結婚式のご祝儀は新札で用意するべき?新札はどこで手に入るの?
「結婚式のご祝儀は新札で用意する」というのは、よく聞くマナーのひとつですよね。
でもその理由って、ご存じですか?
今回は、ご祝儀を新札で用意する理由と新札の入手方法をご紹介。
どうしても新札が手に入らない場合の対処法も解説します。
ご祝儀に新札を用意する理由
結婚式のご祝儀は、基本的に新札で用意するのがマナーといわれています。
その理由としては、二つの意味があるようです。
1「二人の新しい門出をお祝いする」という意味
結婚して、これから新生活を始める新郎新婦。
そのお祝いとして、誰も使用していない新しいお札を用意することで、二人の新しい門出をお祝いするという意味があります。
2「晴れの日を楽しみにしていましたよ」という意味
普段から新札を何枚も持っている人は少ないですよね。
ご祝儀で新札を使うためには、前もって準備する必要があります。
そのため、新札でご祝儀を用意することには、「二人の結婚式を楽しみにして準備していましたよ」という意味が込められているんです。
単純に考えても、シワシワの古いお札より、ピンとした新札のほうが見栄えもいいもの。
マナーを気にする人もいるので、結婚式のご祝儀にはきちんと新札を用意した方が良さそうです。
では、そんな新札はどうやって入手するのでしょうか?
まずは基本的な入手方法を見ていきましょう。
新札の入手方法
銀行の窓口で両替してもらう
平日なら、一番ポピュラーな入手方法は、銀行の窓口で両替してもらう方法です。
銀行の両替用紙に記入して、窓口で新札にしてほしいとお願いします。
ただ、枚数が多いと手数料がかかることもあるので、多額のご祝儀を包む場合は確認しておきましょう。
窓口の営業時間は15時までなので、平日の昼間に動ける人にはおすすめです。
銀行の両替機で両替する
銀行によっては、新札へ交換できる両替機を設置しているところもあります。
新札を指定して両替できるので、窓口が混んでいても気軽に利用できますね。
ただし両替機を利用するには、両替機専用のカードや、その銀行のキャッシュカードが必要なところもあるようです。
行く前に、前もってHPなどで両替機があるかや必要なものを確認しておくと安心です。
郵便局の窓口で両替してもらう
郵便局でも、新札に両替できるところがあります。
窓口で「新札に両替してもらえますか」とお願いしましょう。
新札への両替は行っていない郵便局もあるので、こちらも前もって電話などで確認しておくと安心。
このような方法で、前もって新札を用意しておければベスト。
でも忙しかったり、ウッカリしていたり・・・
「気が付いたら結婚式前日の夜!しまった!」
なんてこともありますよね。
次は、結婚式当日に新札を入手する方法を見ていきましょう。
結婚式当日に新札を入手する方法
式場のフロントで両替してもらう
結婚式場では、ゲストのご祝儀用に新札を用意しているところが多いんです。
当日まで新札が用意できなかったときは、結婚式場に両替できるか問い合わせてみましょう。
ご祝儀袋は前日までに準備して、表書きや中袋も筆ペンで書きこんでおけば安心。
もし用意できなかった場合は、ご祝儀袋や筆ペンも道中のコンビニなどで購入するといいですね。
コンビニのATMで引き出す
コンビニのATMは、できるだけたくさんのお札を詰めておくために、曲がっていない新札が多く入っている、という説があります。
もちろん預け入れをする利用者もいるので、ATMの中身すべてが新札なわけではありません。
でも新札が出てくる可能性はほかのATMよりも高そうなので、多めに引き出してみれば数枚の新札がゲットできるかも!
ただし、土日は預け入れにも引き出しにも手数料がかかります。
あまり繰り返すと損なので気をつけましょう。
ギリギリでも新札を手に入れる方法はいくつかあるんですね。
それでも、
「電話で確認したら式場では新札がないと言われた!」
「遠方からで、当日はATMで新札が出るまで粘る時間もない!」
という人もいるかもしれません。
次は、どうしても新札が手に入らないときの対処法をお話ししましょう。
どうしても新札が手に入らない場合は?
ピン札で用意する
「新札」と「ピン札」は響きこそ似ていますが、意味は少し違うんです。
〇新札 ・・・まったく未使用のお札
〇ピン札・・・使用しているけれどシワのない綺麗なお札
本来、ご祝儀には新札を用意するのがマナーですが、どうしても用意できない場合はできるだけ綺麗なピン札で用意すると良さそうです。
アイロンをかける
新札もピン札もない・・・という場合の最終手段は、お札にアイロンをかけてシワを伸ばすというもの!
できるだけ綺麗なお札を選んで、アイロンでさらにシワを伸ばします。
霧吹きや濡れ布巾などで少し湿らせ、当て布の上からアイロンがけしましょう。
焦がしたりしないよう、やりすぎにはくれぐれも注意して!
深い折りシワなどは消えないかもしれませんが、シワシワのお札を包むよりはマシかもしれませんね。
まとめ
結婚式のご祝儀を新札で用意するのは、
「新しい門出を祝う」
「二人の結婚式を楽しみに準備していたと伝える」
という意味があるんですね。
新札の入手方法は、銀行や郵便局の窓口で両替してもらったり、銀行の両替用ATMを利用するのが一般的。
結婚式当日なら、結婚式場のフロントにお願いしてみたり、コンビニのATMで新札が出るまで引き出してみるという方法もあります。
どうしても新札が手に入らない場合は、使用済みでもシワや折れのない、綺麗な「ピン札」を使いましょう。
最終手段としては、お札にアイロンをかけてピン札のように綺麗にするという方法もあります。
大切なお祝い事なので、マナーを守ってご祝儀を用意したいですね。
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