結婚式に子連れでお呼ばれ!持ち物や服装、ご祝儀、当日のマナーなどを詳しく解説します
音声で聴く!

結婚式に子供もお呼ばれすると、嬉しい反面、
「騒いでしまわないかな?」
「何を持っていけばいい?気を付けることは?」
など、色々と不安もありますよね。
そこで今回は、子連れで結婚式に出席するときの事前準備や当日のふるまい方などを詳しくご紹介します。
招待されたら親が確認すること
結婚式に招待されたら、まずは次のようなことを確認しておきましょう。
そもそも子連れでOKか
新郎新婦から結婚式出席の打診があったときに、子供の話をしていないなら、子供も一緒に招待されているのかを確認します。
招待状の宛名に子供の名前も書かれていたり、「ご家族様一同」と書いてあったりすれば、子供も一緒に招待されていますよ。

一般的に、兄弟姉妹や親族の結婚式であれば子供も招待されることが多いです。
心配な場合は、子供を連れて行っても大丈夫かどうかを新郎新婦に直接確認してみてもいいかもしれませんね。

【結婚式】子連れで出席していいパターンは?ご祝儀はどうする?
式場の設備
小さい子供を結婚式に連れていくときは、授乳室や控え室、おむつ替えの場所など、式場の設備を事前に確認しておくと安心です。
他にも、
・キッズチェアの貸出があるか
・ベビーカーの持ち込みが可能か
なども確認しておくと良いでしょう。
こういったことを事前に把握しておくと、親の心の余裕にもつながりそうです。

では次に、子連れで出席する場合の持ち物について見ていきましょう!
子連れ結婚式の【持ち物リスト】
持ち物は、普段の外出と同じお世話グッズで大体OK。

具体的には、こんな感じです。
【子連れ結婚式の持ち物リスト】
・離乳食、子供用の食事
(ミルク・哺乳瓶・お湯)
・おやつ
・飲み物
・スプーン、フォーク
・食事用エプロン、ウェットティッシュ
・着替え一式
・おむつ替え関係
・お昼寝グッズ
・遊べるもの
子連れ参列経験のあるママの体験談もあわせて詳しく見ていきましょう。
離乳食・子供用の食事
式場で子供用の食事を用意してもらえることもありますが、好き嫌いや環境の変化で子供がしっかり食べない場合も。
それでお腹が空いてぐずってしまうと大変なので、念のため、子供用の食事は食べ慣れているものを持参すると安心かもしれません。

離乳食や子供用の食事を式場に持ち込みたい場合は、事前に会場に確認しておきましょう。

事前に式場に離乳食の持ち込みが可能かを確認したところ、OKとのことで安心して持ち込みました。当日はスタッフの方が「温めますか?」と申し出てくれたので、お言葉に甘えて湯煎してもらい、普段通り温かい離乳食を食べさせられました。

周囲の様子が気になると食事に集中できない2歳の娘。用意してもらったお子様ランチはほとんど食べませんでした。披露宴終盤になって「お腹が空いた」とぐずり始め・・・。持参したおにぎりを食べさせると落ち着き、ひと安心。子供用フードの持ち込み許可を事前にもらっていて良かったです。
ミルク、哺乳瓶、お湯
授乳期の赤ちゃんの場合は、ミルクや哺乳類を持参しましょう。

母乳の場合は授乳ケープもあると安心でしょう。
おやつ
ぐずり対策にはお菓子をあげるのも効果的。

ただし、音がするもの、においが強いものは避け、できるだけ簡単に食べられるものにしましょう。
ボーロや赤ちゃん用のせんべいなど、食べ慣れているお菓子がおすすめですよ。
少し大きい子供なら、一口サイズのビスケットや、小袋入りのグミやラムネが良さそうです。
飲み物
飲み物は式場で提供されますが、移動時間や待ち時間もあるので子供用に持って行くと安心。

