「結婚内祝い」は郵送・配送でもOK?メリットやマナー、メッセージ文例を紹介!
頂いた結婚祝いへのお返しである「内祝い」。手渡しがいいとされますが、相手が遠方だったり、多忙だったりして難しいことも・・・
実は郵送・配送でも大丈夫なんです!
今回は内祝いを郵送・配送することのメリットや、送る際に気を付けるマナーをお伝えします。
内祝いに添えるメッセージ文例も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
内祝いを郵送・配送するのは失礼?
結婚内祝いは、夫婦そろって直接手渡しするのが正式なマナーと言われています。
直接会って、二人のなれそめや結婚式の報告などをしつつ、挨拶がてら結婚内祝いをお渡しできればそれがベスト。
でも遠方から郵送でお祝いを頂いた場合や、スケジュールがなかなか合わない場合など、直接会うのが難しいケースもありますよね。
そんな時は郵便や宅配サービスを利用して送っても問題ないのでしょうか?
答えは「OK」!
親などに代わりに渡してもらうのはよくないとされますが、郵便、宅配業者に配達してもらうのはマナー違反になりません。
内祝いを郵送・配送するメリット
それでは、郵便や宅配サービスを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
お互いに手間や時間がかからない
手渡しの場合、日程の調整が必要になりますよね。
相手の都合がつく日時、そして自分の家からかかる時間なども考えて予定を組むことになります。
でも、相手によっては多忙で都合が全くつかない人もいるかもしれません。
郵送・配送であれば、そうした調整の手間が少なく済み、渡すための時間をとる必要もなくなります。
届ける日時の指定もできるので、お互いに都合のいいときに発送&受け取りができますよ。
遠くに住む人にも届けられる
遠方の人からお祝いを頂いた場合、内祝いを手渡ししようにも交通費、時間がかかってしまうため、なかなか難しいでしょう。
郵送・配送であれば確実に相手のもとに届けられるので、安心です。
重たいものや生鮮品なども贈れる
内祝いを手渡ししようと思うと、重いもの、要冷蔵のもの、割れ物など扱いが慎重になるものなどは選びにくいかも。
郵送・配送なら、そうした品物を選んでも問題なく届けてもらえます。
選択の幅が広がるので、より相手に喜んでもらえそうな品物を贈ることができるかもしれませんね。
以上のように、郵便や宅配サービスを利用するメリットはたくさん。
手間を大きく減らすことも期待できますね。
ただし、郵送・配送の場合も守るべきマナーがあります。
相手に失礼のないようにするには、どんなことに気を付ければいいのでしょう?
内祝いを郵送・配送するときに気を付けるポイント
相手の都合を聞いておく
内祝いは大切な品なので、ポストや宅配ボックスではなく、対面で受け取ってもらえるのがベストです。
確実に受け取ってもらうためにも、事前に相手の都合を聞いておきましょう。
荷物の日時指定や追跡サービスも活用するといいですね。
お礼状を添える
結婚内祝いで大切なことは、品物を贈るということよりも、結婚祝いに対するお礼の気持ちをきちんと伝えること。
本来なら、直接会ってお礼を言い、内祝いを渡すもの。郵送・配送の場合は、感謝の気持ちを綴ったお礼状を一緒に送ります。
お礼状は簡単なメッセージカードにする人もいれば、きちんとお手紙にする人など、人によって形はさまざま。
相手との関係性によって考えるといいかもしれませんね。
書き方や文例は、次の章で取り上げるので参考にしてみてください。
のし紙を付ける
内祝いを贈るときは、きちんと包装された品物に「のし紙」をかけて贈るのがマナー。
紅白10本の結び切りの「のし紙」をかけ、表書きは「内祝」もしくは「寿」として贈ります。
贈り主の名前は、新郎のフルネームと新婦の名前を入れるのが一般的ですが、最近は二人の名前だけを並べて書く場合や、「〇〇家、△△家」と両家の姓を書く場合もあります。
「のし紙」のかけ方には、包装紙の内側にのしをかける「内のし」と、包装紙の外側に着ける「外のし」があります。
内祝いを郵送・配送で送る場合、内のしだと配送中にのし紙が傷つくこともないのでいいですね。
結婚内祝いの「のし紙」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。あわせて読んでみてくださいね。
宛名や差出人の名前は夫婦連名が基本
宛名は、夫婦から連名で頂いた場合は、連名にしましょう。
通販サイトなどで内祝いを手配する場合、宛名に1人しか書けないということも。
その場合は男性の名前を書く人が多いようですが、決まりがあるわけではないので、関係性に合わせて決めるといいですよ。
差出人は新しい姓で、夫婦の連名にするのが基本。
差出人が1人しか書けない場合は、誰からの内祝いなのかが分かりやすいように、お祝いをもらった方の名前にしましょう。
内祝いを贈るタイミングにも注意
結婚内祝いを贈る時期は、「挙式後1ヶ月以内」が目安。
挙式が終わったらできるだけ早く贈ることができるよう、前もって準備しておくといいですね。
挙式せずに入籍のみという場合は、結婚祝いを頂いてから1ヶ月以内を目安に内祝いを贈りましょう。
