最近の「お見合い結婚」とは?メリットやデメリット、恋愛結婚との違いを解説します
「お見合い結婚って今では少ないんじゃないの?」と思う人もいますよね。
でもさまざまなものが多様化している現代では、お見合い結婚のカタチも一つではないよう。
そこで今回は、今再び注目されている「お見合い結婚」について詳しくお話しします。
最近のお見合い結婚事情や、気になるメリット・デメリットなどを分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「お見合い結婚」ってどういうもの?
「お見合い結婚」というと、第三者が仲介役になって男女を引き合わせ、双方が気に入れば結婚するという形式を指すのが一般的でした。
かつての日本では、お見合い結婚が主流だった時代もあるんですよ!
そんな一昔前のお見合いといえば、家族や親戚、会社の上司などが「仲人(なこうど)=仲介役」となるケースが多かったよう。
でも現代では「お見合い」のスタイルもさまざま。
昔ながらの「知り合いが仲人になってくれる」パターン以外には、どのようなものがあるのでしょうか。早速見ていきましょう。
最近の「お見合い結婚」はどんな風に行う?
最近、主流になっているのは次の3パターンと言われています。
仲人型の結婚相談所を利用する
まずは仲人型の結婚相談所を利用するパターン。
このパターンでは、担当の結婚カウンセラー(アドバイザー)についてもらい、出会いからお付き合い、結婚までの道のりをサポートしてもらえます。
親戚などが仲人になってくれるケースに近いイメージですね。
またカウンセラーが希望の条件に合った相手を探してくれることが多いようなので、忙しい人には便利なサービスと言えそうです。
交際のお断りなど、言いにくいこともスタッフが代行してくれるようですよ。
データマッチングを利用する
「データマッチング」とは、自分の年齢や収入、相手に希望する条件などのデータを登録しておけば、自分の条件に合った人を自動的に紹介してくれるサービスのこと。
こちらは、出会った後の交際や結婚までの過程をふたりで進めていくケースが多いようです。
結婚相談所というと、先ほどご紹介した仲人型をイメージする人が多いかもしれませんが、データマッチング型の結婚相談所もあるんですよ!
その場合、相手の選定はデータによって自動で行われますが、会社によっては担当のアドバイザーがついてくれるケースはあるようです。
マッチングアプリなどで探す
インターネットサイトやアプリでも、結婚を目的とした男女の出会いをサポートしてくれるものはいくつかあります。
こちらの場合は、相手探しや実際に会う日程調整なども、自分で行うのが一般的。
つまり基本的に、第三者は介入しないということですね。
本人主導の要素が強いという意味では、恋愛結婚に近いとも言えそうです。
かつてのイメージではお見合いといえば、仲人役となる第三者がいるものでしたが、さまざまなサービスがある現代ではそうとは限らないよう。
このように最近では、結婚することを目的にした出会いであれば「お見合い」と言えるのかもしれませんね。
では、そんなお見合い結婚と恋愛結婚の違いは、他にどんなところがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
お見合い結婚と恋愛結婚の違い
繰り返しになりますが、まず大きな違いは初めから「結婚」を意識しているかどうか。
恋愛結婚の場合は、付き合った当初は結婚を意識していなかった人もいるでしょう。
一方お見合い結婚は、出会いの段階で結婚を意識しているのです。
そしてその意識の違いからか、交際期間にも次のような違いがあると言われています。
恋愛結婚の場合は、基本的に自分たちで交際期間を自由に決めることができますよね。
付き合ってすぐに結婚するようなカップルもいれば、何年も付き合っているけど結婚はまだ、というカップルもいます。
つまりお互いが「この人と結婚したい」と思うタイミングまで、自由に恋愛を続けることができます。
一方お見合いは、始めから「結婚」を目的(ゴール)としています。
そのため、その相手と結婚するかどうか短期間で決断する人が多いよう。
具体的には、お見合いから半年くらいで答えを出す必要があるようです。
このように短い期間で結婚に至ることが多いのも、お見合い結婚の特徴と言えそうです。
お見合い結婚と恋愛結婚には他にもさまざまな違いがあります。
次は、メリット・デメリットという観点で違いを詳しく見ていきましょう。
お見合い結婚のメリット・デメリット
メリット
接点のない人と出会える
日常で出会うのは、自分の生活圏内にいる異性ですよね。
でも現代のお見合いとして一般的な「結婚相談所やマッチングサービス」では、たくさんの登録者から相手を探すことができます。
自分の生活圏内から外れている相手や、異業種の相手など、普段の生活では出会えない人と出会えるのは大きな魅力!
