ゲストの着付け手配、費用は誰が負担するもの？

式場での着付けは誰が手配する？

多くの式場では、出席するゲストも着付けのサービスを利用できるようになっています。

ゲストが式場で着付けをする場合、新郎新婦がまとめて手配するとスムーズ。

・時間の調整
・着付けに必要な持ち物

など、新郎新婦が式場とゲストの間に入って取りまとめできるとGOODですよ。

式場の割引サービスの確認を忘れずに！

式場によっては、結婚式に出席するゲストの着付け代を割引してくれるサービスがあるところも。

割引などがないか、ぜひ確認してみましょう。

ちなみに、着付けの割引サービスは新郎新婦からの申し込みで適用されることが多いです。

お得に利用するためにも、予約は新郎新婦が行うといいですね。

余裕をもって手配を

予約が埋まってしまって、希望の時間が取れない・・・ということがないように、着付けの手配は早めに。

また、当日の着付けは少なくとも1時間はかかります。

予約の時間は、当日の式の開始時間に間に合うよう調整しましょう。

さて、式場での着付けの手配は新郎新婦がまとめて行うとスムーズとわかりましたね。

それでは、着付け代は誰が負担するものなのでしょうか？

結婚式の費用については、あいまいにしておくとトラブルになることも・・・。

着付け代の考え方について見ていきましょう。

着付け代は誰が負担する？

結婚式のゲストの着付けにかかる費用、いわゆる「着付け代」の相場は、一人につきだいたい1万円前後。

安いものだと5000円ほどの場合もありますが、ヘアセットやメイクをつけると1万5000円～2万円あたりになるのが一般的です。

もちろん、会場によって費用は異なります。

いくらかかるか、事前に確認しておくといいですね。

それでは、式場でのゲストの着付け代は誰が負担するのでしょうか？

親の着付け代

親の着付け代は、結婚式の費用負担の仕方や親の考え方によっても負担する人が変わってきます。

例えば、親が式の費用を負担してくれる場合、

「衣裳もまとめて自分たちで」

と、親が負担してくれることも。

新郎新婦が式の費用を出して、親を招待している場合は、

「着付け代も新郎新婦で負担する」

あるいは、

「衣装の費用くらいは自分たちで出す」

というように親から着付け代の負担は人それぞれ。

親と事前に相談しておくといいですね。

親族の着付け代

親族は、新郎新婦とともにゲストをお迎えする側として着物を着る場合が多め。

さらに、親族からは他のゲストよりも高額のご祝儀をもらうことも多いです。

少しでも負担を減らすために、着付け代は招待した新郎新婦が負担することが多いようです。

親族はこれから長いお付き合いになるので、細かい配慮をしたいところですね。

特に遠方から出席してくれる親族には、交通費や宿泊費に加えて、着付け代も負担した方が良いでしょう。

ただし親族の人数が多く、負担が大きくなってしまう場合は、費用の一部のみをふたりが負担するという方法もありますよ。

とはいえ、お金についてはお家ごとに考え方やルールがある場合もあるでしょう。

親族の着付け代の負担について、方針を決めてしまう前に、あらかじめ親に相談しましょう。

「着付け代は、親族で結婚式があるたびにお互い払い合うことになるので、各自で負担する」

「親族の着付け代は新郎新婦ではなく両親が負担する」

など、親族のあいだで決めている場合もあるので、よく話し合っておきましょう。

負担はそれぞれの家ごとに

親や親族の着付け代の費用負担は、新郎側と新婦側とで、それぞれの家ごとに分けることが一般的。

ただし、どちらかの人数が極端に多くなるような場合は、両家で相談しましょう。

友人の着付け代

続いて、友人ゲストの着付け代。

こちらはゲスト本人に自己負担してもらうことが多いようです。

友人の場合、式場ではなく、自分で美容院を予約して着付けをする人もいますよね。

そのため、式場で着付けをした友人の分だけ費用を負担すると、不公平に・・・。

式場の着付けサービスを利用した友人でも、費用は自己負担してもらった方が良さそうです。

着付けの手配を新郎新婦がするときは、
「費用も新郎新婦に負担してもらえる」とゲストに誤解されないように、

「式場の着付け代は○○円かかるけど、その金額で大丈夫かな？ 良ければ予約をしておくよ」

というようにさりげなく確認しましょう。

式場での着付け代は、新郎新婦にまとめて請求がくることが多いです。

友人に負担してもらう場合は、前もって式場に別清算を希望しておきましょう。

こんな場合は新郎新婦が負担しよう

友人ゲストであっても、

「ぜひ着物で出席して！」

など、新郎新婦からリクエストした場合は、新郎新婦が着付け代を負担するのが基本的なマナー。

新婦の付添人である「ブライズメイド」などの役割をお願いして着物を着てもらう場合にも、着付け代は負担した方がいいですね。

着付け代の負担について、どうすればいいかわかりましたか？

ほかにも、女性の主賓や、主賓の妻が着付けを希望している場合は、着付け代は新郎新婦が負担するとよいですよ。

新郎新婦が費用負担をするときの流れ

新郎新婦が全額負担するとき

ゲストの着付け代を新郎新婦側が全額負担するときは、まずゲストへ

「着付け代はこちらで負担いたします」

と伝えましょう。

また、新郎新婦に費用を請求してもらうよう、式場にも事前に伝えておきます｡

もし式場以外で着付けをする人がいれば、着付け代として相場の1万円程度を包んで渡すといいですね。

着付け代の一部を負担するとき

着付け代を全額負担せず、一部のみを負担する場合は、ゲストへ

「着付け代の全額は負担できないが、ぜひ出席してほしい」

ということを前もって伝えましょう。

当日は、着付け代をまずはゲストに支払ってもらいます。

その後、「お車代」や「お礼」として新郎新婦が負担する金額をゲストに渡すとスムーズです。

「お車代」や「お礼」は当日忙しい新郎新婦に代わって、親や受付係から渡してもらうといいですね。