結婚式の受付を任された!役割と注意点は?
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結婚式の受付は、新郎新婦や親族に代わってゲストをお迎えする、とても重要な役割。
任されたらとても光栄ですよね。
一方で、
「そんな役割、きちんと務められるかな・・・」
と不安な人もいるのでは?
そこで、今回は、受付の役割や注意点をまとめてご紹介します。
重要なことは事前に確認!
結婚式当日は、新郎新婦はもちろん、親族や会場のスタッフもとても慌ただしく、細かい指示をもらうのは難しいことも。
まずは招待状や、同封された受付を依頼するメッセージを確認し、分からないことは当日までに新郎新婦に聞いておきましょう。
確認しておきたいことは以下の5つです。
結婚式当日、受付開始前にしておくこと
会場には早めに到着!
当日、遅刻は厳禁。
受付の集合時間の少し前には会場に着くようにしましょう。
会場までのアクセスは前もって確認し、交通機関の遅れも考慮して早めに出発するとベター。
次は、会場に着いたら受付開始までにしておくことをご紹介します。
1 身支度を済ませておく
受付が始まると、受付係は持ち場から離れられません。
会場に着いたらまず、トイレを済ませておきましょう。
両家の代表としてゲストを迎えられるように、身だしなみもしっかり整えます。
受付には大きい荷物は置けないので、貴重品以外の荷物はクロークに預けておきましょう。
携帯電話は大事な連絡が入るかもしれないので、マナーモードにして持っておくといいですね。
2 会場施設を確認
受付では、ゲストから会場内の施設について聞かれることも。
・トイレ
・クローク
・待合室(控室)
・喫煙所
・更衣室
などはよく聞かれるので、案内できるように場所をチェックしておきましょう。
また、もしかしたら会場周辺について聞かれることもあるかもしれません。
できれば、
・駅
・タクシー乗り場
・周辺の店舗(コンビニなど)
も確認しておくとベターです。
3 受付担当者同士で挨拶、役割分担
受付担当者同士が初対面ということもあるので、自己紹介と挨拶は最初にしておきましょう。
受付は新郎側2名、新婦側2名の計4名で行うことが多いようです。
新郎側と新婦側に分かれてゲストの受付をすることがほとんどなので、それぞれ役割を決めておくとスムーズ。
受付の役割は大きく分けて次の2つです。
○ご案内係
ゲストへの挨拶、配布物の手渡し、開宴までの案内などを行います。
○ご祝儀係
ゲストからご祝儀を預かり、管理をします。
4 式場担当者と打ち合わせ
式場の担当者から、おおよその流れの説明があります。
不明な点はここで聞いておきましょう。
このとき、「遅刻の連絡が入っているゲストはいないか」なども確認しておくと良いですね。
5 受付で使うものに不備がないか確認
受付で使う備品は、会場で用意してくれることがほとんどですが、必要なものが揃っているかは自分でも確認しておきます。
・広蓋(ひろぶた、ご祝儀を納めるお盆 )
・化粧和紙、風呂敷
(ご祝儀の上にかぶせるもの)
・ご祝儀袋を入れる物(袋や箱など)
・筆記用具 (筆ペン・サインペン)
・芳名帳
(ゲストが名前などを記入するもの)
・ゲストの名簿
・席次表などのペーパーアイテム
・メモ帳
・その他(お車代、演出グッズなど)
足りないものがあれば、式場の担当者に伝えて用意してもらいましょう。
6 親族に挨拶
新郎新婦の親族には、受付が始まる前に、
「本日はおめでとうございます。受付を務めさせていただく○○です。よろしくお願いいたします。」
と、ひと言挨拶しておきましょう。
また、預かったご祝儀を最後に渡す相手は、新郎新婦の両親や兄弟姉妹であることが多いです。
このタイミングで顔合わせをしておくと、お互い安心ですね。
7 自分の受付を済ませる
受付の仕事でバタバタして、肝心な自分のご祝儀を渡し忘れた・・・
なんてことにならないように、自分の受付はゲストの受付開始前に済ませておきましょう。
芳名帳への記入も忘れずに。
受付開始後の仕事
準備を万端にして、いざ受付開始!
