シーティングチャートって?席次表との違いは?デザイン実例・メリット・注意点も紹介
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最近では披露宴の席次表の代わりに、「シーティングチャート」を設置するカップルが増えているよう。
シーティングチャートって、どんなものなのでしょうか。
今回は、シーティングチャートの魅力やアイデア実例、取り入れる際の注意点などについてご紹介します。
シーティングチャートってなに?
シーティングチャート(Seating Chart)とは、ゲストの名前と座るテーブルを掲示したもので、受付に置かれています。
ゲストはそのシーティングチャートを見て、自分の席を確認します。
日本では披露宴の際に、ゲストが座る席を記した「席次表」をゲスト一人ひとりに配りますよね。
欧米では席次表を配る代わりに、披露宴会場の入り口に「シーティングチャート」を置くそう。
最近では海外ウェディングのように、席次表の代わりにシーティングチャートを取り入れるカップルが増えているようですよ。
そんなシーティングチャートの特徴はこちら。
・肩書きを書かなくてもいい
・少人数ウェディングに向いている
席次表の場合、ゲストの肩書きも書くのが一般的ですが、シーティングチャートはゲストの名前だけを書くことが多いです。
友人中心のカジュアルな雰囲気の結婚式にもぴったりなんですよ。
また、少人数のパーティーや親族のみの結婚式などは、席数が少なく席次表を作るほどでもない場合もありますよね。
そんなときにもシーティングチャートはおすすめです。
続いては、シーティングチャートのメリットを2つご紹介します。
シーティングチャートを取り入れるメリット
費用や手間を抑えやすい
シーティングチャートは、席次表を使う場合と比較して費用や制作の手間が抑えやすいです。
「結婚スタイルマガジントレンド調査2018※」によると、席次表1 部あたりの作成費用の平均は【232円】。
披露宴に招待するゲストが100名いるとしたら、席次表だけで約2万3000円かかることに・・・。
でも、シーティングチャートなら1つ作るだけなので、比較的安く済ませられるようです。
また、名前の漢字間違いなどのミスをしたり、急遽来られなくなったゲストがいたりしても、すぐに修正をすることが可能。
刷りなおしにかかる費用や手間も比較的少なくて済みますよ。
オリジナリティを発揮しやすい
シーティングチャートは、印刷物の席次表と違って、さまざまな形にアレンジすることが可能。
たとえば、旅行が好きなカップルならトランクを使ったシーティングチャートにする、といようにふたりらしさをふんだんに詰め込めます。
また、ウェルカムボードを兼ねたシーティングチャートにしたり、フォトスポットの一部として組み込んだりすることもできます。
オリジナリティ溢れるパーティーにしたいカップルにはもってこいですね!
では、先輩カップルはどんなシーティングチャートを作ったのでしょうか?
参考にしたいステキなアイデアをいくつか紹介します。
【実例】シーティングチャートのアイデア集
ブラックボードを使って
こちらの花嫁さんは「ブラックボード」をシーティングチャートに取り入れています。
大人っぽく落ちついた雰囲気で素敵ですね。
通販で買った45cm×75cmのブラックボードを使ってDIYしました。ゲストのテーブルと名前は、はがきサイズの厚紙に印刷して貼りつけています
ブラックボードに手描きする、なんてアイデアも。
手描きの温もりが感じられる、素敵な演出になります。
@tt.nov.2020
チョークや白いペンを使って、筆記体などおしゃれな字体で書けば、まるでカフェの看板のようですね。
少人数の結婚式なので席次表より手間のかからないシーティングチャートに。文字は完全に手描き!方眼紙に下書きしたものをカーボン紙でボードに転写し、ホワイトのマーカーペンでなぞりました
ブラックボードをアンティーク調の額縁に入れれば、高級感あふれるシーティングチャートに。
アクリルやミラーで今っぽく
アクリル板やガラスなどにホワイトマーカーでゲストの名前を書くのもとってもおしゃれ。
ふたりの新居のインテリアにもなりそうですね。
@masamiu_wedding
後ろが透けているので、どこに置くかによって表情が変わるのも魅力の一つ。
ガーデンなどグリーンがある場所は特におすすめです。
使い古されていて味があるガラスを使えば、アンティークな雰囲気が出ますよ。
@manpuku_wedding
また、大きなミラーを使ったシーティングチャートは記念撮影にもぴったり!
