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婚約指輪のダイヤモンドは「トリプルエクセレント」を選べば間違いないの?

トリプルエクセレントと書かれたダイヤモンド

公式インスタグラムはじまりました!

「婚約指輪を探していると、いろんなブランドで『トリプルエクセレント』のダイヤを見かける・・・

トリプルエクセレントって何?そんなに良いものなの?」

というギモンを解消します!

上質な輝きのダイヤモンドを手に入れたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

INDEX

トリプルエクセレントって何?

トリプルエクセレントとは、ダイヤモンドに施されたカットの最高評価のこと。

カットはダイヤの輝きの良し悪しに大きな影響を与える、大切なポイントです。

ダイヤモンドの価値は「4C」という世界的な評価基準で決められることが多く、カットも4Cのひとつ。

4Cにおいて、カットは「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」という3つの要素を総合し、次の5段階で評価されます。

トリプルエクセレントの説明

「トリプルエクセレント」は、カットの「総合評価」と「ポリッシュ」、「シンメトリー」がすべてエクセレントのダイヤモンド。

つまり、カットの最高位であるエクセレントの中でも特に優れた輝きを放つのが「トリプルエクセレント」ということです。

では、トリプルエクセレントを構成する3つの評価項目について、詳しく見ていきましょう。

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評価項目1 プロポーション

プロポーションとは、ダイヤの輝きを最大限に引き出すための「形のバランス」のこと。

ダイヤの各部分の比率について細かい数値が設定され、その条件を満たしたものだけが高評価となります。

プロポーションの説明

プロポーションは、ダイヤの直径や面と面の角度など、さまざまな項目からなる3850万通り以上の組み合わせをもとに評価されます。

これだけでも大変な精密さですが、部分的にさらに細かく目視で検査しているところもあるんです。

たとえば、ダイヤの輝きを損ねるような処理が施されていないか。

「ペインティング」といって、ダイヤの外周にあたるガードルの一部を厚く残すことで重さを増す処理や・・・

「ディギングアウト」といって、ダイヤの表面についた傷などの外部特徴を取り去るために、ダイヤを多く削る処理など。

「ペインティング」はダイヤのカラットを増し、「ディギングアウト」はクラリティ(透明度)を良くして、価格を上げるために行われます。

しかしこれらの処理をすると、場合によってはダイヤの輝きを妨げてしまうことも。

細かい部分なので機械測定はできず、人の目で1つひとつチェックしています。

このような厳しい検査をクリアして、「プロポーションが良い」と認められたダイヤは、光をよく反射し、美しく輝きます。

プロポーションの良いダイヤモンド

プロポーションの良いダイヤ。内部に入った光をほぼ100%反射して上部へ返すことができる。

一方、プロポーションの悪いダイヤは光を上手く反射できないので、注意が必要。

プロポーションの悪いダイヤモンド

ダイヤの下部(パビリオン)が浅すぎたり、深すぎたりすると、光は上へ反射されず、下や横へ漏れてしまう。

トリプルエクセレントのダイヤなら、プロポーションの良さは間違いないので安心ですよ。

評価項目2 ポリッシュ

ポリッシュは、「研磨状態」。

ダイヤのカット面ひとつひとつが、どんな風に磨かれているかという状態を見るものです。

研磨の跡は少ないほどよく輝きます。

そのためポリッシュを評価する上では、研磨でできた「特徴」の場所や種類を観察することになります。

研磨の特徴にもいろいろありますが、例としては「スクラッチ」や「ポリッシュライン」など。

スクラッチやポリッシュラインの説明

「スクラッチ」は、ダイヤの表面にできる引っかき痕のような特徴。

「ポリッシュライン」は、研磨のときについてしまった並行な線のことです。

こういった特徴の少ないきれいなダイヤが、ポリッシュのエクセレント評価を受けるんですね。

エクセレントのマーク

評価項目3 シンメトリー

シンメトリーとは、研磨されたカット面の「対称性」のこと。

シンメトリーにもいろいろな評価ポイントがあります。

ダイヤを上から見たときに、きちんと真ん丸になっているか。

円形が崩れたラウンドダイヤモンド

カット面(ファセット)の形が歪んでいたり、先端の位置がずれたりしていないか。

上部のファセットと下部のファセットの位置がずれているダイヤモンド

ダイヤの上部(クラウン)や下部(パビリオン)の角度が場所によって違っていないか、など。

クラウンの角度が不均等なダイヤモンド

こういった条件を満たしたシンメトリーの良いダイヤは、光を均等に反射させ、偏りのない輝きを生み出します。

トリプルエクセレントはなぜすごい?

