2枚貼りはNG?どの位置に貼る?結婚式招待状の「切手」マナーまとめ
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がんばって仕上げた結婚式の招待状、あとは切手を貼るだけ!
でも実は、切手の選び方・貼り方にもマナーやコツがあるんです。
受け取る人へ失礼のないように知っておきたい、招待状に貼る切手のマナー・注意点をご紹介します!
目上の方には「慶事用切手」を
「切手を選ぶ前に知っておきたいマナー」から見ていきましょう。
まずは切手の「種類」について。
切手には、普段使うもののほかに「慶事用切手」というものがあります。
「慶事」とは、結婚・出産などのお祝い事。
つまり慶事用切手とは、そのようなお祝い事のお知らせのときに使う切手なんですね。
慶事用切手(※2025年8月現在)
結婚式の招待状の封筒や返信はがきにも、この「慶事用切手」を貼るのが一般的。
でも親しい友人などへの招待状だと、
「慶事用切手ではなく、気に入ったデザインの切手で送る!」
という人も。
二人らしい個性のある切手は、受けとった友人にも喜んでもらえそうですね。

ただし、職場の上司や年配の方、親族などに対しては、マナーを重んじることも大切。
招待所を出す相手によって切手を使い分けるといいですね。
慶事用切手や、その他のお洒落なデザインの切手については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
【結婚式招待状の切手】値段や選び方、貼る位置を解説!慶事用切手以外の選択肢も紹介
切手を2枚に分けるのはNG?
「2」という数字は、
「割り切れるため、『別れ』を連想させる」
ということで、結婚式では縁起が悪いとされています。
ゲストから二人へ贈る「ご祝儀」も、割り切れる金額はできるだけ避けるのが一般的。
それと同じで招待状に貼る切手も、枚数が2枚になるのは好ましくないとされています。

でも例えば、
「どうしてもこのデザインの切手が使いたいけれど、1枚だけじゃ料金が足りない・・・」
「切手を貼ってしまった後に料金不足に気づいた・・・」
といった場合。

こういった場合は、「不足分の切手を追加で貼る」という選択肢をとる人も。
ただ、やっぱり枚数が「2枚」になるのは気になる・・・
そんなときは、多少もったいなくても切手を「3枚貼り」で出すという手もありますよ。
特に、年配の方だとマナーを気にする人もいそうなので、
「年配の方には3枚」
「マナーをあまり気にしなさそうな友人には2枚」
と相手によって変えると良いかもしれません。
二人で相談してみてくださいね。
切手の料金はいくら?
これはマナーの話ではありませんが・・・
切手の料金についても、気をつけてほしいことがあるんです。

切手の料金は、手紙の種類や重さによって変わります。
手紙の種類のうち代表的なのが、「定形郵便物」と「定形外郵便物」の2つ。
招待状のような「封筒に入れた手紙」は、「定形郵便物」に当たることが多いです。
「定形郵便物」を送る場合は、110円切手を貼ります。
(※以下、郵便料金は2025年8月現在のもの)
ただ、「招待状には110円切手を貼っておけば絶対大丈夫!」とは言い切れません。
招待状は、結婚式の概要が書かれた「本状」の他にも、会場地図や付箋、返信用はがきなど・・・同封するものもたくさん!

本状もしっかりとした台紙を付けたりするので、意外と重くなってしまいがちです。
一定の重さや大きさを超えると、招待状は「定形郵便物」ではなく「定形外郵便物」に!
「定形外」だと、切手は140円以上のものを貼らないといけなくなります。
「定形郵便物」のつもりで全ての封筒に110円切手を貼って、いざ郵便局へ行ったら、「定形外です」と言われた・・・
そんなことにならないためにも、招待状が完成したら、切手を買う前に、郵便局で重さとサイズを量ってもらいましょう。