人気のフォトスポットになりそうです。
ゲストの名前を紙に印刷してカーボン紙で鏡に転写し、上から白ポスカでなぞりました!
みんな鏡に向かって自撮りしてくれるかなと思って、当日は鏡に木がうつるようにおいてもらいました
フォトフレームを使ってアンティーク風に
クラシカルな雰囲気が好きなら、アンティーク調のフォトフレームを使ってみてはいかがでしょう?
フォトフレームを組み合わせることで、シンプルでおしゃれなシーティングチャートの出来上がり。
@mifms13
余ったフレームに、ふたりの思い出の写真や、結婚式前に衣裳を着て撮った前撮りの写真などを飾ってみてもいいですね。
ゲストとの思い出の写真をテーブル番号ごとに貼るのも素敵です。
写真映えもばっちり!ガーランド型
こちらは、ゲストの名前とテーブルを書いた紙をガーランド風に飾り付けるアイデア。
クリップからカードを外してテーブルに置けば、ゲストの名前入りのテーブルナンバーとしても使うことができます。
@elica.1207
こちらはテーブルごとにゲストの小さい頃の写真を並べています。
お互いの写真を見せ合えば、ゲスト同士で盛り上がりそうですね!
人と違うことがしたい!と思って・・・ゲストの小さい頃の写真をチェキ風に印刷し名前を書いたものを、テーブルごとに飾りました。
海外風でおしゃれな「コッパースタンド」
@mima__wed
「コッパースタンド」とは、銅製のフレームスタンドのこと。
海外花嫁に人気のアイテムで、最近では日本でも取り入れる人が増えてきています。
そのままでもスタイリッシュで洗練された印象ですが、ブーケなどを飾り付けてもGOOD。
コッパースタンドは既製品がありますが、ホームセンターなどで材料をそろえてDIYしたカップルも多いようですよ。
ステキなシーティングチャートがたくさんありましたね!
最後に、シーティングチャートを取り入れるときの注意点を確認しておきましょう。
シーティングチャートを取り入れるときの注意点
ゲストへの配慮を欠かさずに!
まだまだ日本ではなじみの薄いシーティングチャート。
特に年配のゲストなどは、席次表がないことに戸惑うかもしれません。
ゲストが困ってしまわないための配慮をしっかりすることが大切です。
おすすめの方法は、「エスコートカード」を渡すこと。
エスコートカードとは、ゲストがどのテーブルにつくのか書かれたカード。
エスコートカード
これなら、手元のカードを見ながら席に向かうことが出来るので、スムーズに自分の席までたどり着けるでしょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
エスコートカードでゲストを披露宴会場の席まで案内!どんなアイデアがある?
ゲストの層や親の意向も考慮して!
先ほどお伝えしたように、肩書きを省略できるシーティングチャートは、ややカジュアルな印象があります。
肩書きがないとゲストと新郎新婦の関係性が分かりにくいため、両親があいさつ回りをするときに不便という意見も。
ゲストの層や親の意向も考えて、取り入れるかどうか、どのように取り入れるかを決めるとよいでしょう。
ボードの前で混み合わないように・・・
招待客の人数が多い場合、シーティングチャートの前が混み合ってしまうかもしれません。
大人数での披露宴なら、シーティングチャートを2~3個作っておくと安心ですね。
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
シーティングチャートとは、ゲストの名前と座席が書かれたボードのこと。
会場の入り口に置くことが多く、ゲストは座席表のかわりにこのボードを見て席に着きます。
シーティングチャートは、座席表のように人数分用意するわけではないので、費用や手間も抑えることができます。
ボードの色や素材の自由度が高く、オリジナリティを発揮できるのも魅力でした。
ただし、日本ではまだなじみが薄いアイテムなので、ゲストが戸惑ってしまう可能性も。
また人数が多い式では、ボードの前で混みあったり、見えにくかったりすることもあります。
「エスコートカード」を用意したり、ボードを複数用意したり、ゲストがスムーズに着席できるように工夫するといいですね。
シーティングチャートのほかにも、自作できるウェディングアイテムはたくさん。こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
可能な限り手作りしたい!自分で作れる結婚式アイテム全紹介!
披露宴の席の配置については、こちらの記事を参考にしてください。
披露宴会場のテーブル配置はどんなものがある?席次を決める前にチェック!
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