【結婚式電報】友人・親戚・上司など送る相手別の文例と押さえておきたいマナーを紹介

電報の基本的な文例

まずは、結婚式で送る電報のベーシックな文例から見ていきましょう。

ご結婚おめでとうございます
お互い相手を思いやる気持ちを忘れず
素敵な家庭を築いていってください
お二人の末永い幸せを祈っています

・結婚をお祝いする言葉
・結婚生活に対する励まし
・二人や両家の幸せを祈念

といった流れが一般的なようです。

フォーマルな言い回しだと、次のような文例に。

華燭の御盛典（かしょくのごせいてん）を
心よりお慶び申し上げます
お二人の新たな門出にあたり
ご両家の末永いご多幸とご繁栄をお祈りいたします

普段はあまり使わない言い回しですが、お祝いの文としては定番なよう。

目上の人への祝電などで使うと良さそうです。

句読点について

「、」や「。」などの「句読点」については、

文を区切るため「切る」を連想させて縁起が悪い、ということで結婚式などのお祝いごとでは付けないことが多いよう。

祝電では句読点を付けて送っている人もいるようですが、縁起を気にする人に送る場合や送る自分が気になる場合などは、付けずに送るのが良さそうです。

この記事では、句読点を付けない文例を紹介していきますね。

電報を送る相手別の文例

まずはベーシックな文例を紹介しましたが、送る相手に合わせた表現をすると、より喜んでもらえそうですね。

そこで続いては、送る相手別の文例を紹介していきます。

友人に送る場合

電報のHPなどであらかじめ用意されている祝電の文例をそのまま使うのは、友達に対しては少しそっけなくて寂しいかも。

「祝電だから・・・」と変に固くならず、ふたりの結婚が嬉しい！という気持ちをストレートに伝えたほうが喜んでもらえそうですね。

親戚に送る場合

いとこに送る場合

いとこなら、小さい時から仲良くしていた人も多いかもしれませんね。

小さいころのエピソードに触れた文章にすると、新郎・新婦も昔を思い出してなつかしい気持ちになってくれるかも。

新郎新婦の結婚を心から祝福する文面を送りましょう。

甥・姪に送る場合

新郎新婦のおじ・おばなら、夫婦生活の先輩という人が多いのでは？

もしそうなら、若い二人にアドバイスするような文面や、新しく親戚となった結婚相手を優しく迎え入れるような文面がおすすめ。

受け取った新郎新婦もほっこりしそうです。

会社関係の人に送る場合

上司に送る場合

普段、面と向かっては言えていないお礼を伝える絶好のチャンス。

職場での上司・先輩の様子を具体的なエピソードも交えながら、普段の感謝の気持ちも伝えられると良いですね。

同僚に送る場合

同じ立場とはいえ同僚は職場上の関係なので、マナーを守った丁寧な文章がベター。

親しい仲なら友人への文例も参考に、少しアレンジを加えてもいいかもしれません。

お祝いの気持ちをストレートに伝えられると良いですね。

部下に送る場合

上司からの祝電は新郎新婦にとって、無意識にちょっと緊張するもの。

ここは新郎新婦の気持ちが和むようなやさしいメッセージを送ることができるといいかもしれませんね。

相手別のメッセージの書き方は次の記事も参考にしてみてください。

【結婚祝いメッセージ】心に響く文例62選！友達・親戚・職場の人…相手別にご紹介

ちなみに、結婚式に出席できなくて残念という気持ちを伝えたい場合は、

「ご招待いただきましたのに 出席できないことが残念です」

という一文を加えてもOKです。

イメージ別の文例

続いては、イメージ別の文例として

「面白い・ユニークな文例」
「感動的・涙を誘う文例」

を紹介します。

面白い・ユニークな文例

ご結婚おめでとうございます
お二人の門出をお祝いするために
会場で歌を贈りたいところですが
出席できず 残念です
代わりに部屋で熱唱しておきますね
披露宴会場に届け！