子供の年齢にもよりますが、食事中に倒れても大丈夫なストロー付きマグで持って行くと便利でしょう。
スプーン・フォーク
式場でも用意されていますが、子供が普段使い慣れているものを持っていった方がベター。

プラスチック製のものだと、落としたときにも音が気にならずに安心です。
食事用エプロン、ウェットティッシュ
食事用エプロンは、食べこぼしが心配なら持って行っても損はなし。無ければタオルでも代用できそうです。
ウェットティッシュは、普段お出かけの時に持って行っているものでOK。
手や口が汚れたときに使いましょう。

普段使っている子供用の手口拭きのパッケージが色鮮やかなもので、結婚式の雰囲気に合わないかなと思ったので、100均で購入したシンプルなケースに入れて持って行きました。
着替え一式
普段とは違った環境なので、食べこぼしなどでいつも以上に汚してしまうかもしれません。
またフォーマルな洋服や靴は、子供にとっても疲れるものなので、式が終わったら着替えられるようにという意味で準備しておくのもよさそうです。
赤ちゃんなら、よだれかけ(スタイ)も余分に持って行くといいでしょう。
タオルやビニール袋もあると役立ちそうです。

おむつ替え関係
・おむつ、おしりふき
・ビニール袋、使用済みおむつ入れ
おむつは念のため多めに持っていくとGOOD。

また会場によってはおむつを持ち帰る必要があるので、使用済おむつ入れも用意しておきましょう。
におい漏れしにくいおむつ専用のゴミ袋を用意しておくと安心ですよ。
お昼寝グッズ
お昼寝が必要な年齢なら、
・ベビーカー、抱っこ紐
・バスタオル、ブランケット
・寝るときに使うお気に入りの物(ぬいぐるみや絵本など)
などの、お昼寝グッズも持っていくのがおすすめ。

なお先ほどもお話しした通り、ベビーカーなど大きなものは、会場に持ち込めるか事前に確認しておきましょう。
遊べるもの
・おもちゃ
・お絵かきグッズ
・シールブック
・折り紙
・絵本
・ゲーム

小さな子供が数時間もじっと座っているのは難しいもの。子供がご機嫌に過ごせるものは忘れずに持っていきましょう。
音や光の出るものは、式の演出の邪魔になるので、会場では使わないようにしてくださいね。


1歳の子供のおもちゃとして、新しくミニサイズの仕掛け絵本を購入して持って行きました。初めてのおもちゃだと興味を持ってくれて、しばらく夢中で遊んでくれて助かりました。

100均でシールブックを何冊か買って持って行きました。2歳の子供は、静かにシールをペタペタ貼って遊んでくれました。他には、ハンバーガーショップのおまけのおもちゃのミニ立体迷路もしばらく遊んでくれました。小さくて軽くて持ち運びやすいおもちゃがおすすめ。万が一失くしてもショックが小さいものにしておくと安心かも。
こちらの体験談のように新しいおもちゃではなく、お気に入りのおもちゃでも、もちろんOK!
子供の性格に合わせて、落ち着いて遊べるものを用意していくといいですね。
【ちなみに…】荷物は必要なものだけ
たくさんの持ち物に加え、帰りは引出物も持ち帰ります。
大荷物で子供を連れて帰るのはとても大変です。

荷物は必要なものだけ持って行きましょう。
また、荷物を入れるバッグはカジュアルになりすぎないように注意が必要。
フォーマルな場にもなじみやすいデザインのマザーズバッグなどもあるので探してみてください。
持ち物は前日までに準備して、当日は余裕を持って過ごせるようにしましょう。

ご祝儀はどうする?
結婚式に出席する際、忘れてはいけない持ち物が「ご祝儀」。
子連れの場合は大人のご祝儀に子供の分を上乗せして、一緒に包みます。

プラスする金額は、お子様ランチのような子供用プレートを用意してもらうのであれば、一人当たり5,000円が目安。
料理がいらない赤ちゃんの場合は上乗せナシでもOKです。
ただ、控室を用意してもらうなどの配慮をしてもらったら、気持ちとして3,000~5,000円をプラスできるといいですね。
なお、上乗せした結果、千円単位の端数が出てしまう場合は「ちょっと頑張って多めに包む」または「現金ではなく子供の分相当のプレゼントを用意する」ようにしましょう。

