いつ、誰から渡す?結婚式お車代の失礼のない渡し方
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結婚式の「お車代」。
主賓や遠方からのゲストにお礼の気持ちを込めて渡すものですが・・・
「お車代は新郎新婦から渡さないと失礼?」
「どのタイミングで渡すもの?」
などなど・・・正しい渡し方って意外と知らない人もいるのではないでしょうか?
結婚式でのお車代についての基礎知識と、渡し方のポイントをわかりやすくご紹介します。
「お車代」は誰が、いつ渡すべき?
結婚式では、「主賓や乾杯をお願いしたゲスト」や「遠方からのゲスト」など、特別なゲストへのお礼として、「お車代」を渡します。
感謝の気持ちを伝えるものなので、渡すときにも失礼がないようにしたいもの。
では「お車代」は誰が、いつ渡せばいいのでしょうか?
誰が渡す?
「お車代」は新郎新婦からの感謝の気持ちを伝えるものなので、できれば「新郎新婦」が直接渡せるとベスト。
しかし、実際のところ、当日の新郎新婦は忙しいので、「新郎新婦の親」や「受付担当者」が渡すことが多いようです。
また、「親」よりも目立たずさりげなく渡せるということで、「兄弟姉妹」に頼むことも。
誰かに依頼する場合には、「新郎新婦から」であることを伝えて渡してもらいましょう。
いつ渡す?
お車代は「来ていただきありがとうございます」というお礼の気持ちを込めて、「結婚式当日」に渡すことがほとんど。
当日のなかでも渡すタイミングは次の3つ。
1 披露宴の始まる前
2 披露宴の最中
3 披露宴の後
どうしても当日に渡すのが難しい場合は、後日改めてお礼に伺い、渡すこともあるようです。
ちなみに、お車代の相場はこちら。
このほか、スピーチをしてくれた人などに渡す場合も。
こちらの記事ではお車代の渡す相手や金額について、より詳しい情報をまとめています。
ぜひあわせてご覧ください。
【結婚式のお車代】誰にいくら渡す?表書きの書き方や包み方など6ステップで完全解説!
それでは次に、お車代を渡す代表的な3つのタイミングごとに、渡し方のキホンをご紹介します。
タイミング別の渡し方
披露宴の始まる前
最も多いのが披露宴が始まる前、「受付担当者」から渡してもらうケースです。
受付担当者から友人ゲストへ
「〇〇(新婦の名前)のご友人の鈴木様ですね。新郎新婦より、こちらをお預かりしております。」
受付では、ゲストに記帳をしてもらいます。
その際に名前を確認してから渡せるので、渡し間違いも防げる絶好のタイミングです。
また、新郎新婦本人や親よりも、第三者の受付担当者から渡される方が、もらう人も気を使わず受け取りやすいという面もあるようです。
他には、ゲストへウェルカムドリンクを出す時などに、「親」や「兄弟姉妹」から渡すケースもあります。
親や兄弟からゲストへ
「〇〇(新婦or新婦)の母です。
本日はご多用の中お越しいただきましてありがとうございます。
こちらわずかではございますが、お気持ちです。今後とも二人のことをどうぞよろしくお願いいたします。」
披露宴の最中
披露宴の歓談中やお色直しの間など、披露宴の合間に渡すこともあります。
披露宴の合間は、「親」や「兄弟姉妹」が飲み物を注ぎながら、ゲストに挨拶に回ることも多いですよね。
そのときなら、目立たずにそっと渡せます。
特に主賓や親族など、新郎新婦にとって目上のゲストには、このタイミングで「親」から挨拶を兼ねて渡してもらうのがいいですよ。
親から主賓へ
「〇〇(新婦or新婦)の父です。本日はご多用のところご出席頂き、また、心のこもったお祝いの言葉をいただき、ありがとうございました。今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます」
披露宴の後
披露宴後、お見送りの時に渡すケースもあります。
このタイミングなら、「新郎新婦」から渡すことも可能。
新郎新婦から遠方ゲストへ
「今日は遠いところから結婚式に参加してくれてありがとう!とっても楽しかったよ!少しだけど、私たちからの気持ちです。これからもよろしくね。」
1人1人にお礼を言いながら渡せるのもいいですよね。
