冬の顔合わせにはどんな服装を着るべき?男女別の服装&マナー
両家の家族が親睦を深めるための、「顔合わせ食事会」。
開催が寒い冬の場合、どんな服装で行けばいいのでしょうか?
顔合わせの服装基本マナーはもちろん、冬の顔合わせにふさわしい服装を、靴や小物、防寒着まで男女別にご紹介します!結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
【顔合わせ】基本の服装・身だしなみマナー
まずは顔合わせ食事会の服装について、基本的なマナーから見ていきましょう。
両家で服装の格を合わせる
顔合わせ食事会では、「これ」と決まった服装があるわけではありません。
きちんとした正装で行うこともあれば、わりとカジュアルな服装で行うこともあります。
両家が納得していれば、服装は自由なんですね。
ただ、「両家で服装の格が違う」ということだけは避けたいところ!
女性や女性の両親が振袖や着物、スーツで着ているのに、男性側がノーネクタイやカジュアルワンピースだったり・・・。
明らかに格が違うと、違和感がありますよね。
両家で服装の格を合わせられるよう、前もって二人が間に入り、服装のすり合わせをしておくようにしましょう。
場所に合った服装を選ぶ
顔合わせを行う場所に合わせて、服装を選ぶことも大切。
例えばホテルの会場や料亭などで顔合わせをするなら、ある程度フォーマルできれいめの服装や、和装でもよく合います。
でも逆にカジュアルなレストランで顔合わせをするのに、一家全員着物姿ではちょっと浮いてしまいそうですよね。
会場の雰囲気に合わせて、両家で服装を決めるといいですよ。
オシャレよりも上品さを心がける
大切な食事会なので、めいっぱいオシャレしていきたい!
・・・そんな気持ちもわかりますが、顔合わせ食事会は、これから家族になる両家が親睦を深める場です。
自分の個性を全面に押し出すよりも、清楚・清潔で上品な服装を心がける方がベター。
例えば普段は原色系やミニスカート、カジュアルな服装が好みでも、顔合わせの日は落ち着いた服装の方が好印象かもしれません。
会場がホテルや料亭、高級レストランなどの場合は特に、個性的な服装では雰囲気に合わないこともありますよね。
「きちんとTPOに合った服装ができる」ということも、相手の両親に好感を持ってもらえるポイントですよ。
身だしなみにも注意
女性は、派手過ぎるメイクやヘアアレンジ、ネイルは避けるようにしましょう。
先程もお話ししたように、顔合わせ食事会では上品さを心がけるのがポイント。
派手なメイクや髪型、ネイルは、顔合わせという場には不向きといえるでしょう。
また、顔合わせでは食事をするうえ、お辞儀をする場面も多いもの。
そのたびに髪が顔にかからないよう、アップスタイルやハーフアップなど、食事の邪魔にならないヘアアレンジをするといいですね。
男性も、ぼさぼさではなく清潔感が出るよう整えておきましょう。
香りのキツイ香水などは避ける
みんなが食事をする場で、強い香りをまとうのはNG。
香水のつけすぎや香りのキツイ柔軟剤、整髪料などには気をつけましょう。
もし香水をつけるなら、食事の邪魔にならない淡い香りのものを少量にとどめておくといいですね。
顔合わせ食事会での服装については、こちらの記事も合わせてどうぞ。
顔合わせ食事会にふさわしい服装を実例付きで紹介!【男性・女性】【父母・兄弟姉妹】
顔合わせのワンピースはどう選ぶ?好印象を与えるポイントやマナーをご紹介!
顔合わせ食事会の服装マナー・身だしなみについて、基本的なことはわかりましたね。
でも顔合わせ食事会をする時期が寒い冬の場合、服装はどうすればいいのでしょうか?
ここからは、冬の顔合わせ食事会にふさわしい服装を、男女別に見ていきましょう。
冬の顔合わせにふさわしい服装【女性編】
ふさわしい服装は?
