【結婚祝いのお返し】内祝いに贈っちゃダメなギフトってあるの?マナーを解説!
心のこもった結婚祝いのお返しに、喜んでもらえるような結婚内祝いを贈りたい!
でも、内祝いに向かない品物もあるんです。知らないで贈ると、縁起が悪かったり相手に失礼になってしまったり・・・。
今回は、結婚内祝いで避けたほうがいいとされるものをご紹介します。おすすめの品物とあわせて、内祝い選びの参考にしてみてください。
結婚内祝いに避けたほうがいいもの
縁起が悪いとされるもの
これはお祝い全般に言えることですが、縁起が悪いとされているものは避けるようにします。
刃物
包丁やハサミなど、刃物は何かを「切る」ためのものですよね。
そのため、「縁を切る」という意味にも捉えられるということで、お祝いの贈り物には向かないとされています。
ですが、一部では「切り開く」ものと捉え、逆に縁起が良いとする考え方もあるようです。
もし内祝いに選びたいなら、あらかじめ相手にその解釈を説明し、納得してもらった上で贈るのがいいでしょう。
ハンカチ
ハンカチは涙をぬぐうためのものなので「別れ」をイメージさせるという説や、漢字で書くと「手巾(てぎれ)」となるため、こちらも「縁を切る」という意味に通じるといわれています。
日本茶
日本茶は本来、慶事にも弔事にも使われるのですが、弔事で使われるイメージが強いためか、お祝い品としては縁起が悪いといわれることが多いようです。
マナー違反ではないものの、気になる人はコーヒーや紅茶にしておいたほうが無難かもしれませんね。
クシ
髪をとく「クシ」は、その言葉が「苦」「死」という響きであることと、使っているうちに歯が欠けることからも、縁起が良くないとされているようです。
割れ物
グラスや陶器などの割れ物は、やはりその壊れやすさから「仲が壊れる」「別れ」などを連想させるとして避けられる傾向にありました。
最近では気にしない人も増えているようですが、相手が縁起を気にしそうなら避けたほうが安心かもしれませんね。
このように、縁起が悪いとされる贈り物は色々ありますが、例えば料理好きな人に機能性の高い包丁を贈ったり、コーヒーや紅茶が苦手な人に高級な日本茶を贈ったりすれば、喜ばれそうですよね。
場合によっては、「縁起」よりも相手の好みを優先させるのもアリなので、相手との関係性などを考えて選ぶといいですね。
縁起が悪いとされる数のもの
忌み数字
「クシ」の語呂合わせのくだりでもお話ししたように、「苦」「死」とも読める「9」「4」は、縁起の悪い「忌み数字」とされています。
こちらの数字は使わないようにするのが無難。
何かを贈るときには、「4個」「9個」を避けるようにすると良いですよ。
偶数
結婚に関するお祝いでは、「割り切れる」数字は縁起が悪いとされています。
例えばプレートのセットを贈る場合に、偶数の枚数を選ぶのは避けるようにすると無難。
ただ、「2」は「ペア」という意味があり、「8」は「末広がり」という意味があるので、その二つの偶数は例外と考えることが多いようです。
現金
結婚内祝いとして現金を贈るのは好ましくないとされています。
特に結婚祝いに現金を頂いた場合は、現金をそのまま返すことになり、マナーとしてよくないと考えられています。
品物を頂いた場合でも内祝いに現金を贈るというのは、相手に金額がダイレクトに伝わるので、なんだか生々しいですよね。
金券もこれと同じで、贈られてもあまり快く思わない人も少なくないよう。
ただ「嬉しい」という意見もあるので、金券を贈るなら、相手を選んで贈りたいですね。
内祝いに商品券を贈ってもいい場合・避けたほうがいい場合については、こちらの記事で詳しく説明しています。
結婚祝いのお返しに商品券はあり?贈り方マナーや注意したほうがいいケースを解説
高価すぎるor安価すぎるもの
結婚内祝いの相場は、だいたい頂いたお祝いの3分の1~半額程度。
その相場から大幅に離れた品物を贈るのは、相手に失礼になることもあります。
良かれと思って頂いたお祝いより高額なものを贈ったり、半額以上の品物を贈ったりすると、相手が「気を使わせてしまったかな」と申し訳なく感じてしまうかも。
お祝いをくれた人は、二人の新生活に役立ててほしいと思って贈り物を選んでいます。
高額すぎる内祝いを贈ってしまうと、逆に残念な気持ちにさせてしまうこともあるので気をつけましょう。
また、逆に相場より安すぎる内祝いを贈るのも失礼にあたります。
贈った結婚祝いが安価なものだと思われたような気がして、相手はいい気分になりませんよね。
