結婚式ブーケを押し花に!自分でできる押し花の方法って?【アフターブーケ】
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結婚式で使ったブーケは、できれば長く残したいですよね。
ブーケの保存にはいくつか方法がありますが、自分でもできる保存方法の1つが押し花です。
今回は、手軽にキレイな押し花を作る方法をご紹介します!
アフターブーケDIYに挑戦してみたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
押し花にしやすい花って?
押し花をきれいに作るには、しっかりと水分を抜くことが大切です。
以下のような特徴の花は、水分が抜きやすく、押し花に向いている花といえます。
・厚みの薄い花
・花びらが少なく、あまり重なっていない花
・小さめの花
具体的には以下のような花です。
逆に、ブーケでよく使われるバラやチューリップなどは、花びらが多く凹凸もあるため、自分で押し花にするのが少し難しい花です。
ブーケを自分で押し花にしたいなら、花を選ぶときに少し気にかけてみるといいかもしれませんね。
また、押し花にする花は新鮮さも重要。
ブーケで使った花をきれいな押し花にするには、できるだけ早く、新鮮なうちに押し花に加工するのがいいでしょう。
きれいな押し花にするための下処理方法
きれいな押し花にするには、水分が抜けやすいように、花をできるだけ平らにしておくことが重要です。
そのため、花の種類によっては下処理をしておくとベター。
やっておくとよい下処理をご紹介します。
花びらが重なっている花は分ける
バラのように、花びらが重なっている花は、花びらを一枚ずつ分けておきましょう。
茎などをなるべくなくし、平らにする
茎が残らないようできるだけ花の根本で茎をカットして、花を平らに置けるようにしましょう。
厚みのある花や茎はカッターで削ぐ
厚みのある花の芯や茎は、カッターで削いで厚みを減らしておきましょう。
茎がついた状態で横向きに押し花を作りたい場合は、太い茎を半分に削ぎ、雄しべや雌しべなどの花の芯も取り除いておくと、厚みが減って乾燥しやすくなります。
下処理ができたら、実際に押し花を作っていきます。
家庭で手軽にできる押し花の方法を4つご紹介します。
方法1 重しで作る
最初に、押し花の基本の作り方ともいえる「重しで作る方法」をご紹介します。
まず、以下の物を用意しましょう。
用意するもの
・ブーケの花(必要に応じて下処理をしたもの)
・重し(厚めの本など、平らに押せるもの)
・新聞紙
・薄紙
・ビニール袋
・ピンセット
あれば・・・
・乾燥剤(シートタイプやシリカゲルなど)
準備ができたら実際に押していきます。
手順
❶ 新聞紙を敷きます。
❷ その上に薄紙を敷きます。
❸ その上に花を並べます。
この時、花が重ならないように並べましょう。
❹ 花の上に薄紙を被せます。
❺ 乾燥シートがあれば、その上に被せます。
❻ その上に新聞紙を被せます。
花が多い場合は、❷~❻を繰り返して重ねていきます。
❼ 挟み終わったら、空気を抜きながらビニール袋に入れます。
乾燥シートを入れなかった場合は、乾燥剤を一緒に入れておくとベターです。
❽ 上から重しを乗せ、湿気の少ない温かい場所に4~5日置きます。
花の種類や環境によっても乾く時間が異なりますので、花の様子を見ながら進めましょう。
❾ しっかり乾いたら完成!ピンセットでやさしく剥がします。
花が乾いているかどうかは、ピンセットで持った時の花の様子で分かります。
花を持ったときにピンとすればOK。ぐにゃっと曲がるようならもう少し乾燥が必要です。
できれば途中で新聞紙を交換すると、しっかり乾燥でき、きれいに仕上がりますよ。
方法2 アイロンで作る
次は、アイロンを使って押し花を作る方法をご紹介します。
アイロンを使えば、短時間で押し花を作ることができます。
一方、加熱で色が変わったり、花がくっついて崩れてしまったりすることもあるので注意しましょう。
用意するもの
・ブーケの花(必要に応じて下処理をしたもの)
・薄紙
・アイロン
・ピンセット
手順
❶ アイロン台の上に薄紙を敷きます。
❷ その上に花を並べます。
花は重ならないよう、アイロンのサイズに収まるくらいの範囲にまとめましょう。
❸ その上に薄紙を被せます。
❹ アイロンを低温に設定し、30秒あてます。
❺ 熱が冷めるまで待ち、さらに10秒あてます。
花が乾くまで、❺を繰り返しましょう。
❻ しっかり乾いたら完成!ピンセットでやさしく剥がします。
少ない材料で、かつ短時間で押し花ができますね!
