結納にふさわしい引き出物、手土産とは?
音声で聴く!
婚約の儀式である「結納」。
「引き出物」や「手土産」を用意するのが一般的って知っていましたか?
せっかくのおめでたい席なので、抜かりなく準備したいもの。
「引き出物」や「手土産」には、どんな物がふさわしいの?」
「何か決まりごとはある?」
結納にふさわしい「引き出物」と「手土産」についてご紹介します。
結納の引き出物や手土産って?
結納の「引き出物」とは、「女性側が男性側に訪問のお礼として渡す手土産」のことを言います。
昔は、男性側が女性側の家を訪れ、女性側の家で結納を行うことが一般的でした。
自宅まで訪ねてきた男性側に、女性側が「来てくださってありがとうございます」という気持ちを込めて、帰り際に渡すのが「引き出物」なんですね。
反対に「男性側が女性側の家を訪ねるにあたって用意する品物」が結納の手土産です。
結納の手土産は、普段、誰かの家を訪問するときに持って行く手土産と同じ意味合いがあります。
必須ではありませんが、女性側への心遣いとして用意していくと良いですね。
「結納をする場所が女性側の家ではないときは、手土産も引き出物もいらないの?」
と疑問に思った人もいるかもしれません。
最近では結納を女性側の家ではなく、ホテルや料亭などで行う場合も多いですよね。
基本的には、女性の家以外で結納を行う場合も、引き出物や手土産を用意することが多いよう。
この場合、女性が用意する「引き出物」を男性側と同じように「手土産」と呼ぶこともあります。
ただ、呼び方は「手土産」でも、中身は「引き出物」と同じものを用意するようです。
今回はわかりやすいように、女性側から男性側への手土産は「引き出物」として話を進めますね。
では、さっそく「引き出物」について詳しく見ていきましょう。
結納の引き出物の定番品は?
結納の引き出物は縁起を担ぐため、品数や品物にだいたいの目安があります。
引き出物の品数は?
品数にはっきりとした決まりはないものの、3品か5品を用意するのが良いと言われています。
なぜなら、品数は割り切れる偶数よりも割り切れない奇数のほうが縁起が良いと考えられているから。
実際は3品を用意する人が多いようです。
3品をまとめて1セットとして、男性側に渡します。
では、引き出物にはどんなものを選べばいいのでしょうか。
引き出物になにを選ぶ?
結納の引き出物としてポピュラーなものをいくつか挙げてみましょう。
○かつお節
かつお節は「縁起物」としてお祝い事によく登場する品物。
かつお節はかつおをさばく際に、背中側の雄節(おぶし)とお腹側の雌節(めぶし)に分けられます。
この2つを対に合わせて1つの形になることから、仲の良い夫婦のモチーフと言われています。
引き出物には、木のようなかつお節本来の形をした「本節」、すでに削ってある「けずり節」のどちらでもOK。
男性側の家で使いそうなほうを選びましょう。
○赤飯
赤飯もかつお節と同じくおめでたい場にふさわしい品ですね。
お祝いごとの定番です。
○記念品
引き出物のうち、1品は形が残るものを入れたほうがいいという意見もあります。
記念品には丸い形が縁起が良いとされ、一般的には丸いお盆や食器が選ばれます。
実用的で素敵な物を探してみましょう。
○お菓子
結納では、縁起ものとされる紅白まんじゅうやバームクーヘンのほか、紅白の鯛をかたどった砂糖菓子などが選ばれています。
季節的に赤飯など生のものが用意しにくい場合にお菓子で代用することもあります。
ただし、羊羹(ようかん)などは食べるときに切り分けるので、二人の別れを連想させ、縁起がよくないという見方も。
できるだけ避けた方がいいかもしれませんね。
このほかにも、季節のフルーツやかまぼこなどを贈ったり、地域によっては「海のもの」と「山のもの」を選んだりするところも。
気になる人は家族やデパートなどに地元の風習を確認してくださいね。
結納の手土産のおすすめはコレ!
手土産のほうにはどんなものがあるのでしょうか。
代表的なものが2つありますが、まず1つ目がお酒です。
お酒
結納の手土産には「清酒」がぴったり。
清酒とは、日本酒の中でも「もろみ」をこして作られた透明のお酒のこと。
昔から祝い酒としてお祝いの場には欠かせないお酒です。
結婚で「対になる」ことにちなんで、2本をセットにして贈ります。
清酒には清めの意味もあり、結納にふさわしい手土産ですね。
地元の名産の「地酒」もGOOD。相手がお酒好きならいっそう喜ばれそうです。
お菓子
2つ目はお菓子です。
引き出物と同様、お菓子は手土産としても定番のアイテム。
丸いおまんじゅうのほか、地元の銘菓や有名なスイーツを持って行くのもアリ。
また、引き出物でもお伝えしたとおり、切り分ける羊羹などは手土産としても避けたほうが無難です。
お酒やお菓子に限らずフルーツや地元の名産品を手土産として渡す人もいるよう。
手土産には特に決まりはないので、相手の好みに合わせて選ぶのもいいかもしれませんね。
まとめ
結納のときには女性側から男性側へ訪問のお礼に引き出物を、女性側を訪ねる男性側は手土産を用意するのが一般的です。
引き出物の品数は3品が主流。
かつお節や赤飯など、縁起の良いものを揃えます。
手土産の定番は清酒とお菓子。地元の名産品を贈る人も多いです。
地域の風習もふまえつつ、素敵な引き出物や手土産を選んでみてくださいね。
「顔合わせ・結納」の他の記事
「顔合わせ・結納」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」