もし結婚祝いを頂いてから挙式までだいぶ日がある場合はどうでしょう。
これも結婚内祝いは基本的に挙式後で大丈夫。
でも、お祝いを頂いてから長期間放置・・・というのはなんだか気が引けますよね。
そういう場合は先にお礼状のみを送り、丁寧にお礼を伝えた上で、内祝いは挙式後に贈らせていただくということを伝えておくと安心ですよ。
万が一、内祝いを贈る時期が大幅に遅れてしまった場合は、お礼状にお詫びの言葉も添えるか、もしくは電話で、お詫びと遅れてしまった理由を丁寧に伝えるといいでしょう。
最後に、内祝いに添えるお礼状について説明します。
内祝いに添えるお礼状の基本マナー&文例
内祝いを送るときに添えるお礼状。何を書いていいのかわからない!という人もいるでしょう。
お礼状は便箋に書き封筒にいれた封書と、比較的カジュアルなメッセージカードとがあります。
目上の人や年配の人などには丁寧な印象を与える封書を、友達などにはメッセージカードを、というように両者を使い分けるといいでしょう。
いずれの場合も、縁起の悪いとされる「忌み言葉」を使わないようにします。
「忌み言葉」とは?結婚式で避けたいNGなワードまとめ&言い換え一覧
また、内祝いはお祝いの「お返し」ではなく、あくまで「お礼」の品だとされるため、「お返し」という表現は避けます。
句読点は、「区切り」「終わり」を連想させるという理由で使わないこともあります。
では、手紙、メッセージカードそれぞれの書き方をご紹介します。
手紙
手紙でお礼を伝える場合、縦書きの便箋に筆ペンや万年筆で手書きするのが最も丁寧な書き方です。
以下のような構成で書くといいでしょう。
1 時候の挨拶
2 頂いたお祝いへのお礼
3 内祝いを送ったということ
4 新生活の近況報告やこれからの抱負
5 今後のお付き合いやご指導のお願いなど
6 日付・新居の住所・連絡先
7 新郎新婦の名前(旧姓も書いておく)
時候の挨拶についてはこちらを参考にしてください。
手紙の文例をご紹介します。
謹啓 晩夏の候
○○様におかれましては ご健勝のこととお慶び申し上げますこの度は 私どもの結婚に際し過分なお祝いを賜り 誠にありがとうございました心ばかりではございますが 御礼の品をお送りさせていただきます ご笑納くださいませ未熟な二人でございますが 今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます末筆ながら 〇〇様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます敬白
〇月△日
(新居の住所)
新郎姓名
新婦名前 (旧姓〇〇)
お礼状の手紙についてさらに詳しく知りたい方、いろいろな文例が見たい方はこちらをチェックしてみてください。
結婚内祝いに添える【お礼状マナー】を徹底解説!封筒や便箋の選び方、書き方、注意点を紹介
メッセージカード
比較的カジュアルなのがメッセージカード。
基本的な文の構成はこうなります。
1 結婚祝いに対する感謝の言葉
2 内祝いを送ったということ
3 二人の近況やこれからの抱負
4 今後もお付き合いをお願いする言葉
5 新姓になった二人の名前
()内に旧姓も書く
6 新居の住所や連絡先
時候の挨拶などは不要ですが、こちらの場合でも忌み言葉は避けます。
手紙の場合は手書きですが、メッセージカードは印刷でもOK。
通販サイトなどで内祝いを注文した場合は、一緒に封入してくれることもあるようです。
文例を見てみましょう。
先日は素敵な結婚のお祝いをいただき ありがとうございましたいただいたお鍋は 毎日大活躍していますささやかですが お礼の品をお送りさせていただきます新生活にもすっかり慣れてきましたので 新居にもぜひお立ち寄りください新郎姓名・新婦名前(旧姓〇〇)
(新居住所)
仲のいい友達には、もう少しフランクな文章でも大丈夫です。とはいえ、やはりお礼の手紙なので失礼のないよう細心の注意を。
メッセージカードについてさらに詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。
【例文集】結婚内祝いのメッセージカードの書き方!基本構成や注意点、マナーをご紹介
まとめ
結婚祝いへのお礼として贈る内祝い。直接手渡しするのが最善ですが、郵送・配送もマナー違反にはなりません。
多くのメリットがある郵送・配送ですが、送る際のマナーには気を付けて。
まず、直接の挨拶に替えてお礼状を添えること。
のしも忘れずに付けましょう。
宛名は相手の名前ですが、夫婦の場合は連名に。差出人は新しい姓で連名にしましょう。
タイミングは挙式後1ヶ月以内。挙式をしない場合は、お祝いを頂いてから1ヶ月以内に送付します。
確実に受け取ってもらうため、発送前に相手の都合をうかがって日時指定をする、追跡サービスを利用する、などの工夫も必要。
お礼状はフォーマルな手紙とややカジュアルなメッセージカードがあります。それぞれ書き方の決まりがあるので注意しましょう。
便利な郵送・配送を失礼のないよううまく活用しながら、お礼の気持ちを伝えましょう。
「引き出物・プチギフト・内祝い」の他の記事
「引き出物・プチギフト・内祝い」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」