結婚挨拶の手土産の渡し方って?実家・外出先それぞれのマナーや言葉、渡すタイミングを解説!
結婚挨拶のときに、相手の親に渡す手土産。
いざ渡すとなると、
「渡すタイミングって?」
「紙袋から出す?入れたまま渡す?」
「お父さんとお母さんのどちらに渡すべき?」
などなど、意外と気になるポイントが出てくる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、手土産を渡すタイミングや、好印象を与える渡し方、渡すときに添えたい言葉をご紹介!
実家で挨拶する場合、レストランなどの外出先で挨拶する場合にわけて詳しく解説します。
【実家の場合】手土産の渡し方
手土産を渡すタイミングは?
実家で結婚挨拶をする場合、手土産を渡すのは部屋に通された後がベスト。
玄関先で渡すのではなく、居間など部屋に通されてから渡しましょう。
ただし手土産が要冷蔵の場合など、早く渡したほうがいいときは、玄関先でも大丈夫。
「こちら要冷蔵なので、お手数ですが冷蔵庫に保管していただけますか?」など、一言伝えるといいでしょう。
そして渡し方については、部屋が和室か洋室かによって少し変わります。
さっそく見ていきましょう。
手土産の渡し方【洋室の場合】
洋室に案内されたら、席に座る前に手土産を渡します。
部屋に通されたらまず、紙袋(または風呂敷など)から手土産を取り出しましょう。
手土産の正面を相手(親)に向け、一言添えて両手で渡します。
このとき、机を挟んで渡すのではなく、相手に向き合って渡すようにしてくださいね。
渡す際に添える言葉については、後ほど文例をご紹介します。
手土産の渡し方【和室の場合】
和室の場合も、洋室のときと同様、机を挟んで渡すのではなく、相手に向き合った状態で渡します。
和室に案内されたときは、座布団に座ることが多いと思います。
でも手土産を渡すときは、すぐに座布団に座らず、座布団の下座側(基本的には出入り口に近い方)に座るのがポイント!
座布団の下座に正座し、洋室の時と同じように紙袋などから手土産を取り出します。
このとき、まず手土産を畳の上で一度自分の方に向け、包装紙に乱れなどがあれば整えます。
それから畳の上で90度ずつ右に回し、相手(親)に手土産の正面を向けて両手で持ち上げて差し出すと丁寧です。
紙袋や風呂敷はどうする?
手土産を入れてきた紙袋や風呂敷には、「ほこりよけ」の意味があります。
つまり、相手に渡すまでの道中、手土産にほこりや汚れがつかないようにするための役割なんですね。
そのため、手土産は紙袋や風呂敷から出して渡すのが正式といわれています。
紙袋や風呂敷は、手土産を渡したら基本的には自分で持ち帰りましょう。
【外出先の場合】手土産の渡し方
手土産を渡すタイミングは?
レストランで結婚挨拶をするなど、実家以外で手土産を渡す場合、「着席前」か、「帰り際」どちらかに渡すことが多いよう。
それぞれのメリットはこちらです。
着席前に渡すメリット
着席前に手土産を渡しておけば、「忘れないように手土産を渡さなければ・・・」という心配がなくなって気が楽になりそう!
また、手土産が会話のきっかけを作ってくれることもあります。
会ったばかりで緊張している状態のときに、手土産を渡すことで場が少し和みそうですね。
帰り際に渡すメリット
外食先では実家と違い、手土産をキッチンに持っていくなど、どこかにしまうことはできません。
先に渡してしまうことで、手土産の置き場所について相手の親に気を遣わせてしまう心配もあります。
でも帰り際ならそんな心配はいりませんね。
どちらにしても外出先で渡す場合は、重すぎたり大きすぎたりしない、持ち帰りやすい手土産を選んでおくこともポイント。
タイミングはそれぞれのメリットを考え、その場の雰囲気で判断してもいいでしょう。
手土産の渡し方
渡し方については、実家の場合とだいたい同じ。
洋室であれば立った状態で渡し、料亭など和室であれば座布団の脇に座って渡しましょう。
どちらも、基本的に紙袋などから取り出した状態で渡します。
そして外出先では相手に持ち帰ってもらう必要があるので、手土産を入れてきた袋とは別に、新しい紙袋をもう1枚用意しておきたいところ。
手土産を渡した後、「よかったら、お持ち帰りの際にお使いください」と新しい紙袋を渡します。
ただ、それはちょっと大げさかな・・・?と感じる場合は、紙袋のまま差し出し、「紙袋のままで失礼いたします」と一言添えて渡すこともあるよう。
その際は相手が持ち手を持って受け取れるよう、片手を紙袋の底に、もう片方の手を紙袋の横に添えて渡すようにしましょう。
では次に、手土産を渡すときに添える言葉の文例をご紹介します!