結婚祝いをもらったら、インターネットやお店などでその品物の相場を調べ、的確な金額の結婚内祝いを用意するといいですよ。
個性的すぎるもの・名前や写真入りのもの
自分たちの好みを押し付けるような品物を選ぶのは、避けたいところ。
例えば絵画や置物、インテリア雑貨など、個人の好みが大きく関係する品物を贈るのは、割と難しいですよね。
自分たちがいいと思っても、相手が気に入ってくれるとは限りません。
二人の名前や写真が入ったものも、「記念になるから」と思うかもしれませんが、もらった方は使い道に困ってしまうことも多いもの。
名前や写真を入れるなら、お菓子のラベルに入れるなど、消え物にするのが無難でしょう。
贈り物は、相手のことを考えて、使いやすいものを選ぶようにするといいですね。
目上の人に失礼なもの
目上の人に贈る内祝いでは、特に気をつけたいものもあります。
肌着
直接肌に着るものは、贈り物にはあまりふさわしくないもの。
肌着は洋服の「下」に着るので、目上の人に贈るのは失礼にあたるという考え方もあるようです。
履物
靴や靴下など、足に履くものも要注意。
足で「踏みつける」ものなので、目上の人に贈るにはふさわしくないものとされているようです。
商品券や金券
商品券や金券は賛否両論あるとお話ししましたが、相手が目上の人の場合は、避けておいた方が無難です。
商品券は現金に近いもの。
目下の人が目上の人にお金を贈ることを、快く思わない人も多いようです。
こんなところにも要注意
結婚内祝いに避けたほうがいいとされるものをたくさんご紹介しました。
品物自体は問題ない場合でも、気を付けたほうがよいポイントも。
大きすぎる・多すぎる
贈るアイテムのサイズが大きすぎたり、量が多すぎたりすると相手を困らせてしまうかも。
保管場所や受け取りの手間、相手の家族構成なども考えたうえで、ちょうどいいボリュームの品物を選びたいですね。
賞味期限が短い
日持ちのしない食品だと、相手の都合によっては、家を留守にしていて受け取れなかったり、十分楽しめないうちに消費期限が来てしまったりすることもありえます。
また、生ものや冷凍品を贈る場合は、冷凍庫や冷蔵庫の余裕も考えてあげて。
マナーは守って!
どんなにいい品物でも、贈る時期やのし紙などの基本的なルールを守らなければ、相手に失礼になってしまいます。
気持ちよく受け取ってもらえるよう、基本マナーはしっかり確認しておきましょう。
結婚内祝いの詳しいマナーについては、こちらの記事で確認してくださいね。
「結婚内祝い」って何?【結婚祝いのお返し】相場やマナー・人気のギフトまで徹底解説
先輩カップルの失敗談も参考にしてみてください。
マナー違反だと思われるかも…結婚内祝いの大失敗エピソード5選
最後に、結婚内祝いにおすすめの品物を簡単にご紹介します!
結婚内祝いにおすすめのもの
お菓子
美味しいお菓子は贈り物の定番。
先ほど見たように、賞味期限や量、サイズなどにも気をつけて選びましょう。
お菓子を選ぶ時のポイントは、こちらの記事にまとめています。
タオル
贈り物によく選ばれるタオルは、内祝いにも人気の品物。
普段なかなか買わないようなちょっと高級なタオルなら、特別感があって喜んでもらえそうです。
ただし定番だからこそ、もらいすぎて持て余している人もいるかも。
もらう機会が多そうな人には、別のものを検討してみてもいいかもしれません。
カタログギフト
金額に応じたお返しができるカタログギフトは内祝いにも人気の贈り物です。
相手の好みがわからなくても大丈夫なのは嬉しいポイントですね。
このほかにも、内祝いに人気の品物はいろいろありますよ。こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
結婚内祝いを贈るときに避けたほうがいいもの、そしておすすめのものについて見てきました。
品物だけでなく、個数や金額、サイズ、賞味期限などにも気を付けて。
縁起の良し悪しについて解釈がわかれるアイテムもありましたが、どうしても贈りたい場合を除きやめておくのが無難。
贈るとしても、相手に理由を説明してからがいいでしょう。
縁起やマナーは、相手との関係を大切に思うからこそ重要なもの。
避けたほうがいいものを意識はしつつ、相手に喜んでもらえそうな結婚内祝いを贈りたいですね。
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