顔合わせ食事会にふさわしい服装を実例付きで紹介!【男性・女性】【父母・兄弟姉妹】
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顔合わせ食事会って、どんな服装で行けばいいかご存知ですか?
結婚するふたりと、両親、兄弟姉妹、祖父母・・・それぞれにふさわしい服装って?
顔合わせ食事会の一般的な服装や、これだけ押さえておけば大丈夫!というポイントをいくつかご紹介!
先輩カップルのコーディネート実例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
両家で服装の「格」を合わせよう
両家が集まって親睦を深める「顔合わせ食事会」。
服装で失敗しないために、まず押さえておきたいポイントは、両家で服装の「格」を合わせることです。
例えば男性側がラフな服装で来ているのに、女性側は全員着物・・・
ちぐはぐでおかしな空気になりそうです。
こんなことにならないために、ふたりだけでなく、両親や親族も服装の格を合わせることが大切。
当人同士が前もって互いの両親と相談して、どのような服装にするのか、両家でしっかりと決めておきましょう。
まず押さえるべきポイントが分かったところで、次はみんながどのような服装にしたのか気になるところ。そこで次は、顔合わせ食事会に着ることの多い服装をパターン別にご紹介します。
①定番!男性はスーツ、女性はワンピース
顔合わせ食事会での服装には、
・男性本人・・・スーツ
・女性本人・・・ワンピース
を選ぶ人が多いようです。
ただ女性本人の服装は、振袖などの和装も根強い人気があるよう。
和装を取り入れるパターンは、後で詳しくご紹介しますね。
男性・女性それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
男性本人
男性はブラックスーツか、紺色など濃い色で無地のダークスーツが定番のよう。
小物は白や薄い色のシャツに、派手すぎないネクタイを合わせるが基本です。
シャツやスーツのシワに気をつけて、靴も前もってキレイに磨いておくとGOOD。
きっちりとした清潔感を出すことが大切ですよ。
店によっては靴を脱ぐことも考えられるので、靴下に穴が・・・なんてこともないように、ぬかりなくチェックしましょう!
女性本人
女性は上品なワンピースが一般的。
スカートの丈はひざ丈かひざ下丈など、露出の少ないデザインを選ぶと清楚なイメージになりますよ。
おめでたい席なので、柔らかくて明るい色がぴったりです。
ワンピース選びのポイントは他にもあります。
詳しく知りたい人はこちらをどうぞ。
顔合わせのワンピースはどう選ぶ?好印象を与えるポイントやマナーをご紹介!
②華やか!和装を取り入れる
先ほどもお話ししましたが、顔合わせでの女性の和装は根強い人気があります。
うまく着こなせば、男性側の家族にもいい印象を与えられそうですね。
女性の和装は、
・訪問着(ほうもんぎ)
・色無地紋付(いろむじもんつき)
・色留袖(いろとめそで)
などがオススメです。
これらは「略礼装」といって、同じ礼装でも一番フォーマル度の高い「第一礼装」に比べると、少しカジュアル。
「ちょっぴりくだけたフォーマルスタイル」
なので、なごやかな雰囲気の顔合わせ食事会にぴったりです。
「色留袖」は従来「既婚女性が着るもの」とされていましたが、最近では未婚の人が着てもOKだと言われています。
それから、色留袖といえば「紋の数によって格が違う」ことはご存じでしょうか?
「五つ紋」「三つ紋」「一つ紋」と数が多い順に格が高くなります。
食事会には、格の高すぎない「三つ紋」か「一つ紋」を選ぶといいですよ。
顔合わせに振袖を着てもいい?
「和装といえば、振袖はダメなの?
振袖って、未婚の人しか着られないっていうし・・・結婚前にもう一度着たい!」
そんな人もいるかもしれませんね。
結論から言うと、振袖を着るのはOK。
先ほどコーディネート実例でもご紹介したように、顔合わせ食事会で振袖を着る女性はたくさんいます。
振袖を着て行ったら、「場が華やかになる!」と相手の両親が喜んでくれたという声もありますよ。
ただ、気をつけたいのは振袖が「第一礼装」であるということ。
一人だけ格の高い「第一礼装」で、他の人の服装と差が出すぎたら、ちょっと気まずいかもしれません。
振袖を着たい場合は、念のため前もって相手の家に伝え、了承を得ておくと安心ですよ。
振袖について、詳しくはこちらの記事で取り上げています。顔合わせ食事会で振袖を着ようと考えている人は、こちらも読んでみてくださいね。
顔合わせ食事会で振袖を着たいけど大丈夫?注意点を知っておこう!
男性も和装にしていい?