渡すときに添える言葉は?
手土産を渡すときには、一言添えると好印象。
例えば、こんな感じです。
「〇〇さん(パートナー)から、甘いものがお好きだと伺ったので・・・」
「よくおふたりで晩酌を楽しまれると伺ったので、おいしいと評判のワインをお持ちしました。お口に合うといいのですが」
・・・など、「相手の親が好きなものを選んだ」という気持ちを伝えると素敵。
自分たちのことを考えて選んでくれたと思うと、きっと相手の親御さんも嬉しいですよね。
また、自分の地元で評判のものを手土産として選んだ場合は、
「私の地元で有名な和菓子です。ぜひ召し上がっていただきたくてお持ちしました」
・・・などと説明すれば、そこから、「へえ、地元は〇〇県なの?」など、会話が弾むきっかけにもなりそうです。
「つまらないものですが・・・」という言葉はネガティブな印象を与えることもあるので避けたほうが無難。もし、謙遜した言い方をするなら、「心ばかりですが・・・」「お口に合うといいのですが・・・」など、「喜んでもらえると嬉しい」という気持ちが伝わる言葉にするといいですよ。
では最後に、迷いがちな手土産マナーについてQ&Aもチェックしておきましょう!
ここが知りたい!手土産の渡し方Q&A
Q.誰が、誰に渡せばいいの?
A.手土産は自分から渡しましょう。渡す相手は、父親でも母親でも大丈夫
手土産は、彼女の親へ挨拶に行くときは彼が、彼の親へ挨拶に行くときは彼女が渡します。
お互い、相手の親に挨拶をしに行くのですから、自分から渡すようにしましょう。
そして渡す相手は、父親でも母親でも大丈夫。
ふたりへの手土産なので、どちらに渡してもいいんですね。
ただしふたりに贈っていると伝わるよう、ふたりともと目を合わせながら渡すといいですよ。
迷う場合は、男性は相手の父親へ、女性は相手の母親へ渡せばOK。自分と近い位置にいるほうに渡すなど、臨機応変に決めても大丈夫です。
もし父親と母親それぞれに手土産を用意して場合は、ひとりずつ渡すといいでしょう。
Q.賞味期限が短い手土産も、普通に渡す?
A.渡すときに一言添えるのがおすすめ
手土産には、基本的に賞味期限が長めのものを選びます。
でも相手の親が好きなものの場合など、賞味期限が短いものを選ぶこともありますよね。
そんな場合は、渡すときに一言添えるのがおすすめ。
「チョコレートがとてもお好きだと伺ったので、限定販売の生チョコレートタルトをぜひ召し上がっていただきたくて・・・要冷蔵で賞味期限が明日までなのですが、お口に合うと嬉しいです」
など、選んだ理由もあわせて「賞味期限が短いこと」「(必要な場合は)要冷蔵なこと」を伝えておくといいですよ。
Q.紙袋と風呂敷どっちがいいの?
A.どちらでも大丈夫
昔は改まって渡す手土産といえば、風呂敷で包んで持参することが多かったよう。
でも現代では、風呂敷を日常で使う人は少ないですよね。
結婚挨拶の手土産は、お店でもらった紙袋で持参しても大丈夫。
風呂敷に包んで持参すると丁寧な印象になるので、もちろん風呂敷でもOKです。
まとめ
結婚挨拶の手土産の渡し方について、お話ししました。
まとめると、こんな感じです。
【実家で渡す場合】
・部屋に通されてから着席する前に渡す
・洋室なら立ったまま
・和室なら座布団の下座側に座って
紙袋から取り出し、手土産の正面を相手の親に向けて差し出しましょう。
【外出先で渡す場合】
・着席前か帰り際に渡す
・渡し方は実家の場合と同じ
・持ち帰り用の紙袋も渡す
ポジティブな言葉を添えて手土産を渡せば、会話のきっかけにもなるかも!
Q&Aも参考にしつつ、スマートな渡し方で好印象を持ってもらいたいですね。
手土産の相場や選び方については、こちらの記事で詳しく説明しています。
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