【結婚式ブーケ】生花、造花、ドライフラワー…どれを使う?メリット・デメリットを紹介!
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結婚式で花嫁が持つウェディングブーケ。
お花の素材は、生花、造花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、といろいろありますが・・・
一体どれを使えばいいのでしょうか?
今回は、それぞれのブーケ素材のメリット・デメリットを、見た目や軽さ、価格帯、丈夫さなど様々な観点で比較します!
生花
@lily_rimino @shiho_wedding_
生花とは加工をしていない、本物のお花のことです。
まずは、そんな生花をブーケに使うメリットを見ていきましょう。
生花のメリット
本物ならではの香りや鮮やかさ
生花のメリットはなんといっても本物だからこその自然な香りと鮮やかさです。
どれだけ精巧にできた造花でも、生花本来の香りや色合いを完全に再現することはできません。
また、花びらなどのみずみずしい質感も本物のお花ならではです。
特別感がある
本物のお花を使っているという贅沢感は何物にも代えがたいものがあります。
ひとつひとつ心をこめて育てられた生花は、やはり特別に感じられるもの。
生花ならではの香りや質感も特別感があり、幸せな気持ちをより高めてくれそうです。
オリジナルのブーケが作れる
また、自分だけのデザインのブーケを作ることができるのも生花ブーケの魅力。
造花ブーケは、既製品のなかから選ぶことが多いです。
しかし、生花ブーケなら、お花屋さんと相談しながら、自分だけのオリジナルのアレンジを作ってもらうことができます。
より一層特別感がありそうですね。
生花のデメリット
それでは、生花ブーケのデメリットについて見ていきましょう。
重い
まず、生花ブーケのデメリットとして挙げられるのは、「重い」ということです。
生花は水分を含んでいるため、造花やドライフラワーなどと比べて重たいんです。
結婚式の間ずっとブーケを持っていると、「重い」「手がつかれた」と感じる花嫁もいるようです。
扱いが難しい
生花は次第に鮮度が落ちていくので、式の途中でしおれたり崩れたりしないよう、持ち方などに気を配る必要があります。
また、結婚式場へ搬入するときも、梱包や温度管理を丁寧にしてもらう必要が。
国内の業者であればいろいろ希望を伝えられますが、海外だと言葉が通じないこともあり、対応に不安があることも・・・。
どのように準備すればいいのか、下調べが大切になりそうです。
季節によっては入手できないお花もある
生花にはどうしても旬があるため、この時期でないと入手できないということは往々にしてあります。
その日限り
生花は長持ちするものではありません。
なので、基本的にブーケもその日限りになってしまうというのもデメリットの一つです。
ただし、挙式後に押し花やドライフラワーなどに加工すればある程度の期間保存することもできますよ!
その際は別途料金がかかることがほとんどなので、あらかじめ確認しておきましょう。
押し花に加工したブーケ @saya.___ 結婚式当日に使用したブーケ @saya.___
結婚式後のブーケ事情についてはこちらをどうぞ。
ウェディングブーケをドライフラワーや押し花に加工する方法については、こちらの記事を読んでみてください!
ウェディングブーケをドライフラワーに!代表的な加工方法や手順をご紹介
結婚式ブーケを押し花に!自分でできる押し花の方法って?【アフターブーケ】
値段が張りがち
生花はやはり他の素材に比べると値段が少し高い、というデメリットがあります。
同じお花でも季節によって価格にはバラツキがあるので、確認してみてもいいかもしれませんね。
造花(アーティフィシャルフラワー)
@non.830t @yume_mama_1129
造花とは布やプラスチックなどの素材を加工してお花に似せたもの。
アーティフィシャルフラワーやアートフラワーと呼ばれることもあります。
最近の造花は質もよくなり、まるで本物と見間違えるほどのものもあるそうですよ。
それでは造花を使ったブーケのメリットから見ていきましょう。
造花のメリット
扱いやすい
造花のメリットとしてまず挙げられるのはその扱いやすさ。
生花ブーケのように鮮度の心配がいらないので、温度管理や給水も必要ありません。
また、水分を含んでいないので軽くて持ちやすいというのもとても嬉しいポイントです。
季節に左右されず好きな花を使える
造花は一年中、いつでも用意できるのが魅力。
季節を気にせず、お気に入りの花や記念の花をブーケにできます。
旬が短かったり、珍しかったりする花材を使いたい場合は造花がおすすめです!
