【デザインの基本】婚約指輪を探す前に知っておきたい、リングの構造を解説!
婚約指輪には部位ごとに「腕」や「爪」といった名前があるってご存知でしたか?
指輪がどのような構造になっているか知っておくと、似たタイプの指輪でもデザインの違いがだんだん分かってきます。
デザインの違いが分かるようになると、婚約指輪を買いに行ったときに、スムーズに要望を伝えられるというメリットがあります。
「デザインがみんな一緒に見える」という人は必見。
今回は指輪の構造について見ていきましょう!結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
婚約指輪の構造ってどうなっているの?
デザインによって多少変わりますが、婚約指輪は主に次の5つの要素から成り立っています。
・中石(なかいし)
・脇石(わきいし)
・爪(つめ)
・石座(いしざ)
・腕(うで)
横から見てみると・・・
正面から見てみると・・・
それぞれどのような役割を担っているのでしょうか?
まずは、中石から見ていきましょう!
中石(なかいし)
「中石」とは、婚約指輪の中央に配されている宝石のこと。
婚約指輪の主役となる部分で、「センターストーン」や「メインストーン」とも呼ばれます。
婚約指輪の中央にある宝石と言えば・・・
ダイヤモンド、というイメージがありますよね。
この中石に使われるダイヤモンドにも色々な形があります。
一般的に婚約指輪に使われるのは、ラウンドダイヤモンドと呼ばれるものです。
その他にも、いくつかのダイヤモンドの形があります。
婚約指輪に使われるダイヤモンドについて詳しく知りたい人はこちらをどうぞ。
脇石(わきいし)
センターストーンの横に添えられた小さめの宝石のことを、「脇石(わきいし)」と言います。
サイドストーンとも呼ばれます。
脇石を添えることで、リング全体が華やかな雰囲気に。
また、脇石の数や大きさ、並び方によって、リングの印象はガラッと変わります。
月彩(つきさい)・・・マーキスダイヤを脇石に使う事で華やかさと上品さが表現されています
茜(あかね)・・・脇石を留めるパーツの形状を工夫することで、引っかかりが全くないデザイン
脇石の形状によってリングの印象が大きく変わることがわかりますね。
婚約指輪のデザインについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
婚約指輪(エンゲージリング)のデザインってどんなの?選ぶポイントを解説!
爪
石をリングに留める方法はいくつかあるのですが、その中の一つに「爪」を使う方法があります。
上のイラストで、中石をしっかりとホールドしている細い金属がありますね。
それを「爪」と呼びます。
爪の力が弱いと石がぐらついたり、場合によっては石がとれてしまったりすることもあるので、爪は婚約指輪においてとっても重要な部分。
一般的な爪の数は6本か4本。
みなさんの婚約指輪のイメージはだいたいこんな感じじゃないでしょうか?
ことほぎ・・・爪が6本のベーシックなデザイン
花篝(はなかがり)・・・爪が4本のベーシックなデザイン
ベーシックなデザインの婚約指輪の場合、正面からパッと見ただけでは、違いがすぐには分からないかもしれません。
さらに爪の数が多くなると、クラシカルな印象になります。
ブランシュ・・・爪が8本のデザイン。中石を留めている地金部分の全周にメレダイアモンドが留められおり、華やかさと存在感があります
石の留め方についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
誰でもわかる婚約指輪のデザインの違い!ダイヤモンドの留め方や腕の形状に注目!
石座(いしざ)
「石座(いしざ)」とは、中石を留める台座のこと。
石を留めている爪の部分とあわせて石座と呼ぶこともあります。
石座は、中石を固定し、かつ傷が付かないように石を保護する役目を担っています。
一般的な立て爪タイプの婚約指輪の場合、石座を拡大するとこうなります。
これは、6本の爪でダイヤモンドを留めているデザインです。
実はこれらの石座の部分が、婚約指輪を選ぶうえでのキーポイントになるってご存知でしたか?
