結婚式のドレスに合わせる上着や羽織、選び方のポイントは?
結婚式のお呼ばれドレスが決まったら、次は上着や羽織物を選ぶ番!
ドレスに合わせる上着・羽織物はどう選べばいいのでしょうか?
上着や羽織物の種類や役割、結婚式で着る上着のマナーを、選び方のポイントも合わせてご紹介します。
結婚式の上着・羽織物の役割
結婚式に着ていく「上着」には、大きく分けて2種類あります。
まずひとつは、自宅から結婚式会場との行き帰りに着る上着です。
防寒用だったり、ドレスのまま公共交通機関を使って移動する際、目立つのを避けるために着用したりします。
カーディガンやコートなどを、季節に合わせて使い分けるといいですね。
もうひとつは、結婚式の最中に羽織る上着です。
昼間の結婚式では特に、過度な露出は禁物。
ノースリーブのドレスを着るなら、羽織物を着るのがマナーとなっています。
ドレスに合わせる羽織物は、ショールやストール、ボレロ、ジャケットが定番。
たとえ袖ありのドレスでも、羽織物は一枚持っていくとメリットも多いんです!
結婚式で着る羽織物の役割は、次のようなものがあります。
防寒や冷房対策
羽織物を着ることで、ドレス一枚よりも暖かく過ごすことができます。
ノースリーブはもちろん、袖ありドレスの場合でも、会場内は空調が効いていて夏でも涼しいことが多いもの。
羽織物があると、肌寒いときにさっと羽織れて便利です。
汗ジミを隠すこともできる
夏に気になるのが、ドレスにできる汗ジミ!
せっかくフォーマルドレスでオシャレしていても、脇や背中に汗ジミができていたら…と思うとちょっと恥ずかしいですよね。
でも羽織物を着ていれば、気になるドレスの汗ジミを隠すことができます!
夏の結婚式にも、羽織物は役立つんですね。
二の腕をカバーすることができる
パーティードレスは、ノースリーブなど二の腕が出るデザインのものも多いですよね。
袖ありでも、ピッタリと密着したタイトな袖や、短い袖の場合、二の腕が目立ってしまうことも。
そんな時でも、ショールやストールでふわりと覆えば、気になる二の腕もカバーすることができますよ。
ドレスとのコーディネートを楽しめる
同じドレスでも、羽織物の種類、色、デザインによって大きくイメージを変えることができます。
ジャケットを合わせてきちんと感を出したり、ドレスのカラーと違った色を選んで差し色にするなど・・・。
羽織物を着ることで、よりフォーマル感が出るうえ、ドレスのイメージチェンジにも役立ちます。
式場への行き帰りで着る上着にも、結婚式場で着る羽織物にも、色々な役割があるんですね。
ではそんな上着・羽織物の種類別に、特徴を見ていきましょう。
ショール・ストール
「ショール」や「ストール」は、肩に掛ける布製の羽織物です。
大きめの正方形や長方形で、三角形に折って肩にかけたり、折らずにそのままかけたりして使用します。
画像提供:Cariru
長めのショールやストールをそのまま肩にかけてさらりとサイドに垂らせば、とてもエレガントな印象に。
前で結んで垂らしたり、後ろで結んだりする方法もあります。
色々なアレンジができるので、羽織り方次第でイメージチェンジできますね。
素材もシフォンやレースなど、さまざま。
カシミヤやベロアなど厚手の生地を選べば、寒さ対策としても役立ちます。
カシミヤやベロアなら見た目も冬らしいので、寒い時期には季節感も出ておすすめですよ。
ストールの選び方や結び方については、こちらの記事でもご紹介しています。
ボレロ
「ボレロ」とは、丈の短い上着のこと。
ウエストくらいか、それよりも短いデザインが多いようです。
ジャケットの一種ですが、基本的に前を留めるためのボタンはありません。
画像提供:Cariru
中にはリボンなどで留めることができるものもありますが、前が開いたデザインが多いのが特徴です。
袖のデザインや長さにも色々なものがあります。
半袖や七分袖、長袖、袖にボリュームのある「パフスリーブ」や、袖にスリットが入っていてほどよく素肌を見せられるものなど・・・。
袖だけでも、デザインのバリエーションはさまざま!
