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【ウェディングドレスの基礎知識⑤】スカートデザイン
ウェディングドレスを選ぶときには、ドレスラインや素材以外にも大切なポイントがあります。
それは「スカートのデザイン」。
同じラインのドレスでも、スカートの種類で印象がかなり変わるんです。
今回は注目してほしいスカートデザインをご紹介しますね。
これを知れば、ドレス選びの視点がもっと広がりますよ!
トレーンとは?
ウェディングドレスのスカートのデザインの前に、「トレーン」について説明しますね。
トレーンとは、ウェディングドレスのスカートの裾のこと。
後ろに長く引きずった部分を指します。
語源は英語の「train(電車)」で、電車のように後ろに長く引きずっていることから、こう呼ばれるようになったみたいです。
中世ヨーロッパでは、トレーンが長いドレスは身分の高い女性の着るものだったそう。
その理由は2つ。
1 トレーンが長ければ長いほどたくさんの生地が必要なため高級だから
2 トレーンの長いドレスは動きづらく、働く必要のない裕福な女性にしか着られないから
確かに、トレーンの長いドレスは見た目もとてもゴージャスでエレガント。
昔は身分の高い女性しか着られなかったロングトレーンのドレスを身にまとえば・・・なんだかプリンセス気分を味わえそうですね。
豪華な後ろ姿に、見ているゲストもうっとりしてくれそうです。
一方、トレーンの短いドレスだと、カジュアルでかわいらしいイメージに近づきます。
アットホームな雰囲気にしたい人は、短いトレーンの方が良いかもしれませんね。
また最近は、トレーンの取り外しができるドレスも増えてきています。
ロングトレーンで荘厳な挙式をし、披露宴では動きやすいように取り外してショートトレーンやミニ丈に、なんてこともできますよ。
トレーンについてわかったところで、ウェディングドレスの代表的なスカートデザインを6つ見ていきましょう!
ミニドレス
足を見せることで若々しく、キュートな印象を与えてくれるミニドレス。
膝が隠れるぐらいのミモレ丈ドレスと併せて、海外を中心にウェディングドレスとして人気があるようです。
ロングドレスと比べて、アットホームでカジュアルなパーティーに合いそうですよね。
レストランウェディングやリゾートウェディングを考えている人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
ミニドレスだとゲストも花嫁に近づきやすくなりますし、何よりも動きやすいですよ。
高級生地を使用すれば、ミニ丈でも大人っぽく着こなせるはず。
トレーンが工夫されていて、後ろからはロングドレスに見えるようなデザインのドレスもあります。
ただ、両家の親族や仕事関係者なども出席する挙式や披露宴にミニドレスはふさわしくない、と考える人もいます。
そこでおすすめなのが、スカート部分を取り外してロングからミニにもできるウェディングドレス。
友人メインの二次会でミニ丈にすれば、雰囲気もガラッと変わりますよ。
タッキングスカート
スカート生地を寄せてタックを作ったスカートデザインのこと。
ふわふわとしているひだのデザインが華やかな印象になります。
Aラインのシンプルなウェディングドレスも、スカートにタックを寄せることで、自然なエアリー感でボリュームが出ますよ。
タックを寄せることで生地に陰影がついて、ドレスに立体感も出ます。
光沢のあるタフタやサテンを使えば豪華なイメージに、透け感のあるオーガンジーやチュールを使えばふわふわとかわいらしい感じを表現できますよ。
ティアードスカート
ティアードとは「段になった」という意味。
「ティアードスカート」とは、フリルや帯状の生地を段々に重ねていて、裾にかけて広がる形をしたスカートのことを指します。
動くたびにそれぞれの裾がひらひらして、かわいらしくロマンチックな印象のスカートです。
プリンセスラインのドレスでティアードスカートだと、ふんわり感がとても甘く女性らしいでしょう。
ちょっぴりフェミニンさを出したいときは、トレーンだけがティアードになっているウェディングドレスを選ぶといいですよ。
バッスルライン
スカートの後ろを膨らませてヒップラインを美しく見せるシルエットのことを「バッスルライン」と呼びます。
「バッスル」は、スカートの後ろの部分を膨らませるために使う腰当てパッドのこと。
ヒップの膨らみとの対比でウエストを細く見せ、女性らしくエレガントな印象を与えます。
19世紀半ばから20世紀初めに流行したデザインで、アンティークな感じがしますよね。
バルーンスカート
裾を風船のように膨らみをもたせたデザインのこと。
裾とウエストの両方にギャザーを寄せて、スカートにボリュームを出しています。
歩くと裾がふわふわ揺れる見た目は、ウェディングドレスにもばっちり合います。
丸みを帯びたスカートがとてもかわいらしく女性らしいですよね。
独特なラインがおしゃれなバルーンスカートのウェディングドレスは珍しいので、誰とも被りづらく個性的。
ボリュームの違いや、バルーンになっている位置などで印象が変わってくるので、デザインによっては大人っぽくもなりますよ。
オーバースカート
ドレスのスカート部分に上から重ねて着るスカートのこと。
スカート部分だけではなく全身に重ねるオーバードレスもあります。
上に重なったスカートでドレスのボリュームUP!
オーバースカートを重ねることで、同じウェディングドレスを、まるで別のドレスのように着られるようになります。
お色直しの費用を節約したい花嫁はもちろん、上に重ねるだけで良いので、お色直しで長く中座したくない花嫁にも人気のアイテムです。
お色直し以外にも、前撮りや二次会の衣裳などいろいろなシーンで活用できますよ。
人気があるのは、小花をあしらったロマンチックなデザイン。
たくさん花がついているオーバードレスは、ウェディングドレスを華やかに魅せてくれます。
濃い色のオーバースカートを選べば、真っ白のウェディングドレスもカラードレスに変身!
フリルたっぷりのオーバースカートなら、クールなウェディングドレスも一気にキュートに。
マーメイドラインやスレンダーラインのウェディングドレスを、プリンセスラインに変えることもできます。
トレーンが長いウェディングドレスに憧れがある人は、トレーンの長いオーバースカートを選ぶのもアリですね。
まとめ
いかがでしたか?
ウェディングドレスは「トレーン(後ろに引きずる裾の部分)」が長ければエレガント、短ければカジュアルな雰囲気になります。
スカートの代表的なデザインは6つ。
○ミニドレス
可愛らしくカジュアルな雰囲気なので、ゲストとの距離が近いアットホームなウェディングにぴったり
○タッキングスカート
スカート部分にひだが入ったボリューミーなデザインのこと
○ティアードスカート
スカートが段々に重ねてあるデザインで、ゆれる裾がロマンチック
○バッスルライン
ヒップや腰の部分が膨らんでいてボリュームのある、アンティークなデザイン
○バルーンスカート
ドレスの裾が風船のように丸くなったデザインで、かわいらしい印象に
○オーバースカート
ドレスの上から重ねて着るスカートのことで、同じドレスを全く違うイメージで着ることができる優れもの
スカートのデザインによってかなり印象がかわるので、ドレス選びの参考にしてくださいね。
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