そもそも結婚指輪の金額の違いって何?差がある理由は3つ
「世の中にはいろんな結婚指輪があるけど、似たようなデザインでも金額が全然違ったりするのは不思議だなあ。
指輪の金額の違いって、どこで生まれるものなんだろう?」
そんなギモンを持っている人に、結婚指輪の価格差の理由を解説します。
マテリアル(金属)、宝石、デザイン、3つのポイントに分けて見ていきましょう!結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
マテリアル(金属)
マテリアルとは、結婚指輪の素材となる金属のこと。
価格に影響するのはマテリアルの「種類」「純度」「重量」の3つです。
種類
結婚指輪に使われることの多い金属は「プラチナ」と「ゴールド」。
ブランドによってはシルバーやパラジウム、チタンなどを使っている場合もあるようです。
金属は、世界的な需要や経済状況、情勢などにより価格が変動します。
一般的に、プラチナやゴールドは希少性が高いため、価格も高く設定されていることが多いです。
ですが、どちらの金属も化学的に安定しているため、変色などの経年変化が起きにくく、長く使える素材です。
価格だけを見るのではなく、安心して長く身につけられる、結婚指輪にふさわしい素材を選ぶのがおすすめですよ。
マテリアルの種類については、こちらでも解説しています。
婚約・結婚指輪の素材「プラチナ」「ゴールド」「ピンクゴールド」って何?
純度
実はプラチナやゴールドの結婚指輪って、100%プラチナやゴールドでできていることは少ないんです。
純度100%だと柔らかく傷がつきやすいため、結婚指輪には一般的に、割金(わりがね)と呼ばれる別の金属を足して強度を出した「合金」が使われます。
プラチナであれば、純度95%の「Pt950」、ゴールドであれば、純度75%の「18K」が一般的。
18Kのゴールドは「750」と表記されることもあります。
プラチナの純度を下げると、「Pt900」となり、価格も下がります。
とはいえ、純度が低すぎると変色しやすいなどの問題も出てくるので、プラチナなら「Pt900」以上、ゴールドなら「18K」以上だと安心です。
重量
指輪の幅や厚みが増すと使用する金属量が多くなるため、重量が増えて価格も上がるのが一般的です。
幅や厚みは強度や見た目の印象にも影響するので、詳しく知りたい人はこちらも読んでみてくださいね。
結婚指輪は幅によって印象が違う!細いタイプと太めのタイプ、どっちがおすすめ?
宝石(メレダイヤモンド)
結婚指輪の中には、宝石があしらわれているデザインもあります。
特によく使われるのが、小粒のメレダイヤモンド。
シンプルなデザインが多い結婚指輪に、華やかさをプラスしてくれます。
小粒なので目立ちすぎることもなく、普段から身につける結婚指輪にぴったりです。
どちらかというと女性に人気ですが、男性の結婚指輪にメレダイヤがついていることもあります。
ダイヤの有る無しで何が違うのか気になる人は、こちらも参考にどうぞ。
ダイヤは「カラット」(ct)という単位で量られ、カラット数の合計が大きいほど、指輪の価格は上がるのが基本。
カラットは重さの単位なので、指輪に留められたダイヤの数や大きさに応じて変わります。
左:ことほぎ プレイン メレあり・3石
右:ことほぎ プレイン ハーフエタニティ
たとえば、1粒ダイヤの0.08ctの指輪と、いくつもダイヤが並べられた0.12ctの指輪では、0.12ctの方が高価です。
同じ0.12ctの指輪であれば、複数のダイヤを使ったものより、1粒ダイヤの指輪の方が高くなります。
ただし、たくさんのメレダイヤが何列も敷き詰められているような指輪では、ダイヤを留める加工賃が増えるため、1粒ダイヤと同じカラットでも高価になることも。
また、メレダイヤの品質によっても価格は上下します。
大きめの1粒ダイヤほどではありませんが、メレダイヤも品質が価格に影響することも知識として覚えておくといいですよ。
メレダイヤについては、以下の記事で詳しく説明しているので、あわせて読んでみてくださいね。
小粒なメレダイヤも品質で差が付く!メレ入りの婚約・結婚指輪を選ぶコツ
デザイン
ひとくちに結婚指輪といっても、デザインはいろいろ。
まっすぐでシンプルな指輪もあれば、ウェーブのかかったものや、装飾の入ったものもあります。
複雑な装飾の入ったデザインなどは、作るときの難易度が高く、手間がかかったり、特別な技術を持つ職人でないと作れなかったりすることも。
そういった指輪は製造にコストがかかる分、ブランドによっては価格も高めになる場合があります。
とはいえ、必ずしも「手が届かないほど高い」という訳ではありません。
たとえば、繊細な装飾が施されたこちらの指輪。
特殊な技術を駆使しているからこその、一味違った魅力的なデザインですが、同じくらいのボリューム感の一般的な結婚指輪と比べても価格差は小さめ。
お値段以上の満足感が得られそうですね。
よくある質問
最後に、価格の違いについての「よくある質問」にお答えしていきましょう。
Q.ダイヤが入っている指輪の方が、値段は高くなるはず・・・でも自分が見た指輪は、ダイヤのない男性側の指輪の方が高かった!
どうして?
夫婦でつける結婚指輪には、男女ペアのデザインが多いです。
そのうち、女性側の指輪だけにメレダイヤが入っているのはよくあるパターン。
しかし、メレダイヤが入った女性側の指輪よりも、ダイヤのない男性側の指輪の方が高額な場合があります。
これはおそらく、男性側の指輪の方が金属量が多くて重いためです。
男性の手に似合うよう、女性よりもボリュームのあるデザインになっている場合、価格は高くなるんですね。
指輪のボリュームが同じであれば、ダイヤ入りの方が高いはずですよ。
Q.ボリュームやメレダイヤのカラット数が同じ指輪でも、ブランドによって価格が違うのはなぜ?
それは指輪へのこだわりの差かもしれません。
パッと見た感じは似ていても、細部の完成度やデザインのクオリティにこだわっている指輪は、それだけ加工賃がかかっています。
完成度の高い指輪を作るため、高度な技術を持つ職人やデザイナーを自社で抱えるブランドは、そのためのコストもかけているでしょう。
すべてのブランドがそうだとは言えませんが、「技術料」だと思えば価格差も納得できるのではないでしょうか。
また外資ブランドのように、ブランドイメージによって非常に高い価格を維持している場合もあります。
これもそのブランドイメージを作り上げるためのコストが価格に反映されていて、イメージと一緒に指輪を購入していることになりますね。
まとめ
結婚指輪の価格差を生む代表的なポイントは、大きく分けて「マテリアル」「宝石」「デザイン」の3つ。
マテリアルについては、希少価値の高いプラチナとゴールドが価格が高い傾向にあります。
さらに、プラチナやゴールドの純度が高く、ボリュームがあって重量の大きい指輪ほど、価格は上がる傾向に。
宝石がついている指輪の場合、基本的には宝石の合計カラット数が大きく、品質の良いものほど高くなります。
また、デザインが技術的に難しく手間のかかる指輪は、製造コストがかかる分、高価になることも。
このように、価格には品質や技術の高さ、ブランドのこだわりが反映されています。
高いものが良いものだとは言い切れませんが、一生ものの結婚指輪ですから、多少高くても満足できるものを選ぶのが良いかもしれませんね。
「結婚指輪」の他の記事
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」