女性(新婦や母親など)の服装は、清楚なワンピースがおすすめ!
あまり体のラインを強調するタイトなデザインは避け、フレアタイプだと座ったときに丈が上がらないので安心です。
スカート丈は膝丈より長いものがいいでしょう。
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もちろんフォーマルな場にふさわしいものなら、セパレートタイプでもパンツスタイルでもOKです。
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冬の顔合わせなら、袖付きのワンピースだと見た目にも温かみが出ておすすめ。
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ただ、ジャケットなど上着を合わせる場合、ノースリーブのワンピースでもNGではありません。
ツイードのジャケットは暖かく、冬の羽織物にピッタリ。
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ベージュのテーラードジャケットは、きちんと感とエレガントさを兼ね備えています。
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冬の場合は、上にジャケットなど羽織物を着て、さらに屋外ではコートを着用すれば防寒対策はバッチリ!
防寒着については、後ほど詳しくご紹介します。
季節感のある素材や色を選ぶ
冬の顔合わせなら、素材や色で冬らしさを取り入れるのもアリ。
例えば落ち着きのあるグレーやネイビー、上品なベージュもおすすめです。
もちろん淡いパステルカラーなども、適度に華やかで季節問わず人気ですよ。
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淡いピンクのワンピース。
上半身はレース素材が重なっており、一枚で可愛らしく着こなせますね。
顔合わせ食事会では、両家で写真を撮ることも多いので、あまり暗めカラーでまとめすぎると、華やかさに欠ける場合も。
暗めカラーの服を選ぶ場合は、羽織物で明るい色を取り入れるといいですよ。
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シックなネイビーのワンピースに、ホワイトのジャケットを合わせて華やかに。
新婦は淡い明るめカラーで可愛らしいデザインのものを、新婦の母親は少し落ち着いた色味とデザインのものがおすすめです。
素材は、温かみのある「ツイード」や「ベロア」がピッタリ。
例えば、こんなワンピース。
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肩の部分がベロア生地になっています。
深みのある色味も冬らしいですね。
ジャケットなど羽織物を合わせましょう。
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ホワイト×ベージュのさわやかコーディネートです。
ツイードのスカートで季節感をプラス。
薄い素材より防寒効果もあるので、見た目だけでなく寒さ対策にもなりますね。
お揃いのツイードのジャケットを合わせれば、キッチリ感も増しますよ。
和装にするなら?
和装を選ぶなら、略礼装として着られる「訪問着」や「色留袖」、そして「振袖」がおすすめです。
また、着物にするなら、服装の格を合わせるためにも相手の家族に前もって伝えておきましょう。
特に振袖の場合は、最もフォーマルな第一礼装になります。
「振袖を着たい」ということを相手に伝え、了承を得ておくことが大切ですよ。
顔合わせにふさわしい服装【男性編】
ふさわしい服装は?
男性(新郎やその父など)は、基本的にスーツがおすすめ。
チャコールグレーや濃紺など、暗めカラーの「ダークスーツ」がいいでしょう。
目立ちすぎないストライプ柄が入ったものなど、さりげないオシャレを取り入れるのもアリです。
女性が振袖など第一礼装を着る場合、男性も「紋付き袴」という選択があります。
最近は顔合わせで和服を着る男性は少ないようですが、会場が料亭やホテルなら、全員着物で合わせるというのも貫禄があって素敵ですよね。
男性の第一礼装である「ブラックスーツ」もアリです。
ブラックスーツのスリーピースなら、とってもフォーマルな装いに。
素材は、通年用、もしくは秋冬用を選ぶと季節感が出ます。
スーツの中に、ベスト(ジレ)を着るのもおすすめ。
きちんと感が増すうえ、冬は防寒にもなります。
室内に入って暑くなった場合も、中にベストを着ていればジャケットを脱ぐこともできますよ。
ワイシャツやネクタイは?
