結婚式の招待状に使う「時候の挨拶」って?基本のマナーと季節や月ごとの例をご紹介!

結婚式の招待状を書くときに使う「時候の挨拶」。
日常生活ではあまり使わないものなので、
「時候の挨拶って何を書けばいいの?」
と困ってしまう人もいるかもしれませんね。
そこで、この記事では時候の挨拶の基本や注意点を解説します。
1~12月のそれぞれの月ごとにぴったりな時候の挨拶の例もたくさんご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
時候の挨拶って?
「時候の挨拶」とは、手紙などの冒頭に添えて季節の移り変わりやそれに応じた心情を表す言葉。
手紙の頭語(「拝啓」など)に続く、「春分の候」や、「厳しい暑さが続いておりますが~」などが時候の挨拶です。

結婚式の招待状も手紙の一種なので、時候の挨拶を入れるんですね。
そんな時候の挨拶には、漢語調の表現と文章で表現するものの二種類があります。
親御さんの名前で招待状を出す場合や形式を重んじた結婚式なら、
「○○の候」
「○○のみぎり」(「○○の候」を少しやわらげた表現)
などの漢語調の挨拶が良いでしょう。
友人中心のパーティーなどカジュアルな結婚式なら、
「木々の葉も色づいてまいりました」
のように文章で表現するのがおすすめです。

なお、時候の挨拶は結婚式を挙げる時期ではなく、「招待状を出す時期」に合ったものを選びます。
招待状は結婚式の2~3か月前に送るもの。
結婚式を挙げる時期に合わせた時候の挨拶だと季節感がずれてしまうので気をつけてくださいね。
それではここから月ごとの時候の挨拶を、漢語調のものと文章で表現するものに分けて紹介していきますよ。
1月(睦月・むつき)

1月は年が明けて初めて迎える月。
新年のおめでたさや新年を迎えられた喜びの気持ちを表しましょう。
漢語表現
○上旬
初春(しょしゅん)
新春(しんしゅん)
迎春(げいしゅん)
仲冬(ちゅうとう)○中旬
小寒(しょうかん)
厳寒(げんかん)
厳冬(げんとう)○下旬
大寒(だいかん)
酷寒(こっかん)
降雪(こうせつ)○1月中
寒風(かんぷう)
烈寒(れっかん)
降雪(こうせつ)
冷雨(れいう)
どの言葉も、後ろに「~の候」「~のみぎり」「~の折」のいずれかをつなげて使うのが一般的です。

挨拶文
・松の内の賑わいも過ぎ 寒気ことのほか厳しく感じられます
・このところ例年にない寒さが続いております
・冬晴れの空が美しい季節となりました
・風花の舞う季節となりました
「風花(かざはな)」とは晴れの日にちらちら降る雪のこと。

陽の光を受け輝きながら、ちらちらと雪が舞う情景が目に浮かぶ挨拶文ですね。
2月(如月・きさらぎ)
2月は1年で最も寒い月。
寒さの厳しい日が続きますが、少しずつ季節は春に向かってきているということを表現できると良いですね。

漢語表現
○上旬
大寒(だいかん)
晩冬(ばんとう)
酷寒(こっかん)○中旬
立春(りっしゅん)
余寒(よかん)
春寒(しゅんかん)
残雪(ざんせつ)○下旬
雨水(うすい)
三寒四温(さんかんしおん)
解氷(かいひょう)
梅花(ばいか)
「雨水(うすい)」は2月18日頃をさします。
雪が雨へと変わる季節という意味なんだそうですよ。

挨拶文
・余寒厳しき折から
・立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております
・雪解けの水もようやくぬるみ
・春の訪れを待ちわびる頃となりました
・梅のつぼみが春を知らせる季節となりました
・うぐいすの初音に春の訪れを感じる頃となりました
うぐいすや梅などの動植物を挨拶の文章に入れると、春の気配が感じられて柔らかい印象になりますね。

3月(弥生・やよい)
寒さもやわらぎ、徐々に春を感じる日の多くなる3月。
春の暖かさや桜の開花などを感じさせる挨拶を入れると良いでしょう。

漢語表現
○上旬
啓蟄(けいちつ)
向春(こうしゅん)
解氷(かいひょう)
春寒(しゅんかん)○中旬
早春(そうしゅん)
春暖(しゅんだん)
浅春(せんしゅん)○下旬
春分(しゅんぶん)
春陽(しゅんよう)
仲春(ちゅうしゅん)
「啓蟄(けいちつ)」とは、冬ごもりをしていた虫たちが巣穴から出てくる頃という意味だそうです。

挨拶文
・一雨ごとに暖かさが増し春めいてまいりました
・沈丁花(じんちょうげ)がほのかに香るこの頃
・桃の節句を過ぎ 今年の春は例年になく穏やかです
・桜のつぼみも膨らみはじめ
・春霞のただよう季節となりました
春の訪れを予感させるような内容ですね。

