべき?
お礼を渡した方がいい理由は?
結婚式や披露宴では、出席してくれる友人ゲストに、さまざまな役割を依頼することがありますよね。
受付やスピーチ、余興など・・・
ふたりのために時間を割いて協力してもらっったのだから、きちんと感謝の気持ちを伝えるのが大切。
そんな「感謝の気持ち」を込めて、協力してくれた友人ゲストに渡すのが「お礼」です。
たとえ、仲がよく気を遣わない間柄の友人であっても、あらためて丁寧にお礼を渡すのが基本的なマナーですよ。
とはいえ、なかには、「お礼はいらないよ!」と言ってくれるゲストもいるかもしれません。
そんな場合でも、ちょっとしたお礼だけでも用意したいものですよね。
では、どんな役割をお願いした友人ゲストにお礼が必要なのでしょうか?
誰に渡せばいい?
結婚式で友人にお願いすることの多い役割といえば、以下の4つ。
①受付
ゲストをお迎えする役割。
まず、入り口でゲストに「芳名帳(ほうめいちょう)」という出欠表のようなものへ記帳をお願いして、出欠を確認します。
その後、ご祝儀を受け取ったり会場の案内をしたりと出欠確認以外の仕事がある場合も。
②スピーチ
披露宴で友人代表として挨拶や祝辞をする役割。
スピーチの原稿を考えたり、練習をしたり、事前の準備が必要です。
③余興
披露宴で歌を歌う、ダンスを踊るなど、会場を盛り上げるための余興を披露したり、新郎新婦の思い出を振り返る動画を作ってもらったりする役割。
基本的に事前の準備が必要になります。
④司会
披露宴の進行をする役割。
事前に打合せや台本作りなど、準備が必要です。
司会は式当日、食事の時間も取れないことがほとんどで、負担の大きい役割と言えます。
どれも結婚式には欠かせない重要な役割ですね。
準備が必要だったり、当日も緊張しながら出番を待ったり・・・
これらの役割を引き受けてくれた友人には、感謝の気持ちを込めてお礼を渡しましょう。
いつ・誰が渡す?
友人へのお礼は、結婚式の当日に、新郎新婦もしくは新郎新婦の親から渡すのがキホンです。
タイミングなどは、役割ごとに異なるよう。
○受付
・受付が始まる前に両家の親が渡す○スピーチ・余興
・披露宴終了後に、新郎新婦か両家の親が渡す○司会
・披露宴の開始前または終了後に、新郎新婦もしくは両家の親が渡す
お礼を後日渡す場合は、事前に「後日あらためてお礼をさせてください」と伝えておくといいですよ。
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
【結婚式】受付・余興などを依頼したゲストへのお礼、渡し方や渡すタイミングって?
現金orプレゼント、どちらがいいの?
結婚式でのお礼は「現金」が基本。
また、相手に喜んでもらえそうな「プレゼント」を選ぶ人もいるようです。
結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※)によると・・・
「プレゼント」を送った人が53.9%と多く、「現金」を送った人が37.1%。
相手によって変えたという人も9.0%いました。
「現金」を選んだ人からはこんな声が。
男女で同じ金額になるくらいで、好みに合ったプレゼントを用意するのが難しかったので、現金にしました。相手も喜んでくれましたよ。
既婚の友達だったので、ご家族の好みもわからなかったし、現金の方がかさばらないと思ったので、現金にしました。
現金は相手の好みを問わず、喜んでもらえるので、安定した選択と言えそうですね。
一方、「プレゼント」を選んだ人の意見はこちら。
現金だと生々しいし、気を遣わせちゃうかなと思って、ありがとうの気持ちを伝えたくてプレゼントにしました!
受付をお願いしたのがワインバーで出会った友人夫婦だったので、お菓子とワインを贈りました。
それぞれ欲しいものも違うだろうし、かといって現金も気を遣わせちゃいそうだなと思ったので、おしゃれなケースに入ったギフトカードをプレゼントしました!
現金だと気を遣わせてしまうから、とプレゼントを選んだ人も多いよう。
中には、両方贈った、という人もいました。
「交通費」とプレゼントにしました。
名目が「交通費」なら気兼ねなく受け取ってもらえるかなと思って。
このように、それぞれの意見があるよう。
相手との関係性や好みを考えて、何を贈るか決められるといいですね。
お願いした役割ごとのお礼の相場をチェック!