【結婚式ご祝儀の相場】友人、上司、同僚、親族…みんなが包んだ金額は?アンケートをもとに解説
【結婚祝い】ご祝儀袋の書き方マニュアル!表書き・中袋の正しい記入方法を解説
子連れ結婚式の【服装のポイント】
結婚式では服装にも色々なマナーがありますよね。
親と子供の服装それぞれについて、気を付けたいポイントをご紹介します。
親の服装
親の服装は、動きやすくて着崩れしにくいものがおすすめ。
子連れとなると、ゆっくり座って参列・・・というわけにもいかないかもしれません。
子供を抱っこしたり、立ったり座ったりが多くなりそうなので、動きやすくてシワになりにくい素材を選ぶと良さそうです。

また、大前提ですが、
・花嫁カラーの白は避ける
・喪服を連想させる黒一色コーデを避ける
といった基本マナーはおさえておいてくださいね。

【女性の服装マナー】結婚式お呼ばれのOK・NGって?年代別の服装やゲスト実例もご紹介
ちなみに子連れの場合は、ヒールのある靴を履くのが大変なこともありますよね。
そんなときは、フォーマルなデザインのぺたんこ靴を選んでも大丈夫ですよ。
画像提供:Cariru
また、小さい子供がいると結婚式の前に美容室へ行ってヘアアレンジをしてもらう時間も作りづらいもの。
こちらの記事では、セルフでできるヘアアレンジを動画で紹介しているので、よかったら参考にしてくださいね。
【結婚式お呼ばれのヘアアレンジ】マナーや長さ別の髪型、セルフアレンジ例を紹介!
子供の服装
子供の服装は、大人ほど厳しい決まりはありませんが、フォーマルな場にマッチするような服装を心がけるとGOOD。
女の子なら、ドレスやワンピース、男の子なら、襟付きのシャツにジャケットかベストを合わせるのがおすすめです。
画像提供:Cariru
画像提供:Cariru
七五三や幼稚園の入学式などで着た洋服があるなら、それを着るのもいいでしょう。
制服がある場合は、それを着てももちろんOKですよ。
靴については、女の子も男の子もエナメル素材や革靴がフォーマルでピッタリですが・・・
最近では、見た目は革靴でも、マジックテープで留められる布製のものも売られているので、そちらを選んでもいいかもしれませんね。

結婚式にお呼ばれ!子供の服装は?ドレスのマナーや注意点、実際のコーデもご紹介
赤ちゃんの服装
赤ちゃんの場合は、基本的に服装に決まりはありません。
気温に合わせて使いやすいものを身に着ければ大丈夫。
赤ちゃん向けのロンパースにも、フォーマルな雰囲気のものもあるので、そちらをチョイスするのもいいですね。

赤ちゃんもおめかし!結婚式のベビードレスの選び方って?【実例つき】
当日、結婚式が始まる前にしておくこと

子供を連れて結婚式に参加するときは、時間に余裕を持って、式場には早めに着いておきましょう。
式が始まるまでの間にしておいた方がいいことを3つご紹介します。
1 授乳室やトイレの場所を確認しておく
式場に着いたらまず、会場内の
・授乳室、おむつ替えの場所(トイレ)
・子供が飽きてしまったときに待っておける場所を実際にチェックしておきましょう。

また、挙式会場や披露宴会場に入ったら「出入口」のチェックを忘れずに。
挙式や披露宴の途中に子供が騒いでしまったら、会場の外に連れ出すことになるでしょう。
・自分たちの席の近くで、出入りが一番目立たない出入口はどれか
・ベビーカーを使う場合、ベビーカーで出入りできる出入口はどれか
を確認しておくと安心です。