受付開始後の仕事の流れを確認しましょう。
1 挨拶
ゲストが、
「おめでとうございます」
と言ってご祝儀を出したら、
ご案内係が、
「ありがとうございます。お預かりします。」
と、ご祝儀を両手で受け取ります。
2 ご祝儀の受付・管理
ご祝儀係は、ご案内係からご祝儀を受け取り、ゲスト名簿にご祝儀を受け取った記録を付けます。
○ご祝儀はお盆の上にのせてお祝いムードを演出!
「しっかり管理しなきゃ・・・」と思うと、預かったご祝儀は、すぐにしまいたくなるかもしれませんね。
でも、ご祝儀はお盆の上に積み重ねることでお祝いのムードを演出する効果があるんです。
ご祝儀はお盆の上にゲスト側が正面になるように納め、化粧和紙(もしくは風呂敷)を上からかけておきます。
お盆から溢れてきたら、少しずつしまうようにします。
ご祝儀は新郎側と新婦側で別々に会計することが多いよう。
しまうときには、混ざらないように注意してください。
3 芳名帳への記帳のお願い
ご祝儀係が名簿をチェックしている間、ご案内係はゲストに、芳名帳へ名前の記入をお願いします。
「こちらに記帳をお願いいたします」
と手で指し示し、必ず両手でペンを渡しましょう。
4 お車代などを渡す
記帳をお願いしている間に、ご祝儀係は特別な対応が必要なゲストかどうかを名簿で確認します。
お車代などを預かっている場合、記帳が終わったタイミングで手渡しましょう。
渡すときは、袋の正面をゲストに向け、
「新郎新婦よりこちらをお預かりしております」
と両手で渡します。
できるだけ目立たないように配慮しましょう。
5 席次表などを配布・会場案内
最後にご案内係が、席次表などの配布物を渡し、会場の場所や開宴時刻、待機場所などを案内します。
ここに気を付けよう!受付の注意点
次に、受付をするときの注意点を見てみましょう。
1 私語は厳禁
受付同士はもちろん、仲の良いゲストが来ても、私語は慎みましょう。
2 言葉遣いや態度は丁寧に
受付は主催者側の立場であることを意識し、両家の代表として失礼のないよう、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
笑顔で対応するのも大切ですよ。
3 受付を離れない
受付はいつゲストが来るか分からない上に、大切なご祝儀を預かっています。
受付が始まったら持ち場は離れないようにし、どうしても離席するときは交代で、必ず1人は残るようにします。
4 何かあったらすぐ相談
当日は、何か思ってもいないことが起こるかもしれません。
その時は勝手に判断せず、会場スタッフや新郎新婦のご両親に相談しましょう。
受付が終わったら
出欠のチェック
開宴の時間になったら名簿で出欠のチェックをします。
ゲストが揃っていたら、その時点で受付を閉めましょう。
遅刻するゲストがいる場合の対応は、事前に確認した新郎新婦の指示に従います。
ご祝儀の数を確認
受付を閉めたら、ご祝儀袋の数と芳名帳のゲストの数をチェックします。
この時、ご祝儀袋の中身の金額は確認する必要はありません。
袋の「数」だけチェックしましょう。
確認が終わったら受付台を片付けます。
ご祝儀を決められた人に渡す
片付けが終わったら、預かったご祝儀と芳名帳を決められた人に直接渡します。
金庫に預ける場合もありますが、その時は、ご祝儀がきちんと保管されたことを確認し、その鍵を決められた人に渡します。
もし渡す人が見つからなかったとしても、他の人に渡してはいけません。
ご祝儀(もしくは鍵)を渡したら、受付の仕事は終了。
披露宴会場の自分の席に着き、新郎新婦を祝福しましょう!
まとめ
受付を任されたら、重要なことは当日までに確認しておくとベター。
当日は時間に余裕をもって早めに会場に着くようにし、受付開始までにゲストを迎える準備をしておきましょう。
受付が始まったら、「ご案内係」と「ご祝儀係」の担当に分かれて、スムーズに受付を行います。
受付では、両家の代表であることを忘れず、言葉遣いや立ち振る舞いには気を付けましょう。
ご祝儀の取り扱いは特に慎重に。
受付終了後に確実に決められた人に渡してください。
新郎新婦も信頼して任せてくれているはずですので、大切な役目をしっかり務めてお祝いしましょう。
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