お礼の金額は、依頼した役割や内容によって違います。
一般的な相場をふまえつつ、相手の労力や手間も考えて金額を決めましょう。
一般的な役割ごとの相場は次のとおり。
受付 | 3,000円~5,000円 |
---|---|
スピーチ | 3,000円~5,000円 |
余興 | 3,000円~5,000円 |
司会 | 20,000円~30,000円 |
このうち、「余興」と「司会」については、特に配慮が必要です。
まず、「余興」は、内容によってはかなりの費用がかかっている場合があります。
その時は1~2万円のお礼をするか、かかった実費を負担しましょう。
また大人数での余興の場合は、ひとりずつ相場の金額を渡しているとかなりの金額になりますよね。
そんなときは、一人1000円程度のプレゼントを用意して、中心になって動いてくれた人には少し高めのお礼をする、などの工夫をするといいですよ。
詳しくはこちらをどうぞ。
次に、「司会」は特に負担が大きいので、お礼の金額も2~3万円と、多めに用意します。
司会を担当する人はゆっくり食事を楽しむことができないので、ご祝儀もいただかないことが多いよう。
事前に依頼するときに、ご祝儀はいらないことをお伝えしておくとよいですね。
それでもご祝儀をいただいてしまった場合は、後日あらためて、お礼とは別にご祝儀のお返しもするといいでしょう。
その際は、いただいたご祝儀の半額くらいの金額か、その程度の品物をお返しするとよさそうですね。
【お金】現金で渡す場合の注意点
現金でお礼をする場合、注意しておきたい点がいくつかあります。
金額にふさわしい封筒に入れる
お礼は、金額にふさわしい封筒に入れます。
1万円以上はご祝儀袋、それ未満ならポチ袋に入れるとされているので、友人相手なら「ポチ袋」が多くなりそうです。
ポチ袋を選ぶ際も、注意が必要。
ポチ袋に水引が印刷されている場合は、「あわじ結び」か「結び切り」のものを選びます。
表書きには、「御礼」または「お礼」と書きますよ。
お礼の封筒の選び方や書き方については、詳しくはこちらをどうぞ。
【結婚式のお礼・お車代・心付け】封筒の金額別選び方&書き方のマナーを徹底解説
キリのいい金額の新札を用意する
お礼を渡すとき、注意したいのが、中途半端な金額にしないということ。
3,000円の上は5,000円。
その上は1万円、2万円、3万円、5万円、10万円・・・
とキリのいい金額にするのが一般的なマナーとされていますよ。
また、お礼として渡す紙幣は「新札」が望ましいとされます。
前もって銀行などに行き、新札を用意しておきましょう。
手紙やメッセージカードを添える
お礼に手紙やメッセージカードを添えておくと、現金でも味気ない印象がせず、喜んでもらえるはず。
特に、親に頼んで代わりに渡してもらう場合は、手紙などを用意しておくと、ふたりの感謝の気持ちが伝わりやすくてよさそうですね。
必ずしも手紙やカードを添えるのがマナーというわけではありませんが、その心遣いにゲストはきっと喜んでくれるはずですよ。
【プレゼント】お礼にオススメの品物5選
まずは、プレゼント選びのコツをご紹介します。
次の2つのポイントを押さえて品物を選ぶといいですよ。
1 自分では買わないけど、もらうと嬉しいもの
2 持ち帰りやすい、軽くてかさばらないもの
仲の良い友人なら、日頃の会話の中でほしいものをチェックしておくとさらにGOOD。
それでは、いくつかおすすめの品物を紹介します。
金券系
商品券やギフト券は、好きなものを買えてかさばらないので人気です。
「好みのものがわからないけど、現金は遠慮して受け取ってくれなさそう・・・」
なんて相手にはちょうどいいですね!
最近ではカフェなどのプリぺイド式カードに、チャージをして渡すのも人気です。
相手がよく利用するカフェやコーヒーショップがあるなら、そこのカードをプレゼントしてみるのもいいですね。
お酒が好きな相手なら「ビール券」などをプレゼントするのもGOODですよ。
スイーツ系
甘いものが好きな友人には、高級感のあるおしゃれなスイーツが喜ばれます。
高級チョコレートや見た目も華やかなマカロンなどは、自分用に買うにはちょっと贅沢なものなので、プレゼントにぴったり。
3,000円ほど出せば、高級感のあるものが選べます。
コスメ・ボディケア系
美容が好きな人にはコスメやボディケアアイテムもおすすめです!
ハンドクリームやボディクリーム、入浴剤などのセットは定番。
好みがわかればブランドコスメなども喜ばれます。
また、エステやネイルによく行く友人には、チケットや割引券をあげてもいいかもしれませんね。
ネーム入りアイテム
特別感を出したい人には、友人のネーム入りアイテムもアリ。
上質感のあるペンやハンカチをそのままプレゼントするのでも十分ステキですが、名前入りだとさらに特別感がアップ。
他にもいろんなアイテムに名前が入れられるようです。
ぜひ友人の好みの品物を探してみましょう。
新婚旅行のお土産
結婚式の後、すぐに新婚旅行に行く場合には、旅行先で少し良いお土産を買ってくるというのも一手。
お土産と言ってもあくまで「お礼」ですから、「相手が喜んでくれるかどうか」を基準にして選ぶようにしましょう。
たとえば、海外ブランドの上質なコスメや、海外の高級スイーツなどであれば、お土産の特別感もありつつ、「お礼」としてもふさわしそうですよね!
ただし、結婚式当日には渡せないため「がんばったのにお礼をもらえなかった・・・」と誤解を招くことも。
当日は、「新婚旅行のお土産であらためてお礼させてね」と一言伝えるのを忘れないでくださいね。
※「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2024年10月
回答人数:89人
まとめ
結婚式で協力してくれた友人への「お礼」についてご紹介しました。
協力してくれた友人には感謝の気持ちを伝えたいもの。
特に、とても重要な役割である「受付」「スピーチ」「余興」「司会」を引き受けてくれた友人にはお礼をするのがマナーです。
結婚式でのお礼は「現金」がキホン。
最近では「プレゼント」を贈る人も多いようです。
役割ごとのお礼の相場は、受付、スピーチ、余興を担当してくれた友人は、3,000円~5,000円。
司会は20,000円~30,000円でした。
お礼は「マナー」であり、「感謝の気持ちの表れ」です。
気心知れた友人であっても、きちんとお礼をすることが大切ですよ!
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