【パールジュエリー完全ガイド】結婚を機に準備したい「一生もの」のジュエリー
上品な輝きを放つ「パールジュエリー」。
冠婚葬祭などのフォーマルな場で身に着けるイメージのジュエリーですが、じつは結婚を機に購入する人が結構いるよう・・・。
「具体的にどんな場面で使えるの?」
「なぜ結婚するタイミングで揃えるといいの?」
そんなギモンにお答えすべく、今回はパールジュエリーの基礎知識や、選び方などを詳しくご紹介します。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
パールジュエリーの基礎知識
パールジュエリーとは、パールつまり「真珠(しんじゅ)」を使用したジュエリーのことです。
定番のパールが連なったネックレスのほか、
一粒パールのイヤリングやピアス、指輪、ペンダントなどがあります。
上品な輝きがあり、高級感漂うジュエリーですよね。
@wakana_wed
ネックレスとイヤリングをおそろいで身に着けると、さらに華やかさがあって素敵です。
慶事にも弔事にも!使えるシーンはさまざま
パールジュエリーの特徴は、「慶事でも弔事でも身に着けられる唯一のジュエリー」だということ。
特に、パールの一連ネックレスは、フォーマルからカジュアルまで、着用シーンの幅が広い“万能”アイテムなんです。
主な着用シーンはこちら。
・結婚式やパーティ
・お葬式や法事
・顔合わせ食事会
・入学式や卒業式などの式典
・子供の七五三などのお祝いの場
・ランチ会やデート
お昼のパーティなど、輝きの強いジュエリーは控えたほうが良い場面でも、パールなら品のある華やかさなので問題なく身に着けられます。
着用例をいくつかご紹介します。
結婚式お呼ばれ
気品のある美しさはパールならではのもの。洗練された雰囲気を引き立ててくれます。
顔合わせ食事会など
子供の入学式や卒業式など
パールを合わせることで、改まった場にもふさわしい装いに。結婚後に増えるフォーマルな場面でパールジュエリーは大活躍。
普段使い
一連ネックレスはオフィスシーンでも使える優れもの!
パールの輝きは上品でちょうど良い華やかさです。
このように、パールジュエリーは、フォーマルからカジュアルまで、幅広いシーンで使えるジュエリーなんですね。
どんなテイストの服装と合わせても品良くまとまるので、使い回しができる“優秀アイテム”と言えそうです。
また、パールは古くから「涙」の象徴ともいわれています。
そのため、本来は着飾る必要のない弔事でも、「悲しみを添える」という意味でパールジュエリーだけは着用が許されているんです。
さらに、子供の成長を祝う場や式典など、人生の大事なシーンでも定番のジュエリーとされています。
長く使える一生もののジュエリーなので、大人の女性が一つ持っておくと安心なアイテムといえそうですね。
そんなパールジュエリーは、結婚を機に買いそろえる女性も結構多いよう!
結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※1)によると、既婚女性の約6割が「パールジュエリーを持っている」と回答しています。
「近々用意する」と答えた人も含めると、既婚女性の約7割の人が、パールジュエリーを持っていたり、必要性を感じているようです。
さらに、パールジュエリーを持っている女性に入手方法を聞いてみると・・・
結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※2)
夫や親に買ってもらった人が42%で最多。自分で購入した人は18%という結果に。
結婚を機に新しくパールジュエリーを購入する人は多いようです。
ちなみに、親などから譲り受けた人も40%いました。
なぜ結婚のタイミングで用意するといいのか、次の章で説明しますね。
結婚を機に用意すると良いのはなぜ?
