婚約指輪はどの指につけるのが正解?結婚したらどうするの?
彼から贈ってもらった婚約指輪。
「指輪と言えば、当然左手の薬指にするものだよね!」
と思っている人が多いかと思いますが・・・。
実は婚約指輪をつける指って、時期によって微妙に変わることもあるんです。
「婚約期間中」「結婚式当日」「結婚後」の3つの期間別に、理由もあわせてご紹介します。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
婚約期間中はどの指につける?
婚約が決まってから実際に結婚するまでの婚約期間中、婚約指輪はどの指につければいいのでしょうか?
はっきりした決まりはありませんが、一般的には「左手薬指」につけると言われています。
その根拠は、古くからの言い伝えや現実的な理由などさまざま。
今回は代表的な3つをご紹介します。
1 左手薬指の血管は特別!?
婚約指輪を左手薬指につける理由として、よく挙げられるのが
「左手薬指は血管が心臓とまっすぐつながる特別な指だから」
というもの。
この説は古代エジプトや古代ギリシャの伝承がもとになっています。
古代エジプトでは、左手薬指に流れる静脈が「愛の血管」として直接心臓につながっていると言われていたよう。
同じく古代ギリシャでも、左手薬指は太い血管によってまっすぐ心臓とつながっていると考えられていました。
そして、「心臓=心」とつながる左手薬指に指輪をつけることで、相手の心をつなぎとめる意味があったそうです。
数千年前の言い伝えが現在の慣習に続いているなんて興味深いですね。
2 愛や絆を深める意味があるから
両手の10本の指はそれぞれ違う意味を持っているという話を聞いたことはありませんか?
このように、左手薬指には「愛や絆を深める」という意味があると言われています。
左手の薬指は、まさに結婚で永遠の愛を誓う二人にぴったりの指なんですね。
3 日常生活であまり使わない指だから
3つめは「左手薬指は普段の生活であまり使わない指だから」という現実的な理由。
ロマンチックな2つの説とは対照的ですね。
そもそも薬指は、薬を作ったり塗ったりするのに使っていた指だから「薬指」と呼ばれるようになったという説があります。
その理由は、薬指は5本の指の中でもっとも動かしにくいため使う頻度が少なく、汚れにくい指だから。
清潔な指で薬を作ったり塗ったりしたということですね。
力が入りにくい指なので、優しく薬を塗るのにも適していたようです。
そんな日常生活で動きが少ない薬指だから、婚約指輪をつけていてもひっかかったりぶつけたりしにくいと言われているんですね。
納得できる理由はありましたか?
続けて結婚式当日にはどの指につけるのか見てみましょう。
結婚式当日はどうするの?
挙式の形式にもよりますが、式では「指輪交換」をすることも多いです。
指輪交換とは、新郎新婦が「結婚指輪」をお互いの左手薬指につけ合う儀式。
ですので、左手薬指は式当日、結婚指輪のためにあけておかなくてはいけません。
とすると、「婚約期間中に左手薬指につけていた婚約指輪はどこにつけたらいいの?」というところですが・・・。
左手薬指につけていた婚約指輪は、結婚式当日は右手の薬指につけかえておく人が多いようです。
右手なら、指輪交換のときに邪魔になることもありませんよね。
また、結婚指輪を交換した後、新郎が新婦の左手薬指に婚約指輪を重ねてつける、「エンゲージカバーセレモニー」を行う人もいます。
結婚指輪の上に婚約指輪を重ねることで、
「二人が誓った永遠の愛に封をする」という意味があるよう。
気になる人は取り入れてみてはいかがでしょうか?
エンゲージカバーセレモニーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
婚約指輪を結婚式で使う「エンゲージカバーセレモニー」って知ってる?
結婚後はどの指につける?
結婚したら、男女ともに左手薬指に「結婚指輪」をつけるのが一般的ですよね。
「婚約指輪」は結婚前しかつけない、と思われがちですが、結婚後につけるのもアリ。
どんな着用方法があるのか見てみましょう。
結婚指輪と重ねて左手薬指に!
結婚後の婚約指輪のつけ方として今人気なのは、「左手薬指に結婚指輪と重ねづけ」すること。
まず結婚指輪をつけ、その上から婚約指輪を重ねてつけます。
2つの指輪のラインやデザインのテイストが似ていると重ねづけしやすいようです。
最近では、結婚指輪と婚約指輪を重ねづけすることで、よりキレイに見えるようにデザインされた「セットリング」も人気です。
手元がぐっと華やかになりますよ。
婚約指輪と結婚指輪の重ねづけについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
右手薬指につける
結婚指輪との重ねづけ以外では、結婚式当日と同じように「右手薬指」につけるパターンもあります。
「婚約指輪と結婚指輪の形がばらばらで、重ねづけにはちょっと向かないかも・・・」
そんな人は右手薬指に婚約指輪をつけてはいかがでしょうか。
同じ薬指でも左右でサイズが違う人もいるようですが、もし右手でも合うようならオススメですよ!
もしサイズが合わなくなったら?
結婚後、妊娠や出産などで体型が変化したり、歳を重ねたりすることで指の太さも変わることがあります。
婚約当時、左手薬指にぴったりだったサイズが合わなくなることも・・・。
サイズ直しができる婚約指輪ならサイズ直しをしてつけることができますが、婚約指輪のデザインによってはできないものもあります。
サイズ直しができないからといって、緩い状態でつけていると、指輪の紛失にもつながる可能性が。
「ちょっと緩くなったな・・・」という場合には、婚約指輪の上からサイズの合う指輪をつけて、指からはずれるのを防ぐという方法があります。
また、左手薬指にこだわらず、他の指につけるという方法も。
実際に先輩花嫁の中には中指や人差し指につけている人もいるようです。
サイズの合った指につければ、はずれてしまう心配もないので安心ですね。
反対に「きつくて薬指に入らない!」という場合は、
「チェーンに通してネックレスにしました」
「小指につけています」
という人もいるようですよ。
まとめ
いかがでしたか?
婚約指輪をつける指に決まりはありません。
でも婚約中は左手薬指につけることが一般的です。
結婚指輪をつける結婚式当日は、右手薬指にいったん移すことが多いようですね。
結婚後は左手薬指に結婚指輪と重ねてつけたり、右手の薬指につけたりとさまざま。
サイズが合わなくなった場合は、サイズ直しをすればそのままつけることができます。
サイズ直しができないデザインの場合は、上からぴったりサイズの指輪をつけたり、ほかの指につけたりする人も。
ご紹介した内容を参考に、婚約指輪を自由につけこなしてみてくださいね。
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