もしかしたら恋愛結婚よりも、相手の選択肢は多いのかもしれませんね。
希望条件に沿った相手と会える
お見合いでは、前もって相手のプロフィールを確認することができます。
これは結婚相手に対して理想の条件がある場合、とても便利なシステムと言えそう。
例えば、
「年収はこれくらいが理想」
「住む地域は今と変えたくない」
「将来両親と同居してほしい」
など、結婚するにあたって譲れないポイントがあるとします。
でも恋愛結婚の場合、先に相手を好きになって交際し、その後でその人の「情報」を知っていくことが多いもの。
それで結婚を躊躇したり、結婚後に後悔したり・・・なんてこともゼロではないよう。
しかしお見合い結婚では、会う前に相手のプロフィールを知ることができるんです!
お互い希望条件に合う相手と会っているので、ミスマッチが少ないんですね。
結婚までの流れがスムーズ
先ほどもお話しした通り、結婚をゴールとしているお見合いでは、長々と交際期間が続くことはあまりないでしょう。
恋愛では、「こっちは早く結婚したいのに、相手がなかなかプロポーズしてくれない・・・」とモヤモヤするなんてことは、よくある話。
でもお見合いは、出会って数ヶ月でお互い答えを出します。
早く結婚相手を見つけたいと思っている人にとっては、時間を無駄にしない効率的な方法と言えるのではないでしょうか。
お見合い結婚のデメリット
始めは条件で選ぶ
会う相手を選ぶ時、まずは相手のプロフィールを見て「条件」で選ぶ必要があります。
希望条件に合う相手と結婚するためには便利なシステムですが・・・
「好きになって結ばれる」ということに憧れがある場合は、少し事務的に感じることも。
また条件を厳しくすると、「希望条件とは少し違うけど実際に会うととても気が合う!」という相手との出会いを逃してしまう可能性もあります。
条件を考える時は、譲れないポイントとそうでないポイントを明確にするといいかもしれませんね。
でももちろん条件がピッタリで、かつ気も合う最高の相手に出会える可能性もありますよ!
回数を重ねると疲れがたまることも
初対面の人と会うことになるので、特に会話が苦手な人からすると「疲れる・・・」と感じることも。
またなかなか気の合う人と会えないケースが続くと、落ち込んでしまう人も少なくないようです。
そんな時は、カウンセラーに相談してみるといいかもしれませんね。
短い交際期間で決断する必要がある
先ほどもお話しした通り「お見合い」では、出会って数ヶ月で結婚を決めるのが一般的。
そのため「もう少しゆっくり相手を見極めたい・・・」と思っても、ずるずると交際を引き延ばすことは基本的にできません。
ある程度結婚への覚悟を持って、相手を探す必要があるんですね。
ちなみにこれは「結婚までの流れがスムーズ」というメリットの裏返しと言えそうですよね。
どんなことにもメリットとデメリットはあるもの。そしてメリットとデメリットは表裏一体とも言われています。
どう捉えるかは自分次第と言えるのかもしれませんね。
では次に、お見合い結婚に対してよくある疑問にお答えしていきます。
お見合い結婚にまつわるQ&A
Q.離婚率が低いって本当?
