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タキシードに合う靴は?結婚式・新郎のシューズ選びのポイント
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「結婚式ではどんな靴を履けばいいんだろう?」と疑問に思っている新郎の皆さん。
ここでは、新郎の履く代表的な靴の種類をご紹介します。
それぞれの靴の特徴、衣裳や会場に合わせた靴の種類や色の選び方・・・さらには、靴に合わせる靴下のことまで。
新郎の足元にまつわる知識を網羅しました!
エナメルの紐つきの革靴
まずは、新郎が結婚式で履く「フォーマルシューズ」のうち、代表的な3種類を見ていきましょう。
1つめは、エナメルの紐つきの革靴です。
そのつやつやした輝きは、結婚式という晴れ舞台に立つ新郎の足元を飾るのにぴったり。
日常で男性が履くことは少ないエナメル靴ですが、フォーマルシーンには正式な装いとされます。
新郎の衣裳として定番のタキシードにも、エナメルの靴を合わせるのが正式です。
エナメル靴=フォーマルシューズとなった由来は、ヨーロッパの舞踏会にあるそうです。
靴墨で革靴を磨いて舞踏会に出席した男性が、女性のドレスの裾を汚してしまうことがあったため、手入れに靴墨が必要ないエナメル靴を履くようになったのだとか。
つまりエナメル靴は、女性に対する紳士のエチケットだったんですね。
エナメル以外の紐つきの革靴
2つめは、エナメル以外の紐つきの革靴。
素材的には普段履きのビジネスシューズと同じ革で、エナメル靴よりも格は下がります。
気をつけたいのはデザイン。
結婚式に適したフォーマルな革靴は、「内羽根」の「ストレートチップ」または「プレーントゥ」というデザインのものです。
「内羽根」とは、紐を通す「羽根」の部分が靴の甲の部分と一体化しているデザイン。
内羽根は、ヴィクトリア女王の夫、アルバート公が作らせた靴。
英王室の避暑地バルモラル城にちなんで、「バルモラル」とも呼ばれます。
内羽根と対をなすのが「外羽根」で、こちらは羽根が甲の上、外側に出ています。
羽根の形状が競馬のゲートに似ていることから「ダービー」とも呼ばれます。
こちらは軍人が戦闘のために開発した靴でもあり、フォーマルさでは「内羽根」には劣ります。
以上のように、フォーマルな儀式の場には「内羽根」が向いているとされるため、新郎には内羽根の革靴がオススメです。
また、「ストレートチップ」とはつま先辺りに横線が入っている革靴で、「プレーントゥ」はつま先に何もデザインがない革靴のこと。
ストレートチップのシューズ
プレーントゥのシューズ
「ストレートチップ」は革靴の中でも最も格式高く、カッチリしたイメージに。
次に格式高いのが「プレーントゥ」で、シンプルな分スッキリ見えます。
この2つならどちらでも結婚式にはOKなので、好みに合わせて選んでくださいね。
一方で、先のとがったもの(ポインテッドトゥ)や、模様・穴飾りの入ったものはカジュアルなので避けたほうがよさそうです。
オペラパンプス
3つめはオペラパンプスです。
元々はヨーロッパでオペラの観劇や夜のパーティーに参加する紳士が履いていた靴。
紐がなく、スリッパのように履ける形状で、足の甲にリボンがついているデザインも多いです。
フォーマルシューズとしては文句なしの格式高くドレッシーな装いになりますが、ちょっと敷居は高いかもしれません。
また、底が薄いこともあり、屋外やカジュアルな会場との相性はよくありません。
ただ、多くの男性にとっては結婚式くらいでしか履く機会のない靴でしょうから、せっかく新郎という主役を務めるなら履いてみるのも良さそうです。
靴の種類の選び方
さて、ここまで新郎の履くフォーマルシューズとして次の3種類をご紹介しました。
・エナメルの紐つきの革靴
・エナメル以外の紐つきの革靴
・オペラパンプス
では、この3つはどういう基準で使い分ければ良いのでしょうか?
