結婚式の席次表ってどうやって準備する?載せる内容やスケジュール、注意点の総まとめ!
結婚式に出席したことのある人なら、一度は目にしているであろう定番アイテム「席次表」。
今回はそんな席次表の手配方法や一般的な準備スケジュールを分かりやすく解説!
さらに先輩花嫁のデザイン実例やアンケートデータもお届けします。
席次表の準備を始めようと考えている人必見の内容が盛りだくさんですよ!
結婚式の席次表ってどんなもの?
席次表は、披露宴会場においてゲストが座る場所を示すペーパーアイテム。
座席の案内だけでなく、ゲストの紹介も兼ねています。
最近では、披露宴の開始前やお色直しの待ち時間を楽しんでもらえるよう、凝った席次表を手作りするカップルも多いよう。
座席図以外に何を載せるかはカップルによってさまざまですが、よく載っているのはこんなもの。
・ふたりのプロフィール
・ふたりの馴れ初め
・ふたりの幼少期の写真や思い出写真
・お礼のご挨拶
・料理やドリンクのメニュー表
・式次第(挙式や披露宴のプログラム)
・新居のご案内
・ふたりからゲストへのメッセージ
特にプロフィールやお礼のご挨拶などは、多くのカップルが載せているよう。
結婚スタイルマガジントレンド調査2018によると、席次表にふたりのプロフィールを載せたカップルは、全体の約7割となりました。
席次表に載せるプロフィールについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
【席次表プロフィールの質問項目98選】基本から面白系まで!先輩花嫁の実例付き
席次表のスタイル
結婚式席次表のスタイルは、大きく分けると次の3つ。
・三つ折り席次表
・プロフィールブック(パンフレット席次表)
・くるくる席次表
三つ折り席次表
三つ折り席次表は、プロフィールや料理のメニューなどを、ページごとに分かりやすくまとめやすいのがいいところ。
席次表の定番と言えるスタイルですね!
プロフィールブック(パンフレット席次表)
プロフィールブック(パンフレット席次表)は、新郎新婦のプロフィールや挨拶文、新居の案内などと一緒に、ゲストの席次表も載せるスタイル。
ふたりの情報をたくさん載せられるので、新郎新婦の片方としか面識がないゲストにも、結婚相手のことをたっぷり伝えられますよ。
「自分たちのことをたくさん知ってもらいたい!」
そんなふたりにおすすめです。
くるくる席次表
くるくる席次表は、席次表を筒状に丸めてリボンなどで留めたもの。
持ち運びもしやすいと、最近人気になりつつあるスタイルです。
紙やリボンのアレンジ次第で、個性豊かなデザインにもできそうですね。
席次表はどうやって用意するの?
ペーパーアイテムの準備にとりかかった人の中には、
「そもそも、席次表ってどうやって準備するの?」
そう疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
結婚式の席次表を用意する方法は、大きく分けると次の4種類。
1 会場・会場提携業者に頼む
2 外部の業者に頼む
3 手作りキットを使うなど一部を手作りする
4 すべて手作りする
それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
コスト・時間・労力・デザインのどれを重視するかが、選ぶ基準になりそうですね。
どの方法を選ぶか、ふたりで話し合ってみてくださいね。
ちなみにテーブルの配置が複雑な場合は手作りが難しいことも。会場や外部業者に頼むと上手く対応してもらえるかもしれませんよ。
席次表の手配方法とそれぞれのメリット・デメリットについて詳しくはこちら。
結婚式の席次表・席札は業者に依頼する?それとも手作り?メリット・デメリットを比較!
それでは続いて、結婚式の席次表を作成するときのスケジュールを見ていきましょう!