【理由1】結婚後は着用シーンが増えるから
結婚後は相手の家族とのお付き合いが始まり、冠婚葬祭の席に参加する機会も増えることでしょう。
お葬式などの弔事に突然出席することもあるかもしれません。
パールジュエリーは値が張るものなので、悲しみの中でバタバタと準備するのは難しいですよね。
必要な時に慌てて用意しなくてもいいように、結婚のタイミングでパールジュエリーをそろえておくと安心ですね。
【先輩花嫁の声】
パールはこれからずっと使うもの。せっかくなら悲しみより幸せなタイミングで買うほうが良いと思って、結婚が決まった頃に買いました。
【理由2】人生の節目に「きちんとしたもの」を揃えるため
繰り返しになりますが、気品ある輝きのパールは、格式の高いジュエリーとされています。
そのため、フォーマルな場で身に着けること自体が、大人の女性の嗜みの一つである、という認識もあるようです。
社会人として振る舞うために必要なツールとして「きちんとしたもの」を揃えるのは、結婚という人生の節目だからこそ意義のあることなのかもしれませんね。
【おまけ】パールの“宝石言葉”は結婚にぴったり!
花に花言葉があるように、宝石にも宝石言葉があります。
パールの宝石言葉は「無垢、健康、長寿」。
結婚にふさわしい意味合いが込められているんですね。
そのため、嫁いでいく娘の幸せを願い、花嫁道具の一つとして結婚のタイミングで親などから贈るケースも多いようです。
また、彼の親御さんから花嫁へ贈るケースもありますよ。
【先輩花嫁の声】
旦那の親御さんから贈ってもらいました。家族として歓迎してくれている気持ちが嬉しかったし、パールが家族の絆のアイテムのように感じられました。
ここまで、結婚を機にパールジュエリーをそろえると良いとされる理由を3つご紹介しました。
続いては、パールジュエリーの選び方についてご紹介します。
パールジュエリーの選び方
パールと言えば白をイメージするかもしれませんが、じつは黒やピンクなどさまざまな色があります。
また、珠の大きさも様々で、小さいものだと3mm、真珠の種類によっては10mmを超えるものがあります。
このようなパールの“個性”は、ジュエリーとして身に着けたとき、見る人に異なる印象を与えます。
お祝いの場には華やかな印象、お悔やみの場には落ち着いた印象のジュエリーがふさわしいですよね。
では、どういう場面で、どのようなパールのジュエリーを選べばいいのでしょうか?
色や大きさなどによって見る人に与える印象の違いと、ふさわしい着用シーンについて、おさえておきましょう。
一連ネックレス:着用マナーを解説!
ここでは、特に着用シーンの幅が広い「一連ネックレス」について、解説していきます。
分かりやすいように、「パールの色」「珠の大きさ」「ネックレスの長さ」の3つの観点からご紹介しますね。
パールの色
パールの色は、ジュエリー全体の華やかさやカジュアルさに大きく関わってきます。
一般的に、色による着用マナーはこちら。
慶事 (結婚式など) | 弔事 (お葬式など) | |
白 | ○ | ○ |
黒 | × | ○ |
グレー | △ | ○ |
その他 (ピンクなど) | ○ | × |
【慶事(結婚式など)】
結婚式などのお祝いの席では、白や、そのほかの色(ピンクやゴールドなど)はOK。
一連ネックレスと一粒ピアス(イヤリング)は王道の組み合わせ。品のある華やかさで、きちんとフォーマルな装いに仕上がります。
ホワイトのパールには、少しピンクがかったものもあります。
一方で黒は弔事を連想させるため、慶事では避けたほうがいいという意見が多いようです。
グレーは色の濃さにもよりますが、黒と同様の理由で、慶事では避けたほうが無難かも。
【弔事(お葬式など)】
お葬式や法事などお悔やみの席では、白や黒のほか、グレーも許容されています。
フォーマルシーンで使われる「アコヤ真珠」のホワイト系のものの中には、ほんのりピンクがかったパールもありますが、そちらも弔事での着用はOK。
一方で、アコヤ真珠以外の鮮やかなピンクのパールや、写真のようなゴールドのパールは、弔事にはふさわしくありません。
アコヤ真珠については記事後半で詳しくご説明しますね。
パールの珠の大きさ
珠が小さいとカジュアルな印象、大きいと華やかな印象を与えると言われています。
珠の大きさと着用場面はこのような感じ。
6mm以下 | 7~8mm | 9mm以上 | ||
使用場面 | 慶事 | ○ | ○ | ○ |
弔事 | × | ○ | × | |
日常 | ○ | ○ | ○ |
冠婚葬祭のどの場面でも問題ないとされているのは、直径7~8mm台です。
これより小さい6mmや、大きい9mmのものは、カジュアルな印象になるため、お葬式などの弔事では控えたほうが良さそうです。
ネックレスの長さ
ネックレスの長さは、短いほど格式が高く、長いほどカジュアルな印象になります。
ネックレスは長さによって呼び方も異なり、それぞれの目安の長さが決められています。
鎖骨にかかる程度の長さである「チョーカー」や「プリンセス」タイプは、慶事でも弔事もOKです。
反対に、マチネやオペラ、ロープなどはカジュアルな印象になるので、弔事では控えましょう。
また、二連、三連になるような長いネックレスは、「悲しみが長引く」や、「お悔やみが重なる」ということを連想させる可能性も。
弔事では身に着けないようにしましょう。
どんな場面でも使える万能なものはどれ?