襟のないタイプが中心ですが、中には襟付きのジャケット風ボレロもあります。
きちんと感を出しつつも、女性らしい柔らかさもプラスできるデザインですね。
素材によってもイメージが変わり、シフォンやレース、ベロアなど季節やイメージに合わせてチョイスできます。
ボレロの選び方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
冬の結婚式、ボレロはどう選ぶ?お呼ばれドレスの羽織もの、おすすめを紹介!
ジャケット
「ジャケット」とは、基本的にボレロよりも丈が長く、ボタンやフックなどで前が留められるようになっている上着のことです。
画像提供:Cariru
きちんと感があり、フォーマルな場にピッタリの羽織物!
ドレスに合わせることで、大人っぽく落ち着いたイメージになります。
襟付きのジャケットならよりきちんと感があり、襟なしならエレガントさもプラス。
結婚式だけでなく普段の服装にも合わせられるので、一枚持っておくと役立ちそうですね。
また、肌寒い時期の結婚式には、長袖で生地のしっかりしたジャケットを選ぶことで、防寒対策としても役立ちますよ。
画像提供:Cariru
ジャケットの選び方については、こちらの記事もどうぞ。
女性向け!結婚式の羽織物「ジャケット」の選び方のコツやマナー!
カーディガン・コート
「コート」は屋外で着る上着の一種で、「カーディガン」は前開きタイプの羽織物です。
二つとも、結婚式場や家までの移動中に着る上着として使えます。
基本的に、会場まで着ていく上着は「こうでなくてはならない!」と決まりがあるわけではありません。
でもせっかくドレスに合わせるなら、あまりチグハグにならないデザインを選びたいですよね。
例えば春先や秋の結婚式なら、トレンチコートがピッタリ!
カシミヤのカーディガンも、ドレスに合いそうです。
スタンドカラーのコートなら、かっこよくエレガントに着こなせそうですね。
結婚式が真冬なら、もっと厚手のロングコートがおすすめ。
ドレスには、カシミヤなど上質な素材のコートがよく合います。
コートの長さは、ドレス丈より長めにするとバランスがよくなりますよ。
コートやカーディガンの色は、落ち着いた色味を選ぶ方が無難。
ベージュや黒、グレーなど、どんなドレスにもマッチしそうなベースカラーを選ぶといいでしょう。
コートの選び方やマナーについては、こちらの記事もどうぞ。
結婚式にはどんな「コート」を着ていく?選び方やマナー、男女別のおすすめコートをご紹介
結婚式で着る上着の種類については、こんな感じです。
では次に、上着のマナーについて見ていきましょう。
結婚式の上着のマナー
結婚式で着る上着について、気をつけておきたいマナーをご紹介します。
黒や白は注意
白は花嫁のカラー。
結婚式お呼ばれで白いドレスはマナー違反・・・とはよく聞きますが、上着はどうなのでしょうか?
基本的に、避けられるなら白は避けた方が無難です。
なぜなら、披露宴で座っているときや、花嫁と並んでバストアップの写真を撮る場合など、見えるのは上半身が中心ですよね。
ドレスが白でなくても上着が白の場合、白っぽい服を着ているように見える可能性もあります。
コーディネート次第で白はダメ!というわけではありませんが、白映りしそうだなと思う場合は違う色を選んだり、白でも透け感のある素材を選んだりするといいですね。
コートは、会場に入ると脱いでクロークに預けます。
でも例えばガーデンでの演出でコートを着用してもOKな場合や、新郎新婦が会場の外で帰りのお見送りをする場合など、コートを羽織って新郎新婦と並ぶ可能性もゼロではありません。
真っ白のコートは避けておいた方が安心ですよ。
黒はもちろん上着として取り入れてもOKな色ですが、ドレスが黒の場合は注意が必要。
全身真っ黒だと、まるで喪服のようなイメージになりかねません。
ドレスが黒の場合は、上着を明るいカラーにするなど工夫しましょう。
移動用の上着は会場に入ってすぐに脱ぐ
コートやカーディガンなど、屋外用の上着は、結婚式の会場に入ったらすぐに脱ぎましょう。
上着は脱いで腕にかけ、そのままクロークへ預けます。
ガーデンウェディングなどであらかじめコートの着用をしてもOKとアナウンスされている場合以外は、会場内まで持ち込まないのがマナーです。
素材や柄について
レザー、コットンやニット、ダウンコートなど、カジュアルな素材は、フォーマルな場に合わないので基本的にNG。
アニマル柄、キャラクター柄などカジュアルなイメージの柄も避けるようにします。
秋冬にピッタリのファー素材は、毛が抜けて飛びやすく、披露宴では近くの席で食事をする人の迷惑になってしまう可能性も。
避けた方が無難かもしれませんね。
では最後に、上着を選ぶときのポイントを見ていきましょう。
選び方のポイント
気候で選ぶ
春夏など、暖かい季節なら薄手のショールやストール、ボレロが大活躍!