女性が和装する場合でも、男性は基本のダークスーツやブラックスーツで構いませんが、女性に合わせて和装にしてももちろんOK。
和装の場合も、女性が選んだ着物の格に合わせて選ぶのが基本です。
例えば、女性が振袖を着る場合、男性は格式高い「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」を選ぶ、といった具合ですね。
顔合わせで和装を着る男性は多くはないようですが、ふたりとも和装で揃えるのもいいですね。
③人気上昇中!カジュアルなスタイル
カジュアルな顔合わせ食事会は、近年人気が高まっているスタイル。
比較的カジュアルな食事会の場合でも、きちんと感と清潔感を大事にした、オフィスカジュアルに近いスタイルを選ぶ人が多いようです。
男性はカジュアルなジャケットにシャツやTシャツなど、女性はスカートにカットソー、ワンピースなどを着用します。
基本的には、お出かけに着ていく服のようなイメージ。ラフすぎたり、派手すぎたりしないようにしつつ、リラックス感のある装いを心がけましょう。
ただ「普段着」が必ずしもNGというわけではありません。
遠方からわざわざ来てもらうことも考慮して、普段着で会食をしたというカップルも。
お互いの両親とも相談して、自分たちにぴったりの服装を選びましょう。
また服装を決めるときは、「お互いカジュアルで」と伝えるだけだと両家のカジュアル度を揃えにくいかもしれないので、
「ジャケットは着用する」
「ネクタイはしなくてOK」
など具体的に伝えておくとよさそうです。
両親、兄弟姉妹、親族は何を着たらいい?
まず、基本的な方針として・・・
顔合わせ食事会の主役は、婚約したふたりです。
ふたり以外の参加者は、ふたりより格上の服装や、派手な服装にならないように気をつけましょう。
では、両親や兄弟姉妹・その他親族について、それぞれの服装を詳しく見ていきましょう。
父親
結婚する男性に合わせて、ブラックスーツかダークスーツが一般的。
ネクタイをする場合は、上品なデザインのものを選んでおくと安心です。
結婚する男性が和装の場合は、和装で揃えても素敵ですよ。
母親
結婚する女性に合わせて、落ち着いたデザインのワンピースやスーツを選ぶ人が多いよう。
結婚する女性が振袖など着物を着る場合は、合わせて和装を選ぶのもGOOD!
兄弟姉妹・その他親族
ふたりに合わせた服装で、かつふたりと同等か、少し控えめな色味のものを選びます。
兄弟姉妹は、学生なら学校の制服でもかまいませんよ。
以上、顔合わせによく着られる服装についてご紹介しました。
でも実のところ、顔合わせ食事会での服装には「これは絶対!」という決められたルールはありません。
最終的には、両家が納得していれば良いのです。
「お互いきっちり着物で」
というのもいいですし、
「夏だからお互いノーネクタイで」
なんていうのもオッケーです!
では最後に、忘れがちだけどおさえておきたいポイントをご紹介します。
こんなポイントも要チェック
会場に合わせる
顔合わせ食事会の会場は、ホテル、料亭、レストラン、女性側の家など、さまざまです。
「ラフな服装で高級料亭」
「カジュアルなレストランで振袖」
こんな感じだと、ちょっと違和感がありますよね。
会場の雰囲気に合わせて、服装を選ぶのも大切なポイントです。
また、会場によってはドレスコードがある場合も。
その点も事前に確認しておくと安心ですよ。
季節・気候に合わせる
会場の雰囲気だけでなく、気候も服装に影響してきます。
夏の場合は、通気性の良い涼しいスーツを選んだり、会場に早めに到着してクールダウンしたり、といった工夫で汗を抑えましょう。
汗を拭うためのハンカチも忘れずに。
暑いと肌の露出が増えがちですが、上品さに欠ける露出度の高い服装は控えておいた方が無難です。
クーラーの効きなども考えて、夏でもボレロやカーディガンなど羽織物があると重宝しますよ。
また冬に、コートやマフラーなどの防寒具を身に着ける場合は、会場に着いたらすぐに脱ぐようにします。
冬の服装については、こちらで詳しくご紹介していますのであわせて読んでみてくださいね。
基本的には、今回ご紹介したようなスタイルをベースに、状況に合わせたアレンジを臨機応変に取り入れてみてくださいね!
まとめ
顔合わせ食事会では、まず両家の服装の「格」を揃えることがポイント。
ふたりが間に立って、当日の服装情報を両家で共有しておきましょう!
また、ふたり以外の親族は、ふたりより格上の服装・派手な服装にならないよう気をつけたいところ。
会場の雰囲気も考えつつ、大切な食事会の場にふさわしい服装を選びましょう。
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