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婿養子の場合の結納の段取りは?

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婿養子の男性

公式インスタグラムはじまりました!

男性が女性側の家に入る「婿養子」。

婿養子の場合、結納のやり方も普通の結納とは少し違います。

一体どんな違いがあるのでしょうか?

結納の流れや結納品、結納金など、婿養子の場合はどうすればいいのか具体的にご紹介します。

INDEX

そもそも「婿養子」ってなに?

婿養子(むこようし)とは、男性が女性の親と養子縁組(ようしえんぐみ)をした上で、女性と結婚することです。

婿「養子」の言葉どおり、女性の親の養子になるのが特徴。

養子になるため、女性の親と相続関係が生まれます。

男性と女性家族が談話する様子


似た言葉に「婿入り」がありますが、婿入りとは一般的に男性が女性の姓を名乗ることを指します。

様々な苗字の印鑑

婿養子も婿入りした人も「お婿さん」と呼ばれますが、婿入りは婿養子のように女性の親と養子縁組をするわけではありません。

つまり、「婿養子」と女性の姓を名乗るだけの「婿」では、女性の親の養子になるかどうかが違うということですね。

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婿養子の場合の結納の流れ

婿養子の場合、婚約の儀式である結納も通常とは形が変わってきます。

通常の結納では、女性をお嫁さんとして迎える「男性側が女性側に」、結納品や結納金を納めることが一般的です。

花束を隠し持つ男性と、手をつなぐ女性

一方、婿養子の場合の結納は、原則として男性側と女性側の役割が反対に。

男性をお婿さんとして迎える「女性側が男性側に」、結納品や結納金を納めることになります。

男性にプレゼントを渡そうとしている女性

結納の場所は?

結納を行う場所も、結納の流れと同様、男性側と女性側が逆になります。

結納を自宅で行う場合、通常の嫁入り婚では女性を迎える男性側が、女性側の家を訪ねて結納を行います。

婿養子の場合はこれが逆になり、男性を迎える女性側が、男性側の家を訪問することになります。

自宅の門扉

自宅で結納を行わない場合は、通常の結納と同じようにホテルや専門式場、料亭などで結納を行うことが多いようです。

どこで結納を行うかは、両家でよく話し合って決めましょう。

では、婿養子の結納の基本がわかったところで、続いて結納品の詳しい内容を見ていきましょう。

プレゼント

婿養子の結納品

婿養子の結納では、女性側が、男性側に贈る結納品を用意します。

ですが、結納品の品目や品目数については普通の結納と違いはありません。

違いがあるのは、結納品の品目名に当てられる「漢字」と、結納品に使われている紙の「色」です。

様々な色の紙

結納品に使われる漢字は?

まずは、結納品に使われる漢字から見てみましょう。

結納品の品目名には、縁起を担いだおめでたい漢字が使われています。

結納品

例えば、「昆布」なら「子生婦」。
「スルメ」なら、「寿留女」という具合ですね。

これが女性から男性へ贈る結納品の場合は、

・子生婦(こんぶ) → 幸運夫、子生夫
・寿留女(するめ) → 寿留芽

というふうに、使われる漢字が変わります。

どれも、おめでたい意味のある縁起の良い漢字、というところは同じですね。

半紙に書かれた「幸運夫」と「寿留芽」

結納品の色は○○色

また、結納品に使われている紙の色は、通常は「赤」が基本。

ですが、婿養子の結納品は、「緑や青」の紙が使われることが多いようです。

緑の紙が使われた結納品

結納品を飾るために下に敷く「毛せん」の色も緑や青で揃えます。

「緑や青」は、通常の結納では「結納返し品」として利用されることが多い色です。

また、地域によっては男性側から女性側へ、「結納返し」を行う場合も。

その場合、結納返しの品に使われる紙の色は、通常の結納で男性側から女性側へ贈られる結納品と同じく、「赤」となります。

赤色の紙が使われた結納返しの品


婿養子の結納の場合、結納品と結納返し品の色が通常の場合と逆なんですね。

婿養子の結納金

では、結納金についてはどうなるのでしょうか。

昔、結納で女性に贈られていた着物の帯にちなんで「御帯料(おんおびりょう)」とも言われる結納金。

婿養子の結納では、結納金は男性が着る袴にちなんで「御袴料(おんはかまりょう)」と呼ばれます。

袴を着た男性と色打掛を着た女性

結納品と同じように、結納金も男性を婿として迎える女性側が男性側へ納めます。

金額は、通常の嫁入りの場合の2~3倍ほどが多いよう。

通常の結納金額として一般的な100万円を基準にすると、200~300万円ということになりますね。

地域や家によってはさらに高額の結納金を包む場合もあるようです。

風呂敷で包まれた結納金

婿養子の結納金が高めの理由には、主に次のようなものがあると言われています。

・男性に女性の親の養子になってもらうから

・男性が女性の家や家業などの跡継ぎを任されるから

男性を婿養子として迎えるのは、「女性側の家や家業の跡継ぎがどうしても必要」という場合が多いようです。

窓から自然を望む和室

男性に婿養子になってもらい、跡継ぎになってもらうことで、男性本人や男性側の家へ負担がかかることが少なくありません。

その負担に対する配慮として、婿養子婚では通常より多めに結納金を用意することが多いようです。

ブタの貯金箱と硬貨

婚約記念品は?

最後に、婚約の記念に男性と女性お互いに贈りあうことの多い、婚約記念品についても見てみましょう。

結納のときに交換されることの多い婚約記念品。

通常の結納では、

・男性→女性・・・婚約指輪など
・女性→男性・・・腕時計やスーツなど

腕時計を付けブラックスーツを着た男性

を婚約記念品として贈り合うのが主流。

婿養子婚の場合でも、お互いに通常の場合と同じような品物を交換することが多いようですよ。


ただし、嫁入り婚の結納にも言えることですが、

・結納返しをするかしないか
・結納金の金額
・婚約記念品の有無

などは、地域の風習や家によって違います。

それぞれの住む街の風景

婿養子の結納の場合も、両家でよく意見や希望を話し合って決めましょう。

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まとめ

婿養子とは、男性が女性の親の養子となった上で女性と結婚すること。

婿養子の結納では、結納品や結納金を女性側から男性側に納めるなど、通常の結納とは男性側・女性側の役割が反対になります。

結納品の色は通常の結納では赤が一般的なのに対し、婿養子の場合は緑や青などになっているのが特徴。

使われる漢字も違います。

また、結納金については、200~300万円と通常の結納金の相場より高めの傾向に。

とはいえ、結納は地域や家のしきたりなどによって違いがあるものです。

両家の親を中心にしっかり話し合って進めていきましょう。

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