A.データとしては、お見合い結婚の離婚率が低いのは本当のようです。
現代では結婚したカップルの3組に1組は離婚するとも言われていますよね。
つまり一般的な離婚率は30%を超えるということです。
一方お見合い結婚の離婚率は、10%程度と言われています。
自由に交際期間を設定できる恋愛結婚よりも、短期間で結婚を決めるお見合い結婚のほうが低い離婚率になるのは意外!と感じる人もいるのではないでしょうか。
原因はさまざまだと思いますが、ひとつは、これまでにご紹介した「結婚に至るまでのプロセス」の違いにありそう。
お見合い結婚の場合、始めから希望の条件に合う相手と会うのがほとんどでしたね。
結婚するにあたっての条件がお互い満たされているので、結婚後に「こんなはずじゃなかった・・・」とガッカリするケースは少ないのかもしれませんね。
Q.お見合い結婚だと恋愛はできないの?
A. そんなことはありません!
お見合いは確かに「条件」から入ります。
顔写真、年齢、職業、年収、家族構成、居住地域などをチェックして・・・
自分の希望する条件に合う人とお見合いをするでしょう。
そしてそこから短期間で結婚を決めるので、たしかに恋愛結婚と比べて深いお付き合いは少ないかもしれません。
でも、出会って、お互いに好意を持ってお付き合いが始まり、結婚へ・・・という流れは、恋愛結婚でもお見合い結婚でも同じ。
またお付き合いする期間が短いからこそ、結婚後も相手にときめいたり、新たな一面を見たりと、いつまでも恋愛の延長のような気分が味わえるかもしれませんよ。
お見合い結婚にはこんないい所もあるんですね。
では最後に、お見合いから結婚までの流れも簡単に見ておきましょう。
お見合いから結婚までの流れ
インターネットサイトやマッチングアプリを利用した場合、出会いから結婚までの期間も道のりも、ふたり次第で変わるんでしたね。
そこでここでは、仲人型の結婚相談所を利用した場合の、お見合い~結婚までの一般的な流れをご紹介します。
1 相手に求める希望条件と自分のデータを登録する
2 希望に合う相手を担当アドバイザーに紹介してもらう
自分で登録者のプロフィールを閲覧し、相手を探すことができる相談所もあるようです。
3 いい相手が見つかれば、お見合いを申し込む
4 相手が了承すれば、お見合いを設定してもらう
5 お見合いで相手を気に入れば、アドバイザーを通して「仮交際」を申し込む
6 相手にも気に入ってもらえれば、仮交際スタート!
ちなみに、仮交際の期間であれば、同時進行で複数人と交際するのもOKとしている相談所が多いよう。本当にこの人でいいのか、お互い色々話し合って見定める時期なんですね。
仮交際の期間は1~3ヶ月くらいが目安ですが、相談所によっては期間が決められていることもあるようです。
7 仮交際でお互い気に入った場合、真剣交際へ進む
真剣交際になった場合、ほかの仮交際の人はお断りし、ふたりだけで結婚へ向けて関係を深めます。
真剣交際に進んでからだいたい3ヶ月を目安に、相手と結婚するかどうかを決断します。
8 プロポーズされて受ければ「成婚」
その後はふたりで、両親への挨拶などを済ませて結婚へ向かいます。
繰り返しになりますが「お見合い」は、お互い結婚が最終目的。
そのためこのように数ヶ月でお互いを知り、結婚を決める流れなんですね。
まとめ
第三者が仲介役として、結婚したい男女を引き合わせ、結婚する「お見合い結婚」。
かつては親族や会社の上司などが仲介役となるケースが多かったようですが、最近では結婚相談所やマッチングアプリなどを利用するのが主流のよう。
お見合い結婚のメリットは、
・普段出会えない人とも出会える
・希望条件に沿った相手と会える
・結婚までがスムーズで短期間
反対にデメリットは、
・始めは条件のみで選ぶ
・回数を重ねると疲れがたまることも
・短い交際期間で決断する必要がある
など。
効率的に自分に合う結婚相手と出会いたい!と思う人にはピッタリの方法とも言える「お見合い」。
恋愛や結婚のキッカケとして、考えてみるのもよさそうですね!
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