親への結婚挨拶に持っていく手土産のマナー、おすすめの品は?
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彼(彼女)の親へ、いよいよ結婚挨拶へ!
改まったご挨拶に欠かせないのが「手土産」ですが・・・
いくらくらいのものがいいのか、何を渡せばいいのか迷ってしまう人も多いのでは?
せっかくなら、相手の親に喜ばれるものを渡したいところ。
そこで、手土産の相場や選ぶときのポイント、代表的な品物をご紹介します。
いくらが妥当?手土産の相場
そもそも、結婚挨拶の手土産は、あいさつのために時間を作ってくれた相手の親への感謝の気持ちを示すもの。
そんな手土産ですが、
「いくらくらいがいいのかな・・・」
と悩んでしまう人も多いのでは?
手土産の値段に関する調査によると、先輩カップルが用意した手土産の金額は、次のような結果に。
※「結婚スタイルマガジン」トレンド調査2018 より
「1000円~3000円」の人が半分以上となりました。
ここに「3000円~5000円」の人も合わせると「1000円~5000円」で合わせて約90%となりました。
相場よりあまり安いものは失礼にあたりますし、高いものも相手が気を使ってしまうかもしれません。
1000円~5000円の間を取って、3000円くらいを目安にすると良いのではないでしょうか。
ここには注意!手土産選びの6つのポイント
次は品物を選ぶときのポイントです。
・みんなで分けられるものを
・日持ちのするものを
・相手の好みに合わせて
・縁起も意識すると◎
・相手によっては2品用意するのもアリ
・事前に準備しておこう
順番に見ていきましょう。
みんなで分けられるものを
菓子折りなど、みんなで分けられる品物であれば、彼(彼女)の家族全員に楽しんでもらえます。
切り分ける手間のない、「個別に包装されているもの」もおすすめ。
彼(彼女)の家族みんなで分けてもらえるよう、家族の人数分以上の個数が入っているものを選ぶとよいですね。
日持ちのするものを
お菓子にするなら、見た目のきれいなケーキなどの生菓子を選びたい人もいるかもしれませんが・・・
生菓子の消費期限はその日限りであることも多いですよね。
その日に食べきらなくてもよい、焼き菓子などの「消費期限の長いもの」を選びましょう。
相手の好みに合わせて
相手の親が嫌いなものを持って行くのは避けたいところ。
相手の親も困惑してしまい、気まずい空気になるかも・・・
彼(彼女)を通じて、あらかじめ親の好みを聞いておけば安心ですね。
好みのほかに、相手の親の体調を気遣うのも大切です。アレルギーや、お酒など健康上の理由で控えているものがあれば、渡さないようにしましょう。
縁起も意識すると◎
結婚挨拶の手土産は、縁起にも気をつけたいところ。
たとえば、せんべいは「割れる」ということで破局を連想させるとの声もあるので、避けたほうがいいかもしれません。
後で紹介するおすすめの手土産でも、縁起について紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。
相手によっては2品用意するのもアリ
たとえば
・同居している相手の祖父母にも渡す
・定番のものと、相手の親が特に好きなものを渡す
・相手家族の好みがバラバラ
などの場合。
基本的に1品で大丈夫ですが、場合によっては2品以上持っていくこともあります。
ちなみに、2品以上持っていくことで「重ね重ねよろしくお願いします」と意味を持たせるという考え方もできますよ。
事前に準備しておこう
行きたいお店が臨時休業だったり、目当ての商品が売り切れていたりするかもしれません。
なので、できる限り事前に準備していった方が安心です。
「買いに行く時間がない」という人は、インターネットでの購入も検討してみると良いでしょう。
その場合はいつまでに届くのかを確認してくださいね。
また、手土産を相手の家の近くで買うと、親から「来る途中に、間に合わせで買ったのか」と思われてしまうかもしれないので、気をつけましょう。
おすすめの手土産4選
それでは、手土産として渡されることの多い代表的なものを4つご紹介します。
和菓子
まずは定番の和菓子から。
あっさりとしたものが多く、相手の親に喜ばれることも多いようです。
特に最中(もなか)は「合わさっている」ことから縁起のいいお菓子とされています。
カステラや羊羹(ようかん)は切り分けることから「縁起が悪い」という考え方と、長いことから「末永く」という2つの考え方があるようです。
基本的には手土産として渡して大丈夫ですが、少し心配だという人は、個別包装されている小型の羊羹を渡すという方法もありますよ。
個別包装なら切り分けなくてよいので、縁起が悪いことにはなりません。
洋菓子
こちらも定番とされている洋菓子。
日持ちするものが多く、人気のようです。
中でも、バームクーヘンは長寿を意味するお菓子で、縁起がいいとされています。
ただ、切り分ける手間を考えると、クッキーや焼き菓子のような個別包装されているものの方がいいかもしれません。
また、暑い夏には、ゼリーなどの涼しげなお菓子もおすすめですよ!