ここまで、パールのネックレスの色や長さなどによる着用シーンについてご紹介してきました。
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「着用シーンによってふさわしいパールを使い分けなければいけないのは大変そう」とか、「結局どんなパールネックレスを選べばいいの?」というギモンが浮かんでいる人もいるのでは。
なので、ここまで説明した内容から、どのような場面でも身に着けられるパールジュエリーについて、以下にまとめてみました。
【どんな場面でも使えるパールジュエリー】
・色・・・白
・珠の大きさ・・・7~8mm台
・長さ・・・38~45cm(鎖骨にかかる程度)
・素材・・・アコヤ真珠
・形・・・ラウンドタイプ(真円球)
・クラスプ(留め具)・・・シルバー色
慶事でも弔事でも使える色は白。
珠の大きさは、小さすぎず、大きすぎない7~8mm台が使いやすいでしょう。
長さは鎖骨にかかる程度の38~45cmだとフォーマルな印象になりますよ。
パールの種類(素材)はさまざまですが、アコヤ貝から採れる「アコヤ真珠」がフォーマルシーンにふさわしいです。
さらに、パールは貝から採れるため、形にはさまざまな個性が表れるものですが、真ん丸な形(真円球)のものならどんな場面でも使いやすいですよ。
楕円形など真円球でないものは、カジュアルな印象になります。
ですので、式典やお葬式への参列など礼装が求められるようなシーンでの着用は控えたほうが良さそうです。
また、ネックレスやブレスレットには「クラスプ」という留め具があります。
クラスプのデザインや色はさまざま。
色はゴールドだと華やかな印象になるので、弔事でも使いたいなら色はシルバーを選びましょう。
このようなパールの一連ネックレスに、揺れない一粒ピアスやイヤリングを合わせると、よりフォーマルな装いに仕上がります。
パールネックレスとイヤリングのこのような組み合わせは、皇族や王族の方も公の場で身につけられていますね。
以上、慶事でも弔事でも使える“万能”パールの条件をご紹介しました。
このようなパールを一つ用意しておくと、どんな場面でも使えるので安心ですね。
もちろん、慶事用、弔事用のように、着用シーンに合わせて複数のパールジュエリーを準備しておくという手もありますよ。
続いては、使う人別のおすすめのパールジュエリーについて解説します。
アイテム別:わたしに似合うパールはどれ?