2 周りの人に一声かけておく
結婚式が始まる前に、迷惑をかけるかもしれないことを、周りの人に断っておきましょう。
「子供が少しうるさくしてしまったり、あやすために席を外したりすることがあるかもしれませんが・・・」

など、ひと言あるかないかで印象も変わりますよ。
3 お昼寝の時間を調整する
子供は眠くなるとぐずってしまうもの。
子供の年齢(月齢)にもよりますが、うまくお昼寝のタイミングを調整できそうなら、ちょうど式の間にお昼寝してもらえるとベストですよね。
たとえば、式前に授乳してお腹を満たしておいたり、あえて寝かさないでおいたり・・・

そうすると、式ではぐっすり眠ってくれるかも・・・?
うまく式の間に寝てもらえれば、親もゆっくり式を楽しめそうですね。
また、結婚式の最中に授乳のタイミングになり、子供がグズグズ・・・。
そんなことを避けるためにも、授乳は式の前に済ませておくと安心ですよ。
結婚式・披露宴でのふるまい
いざ結婚式が始まったら、どのようなことに気を付けて過ごせばいいでしょうか?
次は、式でのふるまい方を3つ見てみましょう。

1 子供が騒いでしまうときは退出する
子供が多少騒いだり、ぐずってしまうのは仕方のないことですが、親としてはつい慌ててしまいますよね・・・。
でも、周りのゲストへの配慮は忘れずに、大きな声で叱るのは避けましょう。

何かあったらすぐに挙式会場や披露宴会場を出て、授乳室や控室に移るなどした方が結婚式の雰囲気を乱すことがなさそう。
新郎新婦には招待状をもらった段階で、「子供が騒いでしまったら中座する」ことを伝え、席を出入口付近にしてもらうよう、お願いしておいてもいいかもしれません。

2 テーブルの上のものに注意!
披露宴では、テーブルの上には常に食事や食器などが並んでいます。
また、メインテーブルにはウェディングケーキやキャンドルも飾られています。
万が一、子供が騒いで落としてしまったら・・・。

子供も危ない上に結婚式も台無しになってしまいますね。
テーブルの上のものには特に注意しましょう。
3 授乳は授乳室か控室でする
最近は便利なグッズが増え、公共の場で授乳ができることも。
しかし、結婚式はフォーマルな場です。
授乳ケープを使うとしても、授乳は必ず会場を出て、授乳室や控室などでしましょう。

子供の具合が悪いときは・・・
子供は大人に比べて体調を崩しやすいもの。
子供の具合が悪い場合は、新郎新婦に断わって無理せず欠席しましょう。
挙式や披露宴の最中に具合が悪くなってしまったら、分かった時点ですぐ退席するようにします。
新郎新婦には、当日子供の体調によって、欠席・退席の可能性があることを、招待を受けたときに伝えておくといいですね。

やむをえず欠席した場合は、改めてお詫びをしましょう。

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招待された結婚式を欠席…ご祝儀の金額や渡し方はどうする?【パターン別に解説】
まとめ
子連れで結婚式に出席する際の準備や当日のマナーについてご紹介しました。
持ち物は、基本的に普段のお世話グッズでOK。
子供が退屈して騒いでしまわないよう、おもちゃを持参するのも忘れずに。
音や光の出ない、落ち着いて遊べるおもちゃを用意しておきましょう。
ご祝儀は、大人のご祝儀に子供の分をプラスします。
子供分の金額は「子供に用意される料理」を目安に考えるといいでしょう。
また会場には早めに到着するようにし「会場の設備の確認」や「周りの人への挨拶」を済ませます。
式が始まったら、子供から目を離さず、騒ぐようなら速やかに会場から出ましょう。
子連れでの参列は周りの人への配慮が大切。
あくまでも新郎新婦が主役であることを忘れずに、大切な晴れ舞台を心からお祝いできるよう、準備をしていきましょう。
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