【結婚式のお呼ばれ靴】パンプスのマナーや選び方は?色やヒールの高さについても解説
結婚式にお呼ばれした女性の皆さん。
「おしゃれは足元から」なんて言われますが、
「どんな靴を履けばいいのか分からない!」
という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、女性のお呼ばれ靴に関するマナーをわかりやすく解説!
おすすめの靴やドレスとの合わせ方、お呼ばれ靴に関するアンケートデータまで盛りだくさんでお届けします。
結婚式に履いていく靴の基本って?
結婚式にはパンプスがベスト!
結婚式にお呼ばれした女性ゲストに最適な靴は、「つま先が隠れるパンプス」です。
つま先の出ているオープントゥのパンプスはとってもお洒落ですが、結婚式では避けたほうがいいとの声も。
「つま先」→「妻先」→「妻が先立つ」
という意味になり、縁起が悪いとされているんです(!)
とはいえ、「つま先が隠れるパンプス」にもいろいろありますよね。
具体的にどんなパンプスを選べばいいのか、ヒールの高さ、素材、色の3つに分けて説明します。
ヒールの高さ・太さは?
ヒールは細めで3㎝以上あるものが理想
無理せずキレイに歩ける高さを選ぼう
結婚式ではフォーマルな装いに合わせて、ヒールのあるパンプスを選ぶと綺麗に見えますよ。
ただ、ヒールが高すぎると、慣れない人は歩き方が不自然になってしまいがち。自分に合った高さのものを選びましょう。
ヒールの太さもポイント!
太すぎるヒールはカジュアルに見えるので、細めのものがフォーマル感があっておすすめです。
結婚式に履いていく靴のヒールの高さや太さについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
最近ではヒールのないフォーマルな靴も
最近では、お呼ばれにもぴったりな華やかなデザインのローヒールや、ヒールのないぺたんこ靴もたくさん出てきています。
妊婦さんやヒールが苦手な人、足が疲れやすいという人は、そういったデザインを探してみるのもいいかもしれませんね。
特に、つま先が尖っている「ポインテッドトゥ」は、ローヒールでもきちんと感が出るのでおすすめ!
脚を長く見せてくれるうれしい効果もありますよ。
素材は?
光沢のある布製の靴がおすすめ
季節感ある素材や装飾付きのものも◎
結婚式にふさわしいのは、シルクなどの光沢感ある素材の靴。
ビジューやビーズがついたドレッシーなものを選んでもいいですね。
また、つるっとした光沢があるエナメル素材も華やかでおすすめ。
秋冬の結婚式なら、暖かみのあるスエード素材も季節感があって素敵です。
「結婚式に革製品はやめたほうがいいって聞いたんだけど、スエードって大丈夫なの?」という声もありそうですね。
最近では、「靴は本革かスエードならOK」とされることが多いようですよ。
色は?
基本的に何色を選んでもOK!
「あれ?結婚式のお呼ばれに白はNGじゃないの・・・?」
そう思った人。
たしかに、白は花嫁のためのカラーなので、ゲストが身に着けるのは控えた方がいいというマナーはよく聞きますよね。
しかし、これは服装に対していわれることが多く、靴の場合は白でも問題ないとの声が一般的なよう。
花嫁より目立たないように意識しつつ、ドレスに合う素敵な色を選ぶといいでしょう。
結婚式で避けた方がいい靴ってどんなの?