ここまでお伝えした3つの評価項目は、どれも非常に細かく条件が定められていましたね。

総合評価エクセレントのダイヤがどれだけ技術的に難しく、希少価値の高いものであるかもわかったのではないでしょうか。

しかし、トリプルエクセレントはさらにその上を行きます。

いいねのマーク

総合評価エクセレントでも、ポリッシュやシンメトリーはベリーグッド、というダイヤは多いのですが・・・

トリプルエクセレントはそれらすべてがエクセレントで、まさに最高ランク。

一生ものの婚約指輪にふさわしい輝きを放ちます。

ちなみに、ダイヤモンドの輝きは「ブリリアンス」「シンチレーション」「ディスパージョン」の3種類があります。

ブリリアンス、シンチレーション、ディスパージョンの見本

カットの質が良くないと、「ブリリアンスはいいけどシンチレーションがダメ」なんてこともあるようです。

でも、トリプルエクセレントなら3つの輝きすべてが最大限に引き出されて、バランスよく輝きます。

3つの輝きについてはこちらで解説しているので、気になる人は読んでみてくださいね。

ダイヤモンドはなぜ輝くの?原石から3種類の輝きまで解説!

トリプルエクセレント以上のカットもある?

ダイヤモンドについての疑問

婚約指輪を販売するブランドによっては、「トリプルエクセレントより優れたカット」をうたっていることもありますが・・・

4Cにもとづく世界的な評価としては、トリプルエクセレントより上はありません。

4Cのカット評価を証明するのは、宝石の鑑定機関が発行する「鑑定書」という書類。

第三者の鑑定機関から、専門的で客観性のある評価を受けていることの証になります。

こちらは世界的に信頼を得るGIA(米国宝石学会)という鑑定機関の鑑定書の一部。

GIAの鑑定書の一部


カットの総合評価(Cut Grade)とポリッシュ、シンメトリーがすべて「Excellent」となっていますね。

つまりトリプルエクセレントはきちんと鑑定書で証明されるんです。

一方、ブランド独自のカットは鑑定書に載っていない場合があります。

「トリプルエクセレントより上」とはいっても、客観的な証明がないこともあるんですね。

ただ、中には「トリプルエクセレントの範囲内で、さらにこだわりを追求したオリジナルカット」を扱っているブランドもあります。

たとえばブランドNIWAKAが手がける「NIWAKAダイアモンド」。

NIWAKAのダイアモンド

トリプルエクセレントの条件を満たすダイヤモンドの中で、ダイヤを正面から見たときに正方形が浮かび上がるように特別にカットしています。

一般的なトリプルエクセレントとNIWAKAダイヤモンドのトリプルエクセレントの違い

視覚的に大きく見えるのも特徴です。

もちろんトリプルエクセレントを証明する鑑定書もついてくるので、安心ですよ。

鑑定書について詳しくは、こちらをどうぞ。

婚約指輪のダイヤモンドにつく鑑別書や鑑定書って何?ついてる方が良いの?

また、最高ランクのカットとして「ハートアンドキューピッド」を推しているブランドもあります。

これはダイヤの上下に見えるハートと矢型の模様のことで、シンメトリーの良いダイヤに現れます。

ハートアンドキューピッドの見本

ただ、カット評価はシンメトリーだけで決まるわけではないので、ハートアンドキューピッド=最高ランクではありません。

知らずに購入してしまい、あとから後悔することもあるため注意が必要です。

実際、カット評価がエクセレントでなくてもハートアンドキューピッドは見えることがあります。

カットの輝きの最高ランクは、トリプルエクセレントと覚えておきましょう。

ハートアンドキューピッドはあくまで特徴の1つなので、トリプルエクセレントを満たした上で、好みに合わせて選ぶと安心です。

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まとめ

4Cのカット評価で「総合評価」「ポリッシュ」「シンメトリー」のすべてが最高位のエクセレントである、トリプルエクセレント。

たくさんの細かな評価項目をクリアしてトリプルエクセレントに認められたダイヤは、まさに輝きの最高位!

男性から女性へ、愛の証として贈る特別なダイヤにふさわしいカットです。

GIAなど信頼できる鑑定機関の鑑定書つきのダイヤを選ぶと、より安心ですよ。

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