イメージ通りに作れる
ニュアンスカラーなど、理想の色味を再現できるのも造花の魅力。
また、造花は茎にスチールが入っているので思い通りの角度やうねりを再現できます。
思い通りのアレンジができるのは、造花だからこその魅力です。
事前に実物を確認できる
事前にブーケの実物を確認しておけるのもブーケに造花を使うメリット。
生花ブーケの場合は、結婚式当日に実際のブーケを目にするのが一般的です。
造花ブーケなら事前に届く場合が多いので、「思っていたのとちがう・・・」という場合は結婚式までの間に修正してもらえることもありますよ。
保存がしやすく何回も使える
造花のブーケは枯れることがないので、繰り返し使えるのも魅力。
前撮りのときに使ったブーケをそのまま挙式でも使ったり、挙式後のハネムーンでの撮影で使ったりすることができます。
また、挙式後の保存に特別な知識や技術がなくてもいいのは、花嫁からしても心強いポイントです。
価格が比較的控えめ
造花ブーケは、生花やプリザーブドフラワーのブーケに比べて価格は控えめな傾向があります。
ただし、生花と見まがうほど精巧な質の高い造花は、高価な場合もあるので注意が必要です。
ブーケの価格を抑えるために造花を使用するなら、造花の「質」と「費用」をあわせて事前に確認しておくといいですよ。
海外挙式に持っていきやすい
生花やプリザーブドフラワーのブーケを海外挙式で使う場合、国によっては空港の検疫で没収されてしまうこともあるよう。
造花ならその心配もなく安心です!
造花のデメリット
続いて、造花のデメリットを見ていきましょう。
造花に対するイメージ
「造花」にあまりいいイメージを持っていない人もいるかも・・・ということが1つ目のデメリットです。
確かに単純に「作り物」とだけ聞くとあまりいいイメージは持たないかもしれませんね。
けれども最近の造花はどんどん質が上がっているので、 この点は質の高い造花を選ぶことで解決できるかもしれません。
質感や香り
確かに造花の品質は上がってきていますが、至近距離で見るとどうしても造花だとわかってしまいます。
本物ならではのみずみずしさや香りもありません。
既製品が多くオリジナリティが出しにくい
造花のブーケは、既製品が多く、オリジナリティが出しにくいというのもデメリットの1つ。
自分の中で「こんな風にしたい!」という希望がある場合は、オーダーメイドの造花ブーケを作ってくれる業者に相談してみましょう。
また、造花は丈夫で扱いやすいので、自分でブーケを作ってオリジナリティを出すのもアリ。
自分で納得がいくまで修正できますし、手作りした過程がより印象深く思い出に残りますよ。
ウェディングブーケの作り方については、こちらの記事でくわしく紹介しています!
ぜひ読んでみてくださいね。
ウェディングブーケの作り方を分かりやすく解説!先輩花嫁の手作りブーケ画像も大公開
ウェディングブーケを100均の造花で手作りしよう!手順やコツをご紹介
造花(アーティフィシャルフラワー)のブーケについてはこちらの記事もどうぞ!
アーティフィシャルフラワーブーケが気になる人必見!メリットやデメリット、おしゃれな実例をご紹介
ドライフラワー
@wd____m @wdg.t.h @lolipop_963
ドライフラワーとは、生花を乾燥させて作るもの。
アンティークな雰囲気やレトロ感を演出してくれるアイテムです。
結婚式のブーケとして使っても、おしゃれな雰囲気を演出できますよ!
さっそく、そのメリットを見ていきましょう。
ドライフラワーのメリット
アンティークな世界観を演出できる
ドライフラワーのブーケの魅力は、その独特な風合い。
ナチュラルな色合いと雰囲気が、アンティーク感を演出してくれます。
西洋風のアンティークな教会での挙式・・・なんてシーンにも似合いそうですね。
軽い
生花のように水分を含んでいないので、軽くて持ち運びやすいのも嬉しいポイント!
給水の必要もありません。
挙式前に手元に届く
手配する業者にもよりますが、造花ブーケと同じく、一般的に挙式前に手元に届くのもドライフラワーブーケのメリット。
挙式前に実物を見ることができるので、「イメージとちょっと違う・・・」というときにも、作り直しが可能です。
こだわりを持ってブーケを作りたい人におすすめですよ。
式のあともしばらく楽しめる
生花と違ってしおれないので、前撮りなどで使ったブーケを挙式でも使ったり、挙式後も部屋にインテリアとして飾ったりすることもできます。
保存期間は、飾っている環境や花の種類によってさまざま。
ものによっては数か月~1年ほど持ちます。
結婚式の思い出の品を、挙式後も身近に感じられるのは魅力的ですね!
ドライフラワーのデメリット
続いては、ドライフラワーのデメリットについてもチェックしていきましょう。
鮮やかさに欠ける
生花など、ほかのブーケ素材に比べると、ドライフラワーはあせた感じの色になります。
花にも茎にも水分が含まれていないため、みずみずしさもありません。
そのため、生花のような色鮮やかなブーケをイメージしていると、「想像と違う・・・」と思ってしまうこともあるようです。
この褪せた色味が「ナチュラルでおしゃれ!」と感じるのなら、ドライフラワーがピッタリですね。
壊れやすい
ドライフラワーは生花を乾燥させて作っているので、丁寧に扱わないと崩れたり、バラバラになってしまったりします。
衝撃によっても壊れてしまうので、ブーケトスに使うのも避けたほうがよいでしょう。
不向きな花もある
ドライフラワー加工に不向きな花もあることもデメリットです。
使いたい花がある場合は、ドライフラワー加工に適しているかチェックしておきましょう。
湿気・直射日光に注意が必要
湿気や直射日光によって、ダメージをうけやすいドライフラワー。
挙式までの期間や挙式当日はもちろん、インテリアとして飾っている際も丁寧な扱いが必要となります。
長く保存するためには、除湿剤と一緒に保存ケースに入れるのがおすすめです。
ドライフラワーのブーケについては、こちらの記事でも紹介しています!
