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仲人・媒酌人を頼まれたら…やるべきこととは?
音声で聴く!
仲人(なこうど)・媒酌人(ばいしゃくにん)をしてほしいと頼まれた!
結婚式などでよく耳にする言葉ではあるものの・・・
実際、何をしたらいいの!?
仲人や媒酌人の役割をご紹介します。
他にも、結婚式当日の服装やスケジュール、結婚祝いの相場まで、知っておきたい知識が満載です!
仲人・媒酌人ってどういう役割?
まずは「仲人」と「媒酌人」の役割を
簡単にご説明しましょう。
仲人
「仲人」は、結婚式よりも前から、二人のお世話をする役割があります。
まずは人脈を活かし縁談を紹介し、お見合いの段取りや取り仕切りを行います。
無事に縁談がまとまったら、婚約・結納の世話もします。
また、結婚式当日には結婚する二人の証人となる「媒酌人」としての役割も。
ただ、現代では恋愛結婚も多いため、お見合いの段階から「仲人」を頼まれるケースは少ないよう。
婚約が決まった段階で、二人や二人の両親から「仲人をお願いします」と頼まれる方が一般的かもしれませんね。
結納をするなら結納の世話役からお願いされます。
結納をしないなら結婚式当日の「媒酌人」の役割を依頼されていると思っていいでしょう。
どんな役割を依頼されているのか、よく確認しておくことが大切です。
媒酌人
「媒酌人」とは結婚式当日の新郎新婦の世話役で、「頼まれ仲人」と呼ばれることも。
媒酌人は結婚を誓う二人の証人として、結婚式に立ち会います。
披露宴では主催者側として出席し、ゲストのお出迎えやお見送りも、新郎新婦の両親と並んで行います。
ゲストに結婚式の報告をし、新郎新婦の紹介を含めたスピーチ、挨拶をするのも媒酌人の大切な役割です。
媒酌人夫人には、花嫁をエスコートしたり、お色直しに付き合ったりと、その日一日、花嫁のサポートをする「介添え(かいぞえ)役」としての役割もあります。
「仲人」と「媒酌人」はともに新郎新婦のお世話をする役割なんですね。
仲人は結婚前からの世話人、媒酌人は結婚式当日の世話人、と考えるとわかりやすいかもしれません。
ではそんな新郎新婦と関わりの深い、仲人・媒酌人は、どれくらい結婚祝いを包めばいいのでしょうか?
結婚祝いの相場は?
一般ゲストが夫婦二人で出席するときの結婚祝いの相場は、5万円。
仲人・媒酌人として夫婦で出席する場合の相場は、一般の5万円より少し多めと言われています。
あまり多く包んでも新郎新婦にお返しの気を遣わせてしまうので、7万~10万円ほどを目安にするといいでしょう。
お祝いは現金ではなく、品物でもかまいません。
当人たちに「何か新生活で欲しいものはない?」と聞いてから贈ると、喜ばれそうですね。
お祝いは結婚式当日ではなく、結婚式の1ヶ月~1週間前くらいまでに、新郎側の家に持参することが多いようです。
結婚式当日の服装
結婚式当日の仲人・媒酌人の服装は、新郎新婦の両親と「格式の高さ」を合わせることが大切です。
基本的には男性はモーニングコートかブラックスーツ。
女性は黒留袖(くろとめそで)かロングドレス、もしくは少し格が下がりますが、色留袖(いろとめそで)もOK。
でも新郎新婦の両親が格の高いモーニングコートや黒留袖でなく、比較的カジュアルな服装で出席する場合は、媒酌人もそれに合わせます。
前もって新郎新婦の両親がどんな服装で出席するのか、両家に確認しておきましょう。
では次に、仲人・媒酌人の見せ場である「スピーチ」について、見ていきましょう。
スピーチってどんなことを言えばいい?