結婚式には、ふさわしくないとされる靴の種類がいくつかあります。
ブーツやスニーカー
ふさわしくないとされる例
ブーツやスニーカーなど、日常で使うような靴は、ドレスアップした服装ともミスマッチです。
おしゃれなデザインのものもありますが、やはりカジュアルな印象を与えてしまうため、フォーマルな場である結婚式では避けるようにしましょう。
サンダルやミュール
先ほどもお話しした通り、つま先が出る靴は結婚式には向かないといわれています。
デザインによってはドレッシーに思えるサンダルやミュールですが、結婚式の場では控えておいた方が安心です。
「つま先が隠れたミュールなら履いてもいいの?」という疑問もありそうですが・・・
つま先が隠れたものでも、ミュールは避けたほうが良いとされています。
そもそも結婚式はフォーマルな場なので、肌の露出は控えめにするのが基本。
だから、かかと部分の露出が多いミュールはふさわしくないんですね。
かかとが出ている靴は全部ダメなの?
お伝えしたように、基本的にはかかとも隠れるタイプの靴が無難です。
ただ最近では、バックストラップ付きのものならかかとが出ていてもOKとする傾向も。
ゲストの年齢層や式場の雰囲気を考えて選ぶといいですね。
たとえばゲストに目上の人が多そうな場合や、式場がきっちりフォーマルな雰囲気の場合は、避けておいた方がいいかもしれません。
アニマル柄も避けよう
ヒョウ柄やゼブラ柄などアニマル柄の靴は、カジュアルな印象があるので避けたほうが無難です。
また、ヘビ革やワニ革のようないかにも「動物の革」というイメージがある素材も、結婚式には不向きです。
ふさわしくないとされる例
結婚式におすすめの靴6選
お呼ばれ靴のOK・NGがわかりましたね。
ここからは、結婚式におすすめの靴を画像で紹介していきます!
ベージュのパンプス
画像提供:Cariru
肌馴染みのいいベージュのパンプスは、1足持っておくと便利なアイテム。
ドレスも濃い色から淡い色まで、さまざまな色と相性がいいのもうれしいポイントです。
足元にベージュのような明るい色をもってくることで、軽やかなコーディネートになりますよ。
エナメル素材のパンプス
エナメル素材は光沢感があって、フォーマルな場面にもぴったり。
黒のような暗めの色でも適度な輝きがあるので明るい印象になります。
シンプルなドレスにも上品になじみますし、華やかなドレスと合わせてもコーディネートがすっきりまとまりますよ。
ストラップ付きパンプス
画像提供:Cariru
ストラップ付きのパンプスは安定感がアップするので、ヒールを履き慣れていない人にもおすすめ。
細いストラップは、足首を細く見せてくれる効果もあります。
パールの飾りがついた靴に合わせてアクセサリーもパールにするなど、アクセサリーと靴のテイストをリンクさせると統一感が出てGOODです。
かかとにリボンが付いたパンプス
フェミニンな雰囲気がお好みの人は、リボンが付いたタイプはいかがでしょう。
キュートになりがちなデザインですが、黒なら甘くなりすぎないですよ。
セパレートパンプス
画像提供:Cariru
ベージュのレースとゴールドの縁取りが上品さを演出してくれる一足。
つま先とかかとが分かれているセパレートパンプスは、窮屈さを感じにくいデザインなので、締めつけ感が苦手な人も安心です。
華やかなローヒールパンプス
画像提供:Cariru
ローヒールを選ぶ場合は、こういった華やかなデザインはいかがでしょうか。
つま先が細くなっているので、ローヒールでも脚が長く見えますよ。
バッグと靴をシルバーで揃えてクールなコーディネートにするなんていうのもいいですね。
靴選びのポイント&ドレスとの組み合わせ例
「結婚式に着ていくドレスは決まったけど、靴が決まらない・・・」
という人も多いのではないでしょうか。
お呼ばれ靴を選ぶときは、ドレスとの相性を考えて決めるのがポイントです。
おすすめの組み合わせ例をドレスのテイスト別に4つご紹介します。
例1:落ち着いた色味のドレスなら・・・
黒やネイビーなど暗い色味のドレスには、ゴールドのような華やかな色の靴を合わせてみてはいかがでしょう。
結婚式らしいドレッシーな雰囲気になりますよ!