相手が好きな場合は、アイスクリームやシャーベットもOK!
渡す場合は、冷凍庫の空きがあるか彼(彼女)に事前に確認してもらいましょう。
お酒
相手の親がお酒好きな場合には、手土産にお酒をもっていくのもいいですね。
なかなか手に入らない銘酒を持っていけば、「喜んでもらいたい」という気持ちがより伝わるかも!
ただし、お酒は種類から銘柄まで好みが大きく分かれるので、事前にしっかりリサーチしましょう。
地元の名産物
「何を話せばいいんだろう・・・」
と悩んでいる人におすすめしたいのが自分の地元の名産物です。
地元の名産物はその土地でしか売っていないものも多いので、相手の親も喜んでくれるのではないでしょうか。
また、出身地の話題から会話も弾むかもしれません。
ただし、相手の好みや希望に沿うものを渡すのが大前提です。
その他
甘いものが苦手ならコーヒー、紅茶や、日持ちのする佃煮(つくだに)、調味料はいかがでしょうか。
なかなか普段は買わないような、ちょっと高級なものを選べば、喜んでもらえるかも。
他にも、自分自身が大好きで何回も買っているものを「ぜひ、召し上がっていただきたいと思いまして」と渡すのもGOOD。
自分の好みなどから話題も広がりますよ。
手土産に「のし」はつける?つけない?
「のし(熨斗)」とは、お祝い事で贈り物をするとき、包み紙につける飾りのこと。
結婚式のご祝儀袋などについているのを見たことがある人、多いのではないでしょうか。
「結婚挨拶の手土産には、つけなくていいのかな?」
と気になる人もいるようですが・・・
基本的に、結婚挨拶の手土産にのしはつけなくてOK。
結婚挨拶の手土産は、挨拶のために時間を空けていただいたことへのお礼なので、「お祝い事での贈り物」とは違います。
だから、のしをつける必要はないんですね。
また、相手の親が堅苦しく感じてしまうかもしれないのでつけないほうがよい、という理由も挙げられます。
ただ、手土産を箱のまま渡すのはちょっと見栄えが悪いので、包装紙に包んでもらうとよいですね。
手土産の渡し方
手土産を渡すのは、家に到着後、客間で簡単にご挨拶をした後。
渡すときには、これらのポイントに気を付けましょう。
・袋から取り出して渡す
・相手側に包みの正面を向ける
このときに、
「○○さんからお好きだと聞きました。お口に合えば嬉しいです。」
などの言葉をそえると好印象。
結婚挨拶当日のマナーに関しては、こちらの記事を参考に、ひと通りシミュレーションしておきましょう!
親への結婚挨拶、当日の流れ完全シミュレーション!マナーや気を付けたいポイントも解説
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」
結婚に関するWEBアンケート調査
調査対象:入籍3年以内の男女
調査時期:2018年7月
対象人数:男性500人 女性500人
まとめ
結婚挨拶に持っていく手土産として、おすすめなのは
・金額が3000円程度
・みんなで分けてもらえるもの
・日持ちするもの
・好みに合うもの
・縁起のいいもの
事前に準備し、相手によっては2品用意しておくとGOOD!
具体的にはお菓子、お酒、地元の名産物などいろいろありましたね。
包むときには、のしはなくても大丈夫。
気をつけたいポイントはいくつかありますが、特に大切なのは「相手の親への気遣い」だと言えそうです。
相手の親に喜んでもらえるような、素敵な手土産を渡しましょう。
お土産が準備できたら、服装や当日の流れなどをこちらの記事でチェックしていきましょう!
親への結婚挨拶【完全ガイド】服装、手土産、当日の流れからNGワード・失敗談まで紹介!
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