パールは珠の大きさが0.5mm違うだけで、意外と印象は変わってきます。
また、使う人の体つきや年齢、顔の特徴などによっても、似合うパールはちょっとずつ違うようです。
そのため、多くのジュエリーショップでは、パールの珠の大きさやネックレスの長さを希望に合わせて選べるようになっているんです。
では、どんな人に、どのようなパールジュエリーが似合うのか、アイテム別にご紹介しますね。
一連ネックレス
一連ネックレスの場合、無難だとお伝えした7~8mm台を目安に、自分に合わせて珠の大きさを調整するのが良さそうです。
7mm台のパールがおすすめなのはこんな人。
・首元が細い人
・小柄な人
・薄い顔立ちの人
・シンプル、上品さを求める人
反対に、8mm以上の大きいパールが似合うのはこんな人。
・首元がしっかりしている人
・背が高い人
・濃い顔立ちの人
・華やかさを求める人
ちなみに、年を重ねるにつれて華やかな印象の大きなパールでも着けこなせるようになった、という声もあるので参考にしてみてくださいね。
また、ネックレスの長さは、首の太さによって変わってくるので、鎖骨にかかる程度になるよう調整してもらうと“きちんと感”のある雰囲気に仕上がりますよ。
ピアス(イヤリング)
一般的な一粒ピアスのパールの大きさは7~8mm台。
ネックレスと同様に、小柄な人や耳が小さい人には、小さめのパールのピアスがGOOD。
目鼻立ちがはっきりした人や耳が大きい人は、大きめのパールのピアスがおすすめです。
ピアスだけでも上品ですが、あわせるネックレスによって様々な装いで活躍します。
特に、一連ネックレスとピアスの組み合わせは定番のフォーマルスタイルなので、セットで買いそろえておくと安心ですよ。
パールの大きさ、ネックレスとピアスのベストなバランスは?
@saaya._h
ピアスのパールは、ネックレスと同じ大きさ、または「+0.5mm」を選ぶ場合が多いよう。
パールの一連ネックレスは、着用時に真正面にくる珠が最も大きく、首後ろのクラスプに近づくほど小さくなるようグラデーションで組まれています。
例えば、このような感じ。
そのため、見栄えを重視したい場合は、ピアスの珠の大きさを真正面のパールに合わせた7.5mmにすることがあるんです。
ペンダント
一粒パールのペンダントは、珠の大きさが9mmを超えない程度なら、体型や年齢問わず使いやすいといわれています。
一粒パールのペンダントは、一連ネックレスよりもカジュアル。
気軽に日常使いしやすいアイテムなので、普段の服のテイストとの相性も考えて珠の大きさを選ぶといいかもしれませんね。
また、シルバー系やゴールド系のような、チェーン等の「地金」の色によっても雰囲気は変わってきます。
地金の色も、自分の肌のトーンや服装のテイストに合わせて選ぶといいですね。
以上、使う人によるおすすめのパールジュエリーについてご紹介しました。
ちなみに、ここで紹介した内容はあくまでも一般論。
最終的には自分の好みの珠の大きさを選ぶのがいちばんですよ!
また、全身鏡で全体のバランスを確認しながら選ぶのもポイントなので、参考にしてみてください。
続いては、パールの質や形、輝きの違い、品質基準など、もっと詳しい内容を解説していきます。
そもそもパールってどんなもの?