ドライフラワーブーケを結婚式に取り入れよう!ナチュラルでおしゃれな花嫁に♡
プリザーブドフラワー
@himawarisan1110
続いて、プリザーブドフラワーについての説明をしていきます。
プリザーブドフラワーとはお花を特殊な技術で加工し、まるで生花のような質感のまま、長期保存できるようにしたものです。
保存方法にもよりますが、ものによっては3年ももつとのこと。
手触りも生花に近いものがあるのが特徴となっています。
それでは、プリザーブドフラワーをブーケに使うメリットを見ていきましょう。
プリザーブドフラワーのメリット
まるで生花のような質感
プリザーブドフラワーは、先ほど説明したとおり見た目の質感が生花に近いため、生花とほぼ同じ美しさを味わえます。
軽い
プリザーブドフラワーブーケも、造花やドライフラワーと同様、軽いのはメリットの1つといえます。
色使いは自由自在
プリザーブドフラワーは、一度脱色してから色を入れるので、生花にはない色の花を作ることもできます。
花の色でオリジナリティを出せるのはプリザーブドフラワーの大きなメリットです。
長期保存ができる
プリザーブドフラワーは保存がきくので、挙式や披露宴だけではなく、結婚式前に写真を撮る「前撮り」にも使うことができます。
もちろん、結婚式の後にそのままインテリアとして新居に飾ってもいいですね。
プリザーブドフラワーのデメリット
さて、そんな万能に見えるプリザーブドフラワーにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
生花のような香りはない
プリザーブドフラワーのデメリットとしては「香りがないこと」が挙げられます。
見た目の質感はそっくりでも、やはり香りは生花ならではのもの。
ただし、種類によっては専用の香水を使って香りをつけられるようですよ!
デリケート
長期保存ができるプリザーブドフラワーのブーケですが、プリザーブドフラワーそのものはデリケートで壊れやすいもの。
また、長期保存をする際も、湿気の多い場所や直射日光を避ける必要があります。
また、乾燥し過ぎていてもひび割れが起こってしまう可能性があります。
丁寧に扱う必要があるんですね。
色移りするかも
プリザーブドフラワーは人工的に色を付けたものなので、ドレスに色移りしてしまうことがあります。
せっかくのドレスに花の色が移らないようにするためにも、挙式では持ち方に気をつけましょう。
花の種類によっては加工できない
プリザーブドフラワーに向いていない花
プリザーブドフラワーは加工できる花とできない花があるため、種類が少ないのもデメリット。
どんな種類があるのか、取り寄せは可能なのかを確認しておきましょう。
値段が高い
プリザーブドフラワーはひとつひとつ丁寧に加工する手間がかかる分、お値段は高め。
ブーケにあてる予算と相談しながら選びたいですね。
全体的に小ぶり
プリザーブドフラワーは、七分咲きの花で作るので、全体的に小ぶりな印象になってしまいます。
造花や生花を混ぜて華やかなアレンジにしてもいいですね。
結局どうやって選べばいいの?
生花、造花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、それぞれのメリット・デメリットを表にまとめたので見てみましょう!
生花のブーケは、本物であるという贅沢感が唯一無二ですが、その日限りなので、前撮りやハネムーンなどで繰り返し使うことができません。
繰り返し使いたいという人は、丈夫で扱いやすい造花ブーケにするといいでしょう。
ドライフラワーはその褪せた色合いが独特の雰囲気を演出してくれます。
アンティークなイメージの式場なら、ドライフラワーのブーケが合うかもしれませんよ。
式後もしばらく保存しておけるのも魅力ですね。
プリザーブドフラワーのブーケも、長期間の保存が可能なので、結婚式の思い出をずっと残しておきたいという人におすすめです。
ちなみに、価格に関しては、ブーケの形や花の旬などによっても変わります。
生花でも旬のものなら安くなることがありますし、造花でも質のいいものなら生花やプリザーブドフラワー以上のお値段になることも。
価格を重視するなら、花の種類や旬の時期まで調べた方が良さそうですね。
素材ごとのメリット・デメリットと自分がブーケに求めることを照らし合わせて、ベストな素材を選ぶといいですよ。
まとめ
生花、造花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー・・・それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
本物だからこその自然な香りや鮮やかさを楽しめる生花。
丈夫で扱いやすい造花。
アンティークでおしゃれな雰囲気を演出してくれるドライフラワー。
長期間ブーケを保存できるプリザーブドフラワー。
自分が重視したいと思えるポイントを考えて、自分にとっていちばんいい素材を選べるといいですね。
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