席次表の準備スケジュール
席次表の準備は、次のようなスケジュールで進めることが多いようです。
挙式半年~4ヶ月前:手配方法の決定
挙式3~2ヶ月前:デザインの決定
挙式1ヶ月~3週間前:載せる内容の決定
挙式2~1週間前:最終チェック
それぞれ詳しく見ていきましょう。
挙式半年~4ヶ月前:手配方法の決定
挙式半年~4ヶ月前は、席次表作成の下調べをし、手配方法を決める期間。
この記事を読んでいる人は、このタイミングの人が多いかもしれませんね。
プランナーに相談したり、業者のサイトを色々調べてみたり、先輩カップルの体験談を見てみたりして情報を収集します。
このときに、デザインの方向性をなんとなく考えておけるといいですよ。
外部業者への依頼に決めた場合は、どの業者に頼むかもこの期間で考えましょう。
挙式3~2ヶ月前:デザインの決定
この期間には、席次表のデザインを決定します。
結婚式のテーマや会場の雰囲気、式を挙げる季節などをふまえて、デザインを選びましょう。
他のペーパーアイテムのテイストに合わせるのもいいですね。
ボタニカル柄などのナチュラルなデザインやヴィンテージ風のデザインなど、さまざまなテイストがありますよ。
他には、写真やフォントにこだわって、英字新聞風!なんてアイデアも素敵です。
デザインについては、後ほど紹介する、先輩カップルの実例も参考にしてみてくださいね。
さらに手作りの場合は用紙を選ぶのも忘れずに。
ベーシックなのは、シンプルで文字が読みやすい真っ白の用紙。
コピー用紙ではなく上質な用紙を選ぶと、上品な仕上がりになりますよ。
デザインやテーマに合わせて選んでみてくださいね!
挙式2ヶ月~1ヶ月前:載せる内容の決定
この期間には、
・ゲストの出欠確認
・肩書きや配席などの確認
といった流れで、席次表に載せる内容を決めていきます。
プロフィールやメニューなどを載せる場合は、その内容も確定させましょう。
業者に依頼する場合は、このタイミングで発注を行います。
ゲストの出欠確認
招待状の返信締め切りは大体挙式2~1ヶ月前の日に設定してありますよね。
期限になったら、返信はがきが全て返ってきているかを確認しましょう。
集計しながら、出席してくれるゲストのリストを作っておくと便利ですよ。
肩書き・配席などの決定
席次表には、ゲストの立場が他のゲストにも分かるように出席者の肩書きを載せるのが一般的。
例えば、学生時代の友人なら「新婦大学友人」のようにどの時期のつながりなのかがわかるようにしてもいいですね。
肩書きをどのように表記したらいいかは、こちらの記事で確認してみてください!
親族、上司、主賓、友人…結婚式の席次表、ゲストの肩書きはどう書く?
親戚の肩書きなどで迷ったときは、家族に相談してみるのも良い考えですね。
ゲストの名前や肩書きが確認できたら、次はゲストの席次を決めます。
披露宴でふたりが座る高砂(たかさご)席に最も近い位置が「上座」、最も遠い席が「下座」となります。
そして上座から順に、
主賓
会社の上司(目上の方)
会社や学生時代の先輩
友人・同僚
後輩
親戚
両親
と配置するのが基本です。
さらに妊娠しているゲストや子ども連れ、高齢のゲストは、スムーズに席を立てる位置にするなどの配慮ができるといいですね。
ゲストに披露宴を楽しく過ごしてもらうためには、どのような配席にするかがとても重要。
席次をどうするかで悩んだら、家族や上司に相談してみるのも一つの手です。
そして必ずプランナーに内容をしっかりチェックをしてもらいましょう。
ゲストの配席については、次の記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
結婚式の席次はどう決める?円卓、長テーブルなどレイアウト別の配置マナーを解説
プロフィールやメニューなどを決める
座席図を決めたら、プロフィールや料理のメニューなど、座席図以外に載せる内容も決めていきましょう。
プロフィールは、名前や生年月日、職業などの基本的な項目以外にも、座右の銘や小さい頃の夢といった一風変わった項目を入れるのもアリ!
ふたりの馴れ初めに関する質問を載せるのも定番ですよ。
ふたりにより親しみを持ってもらえる内容にできるといいですね。
載せる内容が決まったら・・・
載せる内容が決まったら、まずは内容に問題が無いか、誤字脱字などが無いかをしっかりチェックしましょう。
チェックができたら、会場や会場提携業者の場合は担当プランナーに伝えます。
外部業者の場合は、PCなどで席次表のデータを作って発注。
挙式2~1週間前には手元に届くように発注しましょう。
納期は業者によって異なるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
手作りの場合は、データの作成と一緒に用紙のサイズを決め、材料の調達もしておきます。
手作りの場合も、挙式2~1週間前には印刷できるといいですよ。
手作りする場合の準備スケジュールについて詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
挙式2~1週間前:最終チェック
手元に完成品がそろったら、最終チェックをしましょう。
汚れや破損などがないか、内容に問題は無いか改めて確認します。
どんなポイントをチェックすればいいかは、次の章で詳しく紹介します!