仲人や媒酌人のスピーチの流れは、だいたいこんな感じです。
1 自己紹介・ゲストへの謝辞
2 挙式が無事済んだことを報告
3 新郎新婦の紹介
4 二人の人柄やなれそめなど
5 新郎新婦へのお祝い・励ましの言葉
6 ゲストへ、これから二人を見守り、支援してくれるようにお願い
7 締めの言葉
あまり短くも長くもならないように、5分くらいの内容にまとめましょう。
本人たちの名前や経歴などを間違えないようにするのも大切ですね。
結婚式当日だけの「媒酌人」を引き受けた場合、結婚前からお世話をしている仲人と違って、新郎新婦の片方や両親と面識がないこともありえます。
この場合は、スピーチの内容が薄くならないようにするためにも、結婚式より前に新郎新婦のご両親、新郎新婦本人と挨拶がてら、話す時間をとれるとベストです。
どうしても無理な場合は、新郎新婦の経歴や自己紹介、エピソードなどをまとめたものを書いてもらって、それを参考にスピーチしましょう。
では最後に、結婚式当日の仲人・媒酌人のモデルスケジュールをご紹介します。
結婚式当日のスケジュール
1 会場到着
仲人や媒酌人は当日、することがいっぱい!
会場へは、結婚式の1時間前くらいに到着するように心がけましょう。
着付けやヘアメイクが必要な場合は、2時間くらい前だと安心です。
2 親族にご挨拶
会場に到着したら、両家の親族控室に向かいます。
新郎新婦や両親、親族に「本日はおめでとうございます」とお祝いを述べましょう。
自分が仲人(媒酌人)を務めることを伝え、「本日はよろしくお願いします」と丁寧にあいさつします。
3 打ち合わせ
結婚式・披露宴の進行を、会場係や司会者に確認しておきます。
スピーチも読み返して、間違いがないかなど最終確認するといいですよ。
4 芳名帳へ記入
ゲストに名前や住所を書いてもらう「芳名帳(ほうめいちょう)」へは仲人(媒酌人)が一番に記入しなければいけません。
ゲストが書く前に、先に記入しておきます。
5 挙式に立ち会う
挙式に立ち会い、新郎新婦をサポートします。
仲人(媒酌人)夫人は花嫁を常に気にかけ、介添え役をこなしましょう。
6 披露宴会場前でお出迎え
新郎新婦や両親と披露宴会場前に並んで、ゲストをお出迎えします。
仲人や媒酌人は、ゲスト側ではなく結婚する両家側として、ホスト役に徹するんですね。
7 披露宴で挨拶(スピーチ)
挙式が無事済んだという報告、スピーチをします。
仲人・媒酌人の一番の大役かもしれませんね。
8 夫人は常に花嫁のサポート
仲人(媒酌人)夫人は、場合によっては花嫁の手を引いてお色直しに付き合います。
披露宴の間も、ドレスの裾を直してあげたり花嫁の緊張をほぐしてあげたりと、常に気にかけてあげましょう。
9 披露宴後のお見送り
披露宴後も、開始時と同じように会場前でゲストをお見送りします。
まとめ
仲人は結婚式より前からの世話人、媒酌人は結婚式当日の世話人なんですね。
結婚祝いの相場は7~10万円ほどで、結婚式の1ヶ月~1週間前くらいに新郎宅へ持参します。
結婚式当日の服装は正装が基本ですが、新郎新婦の両親と格を合わせなければいけません。
もしも両親が正装でない場合、仲人(媒酌人)もそれに合わせましょう。
スピーチは短すぎず長すぎず、5分くらいにまとめるとGOOD。
ゲストに新郎新婦の人となりが伝わるようなスピーチができるといいですね。
当日は両家側としてホスト役に徹し、挙式・披露宴を通して新郎新婦をサポートします。
媒酌人や仲人を頼まれるということは、あなたの人柄や人脈が信頼されているということ。
もしお引き受けしたら、ぬかりなく新郎新婦をサポートしたいですね!
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