4月(卯月・うづき)
4月と言えば桜。

短い期間ではありますが、私たちの目を楽しませてくれますね。
暖かい春の陽気や桜の開花などを喜んだ、明るい挨拶文を入れるといいですよ。
漢語表現
○上旬
菜種梅雨(なたねづゆ)
花冷え(はなびえ)
桜花(おうか)○中旬
仲春(ちゅうしゅん)
春爛漫(はるらんまん)
春和(しゅんわ)
桜端(おうたん)
清明(せめい)○下旬
惜春(せきしゅん)
穀雨(こくう)
晩春(ばんしゅん)
若葉(わかば)
新緑(しんりょく)○4月中
陽春(ようしゅん)
春風(しゅんぷう)
「菜種梅雨(なたねづゆ)」とは、菜種(菜の花)の咲くころに降り続く長雨のことです。

挨拶文
・桜の花は今を盛りと咲き誇っております
・満開の花に心も浮き立つ今日この頃
・うららかな春の訪れとなりました
・春もたけなわの頃となりました
・若草が萌えたち 春も深まってまいりました
・花の盛りも過ぎ 草木の緑がいよいよ濃くなってまいりました
・おぼろ月夜の美しい頃となりました
5月に近づくにつれ徐々に日差しも強さを増し、緑も青々としてきます。
そんな時期には「若草萌える季節」や「草木の緑が濃くなってきた」などの表現がぴったりです。

5月(皐月・さつき)
青葉が茂る5月は、新緑のフレッシュな感じを表現すると、爽やかな印象になります。
漢語表現
○上旬
葉桜(はざくら)
若葉(わかば)
新緑(しんりょく)
立夏(りっか)○中旬
青葉(あおば)
万葉(まんよう)○下旬
小満(しょうまん)
暮春(ぼしゅん)
軽暑(けいしょ)○5月中
新緑(しんりょく)
薫風(くんぷう)
風薫る(かぜかおる)
「立夏」とは5月6日前後のことで、夏の気配が感じられ始める頃という意味です。

挨拶文
・若葉の緑が目にしみる今日この頃
・新緑が目にまぶしい季節となりました
・風薫る心地のよい季節となりました
・牡丹の花が咲き誇り~
・吹く風に初夏のすがすがしさを感じる昨今

6月(水無月・みなづき)
梅雨入りし、雨が続く6月。
じめじめした季節ですが、雨に濡れたあじさいの美しさや、梅雨の合間に現れる晴天の爽やかさを表現するといいですね。
漢語表現
○上旬
入梅(にゅうばい)
薄暑(はくしょ)
芒種(ぼうしゅ)○中旬
梅雨冷え(つゆびえ)
長雨(ながあめ)
短夜(たんや)○下旬
梅雨晴れ(つゆばれ)
梅雨寒(つゆさむ)○6月中
紫陽花(あじさい)
初夏(しょか)
向暑(こうしょ)
「芒種(ぼうしゅ)」とは、稲や麦などの種をまく季節という意味。
具体的には6月6日頃をさすそうですよ。

挨拶文
・あじさいの花が日ごとの長雨に色づいて
・雨の日にはくちなしの花がいっそう芳しく
・梅雨の晴れ間の青空はすっかり夏色になりました
・すがすがしい初夏を迎え
・長かった梅雨も明け 初夏の風が爽やかな季節となりました
あじさいなどの季節の花を含めると季節感が出て良いですね。
7月(文月・ふみづき)
梅雨も明け、いよいよ暑い夏がやってくる7月。

澄んだ青空などを入れて、爽やかで明るい挨拶にしましょう。
漢語表現
○上旬
星祭り(ほしまつり)
向暑(こうしょ)
仲夏(ちゅうか)○中旬
小暑(しょうしょ)
炎暑(えんしょ)○下旬
大暑(たいしょ)○7月中
盛夏(せいか)
猛暑(もうしょ)
酷暑(こくしょ)
「仲夏の候(みぎり・折)」は月初めに使うといいですよ。
挨拶文
・梅雨も明け 本格的な夏を迎えました
・海開きの便りが聞かれる頃になりました
・海山の恋しい季節になりました
・入道雲が空に映え まぶしい夏の到来を告げています
・蝉時雨が賑やかに降り注ぐ季節となりました
・鮮やかな朝顔に涼を感じるこの季節、お変わりなくお過ごしでしょうか

8月(葉月・はづき)
夏から秋へと移り変わって行く8月。
8月後半は猛暑が過ぎ徐々に涼しくなっていくので、初秋を感じさせる挨拶が良いかもしれませんね。

漢語表現
○上旬
残炎(ざんえん)
猛暑(もうしょ)
酷暑(こくしょ)
大暑(たいしょ)
盛夏(せいか)○中旬
新涼(しんりょう)
納涼(のうりょう)○下旬
暮夏(ぼか)
秋暑(しゅうしょ)
立秋(りっしゅう)
向秋(こうしゅう)○8月中
晩夏(ばんか)
残暑(ざんしょ)
「晩夏」は、夏の終わりという意味があり、
8月7日から立秋の20日頃まで使える表現です!
「残暑」は8月7日から9月8日頃までと、比較的長く使える挨拶。
暦の上では秋になったのに、まだまだ暑さが残っているというときに使ってみてください。

