友人の結婚式に子供連れで出席する場合の、ふるまい方やマナーは?
音声で聴く!
最近はカジュアルな結婚式も増え、子供と一緒に招待されることもありますよね。
でも、子供を連れての結婚式は
「静かにしていてくれるかな?」
「何を持っていけばいいかな?気を付けることは?」
と不安もいっぱい。
そこで、子供連れで結婚式に出席するときのふるまい方やマナーをご紹介します。
結婚式の前にしておくことは?
子供を連れて結婚式に参加するときは、時間に余裕を持って式場には早めに着いておきましょう。
式が始まるまでの間にしておいた方がいいことをご紹介します。
会場の設備を確認しておく
式場に着いたらまず、会場内の
・授乳室、おむつ替えの場所(トイレ)
・子供が飽きてしまったときに待っておける場所
をチェックしておきましょう。
また、挙式会場や披露宴会場に入ったら「出入口」のチェックを忘れずに。
子供がいると、挙式や披露宴の途中に会場を出ることもしばしば。
・自分たちの席の近くで、出入りが一番目立たない出入口はどれか
・ベビーカーを使う場合、ベビーカーで出入りできる出入口はどれか
を確認しておくと安心です。
周りの人に一声かけておく
結婚式が始まる前に、迷惑をかけるかもしれないことを、周りの人に断っておきましょう。
「子供が少しうるさくしてしまったり、あやすために席を外したりすることがあるかもしれませんが・・・」
など、ひと言あるかないかで印象も変わりますよ。
お昼寝の時間を調整する
子供は眠くなるとぐずってしまうもの。
子供の年齢(月齢)にもよりますが、うまくお昼寝のタイミングを調整できそうなら、ちょうど式の間にお昼寝してもらえるよう工夫すると良いかも。
たとえば、式前にご飯をあげてお腹いっぱいにさせたり、あえて寝かさないでおいたり・・・
そうすると、式ではぐっすり眠ってくれるかもしれません。
うまく式の間に寝てもらえれば、ママもゆっくり式を楽しめそうですね。
結婚式でのふるまい
いざ結婚式が始まったら、どのようなことに気を付けて過ごせばいいでしょうか?
次は、式でのふるまい方を3つ見てみましょう。
1 子供がうるさいときは退出する
子供が多少騒いだり、ぐずってしまうのは仕方のないことですが、親としてはつい慌ててしまいますよね・・・。
でも、周りのゲストへの配慮は忘れずに、大きな声で叱るのは避けましょう。
何かあったらすぐに挙式会場や披露宴会場を出て、授乳室や控室に移るなどした方が良さそうです。
新郎新婦には招待状をもらった段階で、「子供が騒いでしまったら中座する」ことを伝え、席を出入口付近にしてもらうよう、お願いしておきましょう。
2 テーブルの上のものに注意!
披露宴では、テーブルの上には常に食事や食器などが並んでいます。
また、メインテーブルにはウェディングケーキやキャンドルも飾られています。
万が一、子供が騒いで落としてしまったら・・・。
子供も危ない上に結婚式も台無しになってしまいますね。
テーブルの上のものには特に注意しましょう。
3 授乳は授乳室か控室でする
最近は便利なグッズが増え、公共の場で授乳ができることも。
しかし、結婚式はフォーマルな場です。
授乳は必ず会場を出て、授乳室や控室などでしましょう。
また、結婚式の最中に授乳のタイミングになり、子供がグズグズ・・・。
そんなことを避けるためにも、授乳は式の前に済ませておくと安心ですよ。
子連れ参列、持っていくものはコレ!