選び方としてはまず、衣裳に合わせるという方法があります。
新郎衣裳で一番人気の「タキシード」、特にフォーマルな黒のタキシードには、
・エナメルの紐つきの革靴
・オペラパンプス
のどちらかがオススメです。
日本の結婚式では、タキシードは時間帯を問わず着られますが、本来は夜に着るもの。
光沢のあるエナメル靴やオペラパンプスは夜のパーティーで優雅に履くものなので、夜の礼装であるタキシードにぴったりです。
反対に、昼の礼装である「フロックコート」や「モーニングコート」の場合であれば、エナメルではない革靴を合わせるのが正式と言われています。
もう1つの選び方は、会場の雰囲気に合わせるという方法。
格式高いホテルなどの会場には、エナメルの革靴かオペラパンプス。
ガーデンやレストランなどカジュアルな会場には、エナメル以外の革靴の方がしっくりきそうです。
靴の色の選び方
靴の色は、黒が最もフォーマルで外さない、基本の色です。
ただ、衣裳が白の場合は白い靴の方が合うので、白を選ぶ人が多いよう。
衣裳や会場に合わせてみてしっくりくるなら、茶色という選択肢もあります。
まとめると、「定番は黒だが、衣裳や会場との相性によっては白や茶色などでもOK」ということですね。
ローファーやスニーカーを履く人も!
さて、ここまでは基本的なマナーとしての靴選びをご紹介してきました。
しかし、カジュアルでおしゃれなスタイルの結婚式や二次会の場合なら、靴の制約はありません。
たとえば友人中心のくだけたパーティーなら、テーラードジャケット+パンツスタイルにローファーを合わせたり・・・
ビーチウェディングなら、海と空の色にマッチする爽やかな水色のスニーカーを履いてみたり。
スニーカーは新郎新婦でお揃いのものを履いたり、同じブランドの色違いを履いたりと、ふたりで幅広い楽しみ方ができるので人気です。
ふたりでお洒落を楽しんでみたい人は、彼女に提案してみてはいかがでしょうか?
靴下はどうする?
最後に、靴下についても見ておきましょう。
靴下は座ったときにチラッと見えたりするので、意外と気が抜けません。
靴の色に合ったものを用意しておきましょう。
黒や茶色の靴には、黒の靴下を。
白い靴には、白の靴下を合わせます。
披露宴のお色直し(衣裳チェンジ)で黒い靴から白い靴へ履き替えるなどの場合は、白黒2足の靴下がいりますね。
「フォーマルソックス」として紳士服売り場やネット通販で売っているので、準備しておくといいですよ。
以下の記事はゲスト向けですが、参考になるポイントが多いので、ぜひチェックしてみてください。
【男性向け】結婚式のお呼ばれ靴下のマナーとは?オシャレに履くコツも紹介!
まとめ
結婚式で新郎が履くフォーマルシューズは、主に次の3種類。
・エナメルの紐つきの革靴
・エナメル以外の紐つきの革靴
・オペラパンプス
革靴は、「内羽根」の「ストレートチップ」または「プレーントゥ」が最もフォーマルなデザインです。
タキシードや、ホテルなどの格式高い会場にはエナメル革靴かオペラパンプスを。
フロックコートやモーニングコート、またガーデンやレストランなどカジュアル寄りの会場にはエナメルではない革靴が合いそうです。
色は黒がフォーマルな定番色ですが、衣裳や会場との相性によっては白や茶色でもOK。
黒や茶色の靴には黒の靴下を、白い靴には白の靴下を合わせましょう。
カジュアルウェディングや二次会なら、ローファーやスニーカーでお洒落を楽しむのもアリですよ!
新郎の靴・靴下以外のアイテムについては、こちらの記事を読んでみてくださいね。
新郎のタキシードに合わせるシャツ・タイ・小物類は何をチョイスすべき?
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