【ブライダルメイクの基礎知識】いつもの化粧と何が違うの？

ブライダルメイクの役割

ブライダルメイクは、結婚式や披露宴で花嫁の美しさを引き立ててくれるもの。

ウェディングドレスやアクセサリー、さらには会場の雰囲気との相性を考えることが、素敵なメイクにするためのポイントです。

とはいえ、「ブライダルメイクはこうしないといけない！」というルールは特にありません。

大切な一日ですから、花嫁にもメイクのこだわりがありますよね。

「目を大きく見せたい！」
「できるだけ小顔にしてほしい」

そんな要望ももちろん聞いてもらえます。

続いて、ブライダルメイクの特徴を見ていきましょう！

特徴1ドレスに負けない【濃いメイク】

「当日ぶっつけ本番のメイクだと、失敗が怖い」

ということで、メイクのリハーサルをしてもらう人も多いようです。

リハーサルをした先輩花嫁からよく聞こえてくるのが、

「このメイク、ちょっと濃くない！？」

との声。

たしかに、ブライダルメイクは普段のメイクより少し濃いめなことが多いよう。

でも、それにはちゃんと理由があるんです。

理由その1　ドレスに負けないように

普段着でブライダルメイクをしてもらうと、たしかに派手に見えるかもしれません。

でも、花嫁のドレスはボリュームがあってキラキラでゴージャス！身に着けるアクセサリーもとってもキラキラ！

そんな華やかなドレスに普段のメイクだと・・・？

「なんだか、ドレスに比べて顔が薄いような・・・」

と、アンバランスな印象になってしまうことも。

メイクは服装に合っていることが大切。

ドレスに合わせれば、濃いめのメイクも案外しっくりくるはずです。

理由その2　遠くから見ても美しく！

結婚式当日、広い会場内の席によってはゲストからふたりまでの距離が離れていることも。

そのとき、遠くから見られても顔が美しく見えるように、少し濃いめのメイクが必要なんです。

遠くからでも顔立ちがハッキリと美しく見えるように、ブライダルメイクは考えられているんですね。

理由その3　写真映えのため

結婚式の日は花嫁にとって、もしかしたら、人生で1、2をあらそうくらい動画や写真を撮られる日かもしれません。

その写真は自分の思い出として残るだけでなく、ゲストのカメラにも残ります。

そう思うと、やっぱり写真にはキレイに写りたいですよね。

写真を撮るときフラッシュをたくと、顔の正面から光が当たります。

このときメイクが薄いと、目元の陰影やチークが飛んでぼんやりとした印象になってしまうことが。

普段より少し濃いメイクの方が、写真に写ったときはキレイに映えます。

最近はナチュラルメイクを好む花嫁も多いようですが、ブライダルメイクはナチュラルな中にも華やかさをプラスしたいですね。

ブライダルメイクのリハーサルをするか悩んでいる人は、こちらの記事も参考になりますよ！

ヘアメイクリハーサルってした？しなくて後悔しなかった？

特徴2 透明感にこだわった【ベースメイク】

ブライダルメイクで大切なのが、なんといってもベースメイク！

その理由は、次の2つ。
1　最高の「美肌」をつくるため
2　メイク崩れを防ぐため

それぞれ見ていきましょう。

1 最高の「美肌」をつくるため

花嫁の清楚なイメージをつくるのに欠かせないのが、透明感のある美肌です。

そのためには、しっかりとしたベース作りが大切。

トーンアップ下地を使ったり、何種類ものファンデーションを使って陰影をつけたり・・・

花嫁の持つキレイを引き立てるように、お肌を作っていきます。

より透明感を出すために、おうちでのスキンケアも念入りに行うといいですね！

2 メイク崩れを防ぐため

結婚式の日は新郎新婦にとって、とても長い一日です。

一日中スポットライトを浴びて汗をかいたり、笑ったり泣いたりとメイクにとっては過酷な状況。

大切な一日に化粧崩れしないためにも、ベースメイクには力を入れる必要があるんですね。

涙でのメイク崩れが心配な人は、メイク担当の人に次のようなお願いをしてもOK。

・水に強いメイクにしてもらう
・マスカラではなくつけまつげを使ってもらう

事前にまつげエクステやまつ毛パーマを行うのもおすすめです。

ナチュラルに見えても時間をかけて作り込んだベースメイクが、ブライダルメイクの土台になっているんですね。

