仲人・媒酌人を頼まれたら…やるべきこととは?役割や服装、スピーチ内容をチェック!
音声で聴く!
仲人(なこうど)・媒酌人(ばいしゃくにん)をしてほしいと頼まれた!
「仲人・媒酌人ってそもそも何?」
「いったい何をすればいいの?」
そんな疑問を解決するべく、この記事では仲人や媒酌人の役割をご紹介します。
・仲人や媒酌人の役割
・結婚式当日にやること
・スピーチの内容
・ふさわしい服装
・結婚祝いの相場
などなど、仲人・媒酌人にまつわる知っておきたい知識が満載です!
仲人・媒酌人にはどんな役割がある?
まずは「仲人」と「媒酌人」の役割を簡単にご説明しましょう。
仲人
「仲人(なこうど)」には、お見合いから結婚まで両家を取り持ち、新郎新婦のお世話をする役割があります。
まずは人脈を生かし縁談を紹介し、お見合いの段取りや取り仕切りを行います。
無事に縁談がまとまったら、婚約・結納の世話もします。
そして、結婚式当日には、結婚するふたりの証人となる「媒酌人」としての役割も果たしますよ。
しかし、お見合い結婚が少ない現代では、お見合いの段階から「仲人」を頼まれるケースは少ないよう。
婚約が決まった段階で、結納や結婚式の仲人を頼まれる方が一般的のようですね。
最近では、「結婚式当日の世話役」だけをお願いされるケースもあるようです。
この場合は、式当日の役割としては次に紹介する「媒酌人」と同じものになりますよ。
仲人を依頼された場合は、「結納+結婚式当日の世話役」なのか「結婚式当日の世話役」なのか、よく確認しておくことが大切です。
媒酌人
「媒酌人(ばいしゃくにん)」とは結婚式当日のみの新郎新婦の世話役のこと。
媒酌人は結婚を誓うふたりの証人として、結婚式に立ち会います。
披露宴では主催者側として出席し、ゲストのお出迎えやお見送りも、新郎新婦の親と並んで行います。
新郎新婦の紹介を含めたスピーチや挨拶をするのも媒酌人の大切な役割です。
また、媒酌人夫人には、花嫁をエスコートしたり、お色直しに付き合ったりと、その日一日、花嫁のサポートをする「介添え(かいぞえ)役」としての役割もありますよ。
「仲人」と「媒酌人」はともに新郎新婦のお世話をする役割だということがわかりましたね。
さらに違いを知りたい人は、こちらの記事も参考にどうぞ。
では実際に、結婚式当日の仲人・媒酌人は何をしたらいいのか、当日の流れをご紹介します。
【結婚式当日の流れ】仲人・媒酌人は何をする?
結婚式当日の流れを順番にみていきましょう。
1 会場到着
仲人や媒酌人は当日行うことがいっぱいです!
会場へは、結婚式の1時間前くらいに到着するように心がけましょう。
着付けやヘアメイクが必要な場合は、2時間くらい前に到着しておくと安心です。
2 親族にご挨拶
会場に到着したら、両家の親族控室に向かいます。
新郎新婦やふたりの親、親族に「本日はおめでとうございます」とお祝いを述べましょう。
自分が仲人(媒酌人)を務めることを伝え、「本日はよろしくお願いします」と丁寧に挨拶します。
3 打ち合わせ
結婚式・披露宴の進行を、会場係や司会者に確認しておきます。
スピーチも読み返して、間違いがないかなど最終確認するといいですよ。
4 芳名帳へ記入
ゲストに名前や住所を書いてもらう「芳名帳(ほうめいちょう)」へは仲人(媒酌人)が一番に記入しなければいけません。
ゲストが来る前に、先に記入しておきます。
5 挙式に立ち会う
挙式に立ち会い、新郎新婦をサポートします。
仲人(媒酌人)夫人は花嫁を常に気にかけ、介添え役をこなしましょう。
6 披露宴会場前でお出迎え
新郎新婦やふたりの親と披露宴会場前に並んで、ゲストをお出迎えします。
仲人や媒酌人は、ゲスト側ではなく結婚する両家側として、ホスト役に徹するんですね。
7 披露宴で挨拶(スピーチ)
挙式が無事済んだという報告、スピーチをします。
仲人・媒酌人の一番の大役かもしれませんね。
8 夫人は常に花嫁のサポート
仲人(媒酌人)夫人は、場合によっては花嫁の手を引いてお色直しに付き合います。
披露宴の間も、ドレスの裾を直してあげたり花嫁の緊張をほぐしてあげたりと、常に気にかけてあげましょう。
9 披露宴後のお見送り
披露宴後も、開始時と同じように会場前でゲストをお見送りします。
仲人・媒酌人はこのようなスケジュールで結婚式当日を過ごすんですね。
このモデルスケジュールの中でも、「スピーチ」は仲人・媒酌人にとって見せ場と言えるかもしれません。
続いては、このスピーチの内容について、ご紹介します。
スピーチってどんなことを言えばいい?