くすっと笑ってしまいそうなフレーズを入れてみるのも◎。

聞いたら思わず笑みがこぼれそうな文例です。

「お」お二人の
「め」めでたい門出を祝します
「で」出会ったときの気持ちを忘れずに
「と」ともに良き家庭を築いてください
「う」うれしい日に乾杯！

文の頭文字を縦読みするとお祝いのメッセージになる文例もユニーク。

「おめでとう」や「おしあわせに」など、お祝いのフレーズで作るといいですよ。

個性的な電報を送りたい方はこちらもチェック！

会場が盛り上がる！？ユニークな結婚式電報の文例まとめ

感動的・涙を誘う文例

結婚おめでとうございます
お二人のことは
人生の先輩として尊敬しているので
結婚報告を聞いたときは
自分のこと以上に嬉しくなりました
きっと素敵な家庭を築かれると思います
お二人の新たな門出にあたり
ご家族皆さま方の
末永いお幸せをお祈り申し上げます

結婚本当におめでとう！
二人の交際を間近で見てきたから
結婚の報告を聞いたときは
本当に心から嬉しかったです
楽しいことも大変なことも
たくさん経験していくと思いますが
陰ながら二人のこれからを応援しています

感動的な祝電披露にしたいときは、新郎新婦の幸せに寄り添うようなメッセージにできると◎。

二人との関係性やストーリーが入っていると、ゲストも共感しやすくなりそうですね。

祝電のメッセージは新郎新婦との関係性によって内容や文体が変わりますが、何より祝福の気持ちをしっかり伝えることが一番大切です。

例文をベースにしつつ、できるだけ自分の言葉でメッセージを作れるといいですね。

なかなか自分らしいメッセージを作るのが難しい・・・という人は、例文に盛り込まれているワードとよく似た意味の言葉を調べ、その中から自分らしい言葉を選んで置き換えるだけでも、オリジナリティが出せていいですよ。

ここだけは押さえておきたい！祝電のマナー

最後に祝電のメッセージを考えるときに気をつけたいマナーを紹介します。

「忌み（いみ）言葉」「重ね言葉」は避ける

「別れ」「不幸」などを連想させる「忌み言葉」は、結婚式には使うのを控えましょう。

また、「重ね言葉」も「結婚が繰り返される＝再婚」を連想させるので避けます。

「忌み言葉」「重ね言葉」の一部をみてみましょう。

「別れ」を連想させる言葉

別れる　去る　壊れる　離れる　割れる　切る　戻す　捨てる　冷える　流れる　など

「不幸」を連想させる言葉

死ぬ　失う　終わる　衰える　弱る　病む　最後　終わり　苦しむ　死（四）　苦（九）　など

これらの忌み言葉は、違う言葉に置き換えましょう。

例えば

「新しい人生のスタートを切って・・・」
なら、
「新しい人生のスタートラインに立って・・・」

など別の表現ができます。

「再婚」を連想させる言葉（重ね言葉）

しばしば　いろいろ　重ね重ね　次々　ますます　皆々様　また　など

重ね言葉は普段よく使うので、気を付けないと使ってしまいそうですよね。

考えたメッセージを何度も読み返して、確認するようにしましょう。

くだけすぎた文面やデリケートな話題は避ける

祝電は披露宴中に司会者が読み上げて、紹介されることがありますよね。

披露宴会場には新郎新婦だけでなく、新郎新婦の親族、友人、職場関係者など、幅広いゲストがいます。

いくら新郎新婦と仲がいいからといって、あまりにもくだけた文面や品のない表現は避けましょう。

また「家族が早く増えますように」といった、子どもの話などは、デリケートな話題なので控えたほうが良さそうです。

結婚式で避けたい忌み言葉やNGワードについては、以下の記事で詳しく説明しているので参考にどうぞ！

「忌み言葉」とは？結婚式で避けたいNGなワードまとめ＆言い換え一覧