要チェック!印刷する前に確認するポイント
発注・印刷の前や最終チェックでは、必ず次のようなポイントを確認しておきましょう。
ゲストの表記について
□ゲストの名前にヌケ・モレがない
□ゲストの名前の漢字は正しい
□ローマ字の表記が正しい
□全角・半角は統一されている
□会社名は正しい
□肩書き・敬称は正しい
ゲストの席次について
□結婚式のマナーに沿った席次になっている
□席が近いゲストの人間関係に配慮している
デザインについて
□読みにくいフォントを使っていない
□忌み言葉・重ね言葉は使っていない
ゲストの名前にヌケ・モレがないか
席次表にゲストが全員載っているかは慎重にチェック!
招待状の返信はがきの内容と照らし合わせながら確認すると安心ですよ。
ゲストの名前の漢字は合っているか
似ている漢字や難しい漢字はミスしやすいので特に気をつけて。
こちらも、返信はがきと照らし合わせながら確認するとよいでしょう。
ローマ字表記に間違いはないか
オシャレなデザインのペーパーアイテムを作る際、ローマ字表記を使う人も多いのでは?
ゲストの名前をローマ字表記するときは、読み方に注意してくださいね。
全角・半角は統一されているか
こちらも、注意深く見ないと気付かないミスのうちの1つ。
ゲストの名前表記に、全角と半角が混ざっていないか、1つの文章に全角と半角を同時に使っていないかなどをチェックするとよいでしょう。
会社名は間違っていないか
漢字やスペル、大文字小文字などをもう一度確認します。
また、(株)と省略するのではなく「株式会社」としっかり表記しましょう。
肩書き・敬称は合っているか
ゲストの肩書きはもちろん、敬称にも注意が必要。
「両親」や「同居している祖父母・兄弟姉妹」には「様」をつけないのが一般的なようです。
子どもゲストへの敬称も、両家で統一されているかどうかチェックしておきましょう!
結婚式のマナーに沿った席次になっているか
慣れないマナーもなにかと多い結婚式。
「上座」「下座」や「主賓」など、席次マナーをもう一度見直しておくと安心です。
席が近いゲストの人間関係に配慮しているか
同じグループの人同士で同じテーブルにしたり、1人参加のゲストは趣味が合いそうな人と近くにしたり・・・。
ゲスト全員が心地よく過ごせるよう席を割り振れるとよいですね。
読みにくいフォントを使っていないか
案外気づきにくいチェックポイントの1つが「文字の読みやすさ」。
筆記体など、ふだん読み慣れないものを使う場合は、事前に自分たちも読めるか確認しておくといいですよ。
忌み言葉・重ね言葉は使っていないか
不幸なことを連想してしまうため、お祝いの席では避けた方がいいとされる「忌み言葉」や「重ね言葉」。
特に、挨拶文やふたりの紹介をしているページでの言葉選びには、少し注意が必要なようです。
忌み言葉や重ね言葉に関してはこちらの記事で詳しくまとめています。
「忌み言葉」とは?結婚式で避けたいNGなワードまとめ&言い換え一覧
マネしたくなる!先輩カップルの席次表デザイン実例
ここまで手配方法やスケジュールなどについて紹介してきましたが、大体の流れはイメージできたでしょうか。他には、先輩カップルが実際にどんな席次表にしたかも気になりますよね!
そこで、続いては先輩カップルのデザイン実例を紹介していきます。
三つ折り席次表
@tkstyle_23
こちらは大人っぽく上品なデザイン。
デザインを複数用意しておくと、ゲストの間で話題にしてもらえるかもしれませんね!
余白を活かしたオシャレなデザイン!
シンプルながら洗練された雰囲気に仕上がっています。
プロフィールブック(パンフレット席次表)
前撮りの写真をふんだんに使ったプロフィールブック。
ふたりのほほえましい姿は、ゲストの印象に残りそう!
結婚式の思い出の品として残せるのも嬉しいポイントですね。
こちらはふたりの顔写真をアイコンのように使ったユニークなデザイン!
笑顔たくさんで、ゲストに親しんでもらいやすそうです!
@s_a_wd0213
まるで雑誌のようなこちらは、なんとパワーポイントで自作したのだとか!
いつまでも読んでいたくなりそうな素敵なデザインですね!