挨拶文
・ひまわりが今を盛りと咲き誇っております
・立秋とは名ばかりの猛暑が続いております
・厳しい暑さが続いておりますが~
・朝夕にはかすかに秋の気配を感じる今日この頃
・吹く風にゆく夏の気配を感じる頃となりました
9月(長月・ながつき)
稲穂や秋桜(コスモス)など秋を思わせる語句を使って挨拶文を作ると、秋らしい印象になります。

漢語表現
○上旬
初秋(しょしゅう)
新秋(しんしゅう)
野分(のわけ)
白露(はくろ)○中旬
爽秋(そうしゅう)
涼風(りょうふう)
秋晴(あきばれ)
仲秋(ちゅうしゅう)○下旬
秋冷(しゅうれい)
孟秋(もうしゅう)
秋分(しゅうぶん)○9月中
秋涼(しゅうりょう)
「白露」は9月8日頃をさしますよ。
挨拶文
・九月になってもまだ残暑が続いております
・鈴虫の音が美しいこの頃
・萩の花が風にゆれる頃
・秋涼の風が野山を吹き渡ってゆきます
・すすきの穂も揺れる季節となりました
7、8月と比べたら暑さも落ち着いてくる季節なので、秋っぽい言葉を使っても素敵です。

10月(神無月・かんなづき)
気候も涼しくなってきて、本格的な秋を感じさせる10月。
野山が色づき始めた頃に「紅葉」などの語句を使えば、季節感のある文章になります。

漢語表現
○上旬
仲秋(ちゅうしゅう)
寒露(かんろ)
清秋(せいしゅう)○中旬
爽秋(そうしゅう)○下旬
霜降(そうこう)
秋雨(あきさめ)○10月中
紅葉(こうよう)
錦秋(きんしゅう)
秋冷(しゅうれい)
夜長(よなが)
秋麗(しゅうれい)
「錦秋の候」は、紅葉が錦のように色鮮やかな秋という意味です。
挨拶文
・秋たけなわの頃
・金木犀の香りがほのかに漂って
・秋の夜長はいかがお過ごしでしょうか
・さわやかな秋晴れの続く今日この頃
・木々の葉も色づいてまいりました

11月(霜月・しもつき)
11月になると秋も深まり、訪れる冬を感じさせます。
漢語表現
○上旬
深秋(しんしゅう)
紅葉(こうよう)○中旬
晩秋(ばんしゅう)
暮秋(ぼしゅう)○下旬
向寒(こうかん)
初霜(はつしも)
霜秋(そうしゅう)○11月中
初冬(しょとう)
「初冬」は立冬(11月7日頃)から大雪(12月7日頃)の前日までの期間をさします。

挨拶文
・小春日和の今日この頃
・落ち葉散りしく時節
・ゆく秋の感慨も深く
・朝夕の寒気が身にしみる時節となりました
・初雪の便りが聞かれる季節となりました
12月(師走・しわす)
一年を締めくくる12月。
寒さもいよいよ本格化し、「冬」や「雪」などが入った表現が多くなってきます。

漢語表現
○上旬
初冬(しょとう)
初雪(はつゆき)
孟冬(もうとう)○中旬
寒気(かんき)
大雪(たいせつ)○下旬
歳晩(さいばん)
歳末(さいまつ)○12月中
師走(しわす)
寒冷(かんれい)
霜夜(しもよ)
「霜夜」とは、霜の降りた夜という意味。
本格的な寒さを感じ始めたら使うといいですよ。
挨拶文
・冬枯れの季節を迎えました
・寒気厳しき折から
・年の瀬を迎え
・めっきり寒くなりました
・ポインセチアが美しい紅色を見せる頃
・澄み渡る夜空に瞬く星がいっそう美しい季節となりました

まとめ
招待状の冒頭にさりげなく添えることで、季節の移り変わりを表現する「時候の挨拶」。
時候の挨拶は、招待状を出す季節に合ったものを選ぶのが大切なポイントでしたね。
招待状を書くときには、ご紹介した例文をそのまま使ってもいいですし、自分の言葉で季節感を表現してみるのもステキですよ。
結婚式招待状の基本的な書き方や文例について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【新郎新婦向け】招待状の書き方完全ガイド!文面や宛名、付箋の書き方がまるわかり
【結婚式の招待状】そのまま使える文例集!少人数婚や入籍済などケース別のアレンジ例もご紹介
「招待状・席次表・席札」の他の記事
「招待状・席次表・席札」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2200本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」

クリップ記事














