結婚祝いに食器やグラスはダメってほんと?避けた方がいいギフトや基本マナーを紹介
結婚祝いに、食器やグラスを贈ってもいいの?
結婚祝いで贈る「割れ物」に対する考え方や、贈るときのポイントについて解説!
また、結婚祝いでは避けた方がいいとされている品物や、避けた方がいい品を贈りたいときの注意点も合わせてお話しします。
結婚祝いで食器やグラスを贈っても大丈夫?
結婚祝いとして品物を贈るとき、「食器やグラスはNG」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
実際、陶器製の食器やグラスなどは「割れもの」ということから「別れ」を連想させるため結婚祝いにはふさわしくない、とする考え方があります。
そのため、食器やグラスを贈るかどうかは相手が縁起を気にするかどうかをふまえて決めるといいでしょう。
最近では、食器やグラスは新生活に役立つため結婚祝いとして贈る人も増えているよう。
割れると数が増えることから「家族が増える(子宝に恵まれる)」といっためでたい解釈をされることもあるようです。
縁起のよしあしだけでなく、相手に喜んでもらえるかどうかを考えて贈るのがいいかもしれませんね。
食器やグラスを贈るときのポイント
続いては、結婚祝いで食器やグラスなどを贈るときに押さえておきたいポイントを見ていきましょう!
相手の好みに合うものを選ぶ
食器を贈るときは、相手の好みに合って使いやすいものを選ぶことが大切。
好みや部屋の雰囲気にまったく馴染まないものを贈られても、ちょっと困らせてしまうかもしれませんよね。
好きなブランドや欲しい食器などを、事前に聞いておくと安心!
聞くことが難しい場合は、奇抜すぎるデザインは避けてシンプルなものを選ぶと失敗しないでしょう。
おめでたい柄や形のものを選ぶ
麻の葉や松竹梅などの縁起のいい柄「吉祥文様」や、扇や富士山といった縁起のいい形をあしらったものを選んでもいいですね。
また金や紅白などの色が入ったものもおめでたいですね。
縁起を気にする人に贈る場合でも、受け取ってもらいやすくなるかもしれません。
割れにくい素材のものを選ぶ
「割れもの」という点が気になる場合は、割れにくい素材のものを選ぶという手もあります。
例えば、割れにくい木製のお椀やお皿は温かみがあってお祝いにぴったり。
高級感がある漆器にするのもいいですね。
ペアで贈る
夫婦に贈るなら、ペアで贈ってもいいですね。
「仲良くふたりで使ってほしい」という気持ちが、品物からも伝わりますよ。
お揃いの食器やグラスを使うことで、夫婦になったということをいっそう実感してもらえるかもしれませんね。
割れもの以外で避けた方がいいものはある?
割れもの以外にも、結婚祝いでは避けた方がいいとされる品物があります。
避けた方がいいとされる品物の例はこちら。
・刃物
・ハンカチ
・日本茶・塩
・櫛(くし)
・消え物
・靴や靴下、商品券など(目上の人の場合)
避けた方がいいとされる理由をそれぞれ見てみましょう。
刃物
物を切るための道具であるハサミや包丁などは、「縁を切る」というイメージを連想させることから縁起が悪いとされています。
そのため、結婚祝いの品物としては避けた方が無難でしょう。
ただし最近では、「未来を切り開く」といった前向きな捉え方をする場合もあるようです。
ハンカチ
ハンカチは「手巾(てぎれ)」とも呼び、これが「手切れ」と転じてお祝いの贈り物にはふさわしくないとされているようです。
特に白いハンカチについては、弔事で使う白い布を連想させるので避けましょう。
日本茶・塩
日本茶は本来慶事でも弔事でも使われますが、弔事の贈答品のイメージが強く、お祝い事には向かないとされることがあるようです。
縁起が気になる場合は、コーヒーや紅茶にしておくと無難かもしれません。
また塩もお清めとして弔事で使われることが多いことから、お祝い事では避けられるようです。
櫛(くし)
櫛はその名前から「苦」「死」を連想させるということで、お祝いでは避けられているそう。
縁起を考えるのであれば、櫛ではなく高級なブラシにするのもいいですね。
