結婚式が終わったら、お礼状はどう書く?文例もご紹介
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結婚式が終わったら、出席してくれたゲストやお祝いをもらった人などにお礼の挨拶をします。
特にお礼のお手紙である「お礼状」は、新しい門出をお祝いしてくれた人に感謝の気持ちを伝える大切なもの。
そこでこの記事では、お礼状の書き方や文例をまとめてご紹介します!
お礼状の構成
お礼状の構成は
1 初めの挨拶(前文)
2 メインの文章(主文)
3 結びの挨拶(末文)
の大きく3つに分かれます。
※画像クリックで全体が見られます。
1 初めの挨拶(前文)
冒頭には、「こんにちは」などの挨拶にあたる「頭語」を書きましょう。
基本的には「拝啓」、目上の人には「謹啓」を使います。
続いて
「厳しい暑さが続いておりますが」
などの時候の挨拶を入れましょう。
その後
「○○様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます」
というような挨拶文を続けます。
挨拶文の中に、相手の名前を入れることで定型文の印象が薄れ、思いが伝わりやすくなりますよ。
2 メインの文章(主文)
まず、結婚したこと、結婚式や結婚生活の様子などを「報告」します。
そして送る人それぞれに、結婚式への出席や結婚祝いなどへの「お礼」を伝えましょう。
最後に今後の「ご指導やお付き合いへのお願い」「抱負」などを書きます。
3 結びの挨拶(末文)
結びの挨拶は「末筆ながら」という言葉から始めるのが基本。
「時節柄、健康に留意して穏やかにお過ごしください」
など、相手の健康を気遣う言葉を入れます。
頭語が「拝啓」のときの結びは「敬具」、「謹啓」のときの結びは「敬白」「謹白」で締めましょう。
相手別のお礼状の文例
「メインの文章」は、送る相手によって内容が変わります。
お礼状を送る相手別に「メインの文章」の文例を見てみましょう。
遠方から来てくれた人への文例
先日はご多忙の中、遠方からわざわざご出席頂き、誠にありがとうございました。久しぶりにお会いできて嬉しかったです。慣れない席で、至らぬ点もあったかと思いますが、どうぞお許しくださいませ。お近くに来られることがあれば、ぜひ新居にもお立ち寄りください。
会社の上司や先輩への文例
先日はご多用のところ、私たちの結婚式にご出席いただき、誠にありがとうございました。新しい家庭を持ったということで、これまで以上に仕事に邁進する所存です。
これからもご指導の程、どうぞよろしくお願い致します。
友人への文例
先日は結婚式に来てくれてどうもありがとう! 当日はとても緊張していたけれど、○○ちゃんと目が合ったらほっとして安心した気持ちになりました。おかげで、一生思い出に残る日になりました。また新居にもゆっくり遊びにきてくださいね。
親族への文例
私たちの結婚式の際には、お忙しい中足をお運びいただき、ありがとうございました。○○さんに久しぶりにお目にかかることができ、お変わりなくお元気そうでとても嬉しかったです。今後とも末長いおつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。新居にも是非遊びにいらしてください。
親への文例
先日はありがとうございました。無事に結婚式を終えることができたのも、家族の支えがあったからです。この感謝の気持ちを忘れずに、○○さんと力を合わせて新しい家庭を築いていきます。これから精一杯親孝行するつもりですので、今後もどうぞよろしくお願い致します。
結婚式で役割をお願いした人への文例
結婚式で役割をお願いした人へのお礼状は、役割に対しての感謝のほかに、感想なども合わせて入れるといいですね。
祝辞をいただいた人への文例
先日はご多忙の中、私どもの結婚披露宴にご出席いただきましたうえ、身にあまるお言葉をいただき、誠にありがとうございました。家族も「すばらしい上司に恵まれたね」と感激しておりました。未熟なふたりですが、○○様にいただいた言葉を胸に、二人で協力して頑張っていく所存です。末永くご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。本来ならばご挨拶にお伺いするべきところではございますが、まずは略儀ながら書中にてお礼を申し上げます。
余興やスピーチをしてくれた人への文例
披露宴では素敵なDVDの映像をどうもありがとう!