ただ、「お見送りが終わった後、ゲストの帰り際に渡そう」と考えている場合は、少し注意が必要です。
お見送りが終わった後でも、新郎新婦や親は、ゲストから声をかけられて話をする場面も多いもの。
他のゲストと話しているうちに、お車代を渡すはずのゲストが帰ってしまっていた・・・なんてことも。
特に遠方からのゲストは、帰りの交通機関の都合などで、披露宴が終わったらすぐ帰ってしまうことも多いですよね。
お見送りの後にあまり時間がなさそうな場合は、ゲストの帰り際に渡すのは避けた方がいいかもしれません。
渡し方のポイント
続いて、いつ、誰からお車代を渡すにしても、押さえておきたい渡し方のポイントをご紹介します。
ひと言添える
お車代を渡すときは、
「本日はわざわざ遠くからありがとう」
「お忙しい中、主賓のご挨拶をいただき、ありがとうございます」
など、感謝の言葉を添えながら渡しましょう。
新郎新婦が直接渡せない時は、メッセージカードや手紙などを付けると感謝の気持ちが伝わりますよ。
目立たないように渡す
お車代はあまり大胆に渡されると、相手も恐縮してしまうもの。
全員に渡すわけではないので、他のゲストにも気づかれないよう、こっそり渡しましょう。
相手が遠慮してもなるべく渡す
お車代は、相手が遠慮して、「結構です」と辞退することもあります。
親や受付に頼んでいた場合は、断られるとなおさら困ってしまうかも。
できるだけ受け取ってもらうようにしますが・・・
どうしても受け取ってもらえなかった場合は、結婚式後できるだけ早く、品物やギフト券などを送りましょう。
その際、「遠くからお越しいただきありがとうございました」という内容のお礼状も忘れずに添えるとGOODです。
これを準備しておくのがおすすめ!
お車代をスマートに渡すには、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
いくつか準備しておきたいことをご紹介します。
新札をご祝儀袋・ポチ袋に入れる
現金は、「新札」を準備します。
新札を渡すことで、「あなたのために用意しました」という気持ちが伝わります。
お金はそのままで渡さず、ご祝儀袋やポチ袋などの封筒に入れて渡しましょう。
封筒の細かいルールについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
【結婚式】お車代の封筒はどう選ぶ?使い分けのマナーや先輩花嫁の手作り実例をご紹介
お車代は、当日、追加で必要に・・・なんてこともありますので、新札と封筒は予備を用意しておくと安心ですよ。
間違えないように・・・リストや付箋を活用!
お車代は渡す人数が多かったり、金額が人によってまちまちだったりすることも。
渡し間違えないように、細心の注意が必要です。
・金額
・宛名
・誰が渡すのか
・渡すタイミング
などをリストにしておくと安心。
受付に頼む場合は、ゲストの受付名簿に備考欄を追加して、「この人にはお車代を渡す」というメモをしておきましょう。
ちなみに、ご祝儀袋には渡す相手の名前は書きません。
渡し間違えないように付箋などに書いて貼っておくといいですよ。
また、親や兄弟姉妹に頼む場合は、受付の人と違って、ひとりひとり名前を聞く機会があるわけではありません。
渡し間違いがないように、「○○(新郎・新婦の名前)のご友人の△△さんですよね」と確認してから渡してもらいましょう。
まとめ
お車代は、結婚式当日に親や兄弟、受付担当者に頼んで渡してもらうことが多いよう。
特に「受付時」は渡し間違いが起きにくい絶好のタイミングなのでおすすめです。
ただし、主賓や上司、親族など、新郎新婦にとって目上の人には「親」から渡した方が良いことも。
感謝の言葉を添えつつも、あまり目立たないように渡しましょう。
渡し間違いなどを防ぐためには、事前の準備も大切です。
お車代は感謝の気持ちを表すもの。
たとえお車代を用意していたとしても、渡すタイミングや方法を間違えて、気持ちがうまく伝わらなかったらもったいないですよね。
しっかり準備して、失礼のないようスマートに渡しましょう。
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