ワイシャツは、白にしておけば間違いありません。
でも青やピンクなど、淡いカラーのワイシャツにするのもOK。
派手な色柄のものを避ければ、問題ありませんよ。
しっかりアイロンをかけておき、シワのないようにしておきましょう。
ネクタイは、スーツやワイシャツに合う色をチョイス。
ダークスーツやブラックスーツの場合、ネクタイで華やかさをプラスするのも素敵です。
例えばブルーやシルバーなら明るい印象に!
深みのあるグリーンやレッドなら、冬らしい印象になりますね。
ドットやストライプなど、柄入りを取り入れるのもオシャレです。
水色シャツにドット柄のネクタイで、ダークスーツをオシャレに着こなして。
黒のネクタイはお葬式を連想させるので、避けるようにしましょう。
スーツ以外の服装
基本的に男性はスーツですが、両家で決めておけばもう少しカジュアルダウンした服装もアリです。
ただし、「カジュアルで行きましょう」と相手の家から言われても、Tシャツやジーパンなど本当の普段着はNG。
例えばノーネクタイでジャケット×パンツスタイルなど、きちんと感のあるスタイルで行くのがマナーです。
「男性はノーネクタイにしましょう」など、細かいところまで話し合っておくと安心ですね。
靴や小物について
女性の場合
アクセサリーは派手すぎないものを
アクセサリーは、派手すぎないものがおすすめ。
シンプルで上品なものを選ぶのがポイントです。
例えばあまり大きな宝石がついていたり、ギラギラと輝きが強かったりするものは、派手なイメージを与えてしまうかも。
顔合わせ用に選んだ清楚な服装に似合うよう、アクセサリーも上品なものを選ぶといいですね。
ジュエリーならパールがおすすめです。
NIWAKAの「白澄花(しろすみか)」は、人工的な色付けをしていないパール本来の美しい色を活かしたパールジュエリー。
顔合わせや特別な日に身につけるのにふさわしい、透明感のある自然な輝きが特徴です。
白澄花についてもっと見てみたい人は、こちらをどうぞ。
バッグは小ぶりなものを
バッグは、小ぶりなハンドバッグがピッタリ。
あまり大きいものや、カジュアルな生地・柄のものは、フォーマルな服装に合いません。
服装に合うカラーの、小さめバッグを選ぶといいでしょう。
画像提供:Cariru
また、一目見て高価なブランドものだとわかるようなバッグも、避けた方が無難。
あまり高級品を身に着けていると、相手の両親に、「あれ?ちょっと浪費家だったりして・・・」とあらぬ心配をされてしまう可能性もあります。
まだお互いのことをよく知らない間柄なので、誤解が生まれるキッカケは作らないほうが安心ですよ。
ストッキングは忘れずに
たとえパンツスタイルでも、生足はNGです。
会場によっては靴を脱ぐこともありますし、たとえ靴を脱がないとしても、生足はちょっとカジュアルすぎる印象ですよね。
冬に生足の人はあまりいないと思いますが、靴下も、きれいめのワンピースなどにはあまり似合いません。
肌色のストッキングが基本ですが、冬の顔合わせなら、黒でもアリ。
厚手のものや、冬用で保温性のあるものを選ぶと防寒になりますよ。
靴は服装に合わせて
靴は、適度なヒールのあるパンプスだときれいに見えます。
服装に合う色やデザインの、シンプルなパンプスをチョイスしましょう。
黒やベージュだと、どんな色の服にもよく馴染みます。
画像提供:Cariru
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スニーカーなどカジュアルな靴はNGですが、「ヒールが苦手」という人は、もちろんフラットシューズでも大丈夫!