婚約指輪を横から見た際に、そのブランドのデザイン性の高さ、低さがはっきりとわかります。
ここからはプロの視点でのお話。
石座の部分は複雑な構造をしています。
この部分をキレイな形に磨き上げることは技術的にとても難しく、職人の高い技術を必要とします。
そのため、デザイン性と技術力の高いブランドの場合、石座の爪と爪のつなぎ目の形状がすっきり、はっきりとデザインされていることが分かります。
一方で、石座の完成度が低い指輪の場合、石座部分の影がぶよぶよで歪んだ鏡のようになっています。
色んなジュエリーブランドのウェブサイトで、婚約指輪の真横の写真を拡大して見てみるとよく分かりますよ。
もうひとつの視点としては、石座の形と腕の部分のバランスです。
かれん・・・石座の繊細なデザインと腕のバランスが魅力
花篝(はなかがり)・・・すっと縦に伸びた石座が気品を感じさせるデザイン
ことほぎ・・・両側から力強く石座を支える腕と石座のデザインとの繋がりが美しい
いかがでしたでしょう?
婚約指輪のデザイン性や品質をチェックする際のポイントが分かってきたでしょうか?
婚約指輪を選ぶ際には、横から見たときの形の美しさや、バランスの良さを比較すると良いということですね。
さらに凝ったブランドの場合、石座を裏面から見たときのデザインにまで気を配っています。
こちらの「花雪(はなゆき)」は、裏側から見たとき、石座と爪が六角形の雪の結晶に見えるように繊細にデザインされています。
「唐花(からはな)」は、腕の表側のデザインが石座の裏側にまで繋がって絡みつくようにデザインされています。
腕(うで)
指を通す、金属の輪の部分を「腕(うで)」と言います。アームとも呼ばれます。
横から見るとただの輪に見えてしまいますが、正面から見ると、バリエーションがあることが分かります。
これは、ベーシックなストレートタイプの腕を持つデザインです。
同じデザインでも、腕の部分に「メレダイヤモンド」を留めると豪華な印象になります。
メレダイヤモンドとは、小粒のダイヤモンドのことです。
腕がツイストしてウェーブタイプのデザインは、日本独自のデザイン。やさしい印象になります。
露華(ろか)・・・中石の両脇の腕に斜めに埋め込まれたメレダイヤモンドがデザインにリズムを与えています
木漏日(こもれび)・・・腕がゆるやかなV字タイプのデザイン。左上から差し込む木漏日をメレダイヤモンドで表現しています
腕のデザインについてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
誰でもわかる婚約指輪のデザインの違い!ダイヤモンドの留め方や腕の形状に注目!
「指なじみ」も意識してみて
最後に、構造からすこし外れますが、「指なじみ」についてご紹介します。
「指なじみ」とは、指輪をはめたときに指に直接触れる腕の内側の部分のこと。
指輪の「つけ心地」に大きな違いを生む場所です。
指なじみのよい指輪の場合、指輪をつけたときに、すっと優しく指を通ることが分かります。
「つけ心地」を左右するのは、腕の内側の角の処理方法。エッジ部分に丸みをもたせることで、指なじみが良くなり、つけ心地の良い指輪になります。
この指なじみの部分は、ブランドによって大きく形状が違うため、つけ心地のあまり良くないブランドもあります。
つけ心地にまで心を配っているブランドで購入したいものですね。
ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)では指輪のつけ心地にまでしっかりと心を配っています。
指あたりが悪くないように指輪の表面、側面、内側の全ての面のデザインを計算。
指輪の側面から内側にかけて丸く仕上げているので、つけ心地がとても良いです。
また、側面から内側にかけて傾斜がつけられているので指がすっきり見える効果もあります。
ぜひお店で試着してみてください。
まとめ
婚約指輪は主に、
・中石
・脇石
・爪
・石座
・腕
の5つの要素から成り立っています。
また、腕の内側の部分のことを「指なじみ」と言い、つけ心地に大きな差が生まれます。
ぜひ婚約指輪を探すときの参考にしてみてください。
婚約指輪の具体的なデザインについてはこちらをどうぞ。
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