【結婚式のスピーチ】面白い「花嫁の手紙」はアリ?文例集をご紹介!
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披露宴で、花嫁が両親へあてて読む「花嫁の手紙」。
結婚式の中でも感動を呼ぶシーンですが・・・そこでちょっとユーモアを入れるのはアリ!?
今回は、花嫁の手紙の概要や、ユニークな手紙にするためのポイントを、文例も合わせてご紹介します。
花嫁の手紙ってどういうもの?
「花嫁の手紙」とは、披露宴で花嫁が両親にあてて読む手紙のこと。
手紙の相手は両親が主ですが、祖父母や兄弟姉妹など、両親以外の家族へのメッセージを入れることもあります。
披露宴のクライマックスで読むことが多く、両親はもちろん、ゲストの感動を誘う演出です。
また、読み上げずに記念品と一緒にプレゼントするのみ、というパターンもあります。
花嫁の手紙の基本構成は次のとおり。
〇書き出し・・・両親への呼びかけやゲストへの断り
〇エピソード・・・過去のエピソード、感謝の気持ちなど手紙の中心部分
〇結びの言葉・・・これからの抱負やゲストへの感謝、義両親への言葉など
構成についてはこちらの記事も読んでみてくださいね
【花嫁の手紙・文例】書き出しから結びまで!基本的な内容と構成
両親への感謝を伝える手紙なので、始めと終わりはきちんとしたほうが格好がつきます。
クスッと笑えるユーモアを入れるなら、「エピソード」部分がおすすめ!
でもどうすれば、ユニークな手紙になるのでしょうか?
ポイントを見ていきましょう。
ユニークな手紙にするためのポイント
適度な長さ
花嫁の手紙の長さとして最適なのは、ゆっくり読んで3~5分程度。
文字数にすると、600~800文字程度が目安です。
短すぎるとゲストも感情移入しにくいし、長すぎると疲れてしまうかも。
ゲストに楽しく聞いてもらうために、適度な長さを心がけましょう。
楽しいエピソードにする
エピソード部分では、例えば自分が小さい頃、両親にかわいがってもらった思い出や、感謝の気持ちを書くことも多いですよね。
ここでクスッと笑ってもらうには、ちょっと面白くて楽しいエピソードをチョイスするのがポイント!
例えば、「笑ってしまうような面白い失敗を両親がフォローしてくれた話」など、微笑ましく聞ける内容がおすすめです。
不幸話や、万引きなど過去の犯罪行為、自慢、愚痴など・・・
誰かを傷つけたり、不快にするような内容は避けて、あくまで楽しいエピソードを中心にしましょう。
内輪ウケは避ける
両親にあてた手紙というのは、花嫁の私的なものですよね。
そのため、もちろん内容が個人的なものになるのは仕方ないのですが・・・
ゲストの前で読むなら、やっぱり配慮が必要!
家族しかわからないようなルール上の話だったり、「〇〇ちゃんの家に、みんなでよく行ったよね」と、部外者にはわからない人物の名前を突然出したり・・・。
聞いているゲストが共感できないような内容では、笑えませんよね。
そういう話題を入れるなら、わかりやすく説明を入れたり、「従妹の〇〇ちゃん」など、花嫁との関係性を書いておくのがベスト。
両親にあてた手紙でも、みんなに聞いてもらうということを意識した文章作りをしましょう。
ユーモアはワンポイント程度にしておく
ウケを狙おう!と思い過ぎて、話を盛りすぎたり、ギャグを多用したりするのはやめておいたほうがよさそう。
あくまで両親への感謝が話の中心なので、あまり笑いに走りすぎた手紙はやめておきましょう。
ユーモアはワンポイントにさりげなく入れると、センスが光りますよ。
丁寧過ぎない言葉使いで
縁起が悪いとされる「忌み言葉」や「重ね言葉」を避け、丁寧な言葉使いで・・・
そんなことを考えながら書いていると、なんだか堅苦しい文章になってしまいがち!
もちろんおめでたい場なのでマナーを守った文章作りを心がけるのはいいのですが、花嫁の手紙は、両親への素直な気持ちを伝えるのが一番です。
あまり気にし過ぎず、普段に近い言葉使いで書くのがおすすめ。
両親の呼び方も、いつも読んでいる呼び方でOK!