ヒールがなくてもエレガントなデザインを選ぶと、服装にも合いますよ。
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ブーツもカジュアルなイメージで、さらに靴を脱ぐ会場だと、脱ぐときに時間がかかるので不向きかもしれません。
でも少しカジュアルな会場の場合、きれいめデザインのブーツなら、服装にも会場にもマッチしそう。
ショート丈のブーツなら脱ぎにくさのデメリットも解消されますし、顔合わせの雰囲気に合わせて考えるといいですね。
男性の場合
靴は革靴で
男性はスーツや、ジャケット×パンツスタイルが多いので、靴は革靴がベスト。
黒や茶色の革靴なら、どんなスーツにも合いますよね。
ジャケット×パンツスタイルも、革靴を合わせればきちんと感が増します。
靴はきちんと磨いておき、汚れがないようにしておくのがポイントです。
靴下は無地のものを
スーツに合わせる靴下は、黒やグレー、紺色などダークカラーの無地がおすすめ。
くるぶし丈などは避け、座ったときも、ズボンの裾から肌が見えない長さのものを選びましょう。
冬の顔合わせなら、少し厚手のものや冬用の暖かい生地の靴下を選ぶと防寒にもなりますよ。
では最後に、防寒着の選び方を見ていきましょう。
冬の顔合わせの防寒着の選び方
女性の場合
冬の顔合わせでは、会場に向かうまでの道中も寒いですよね。
そこで、ワンピースなどを着た上にジャケットなどを羽織り、さらに屋外ではコートを着るようにしましょう。
顔合わせの場にふさわしい、エレガントなコートをチョイスするのがポイント。
ひざ丈くらいまであるクラシカルな「チェスターコート」や、襟がなくエレガントな「ノーカラーコート」、立ち襟がカッコいい「スタンドカラーコート」など、きちんと感のあるデザインのコートはたくさんあります。
服装のカラーや雰囲気に合うコートを選ぶといいですね。
ベージュのチェスターコートなら、どんなカラーにも合わせやすいのでおすすめです。
男性の場合
スーツに合わせるなら、ダブルでウエストにベストがついた「トレンチコート」がピッタリ。
他にも女性と同じく、「チェスターコート」ならフォーマルなスタイルになります。
黒やグレー、紺色など、落ち着いた色味だとスーツにもよく合います。
女性も男性も、「ダッフルコート」や「革ジャン」「ダウンコート」など、カジュアルな印象のアウターは避けるようにしましょう。
また、コートは会場に着いたらすぐに脱ぐようにします。
クロークや預ける場所のある会場なら、コートは預けてから会場に入りましょう。
マフラーや手袋などコート以外の防寒着については、つけるなら、コートに合うシンプルで無地のものがベター。
こちらも会場に入り次第、すぐに取り外します。
寒さ対策としては、インナーを工夫するなど見えない防寒対策もおすすめですよ。
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まとめ
冬の顔合わせ食事会にふさわしい服装について、ご紹介しました。
冬の顔合わせにふさわしい、女性の服装はこちら。
○清楚なワンピースや、きれいめのセパレートタイプ・パンツスタイルに、ジャケットなど上着を羽織ったスタイル
温かみのある「ツイード」や「ベロア」素材、グレーやベージュなど落ち着いた色で季節感を取り入れるのも素敵。
重くなり過ぎないように、暗めカラーの服装を選ぶ場合は、羽織物などで明るい色を取り入れるといいですよ。
和装を選ぶなら、略礼装として着られる「訪問着」や「色留袖」、そして「振袖」などがあります。
振袖は最もフォーマルな第一礼装なので、前もって相手に伝え、了承を得ておくことが大切です。
続いて、男性にふさわしい服装はこちらです。
〇通年用、もしくは秋冬用素材の「ダークスーツ」、もしくは第一礼装の「ブラックスーツ」
女性が振袖など第一礼装を着る場合、「紋付き袴」という選択肢も
両家が納得済みなら、ノーネクタイやジャケット×パンツスタイルもアリですよ。
防寒のため身につけているコートやマフラー、手袋は会場に着いたらすぐに脱ぎ、クロークのある会場なら預けてから会場に入ります。
寒さ対策もしつつ、マナーを守った上品な服装で好印象を持ってもらいたいですね!
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