秋ならジャケット風ボレロや厚手のショールやストール、冬ならベロアのボレロやジャケットなど・・・。
暑さ対策・寒さ対策を考えて上着を選びましょう。
ドレスの色と合わせて選ぶ
ドレスの色と同系色にすれば、落ち着いた柔らかい印象のコーディネートに。
画像提供:Cariru
逆にドレスと違った色の上着を合わせれば、差し色になってコーディネートにメリハリがでます。
画像提供:Cariru
上着をうまく使って、なりたいイメージに近づけましょう。
ドレスの丈と合わせて選ぶ
ドレスの丈によって、似合う上着の丈も変わります。
例えばスカート丈の長いドレスなら、上着は短めだとすっきりした印象に。
画像提供:Cariru
ウエストマークがないデザインのドレスも、ボレロなど短めの上着を合わせることで脚が長く見え、スタイルがよく見えますよ。
画像提供:Cariru
ウエストマークや胸下での切り替えがあるタイプのドレスなら、長めのショールやストールがよく合います。
袖のデザインで選ぶ
袖ありドレスの場合、袖のデザインによっては上から羽織るジャケットやボレロが窮屈に感じる場合も。
ショールやストールなら袖のデザインに関わらず羽織れるので、おすすめです。
袖なしドレスなら、どんな上着でもOK。
ボレロやジャケットなど、袖のある羽織物も問題なく着ることができます。
体型カバーで選ぶ
例えば細く見せたい!という人は、薄いカラーより濃いめのカラーを選ぶのがおすすめ。
画像提供:Cariru
上着を濃いカラーにすることで引き締まって見えます。
長いストールをさらりと羽織るなど、縦長の
ラインを強調できるデザインの上着だとなお、細見え効果が期待できますよ。
肩幅が気になる人は、ストールやショールで覆うといいでしょう。
二の腕が気になる人も、ショールやストールで隠してしまうか、袖がふわりと広がったフレア袖がピッタリ。
画像提供:Cariru
密着するタイトな袖よりも、気になる二の腕をカバーしてくれます。
ちなみに長袖ではなく、5分丈、7分丈の袖の上着を選ぶと、腕が長く見えますよ。
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まとめ
結婚式お呼ばれで着ていく上着について、ご紹介しました。
結婚式で着る上着は、大きく分けて2種類。
結婚式会場への行き帰りに着る上着と、結婚式の最中に羽織る上着です。
暑い季節は冷房対策や汗ジミ隠し、寒い季節は防寒対策、それに二の腕をカバーすることができたり、ドレスとのコーディネートを楽しめたりと、上着には色々な役割があります。
結婚式お呼ばれで使う上着の種類は、こんな感じです。
〇肩に掛ける「ストール」や「ショール」
〇丈が短く、前が開いている「ボレロ」
〇ボレロより丈が長く、前が留められる「ジャケット」
〇移動中に着る「コート」や「カーディガン」
上着を選ぶポイントとしては、まず気候に合わせて考えるということ。
色は、ドレスの色と同系色にすれば落ち着いた印象に、ドレスと違った色の上着を合わせれば、差し色になってコーディネートにメリハリがでます。
また、ドレスのデザインや体型のカバーしたいところに合わせて選ぶ方法もありましたね。
上着次第で、ドレスの印象もがらりと変わります。
素敵な上着を合わせて、ドレスとのコーディネートを楽しみたいですね!
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