持ち物は基本的には、普段の外出と同じお世話グッズでOK。
具体的に見てみましょう。
1 食事関係
○授乳グッズ
授乳ケープや哺乳瓶など
○離乳食・子供用の食事
式場で子供用の食事を用意してもらえることもありますが、好き嫌いなどの理由で子供が食べない場合も。
子供用の食事は出来るかぎり持参した方が安心です。
離乳食や子供用の食事を式場に持ち込みたい場合は、事前に新郎新婦に確認しておきましょう。
○おやつ
ぐずり対策にはお菓子やパンなどの軽食をあげるのも効果的。
ただし、音がするもの、においが強いものは避け、できるだけ簡単に食べられるものにしましょう。
○飲み物
式場で出されることもありますが、待ち時間もあるため、必ず持っていきましょう。
○スプーン・フォーク
式場にも用意されていますが、子供が普段使い慣れているものを持っていった方がベター。
プラスチック製のものだと、落としたときにも音が気にならずに安心です。
○その他
・ストロー付きコップ
・おてふき、ウェットティッシュ、タオル
・よだれかけ(スタイ)、エプロン
など普段使っているものを持っていくといいですね。
2 お昼寝グッズ
・ベビーカー、抱っこ紐(抱っこ帯)など
・バスタオル、ブランケットなど
・寝るときに使うお気に入りの物(ぬいぐるみや絵本など)
ベビーカーなど大きなものは、会場に持ち込めるか事前に確認しておきましょう。
3 遊ばせるもの
・おもちゃ
・お絵かきグッズ
・折り紙
・シールブック
・絵本
・ゲーム
小さな子供が数時間もじっと座っているのは難しいもの。
子供の機嫌を取れるものは忘れずに持っていきましょう。
おもちゃはお気に入りの物をチョイス。
音や光の出るものは、式の演出の邪魔になりますので、会場では使わないようにしましょう。
いずれにしても「お祝いに来ている」ということを忘れないようにしたいですね。
4 おむつ替え・着替え関係
・おむつ、おしりふき
・ビニール袋、使用済みおむつ入れ
・着替え
・タオル
おむつはいつもより多めに持っていくと安心です。
会場によってはおむつを持ち帰る必要があるので、使用済おむつ入れは用意しておきましょう。
また、普段とは違った環境なので、食べこぼしなどでいつも以上に汚してしまうかもしれません。
着替えやタオル、ビニール袋は余分に持っていきましょう。
フォーマルな洋服や靴も子供にとっては疲れるもの。
式が終わったら着替えられるように準備しておくとベターです。
荷物は必要なものだけ
たくさんの持ち物に加え、帰りは引出物も持ち帰ります。
女性は足元もヒールなので、大荷物で子供を連れて帰るのはとても大変ですね。
荷物は必要なものだけ持って行きましょう。
また、荷物を入れるバッグはカジュアルになりすぎないように注意が必要。
フォーマルでも使えるデザインのマザーズバッグなどもあるので探してみてください。
持ち物は前日までに準備して、当日は余裕を持って過ごせるようにしましょう。
子供の具合が悪いとき・・・
子供の具合が悪い場合は、新郎新婦に断わって無理せず欠席しましょう。
挙式や披露宴の最中に具合が悪くなってしまったら、分かった時点ですぐに退席するようにします。
新郎新婦には、当日子供の体調によって、欠席・退席の可能性があることを、招待を受けたときに伝えておくといいですね。
やむをえず欠席した場合は、改めてお詫びをしましょう。
欠席の場合の対応については、下記の記事を参考にしてくださいね。
【ゲスト向け】結婚式当日の欠席!誰に連絡すればいい?理由の伝え方は?
招待された結婚式を欠席…ご祝儀の金額や渡し方はどうする?【パターン別に解説】
まとめ
子供連れでの結婚式の参列は、準備を万端に。
会場には早めに到着するようにし、「会場の設備の確認」や「周りの人への挨拶」を済ませます。
式が始まったら、子供から目を離さず、騒ぐようなら速やかに会場から出ましょう。
持ち物は、基本的に普段のお世話グッズでOK。
「食事」、「お昼寝」、「おもちゃ」、「おむつ替え・着替え」で必要なものを考えましょう。
子供連れでの参列は周りの人への配慮が大切。
あくまでも新郎新婦が主役であることを忘れずに、一生に一度の晴れ舞台を心からお祝いできるよう、準備をしていきましょう。
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