方法3 電子レンジで作る
次は、電子レンジで作る方法をご紹介します。
電子レンジも、アイロンと同様、短時間で手軽に押し花を作ることができ、色あせも少ないのでおすすめの方法です。
しかし、縮んでしまったり、焦げてしまったりすることもあるので、加熱時間などには十分に気を配りましょう。
用意するもの
・ブーケの花(必要に応じて下処理をしたもの)
・段ボール
・輪ゴム
・薄紙
・電子レンジ可の重し(皿など)
・ピンセット
発火のおそれがあるので黒い紙は使わないようにしましょう。
手順
❶ 段ボールの上に薄紙を敷きます。
❷ その上に花を並べます。
花は重ならないよう、あまりたくさん置きすぎないようにしましょう。
❸ その上に薄紙を被せ、さらに段ボールを乗せます。
❹ ずれないように両脇を輪ゴムで留めて固定します。
❺ 電子レンジの中に入れ、上から重しを乗せます。
❻ 500Wで50秒~1分、600Wで40秒~1分程度電子レンジにかけます。
乾燥する時間は花によっても異なるので、途中で何度か様子を見ながら進めましょう。
熱しすぎると焦げてしまうので注意します。
❼ 花が乾いたら、上の段ボールと薄紙を取り、冷まして乾かします。
❽ 乾燥したら、完成!ピンセットでやさしく剥がします。
電子レンジをかける時間にさえ注意すれば、とても簡単な方法ですよ。
方法4 押し花キットを使う
最近では「押し花キット」というものも販売されています。
結婚式のブーケは大切な思い出の品なので、できれば失敗は避けたいもの。
「押し花キット」を使えば、自分でもプロのように、色あせの少ないきれいな押し花を作ることができますよ。
用意するもの
・ブーケの花(必要に応じて下処理をしたもの)
・押し花キット
これだけです!
押し花キットの中には、
・スポンジ
・薄紙
・乾燥シート
・密閉容器
などが入っています。
作り方はキットによっても異なりますが、薄紙とスポンジで花を挟み、専用の密閉容器に入れて数日乾燥させて作ります。
「押し花キット」は他の方法に比べると費用がかかりますが、失敗も少なくきれいに押し花を作ることができますよ。
作った押し花を楽しもう【実例あり】
作った押し花は、きちんと保存することで、きれいな状態が長持ちします。
保存するときは、密閉した容器に乾燥剤を入れ、湿気の少ない場所に置きましょう。
乾燥剤は定期的に交換すると、変色を防ぐことができますよ。
また、押し花は様々なものに加工して楽しむこともできます。
例えば、額縁に入れて飾ればインテリアとしても楽しめますし、スマホケースやアクセサリーなど、身近なものに加工しても素敵です。
先輩花嫁さんのアイデアを2つご紹介しますね。
こちらの花嫁さんは、ブーケに使われていた胡蝶蘭を押し花にし、写真立てに飾っています。
大きすぎると飾るのも難しいと思ったのでブーケのアクセントになっていた紫の胡蝶蘭を一輪だけ。
写真立てに入れてみたら透けて見えるのがかわいくてお気に入りです。
@ayusato_3101
押し花を結婚証明書に挟みこむなんていうアイデアも。
いつでも結婚式を思い出すことができそうですね。
押し花はあらかじめ押し花シートを買っておいて挙式終わって1週間くらい生花を楽しんだあと、しおれちゃう前に、シートに1本ずつ挟んで重たくて平らな物の下に1ヶ月眠らせて完成!
まとめ
自分でできる押し花の作り方を紹介しました。
押し花には向いている花、向いていない花があるので、難易度は花によってまちまち。
下処理をしっかりとおこなうことが、押し花をきれいに作るために重要なポイントです。
作り方は、重しを使った昔ながらの方法のほか、アイロンやレンジで素早く作る方法、市販の押し花キットを使った方法も。
どれも気軽に挑戦できそうです。
作った押し花は、額に入れて飾ったり、身近な小物に加工したりすれば、いつでも結婚式を思い出すことができますね。
アフターブーケについては以下のページでも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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