パールは、海の生き物である貝から採れます。
貝の種類によってパールの種類も異なり、日本で主流なのは「アコヤ貝」から採れる「アコヤ真珠」です。
そのほか、こんなパールもあります。
○南洋真珠
・・・珠が大きめ。温暖な海洋に生息する「白蝶貝(しろちょうがい)」や「黒蝶貝(くろちょうがい)」などから生まれる。
○淡水パール
・・・湖や川に生息する「イケチョウ貝」などから作られる。比較的安価。
○模造パール
・・・パールに似せて、コットンやプラスチックなどで作られたもの。非常に安価で手に入りやすい。
中でも、アコヤ真珠は上品で透明感のある美しさが魅力で、皇室や王室、セレブもフォーマルな場で身につけるなど古くから世界中で愛されています。
また、真珠は天然のものなので品質には差があります。
一生もののパールジュエリーを選ぶなら、質の良さも重要なポイント。
ここからはパール(=アコヤ真珠)の評価項目について詳しく説明するので、参考にしてくださいね。
パールの評価項目
パールの品質は主に以下の7つの要素の組み合わせで決まります。
① 大きさ
② 形状
③ 色
④ テリ(光沢)
⑤ 表面のなめらかさ
⑥ 巻き(真珠層の厚み)
⑦ 連相(統一感)
パールは、貝から生まれる天然のものであり、ひとつとして同じものはありません。
その中で、品質の良いパールは大変希少価値が高いんです。
パールの評価項目について、それぞれ詳しく説明しますね。
① 大きさ
フォーマルシーンで使用される一般的なサイズ(7~8㎜台程度)」のパールにおいては、珠が大きいほど希少で、価値が高いとされています。
ただ、大きいほどその他の品質の良し悪しが目立つので、ただ大きければ良い!というわけでもないようです。
②形状
パールは、真円球であるほど価値が高いとされています。
真円球とは、真ん丸な形のこと。
楕円形やゆがんだ形だと価値は下がります。
③ 色
パールには、表面の色である「実体色」と、光を受けたときに発生する「干渉色」の2種類があります。
これらが合わさって私たちの目に届くことで、パールならではの奥深い色味を生み出しているんです。
またパールには、ホワイト、イエロー、ブルー等の系統があります。
さらに、ホワイトの系統の中でも、ピンクがかっていたり、イエローがかっていたり、少しずつ色味の違いがあります。
アコヤ真珠は「調色」という加工技術を用いて染料で色味をピンク色に調整することが多く、国内に流通しているアコヤ真珠の約95%は、ホワイト系のパールをピンク色に調色した「調色パール」です。
残りの約5%は色味を加工していない「無調色パール」で、とっても希少性が高いもの。
無調色パールは、染料を使っていないため調色パールのような退色は無く、またパール本来の美しさを感じられますよ。
④テリ(光沢)
上:テリ(光沢)が優れている 下:テリ(光沢)が良くない
上品なテリ(光沢)はパール最大の魅力。
パールに当たった光は、緻密に一層ずつ重なった真珠層からそれぞれ反射し、テリ(光沢)を生み出します。
テリが強いパールは表面に映る人や物が明瞭に見え、価値も高くなります。
反対に、テリが弱いとぼんやりとした印象になります。
⑤表面のなめらかさ
上:なめらか 下:なめらかでない
パールは生き物が育てる宝石なので、多少は凹凸があるもの。
ただ、その中でもキズ等が少なく、つるんとした表面のパールは評価が高くなります。
⑥巻き(真珠層の厚み)
上:巻きが優れている 下:巻きが良くない
パールは中心にある核の周囲に層を作ることで大きくなります。
真珠層の一層一層が美しく重なり、一定以上の厚みを持つことでアコヤ真珠独特の美しい輝きや色が表れます。
真珠の養殖期間は一般的に0.5年~1.5年ほどで、養殖期間が長いほど真珠層の厚みが増し、輝きの深みが増すと言われています。
ちなみに、養殖期間が1年を超えるものは「越しもの(こしもの)」と呼ばれ、真珠層が厚く、耐久性にも優れる傾向があります。
ただ、輝きは真珠層の厚み以外の様々な要素にも左右されるので、「越しもの」であっても必ずしも美しいとは言いきれないようです。
⑦ 連相
上:連相の統一感がある 下:連相の統一感がない
ネックレスの場合のみの基準です。
多くのパールを組んで作ったときに、統一感があるかどうかも評価項目になります。
色やテリ、キズの印象にバラつきがなく、キレイに揃っているものは評価が高くなります。
色味を加工した「調色パール」だと、比較的安価で統一感のあるネックレスを手に入れやすいですが、年月が経つと染料の退色により統一感が失われてしまう場合も。
一方で、色味を加工していない「無調色パール」のみで統一感を出すのは大変難しいのですが、その分年月が経っても統一感が乱れにくく、希少性も高くなるんです。
以上、パールの評価項目をご紹介しました。
ひとくちにパールといっても、とっても奥が深いんですね。
一生もののパールジュエリーを選ぶなら、信頼できるお店で買えると良いですね。
パールの品質についてしっかり説明してもらえるお店なら安心して購入できそうです。
ちなみに、NIWAKAのパールジュエリー「白澄花」は、ここまでに挙げたパールの評価項目7つの要素について、独自の基準で評価し厳選したパールを使用しています。
興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね。
せっかく品質の良いパールジュエリーを揃えるなら、長く使えるようメンテナンスすることも重要です。
最後に、どんなお手入れをしたらいいのか、ご紹介しますね。
パールジュエリーのメンテナンスはどうする?