特徴3 お色直しで簡単【メイクチェンジ】

披露宴では、多くの花嫁が「お色直し」をします。

真っ白なウェディングドレスから、鮮やかなカラードレスへお着替え。

そのとき、衣裳に合わせてメイクもチェンジしないと、アンバランスになってしまいます。

こんな風に、式当日の流れを考えるところもブライダルメイクのポイント。

ベースメイクさえしっかりとしていれば、色の足し算で簡単にメイクチェンジができるんですよ！

たとえば、

「挙式では真っ白なドレスに合わせて、清楚で上品なメイクに」

「お色直し後は真っ赤なドレスに映える華やかで明るいメイクに」

なんて風にすると、ガラリと雰囲気が変わってとっても素敵！

ただ、気をつけてほしいのが和装の場合。

和装のメイクは、水で溶いたおしろいを塗って白く仕上げる「水化粧」という方法を取ることがあります。

この場合、洋装へお色直しするときにはベースからすべてやり直さなくてはいけないので、時間がかかってしまうことも。

でも、ゲストを長々と待たせるのは気が引けますよね・・・

そのため最近では、なるべく短時間でお色直しが済むように、和装でもベースメイクは洋装と同じにすることがほとんどです。

もちろん、伝統的な水化粧からのお色直しもできるので、こだわりたい人はメイクさんに希望を伝えてくださいね。

髪型も、和装のかつらの下にカーラーで巻いた髪を先に仕込んでおくなど、少しでも流れ良く進むように色んな工夫をこらします。

ブライダルメイクは挙式から披露宴まで、一日の流れを計算したメイクなんですね。

トレンド教えて！花嫁メイクのポイント

幸せ溢れる花嫁メイクのポイントは

・ベースメイクにこだわった美肌
・横顔まで素敵に見える長いまつ毛
・顔の印象をはっきりさせる濃いめの眉毛
・血色感あふれるリップ&チーク

です。

そして最近のトレンドは
「透明感あふれるツヤ肌」
と
「カラーを楽しむメイク」
なんだとか！

オレンジやテラコッタ、茶色を使ったアイライナーやマスカラがおしゃれです。

ポイントとトレンドをおさえたところで、先輩花嫁の実際のメイクを覗いてみましょう！

人気の花嫁メイクを画像でチェック

＠chiharukk

可憐な印象のこちらの花嫁。鮮やかなピンク色のリップが肌の白さを際立たせますね。

@the_014bride

コーラルカラーのリップが幸福感抜群。夜景に負けないツヤ肌です。

＠mrn_wedding11

髪色に合わせた濃いめの眉で印象アップ。王道の上品花嫁メイクですね。

@___wd___wd

アイシャドウにオレンジを使い、全体的に暖色でまとめられたブライダルメイク。おしゃれな抜け感がイマドキです。

@mari_n_wd

濃いめの眉毛と赤いリップが印象的！黒色の色打掛に映えて素敵です。

ブライダルメイクのオーダーの仕方は？

普段のメイクとは違った特徴をもつブライダルメイク。

中には、「思ったメイクと違った」と後悔する先輩花嫁も・・・。

そこで、失敗を避けた理想のメイクにしてもらうために、オーダーをしっかりしたいところ。

オーダーをする際には

・理想の雰囲気の画像やドレスの画像を持参する
・肌質・髪質などの情報を伝える
・合わない化粧品を伝える
・普段のメイクでのこだわりを伝える

の4点に気を付けるとGOOD。

オーダーの仕方について詳しくはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

ブライダルメイクで失敗したくない！花嫁メイクを成功させる9つのポイント

また、ブライダルメイクで後悔しないために、先輩花嫁の失敗談を教えてもらうのもいいですね。

永久に閉ざされた結婚式アルバム…ブライダルヘアメイクの失敗談教えて

セルフメイクってしていいの？

メイクに自信のある人は、「自分でメイクしたい」と思うことがあるかも。

しかし、普段のメイクとは違う特徴をもつブライダルメイクはプロに頼ったほうが安心。

スポットライトのあたる位置や写真写りを熟知しているので、結婚式に一番合ったメイクにしてもらえますよ。

でも中にはアイメイクや眉毛など、パーツによってこだわりの強い花嫁もいるかも。

そんな人はメイクさんに相談して、一緒に仕上げるといいですね。