くるくる席次表
@20426_wd
くるくる席次表でよく使われるクラフト紙は、麻ひもとの相性がバツグン!
手書き風のフォントも似合いますね!
@pnmr_wd
こちらはクラフト紙に明るい色のリボンが映えるデザイン。
リボンは他の演出で使っているものを利用して、統一感を出しているとのこと!
招待状や席札などの他のペーパーアイテムとデザインを揃えてもよさそうですね。
みんなはどうした?席次表に関するアンケートデータ
続いては先輩カップルに、席次表について聞いたアンケートデータを紹介します。
席次表の手配方法はどれにした?
まずは、前半で紹介した4つの手配方法のうちどれを選んだのかについて。
会場や会場の提携業者に頼んだ人が6割と最も多くなりました。
また外部の業者に頼んだ人も10%おり、業者に頼む人が多いと言えそうですね。
席次表の検討開始・決定時期は?
次に席次表の検討開始時期と決定時期を尋ねてみたところ、このような結果に。
「披露宴の5ヶ月以上前」から検討開始した人が34.8%で最も多いようです。
そして、決定時期はと言うと、
50.7%の人が、「披露宴の3~2ヶ月前」に決めています。
ちょっぴり早目な気もしますが、これにはワケがあります。
というのも、結婚式の招待状は、挙式の約3~2ヶ月前に発送します。
招待状のデザインを決めるのは、招待状を送る1ヶ月前ぐらいが一般的なので、挙式の4~3ヶ月前。
「ペーパーアイテムのデザインは統一したい」
という人は、招待状とあわせて席次表のデザインも決めてしまうので、このようなデータになっているようです。
余裕をもったスケジュールでデザインを決められれば、何かと安心ですね。
席次表にかかった費用は?
続いては、席次表作成にかかった費用についてのデータ。
全体の平均額は一部あたり約232円で、最も多かった価格帯は100~150円となりました。
また、手配方法別に平均額を見てみると
会場・会場提携業者・・・285円
外部の業者・・・262円
手作りキット・・・203円
すべて手作り・・・107円
となり、やはり手作りする方が費用を抑えられていることが分かりますね。
最後は席次表のよくある疑問について、Q&A形式で答えていきます!
【Q&A】席次表にまつわるギモンを解決!
Q.部数はゲスト全員分必要?
A.ゲスト全員分+予備を用意すると安心
席次表は夫婦で1部や家族で1部など、各世帯に1部ずつ渡すのが基本とされています。
ただ中には「1人1部ずつほしい」というゲストがいることも。
受付をスムーズに行うためにも、ゲストの人数分用意しておけると安心です。
また紛失したり汚してしまったりすることもあるので、予備もあればベストですね。
Q.少人数の結婚式でも必要?
A. 必須ではありませんが、用意した方が親切
少人数結婚式の場合は、一般的な披露宴ほどテーブルが多くないので、席札があればどこに座ればいいのかは分かります。
ただ名前や肩書きが載っている席次表があると、お互いの親族を覚えやすくなるとの声が。
さらにふたりのプロフィールや挨拶文を載せておけば、待ち時間に読んで楽しんでもらえるというメリットもあります。
新郎新婦にとっても、思い出の品として残せるので、時間や費用に余裕があれば、用意するのがおすすめです。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
披露宴会場においてゲストが座る場所を示す「席次表」。座席の案内だけでなく、ゲストの紹介も兼ねているんですよ。
座席図以外には、ふたりのプロフィールやお礼の挨拶を載せる人が多いよう。
そんな席次表を手配するには
1 会場・会場提携業者に頼む
2 外部の業者に頼む
3 手作りキットを使うなど一部を手作りする
4 すべて手作りする
の4つの方法があります。
そして準備スケジュールをまとめるとこんな感じ。
○挙式半年~4ヶ月前
・手配方法の決定
○挙式約3~2ヶ月前
・デザインの決定
○挙式約1ヶ月~3週間前
・ゲストの出欠確認
・席次表の肩書・配席などの決定
・プロフィールやメニューなど他に載せる内容の決定
・発注(業者に頼む場合)
・材料調達(手作りする場合)
○挙式2~1週間前
・最終チェック
会場に訪れたゲストが最初に手に取るペーパーアイテムだからこそ、デザインや紙の素材などにはこだわりたいところ。
結婚式直前になって慌てないですむように、早めに作成に取りかかるといいですね。
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