話し方も「~したよね」など、語り掛けるような口調でもいいんです。
堅苦しくなりすぎるとユーモアも入れにくいので、リラックスした文体で書きましょう。
では実際に、面白い「花嫁の手紙」の文例をご紹介します。
面白い花嫁の手紙【エピソード文例】
子供の頃の失敗談を語る
私が小学生の頃、学校でランドセルを失くしたと大騒ぎしたことがありましたね。
先生や友達みんなで探してもらった挙句、ランドセルは結局家にありました。私が朝、背負っていくのを忘れただけでした。
お父さんもお母さんも、あの時は学校まで謝りに来てくれたよね。昔からおっちょこちょいなところがあって迷惑ばかりかけたけど、いつもフォローしてくれて本当にありがとう
ポイント
子供の頃の微笑ましい失敗談を語り、ちょっと笑いを取りつつも、両親に感謝の気持ちを伝えています。
昔を知っている友人が出席している場合、「そんなこともあったよねー!」と懐かしく盛り上がるかもしれませんね。
父親との仲の良さが見える手紙
パパはいつもオシャレに敏感で、独特のセンスを貫いてきましたね。子供の頃、父親参観の日にヒョウ柄のシャツで来た時は、同級生に「大阪のおばちゃんか」とからかわれたものです。さすがに今日はモーニングを着ているのを見て、安心しました。
でも実は、自分の「好き」をしっかり貫くパパのこと、少しカッコいいと思ってたよ。先日貰ったショッキングピンクのTシャツは、新居でパジャマにします。これからも、我が道を行く素敵なパパでいてね
ポイント
お父さんのファッションセンスについていけない感じを出しながらも、親子の仲の良さが
にじみ出る手紙ですね。
でも本当はカッコいいと思っている、とまとめることで、微笑ましく仕上がっています。
母と女同士のエピソードを
お母さん。お母さんとはいつも、一緒に買い物に行ったり、服を共有したり、女同士で楽しい時間を過ごしてきたよね。「どっちが早く痩せるかダイエット勝負をしよう」と5年前くらいからずっと言っているけど、お互いちっとも痩せませんでした。でも結婚式が決まり、私も本気でダイエットして、5キロの減量に成功!これで5年越しの勝負に勝てたと思ったら、まさかの、お母さんもこの日に向けて5キロ減量してきましたね。ダイエット勝負の勝敗は、また持ち越しです。
次はどっちが長く今の体重を維持するか、勝負だね
ポイント
お母さんとの仲の良さを書くと同時に、結婚式を大切に思い、二人ともダイエットしたという面白いエピソードも加えています。
勝負がまだ続くということで、結婚しても変わらない関係性も感じさせていますね。
では最後に、花嫁の手紙全文を見ていきましょう。
花嫁の手紙全文
皆様、今日は私たち二人のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。
この場をお借りして、両親への手紙を読ませていただきたいと思います。お父さん、お母さん、今日は二人に感謝の気持ちを伝えたくて、手紙を書いてきました。
私は一人っ子だったので、二人の愛情を一身に受けて、今まで過ごしてきました。お母さんは私が困ると、いつも相談に乗ってくれたね。
それが夜中でも早朝でも、私がお母さんに話をしようとして、断られたことは一度もなかった。昔はそれを当たり前に思っていたけど、社会に出て、毎日仕事に追われるようになってからは、それがどんなにすごいことだったかわかります。本当にありがとう。そしてお父さん、お父さんはとても優しくて、話も面白くて、最高のお父さんだと思ってるよ。でも唯一の欠点は、イビキが大きすぎるということです。
隣の寝室まで毎晩イビキが響き渡り、耳鳴りがしそうでした。結婚して新居に移れば、そんな騒音から解放される・・・と思いきや、○○くん(新郎)のイビキも負けず劣らず相当なものです。新居に移ってもBGMは変わりそうにないので、ホームシックにならずに済むかもしれないね。家族三人で過ごした時間は、私の宝物です。
私もそんな家庭を作れるように、これから頑張っていきます。
二人とも、これからも温かく見守っていてね。最後になりましたが、〇〇さん(新郎)のお父さん、お母さん。今まで何度かお食事したことはありますが、今日からは家族になれること、とても嬉しく思っています。至らないところもあると思いますが、どうかよろしくお願いします
まとめ
ユニークな「花嫁の手紙」について、ご紹介しました。
披露宴で花嫁が両親などにあてて読む、花嫁の手紙。
ユニークな文章にするポイントは、まず3~5分程度(文字数600~800程度)にまとめることです。
そして誰かを傷つけたり、不快にするような内容は避け、楽しいエピソードを中心にすること!
内輪ウケの話も避け、ユーモアはさりげなく入れる程度にしておくのがポイントです。
忌み言葉や重ね言葉、マナーを気にしすぎるあまり、堅苦しい文章にならないようにしましょう。
いつも通りの呼びかけ、言葉使いで伝える方が、両親もゲストも聞きやすいかもしれませんよ。
感動のシーンでもある「花嫁の手紙」ですが、クスッと笑えるユーモアを加えてセンスある手紙にしたいですね!
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