どう選ぶ?結婚式で身に着けるネックレスのマナー基礎知識
音声で聴く!
ネックレスは、結婚式で女性ゲストの首元を飾るのに欠かせないアイテムですよね。
でもネックレスを選ぶときに気になるのが、ちらほら耳にする「マナー」のお話。
マナー違反とされるネックレスってどういうもの?
どんなネックレスなら、結婚式にふさわしいの?
結婚式でのネックレスに関する基礎知識を、選び方もあわせてご紹介します。
結婚式にふさわしいネックレスって?
まずはどんなネックレスがおすすめなのか、「素材」と「長さ」に分けて見ていきましょう。
素材
結婚式で使われるネックレスの王道といえば、パール(真珠)が使われたものです。
パールは花嫁カラーの「白」ですが、ネックレス程度なら大丈夫。
むしろ上品な輝きのパールは、結婚式にふさわしい宝石としてオススメです。
一連のパールネックレスを一本持っておけば、冠婚葬祭に使えるのでとっても便利。
でも黒っぽいワンピースに一連のパールネックレスを合わせると、「お葬式みたい」と思われてしまうことも。
服が黒い場合は、
・ほかの小物やアクセサリー、羽織物などで華やかさをプラスする
・二連や三連のパールネックレスにする
といった工夫をしましょう。
パール以外を選ぶときは、派手にならないよう、あまり石が大きくない一粒タイプのものを選ぶといいですね。
長さ
ネックレスの長さは、短い方がよりフォーマルとされています。
どんなネックレスがいいか迷ってしまった場合は、鎖骨にかかるくらいのパールネックレスなら間違いなし!
特に新郎新婦の親族は、二人とともにゲストを迎える側なので、短めのネックレスを選んでおくと安心です。
親族以外のゲストなら、あえてお洒落なロングネックレスを選ぶのもアリですよ。
結婚式には避けた方がよいネックレス
今度は逆に、結婚式ではマナー違反とされるネックレスを見ていきましょう。
全部で5つあります。
1 昼間の光り物
キラキラと光る宝石やビジューなどのネックレスは、昼間の結婚式には不向きとされています。
理由としては、写真撮影の時ストロボや太陽光に反射して、周りの写真写りを邪魔してしまうから。
昼間の結婚式では光り物は控えめに、シルバーやパール、光の少ない天然石などがおすすめ。
反対に夜の結婚式なら、ゴールドやダイヤ、クリスタルなど、夜の照明に映えるネックレスで華やかさを演出しましょう!
2 カジュアルなネックレス
ヒモ製のものや布製のものなど、普段使いのネックレスもNGと言われています。
「バロックパール」と呼ばれる形が不揃いなパールも、カジュアルとみなされるのでご注意を。
パールを使うなら真円のものを選びましょう。
フェイクパール(模造パール)もカジュアルなのでNGとされていますが、最近では許容されることも。
会場の雰囲気に合わせて選びたいですね。
3 派手すぎるもの
大きな宝石がたくさんついたものや、輝きの強いネックレスは花嫁の特権!
主役は新郎新婦ということを忘れずに、派手すぎるネックレスは控えた方が安心です。
花嫁の邪魔をしない上品なものを選んでくださいね。
4 ブラックパール
ブラックパール(黒真珠)は、黒という色から「お葬式」を連想する人が多いよう。
マナー上は問題ないとの声もありますが、避けておいた方が無難です。
5 和服にネックレスは避けた方がいいの?
着物って、襟が狭くなっていますよね。
胸元がしまっている着物で出席する場合、ネックレスは基本的に着けないよう。
アクセサリーは指輪くらいにしておくといいかもしれませんね。
二連はダメって本当?
「結婚式に二連ネックレスはマナー違反」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
でも二連・三連がNGとされるのは結婚式ではなく、お葬式でのこと。
不幸事が「重なる」ので縁起が悪いとされているんです。
でも結婚式は慶び事。
慶び事が重なるのは大歓迎ですよね!
ということで最近では、二連・三連ネックレスは取り入れてOKなアイテムという意見が多数派のよう。
ただ、大きなパールがじゃらじゃらと揺れるような、派手すぎるものは避けた方がいいですね。
ネックレスの選び方
最後に、ネックレス選びのポイントを3つご紹介します。
1 統一感を大切に
ネックレスだけを先に選んでも、ドレスや他の小物との相性が悪ければ、なんだかちぐはぐな印象に・・・。
当日に着るもの、つけるものすべてを一度合わせて、バランスがいいか確かめながら選びましょう。
2 自分に似合う長さを
フォーマルな場にピッタリなのが、首にフィットする短めネックレス。
「でも首の太さが強調されそう・・・」
「胸元が少し広めに開いているドレスなので、隠したい!」
そんな風に気になる人は、胸の上くらいまでかかるミディアム丈を選んで。
自然な長さで、デコルテ(首~胸元)もキレイにカバーしてくれます。
シンプルなドレスに華を添えるなら、みぞおち辺りまでのロングタイプがおすすめ!
ロングネックレスは、二連に巻いたり三連に巻いたりして、雰囲気を変えられるのも魅力です。
3 会場の雰囲気に合わせて
有名ホテルなどの格式高い会場で行われる結婚式の場合、マナーをしっかり守ったパールネックレスがおすすめ。
でも若い人ばかりのカジュアルなパーティーなら、あえて少し個性的なデザインのネックレスにしたり、華やかな三連ネックレスにしたり・・・
ある程度オシャレを楽しむ方が場の雰囲気に合うということも。
当日の雰囲気が分からなくてネックレス選びに迷った人は、タイプの違うネックレスを2本持っていくというのもアリですよ。
まとめ
結婚式にふさわしいのは、上品で控えめなネックレスなんですね。
迷った時は、一連の短めパールネックレスなら間違いなし!
カジュアルなものやブラックパール、派手すぎるものは避けた方が無難です。
コーディネートをするときは、全体の統一感も考えて素材や長さのチョイスを。
大人の女性として、マナーを意識した素敵なネックレスを選びたいですね。
「ゲストの服装」の他の記事
「ゲストの服装」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」