消え物
「消え物」とは、例えば食べ物や飲み物、消耗品であるタオルや洗剤など、使うといずれなくなるもののこと。
そうした消え物は、結婚祝いにふさわしくないとする考え方があるようです。
ただし最近では、相手の邪魔にならず、贈る方も受け取る方も気兼ねがいらない品物と捉えられることもあるようです。
靴や靴下、商品券など
靴や靴下は、目上の人へのお祝いで気をつけたいアイテム。
足で踏むものは、目上の人へ贈るのにふさわしくないといわれています。
また現金や商品券などの金銭的なギフトについても、目上の人へのお祝いの品としては避けた方がいいとされています。
避けた方がいいものを贈りたいときの注意点
最後は「避けた方がいいとされている品物だけど、どうしても贈りたい」という場合に気をつけたいポイントを紹介します。
贈りたい品物を事前に伝えて確認する
贈りたいものが縁起的に気になる・・・という場合は、相手に直接「贈っても問題ないか」と聞いておくと安心です。
一般的に縁起が悪いとされる品物でも、相手に喜んでもらえるのであれば贈っても大丈夫。
「料理が趣味だって聞いたからお皿を贈りたいと思ってるんだけど、大丈夫かな?おすすめの素敵なお皿があるんだ」
など、選んだ理由を伝えつつ確認すれば「私の好みを考えたうえで、あえて選んでくれたんだな」と感じてもらえるかもしれません。
このとき相手の好きなブランドなどを聞いておいてもいいですね。
ポジティブな捉え方があれば伝える
先述のように、縁起が悪いとされている品物であっても、ポジティブな意味の捉え方ができる場合があります。
「縁起が悪いと思われがちな刃物だけど、未来を切り開くという意味もあると知ってふたりにピッタリだと思ったんだ。ふたりさえよければ贈らせてもらえないかな?」
といったように、どんな気持ちを込めて選んだのかをぜひ伝えてみましょう。
ポジティブな解釈に納得して、贈ることを了承してくれるかもしれません。
お日柄のいい日に届くようにする
結婚式にお日柄のいい日を選ぶように、結婚祝いを贈る日もお日柄のいい日にするのがおすすめ。
避けた方がいい品物を贈る場合は、とくにお日柄に気を配ることで「縁起を気にしている」という気持ちが伝わるかも。
郵送の場合も、お日柄のいい日に届くよう指定して発送するといいでしょう。
ただし、お日柄よりも相手の都合が優先。
不在で受け取ってもらえず再配達になってしまわないよう、前もって相手の予定を聞いておきましょう。
お日柄のいい日についてはこちらの記事でチェックしてみてくださいね!
【2024年9月~2025年10月】縁起の良い日カレンダー!入籍や結婚式におすすめの日をチェックしよう
品数に注意する
これはどんなギフトでもいえることですが、ギフトの品が複数の場合、数にも注意しましょう。
偶数は割り切れることから「別れ」を連想させるため、奇数を選ぶといいとされています。
ただし偶数でも、結婚祝いにピッタリな「ペア(2)」や末広がりな「8」、「10」や1ダースの「12」といったキリのいい数字であればOKとされるようです。
また、奇数でも「9」は「苦」を連想させるので、避けた方がいいとされています。
まとめ
結婚祝いで、食器やグラスのような「割れもの」を贈る場合についてお話ししました。
「割れる」ことから縁起が悪く、マナーとしては避けた方がいいとされますが、最近では前向きな捉え方をされることもあるようです。
新生活に便利なギフトでもあるので、相手に喜んでもらえるのであれば贈っても問題ないでしょう。
相手がOKしてくれるか事前に聞いておいたり、品物に込めた意味を伝えたりしておくといいですよ。
品数やお日柄に気を配るなど、縁起を気にしているという気持ちも表すとなおいいでしょう。
相手の気持ちを優先して、喜んでもらえるお祝いを贈りたいですね!
結婚祝いの品や渡し方については、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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