仲人や媒酌人のスピーチの基本構成は、こんな感じです。
1 自己紹介・ゲストへの謝辞
2 挙式が無事済んだことを報告
3 新郎新婦の紹介
4 新郎新婦へのお祝い・励ましの言葉
5 新郎新婦への力添えのお願い
6 締めの言葉
あまり短くも長くもならないように、5分程度の内容にまとめましょう。
本人たちの名前や経歴などを間違えないようにするのも大切ですね。
また、新郎新婦の片方や親と面識がない場合もあるかもしれません。
そんなときは、スピーチの内容が薄くならないよう、結婚式より前に新郎新婦や親と挨拶がてら話す時間をとれるとベストです。
どうしても難しい場合は、新郎新婦の経歴や自己紹介、エピソードなどをまとめたものを書いてもらって、それを参考にスピーチしましょう。
こちらの記事ではスピーチ文例も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式で仲人・媒酌人としてスピーチするときの話す内容や文例集をお届け
結婚式当日の服装は?
結婚式当日の仲人・媒酌人の服装は、新郎新婦の親と「格式の高さ」を合わせることが大切です。
基本的には男性はモーニングコートかブラックスーツ。
女性は黒留袖(くろとめそで)かロングドレス、もしくは少し格が下がりますが、色留袖(いろとめそで)もOK。
しかし、新郎新婦の親が格の高いモーニングコートや黒留袖でなく、比較的カジュアルな服装で出席する場合は、仲人や媒酌人もそれに合わせます。
前もって新郎新婦の親がどんな服装で出席するのか、両家に確認しておきましょう。
こちらの親向けの記事も参考にしてみてくださいね。
【結婚式】父親の服装マナーを分かりやすく解説!選び方や種類、実際の声など役立つ情報が満載です
【結婚式の母親の服装マナー】ドレス?和装?晴れの日にふさわしいフォーマルな服装をご紹介
結婚祝いの相場は?
では最後に、仲人・媒酌人はどれくらい結婚祝いを包めばいいのか見ておきましょう。
一般ゲストが夫婦ふたりで出席するときの結婚祝いの相場は、5万円。
仲人・媒酌人として夫婦で出席する場合の相場は、一般の5万円より少し多めと言われています。
あまり多く包んでも新郎新婦にお返しの気を遣わせてしまうので、7万~10万円ほどを目安にするといいでしょう。
お祝いは現金ではなく、品物でもかまいません。
当人たちに「何か新生活で欲しいものはない?」と聞いてから贈ると、喜ばれそうですね。
お祝いは結婚式当日ではなく、結婚式の1ヶ月~1週間前くらいまでに手渡しすることが多いようですよ。
まとめ
「仲人」は、本来、お見合いから結婚まで両家を取り持ち、新郎新婦のお世話をする役割があります。
一方、「媒酌人」は結婚式当日の世話人という役割があります。
しかし、最近では、仲人も媒酌人と同じように「結婚式当日の世話役」のみを依頼されるケースもあるんでしたね。
仲人・媒酌人どちらにおいても、結婚式当日は両家側としてホスト役に徹し、挙式・披露宴を通して新郎新婦をサポートします。
大事な見せ場であるスピーチは短すぎず長すぎず、5分くらいにまとめるとGOOD。
ゲストに新郎新婦の人となりが伝わるようなスピーチができるといいですね。
仲人や媒酌人を頼まれるということは、あなたが信頼されているということ。
もしお引き受けしたら、ぬかりなく新郎新婦をサポートしたいですね!
「ゲストのスピーチ」の他の記事
「ゲストのスピーチ」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」