こうすれば、切手の料金が正確にわかるので、「貼り直し」などの事態は防げるはずです。
「定形郵便物」「定形外郵便物」の違いを詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてください。
日本郵便HP「定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さについて」
切手の料金についてはこちらをどうぞ。
意外と知らない?切手を貼る位置
ここからは、「切手を封筒に貼るときのマナーやコツ」をご紹介します。

切手を貼る位置とその理由
封筒に切手を貼る時、その正しい位置って知っていますか?
・縦書きの封筒…左上に切手
・横書きの封筒…右上に切手

「縦向きの封筒なら左上」というのは、自然と身についている人も多いかもしれません。
でも「横向きの封筒なら右上」は、知らなかった人もいるのではないでしょうか。
なぜ、切手を貼る位置が決まっているのでしょう?
理由は、郵便局で押す「消印」にあります。
「消印」とは、切手が「使用済み」であることを示すため、切手にかかるよう押される印のこと。

この「消印」を押すときには「自動押印機」を使うので、消印の押される位置が決まっています。
つまり、機械で自動的に消印を押せるよう、決まった位置に切手を貼ることになっているんですね。
貼る位置を間違えた場合は?
もちろん貼る位置が違っても、切手が貼ってあれば「届かない」なんてことはありません。
ただ、貼る位置について知っている人からは、残念に思われてしまう可能性があります。

また、消印を押すときに自動押印機が使えず、手押しする手間がかかるため、時には発送が少し遅れることも。
基本的には、貼り間違えてしまったら新しく封筒を用意し直すのが無難と言えそうです。
ただ、何十通というすべての招待状で貼り間違ってしまった場合・・・
全部やり直しするのは、大変ですよね。
そんな時は直接郵便局の窓口へ行って、消印の代わりに「風景印」を押してもらうという手も。
地域ごとにさまざまなデザインがある「風景印」は、情緒があって素敵!

ただ、風景印はどこの郵便局でも取り扱っているわけではありません。
気になる人は最寄りの郵便局で尋ねるか、下記のページで探してみてください。
キレイに貼るコツは?
せっかくキレイに宛名を書いても、切手がゆがんでいたりしたらちょっと残念ですよね。
ということで最後に、「キレイに切手を貼るためのコツ」をお届けします!

切手を切り離すときのコツ
切手は購入した時、何枚もつながっていますよね。
切り離すときに無茶をすると、破れたりして見た目も悪くなるかも・・・。
それに、たくさんの招待状を送る人は、なるべく効率よく進めたいと思うはず。
そこで、まずは一列ずつ縦長に切り離します。
それから山折りと谷折りを繰り返し、扇子のように折り目をつけましょう。

枚数が多い場合は、2枚重ねにして折るとGOOD。
あとは折り目に沿って、思い切りよくピリッと切り離していきましょう。
しっかり折り目をつけておけばキレイに切り離せますし、2枚重ねればさらに効率的に。
ぜひお試しあれ!

切手を貼るときのコツ
水に浸したスポンジか、タオルやハンカチに水を含ませたものを用意しましょう。
そこに切手の裏側を当て、水をつけたら封筒に貼ります。
こうすれば、切手1枚1枚に糊を塗っていくよりスムーズなはず。
貼るときは、まず切手の中央を押さえ、その次に四隅をしっかりと押さえましょう。
「手だと貼るときにズレたりしそう・・・」
そんな人はピンセットを使うのがおすすめ。

ピンセットは細かい作業に向いていますし、封筒や切手を汚すこともないので安心です。
まとめ
切手の選び方・貼り方にも、色々なマナーやルールがあるんですね。
特に目上のゲストに出す招待状では、切手の種類や枚数、貼る位置には気をつけて!
また、料金不足でゲストの家に郵送されず、自宅に戻ってきた!・・・なんて事態が起きないように、重さはしっかり確認しておきましょう。
ゲストが気持ちよく招待状を受け取れるように、心を込めて丁寧に準備できるといいですね!
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