例2:淡い色のドレスなら・・・
ベージュやピンクのような淡い色のドレスには、同系色の靴を合わせるのもアリ。
統一感のあるコーディネートになりますよ。
女性らしく優しい雰囲気も演出できます。
例3:鮮やかな色のドレスなら・・・
レッドなど華やかなドレスは、落ち着いた色の靴と組み合わせるとGOOD。
とくにブラックやネイビーはどんなドレスにも合いやすいのが嬉しいところ。
華やかな色のドレスに合わせると、コーデ全体を引き締めてくれます。
例4:バイカラードレスなら・・・
1着で2色に分かれている「バイカラードレス」。
バイカラードレスを着る場合は、靴はボトムスの色に合わせるとバランス良く見えるよう。
たとえば、スカートの部分が黒なら靴も黒を選ぶ、という具合ですね。
また、バイカラードレスのコーディネートは、色を増やさないこともポイント。
ドレスで2色使っているので、小物もそれぞれ違う色にすると、ごちゃごちゃした印象になってしまうので要注意です。
そうならないためにも、靴はボトムスの色と揃えておくとよさそうですね。
続いては、お呼ばれ靴に関するQ&Aをお届けします。
お呼ばれ靴に関するQ&A
Q.ストッキングは履かないとダメ・・・?
A.ストッキングの着用は必須です
フォーマルな場に生足はNGとされています。
かといってカラータイツや網タイツを履くと、カジュアルな印象でマナー違反になるよう。
結婚式には、「ベージュ系のストッキング」を履いていくのがベストです。
同じストッキングでも、黒のストッキングはお葬式に使うイメージなので、基本的には避けた方がベターですよ。
また、ストッキングでありがちなのが、「伝線しちゃった・・・!」というハプニング。
そんな時にすぐ履き替えられるよう、ストッキングの予備も持って行けばバッチリです!
タイツやストッキングなど、足元のマナーに関してはこちらをどうぞ。
【結婚式のストッキング】黒はNG?タイツはOK?お呼ばれマナーや伝線対策も紹介!
Q.二次会の靴も結婚式と同じなの?
A.二次会なら多少カジュアルな靴でOKな場合も
二次会や、カジュアルなスタイルの披露パーティーでは、そこまで靴のマナーを気にする必要がない場合があります。
つま先の出たオープントゥパンプスやストラップ付きのサンダル、ミュールが許容範囲となることも。
ただし、出席者の顔ぶれやパーティーの雰囲気がよくわからない場合は、パンプスにしておくのが無難です。
Q.足が痛くならないためにはどうしたらいい?
足を痛めないための対策は4つあります。
対策① 締めつけ感の少ない靴を選ぶ
最近では幅広のものや、柔らかい素材でできているものなど、足が痛くなりにくいパンプスも売られています。
パンプスが苦手な人は、こういった靴を選ぶのもひとつの手ですよ。
対策② 数日前から履いて慣らしておく
結婚式用に新しくパンプスを買ったという人におすすめの方法です。
新品の靴は生地がかたい場合があるので、結婚式当日におろすのではなく、事前に何度か履いて足になじませておきましょう。
対策③ 靴擦れ防止グッズを使う
かかと・つま先など部位別に選べるパッドや、クッション性のある中敷きなど、靴擦れを防ぐためのグッズはいろいろあります。
慣れない靴で痛い思いをしないように、靴擦れ防止グッズをあらかじめ仕込んでおくといいですよ。
靴擦れしそうなところに目立たないように絆創膏を貼っておくのもおすすめ。
対策④ 会場までの行き来用に別の靴を用意する
結婚式会場で履く靴にはヒールがあるものを選ぶ人が多いよう。
ただ、会場までの行き来のときまで、ずっと会場用のヒール靴を履いていると、足が疲れてしまうかもしれません。
なので、会場までの行き来には履き慣れた靴を履き、会場に着いてから、会場用の靴へ履き替えましょう。
大雨の時も、会場で靴を履き替えれば、びしょ濡れの靴で式に参列しなくて済みますね。
ただし、ロビーや待合室で靴を履き替えるのは控えた方がよさそう。
更衣室で履き替えるようにしてくださいね。
4 つの対策方法をご紹介しました。
これらの対策をしても、当日に靴擦れしてしまうことはありえます。
そんなときのために、予備の絆創膏も持っていくとベストですよ。
【実例】みんなはどんな靴を合わせた?