みんなからのメッセージにとても感動して、つい泣いてしまいました。家族も「余興のDVDがとても感動的だった」と、感激していました。お礼に今度、お食事に招待させてくださいね。
受付をしてくれた人への文例
先日は結婚式で受付を担当してくれて、ありがとうございました。丁寧に対応してくれたおかげで、受付がスムーズに進み、ゲストの皆さまにゆっくり楽しんでいただけました。○○さんに受付を頼んで本当に良かったです。ありがとう。結婚式では少ししか話せなかったので、今度ゆっくり食事でもしましょう。
演出アイテムを手作りしてくれた人への文例
結婚式にとても素敵なウェルカムボードを作ってくれて、どうもありがとう。とても好評で、皆さんたくさん写真を撮って送ってくれました。新居にも結婚式の写真と一緒に飾ってあります。
ぜひ今度遊びに来てくださいね。
祝電やお祝いを頂いた人への文例
祝電やお祝いを頂いた人へのお礼状でも、感想などを入れると思いが伝わります。
祝電をいただいた人への文例
先日は私どもの結婚に際し、心のこもった祝電を頂きまして、誠にありがとうございました。○○さんからの「いつでも笑顔で、ふたり手を取り合って」というお言葉を心に刻み、2人で力を合わせて、明るい家庭を築きたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
お祝いをいただいた人への文例
先日は私どもの結婚式に際し、素敵なお祝いの品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。頂きました食器はさっそく使わせていただいており、とても素敵で気に入っています。どのお料理にも合わせやすいので、毎日何を作ろうか楽しみになっています。本当にありがとうございました。つきましては、お礼のしるしに心ばかりの品をお贈りいたしますので、ご笑納ください。なにぶん至らぬ私どもですが、今後とも末永くご指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
お礼状を書くときの注意点
封書で送るのが正式
お礼状は封書で送るのが正式。
封書に比べるとはがきは略式なので、特に目上の人に送るときは、できるだけ封書で送りましょう。
もしはがきで送る場合は、少し厚地のものにするなどして、格が高く見えるようにするといいですね。
便箋、はがきどちらも縦書きで書くのがマナーです。
また、お礼状を書く時は句読点をつけないのが正式とする考え方もあるよう。
今はあまり気にしない人も多いですが、目上の人や年配の人に出す場合は、気にしてみてもいいかもしれません。
便箋と封筒は白無地のものを
あらたまった手紙には、白色で無地の便箋と封筒を使うのが正式です。
封筒は中が見えにくいよう、二重になっているものを選ぶとベター。
また、便箋1枚で書き終わってしまった場合には、もっと書きたい気持ちを表すため、白紙の便箋を重ねて2重にするとより丁寧と言われています。
目上の人に送る場合は、便箋を2枚重ねにするといいかもしれませんね。
できるだけ自筆で書く
お礼状はできるだけ自筆で書きましょう。
どうしても字に自信がなければパソコンでもいいですが、署名は必ず自筆でします。
目上の人には、タッチの軽いボールペンは避け、毛筆や万年筆、インクペンなどを使うのが正式です。
自分の言葉で気持ちを伝えよう
お礼状は何より気持ちを伝えることが最優先。
あまり堅苦しく考えすぎて、ビジネス文書のようにならないように注意しましょう。
送る相手との関係性を考えて、できるだけ自分の言葉で書くようにするといいですね。
また、お礼状は、新たな門出をお祝いしてくれたことへの感謝を表すもの。
できるだけ前向きな表現でお礼を伝えます。
「別れる」「切れる」「終わる」などのマイナスのイメージを連想させる言葉は避けるようにしましょう。
自分たちの情報を忘れずに!
お礼状の一番最後には夫婦の名前を連名で書くのを忘れずに。
連名の最後には、旧姓も記載しておくとベター。
封筒の裏には自分たちの連絡先と新居の住所を書くようにしましょう。
まとめ
新しい門出をお祝いしてくれた人に感謝の気持ちを伝えるお礼状。
正しいマナーでスマートに送りたいものですね。
ただし、お礼状は気持ちを伝えることが最優先です。
紹介した文例を参考に、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
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