パールの扱い方で気を付けるべきことは、次の3点。
・「酸」や「紫外線」に注意
・「衝撃」に注意
・「湿度の変化」に注意
酸による劣化を防ぐため、着用後は汗や皮脂を拭き取りましょう。
このとき、ゴシゴシ磨くのではなく、柔らかい布で優しく拭いてくださいね。
着用時にはヘアスプレーや化粧品、食品などもつかないように気を付けて。
身に着けるのは、ヘアメイクや着替えが終わった後がいいですよ。
もちろん、パールジュエリーを着けたまま温泉、というのもNGです。
保管場所は、直射日光があたらない涼しい場所がGOOD。
紫外線が当たると黄ばんでしまうこともあるようです。
また、極端に湿度が上がったり下がったりすると、パールの表面にひびが入ることも。
脱衣所やランドリールームなどは避け、湿度変化の少ない場所で保管してください。
パールより硬い金属や宝石に擦れると傷ついてしまうので、保管場所や取り扱いに注意しましょう。
また、適切なお手入れをしていても経年による輝きの変化はあるよう。
そんなときは購入店で磨いてもらうと、輝きが蘇る場合もあるので、くすみが気になった時はお店に相談するといいでしょう。
ちなみに、ネックレスの場合、経年により糸がゆるむことも。
定期的にお店で糸替えをしてもらうと安心です。
また、吊り下げ保管は、重みにより糸がゆるみやすくなってしまうので避けましょう。
さらに、平たい状態でもケースの形や内側の構造によっては、糸に負担がかかることも。
ちなみに、ジュエリーブランドNIWAKAのパールジュエリー「白澄花」の保管ケースは、ネックレスに負担のかからない工夫が施されています。
興味がある人はジュエリーショップで聞いてみましょう。
一生もののパールジュエリー、大切に保管できるといいですね。
以上、パールジュエリーのお手入れ方法をご紹介しました。
パールジュエリーは、着用後の簡単なお手入れとプロによるメンテナンスでずっと使える優れものなんですね。
購入時には、そのお店がメンテナンスも受けてくれるのかどうか確認しておくと安心ですよ。
まとめ
パールジュエリーは、慶事にも弔事にも使える唯一のジュエリー。
女性が一つ持っておくと安心なアイテムです。
結婚後は着用する機会が増えることから、結婚を機に用意する人も多いよう。
また、フォーマルな場でパールを身に着けること自体が、大人の女性の嗜みの一つであるという見方もあるようです。
結婚という人生の節目にそのような「きちんとしたもの」を揃えるのは素敵なことですよね。
また、特定のシーンでは着用しないほうが良いパールの色や大きさ、ネックレスの長さがあることも気を付けたいですね。
さらにどんな場面でも使える“万能”ジュエリーの特徴もご紹介しました。
また、“一生もの”のパールジュエリーにするなら、品質の良さも大事なポイント。
パールの品質の評価項目を念頭に置きつつ、一点物との出会いも大切にして美しいと感じるものを選ぶといいですよ。
長く綺麗に使い続けるためにはメンテナンスも重要。
紫外線による黄ばみや、激しい湿度変化による損傷などのないよう、お手入れしてくださいね。
ジュエリーブランドNIWAKAでは、購入後もパールを美しく保つためのメンテナンスも充実しています。
パールジュエリー「白澄花」と、メンテナンスサービスについてはこちらをご覧ください。
NIWAKAのパールジュエリー「白澄花」
※1「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2024年1月
回答人数:165人
※2「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2024年1月
回答人数:125人
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