ここまで、お呼ばれ靴のマナーや選び方をご紹介してきました。
では、みんなは実際にどんな靴を履いていったのでしょうか?
実例をさっそく見ていきましょう!
ベージュのパンプス
べージュのパンプスは、お呼ばれ靴の王道!
足元にベージュを持ってくることで、コーディネート全体が明るく清楚な印象になっていますね。
バッグとパンプスをベージュで揃えるのもGOOD。
統一感があってとってもオシャレ。
こなれ感ばつぐんですね!
黒のパンプス
@2020cyuki
明るい色味の可愛らしいドレスにあえて黒のパンプスを合わせるのも素敵。
黒を取り入れることで、ドレスの甘さがほどよくおさえられ、大人可愛いお呼ばれスタイルになっています。
黒ドレス×黒パンプスの組み合わせも人気のようです。
フォーマルで引き締まった印象ですね。
バッグやイヤリングなどの小物を明るい色にすることで、華やかさをプラスしています。
シルバーのパンプス
お呼ばれコーデのアクセントにもなるシルバーの靴。
キラッと輝く足元が可愛らしいですね。
上品ながらもドレッシーなコーディネートです。
ゲストに聞いた!お呼ばれ靴、どうしてる?
最後に、お呼ばれ靴に関するアンケート結果をご紹介します。
「みんなはいくらで購入しているの?」
「何色を買う人が多いの?」
・・・などなど、お呼ばれ靴の「気になる!」をSNSで調査しました。
まずは、靴の値段についてみていきましょう!
Q.いくらくらいのお呼ばれ靴を購入した?
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※1)」より
最も多かったのは、だいたい5000円から2万円くらいで購入した人で、約6割を占めていました。
次に多かったのが、5000円未満で購入したという人。お呼ばれ靴をプチプラで用意する人も意外と多いんですね!
Q.お呼ばれ靴の購入は店舗?それともネット?
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※2)」より
店舗で買ったという人が圧倒的多数でした。
店舗なら試着をすることができるので、安心感があるのかもしれませんね。
Q. お呼ばれ靴は結婚式専用として買った?
それとも普段使いもできるものを買った?
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※3)」より
だいたい半々という結果に。
「結婚式専用として購入した」人が54.9%と、少し多いくらいですね。
Q.お呼ばれ用の靴、何足持ってる?
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※4)」より
1足のみ持っているという人が圧倒的に多いようです。
また、4人に1人が「2足持っている」と回答しました。
同じドレスでも靴によって印象が変わるので、2足あればコーディネートの幅も広がりそうですね。
Q. お呼ばれ靴は何色を買った?
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※5)」より
一番人気はベージュで、次に黒が人気でした。
ベージュと黒はどんなドレスにも合わせやすい色ですから、選ぶ人が多いのも納得です。
そのほか、ゴールドや白を選んだという人もいました。
「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2022年9月
回答人数:(※1)271人、(※2)228人、(※3)(※4)293人、(※5)297人
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まとめ
結婚式には、つま先が隠れるパンプスを選ぶのが最適です。
細めのヒールがあるものを選ぶと、美しく見えますよ。
ミュールやサンダル、ブーツ、スニーカーは結婚式には向かないとされるアイテム。
ドレスアップした服装に合わせた素敵な靴で、結婚式に華を添えられるといいですね。
男性ゲストの靴選びについてはこちらの記事でご紹介しています。
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