婚約指輪・結婚指輪の定番素材「プラチナ」って何?人気の理由を知りたい!
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婚約指輪・結婚指輪の素材として定番の「プラチナ」。
白く美しい輝きを放つプラチナはダイヤモンドと並んで“永遠の愛の象徴”とも言われています。
そんなプラチナの人気の理由はどこにあるのでしょうか?
ここでは、プラチナの特徴と多くのカップルから選ばれている理由についてご紹介します。結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
プラチナって何?
プラチナは、ジュエリーで使われている代表的な貴金属の一つで、白く美しい色合いが特徴。
学術名では「白金(はっきん)」と呼びます。
英語にそのまま訳すと「ホワイトゴールド」となることから、「白金=ホワイトゴールド(WG)」と混同されがちですが、全く異なる金属です。
純度とは
ブライダル雑誌やウェブサイトでブライダルリングを探したことがある人は、「Pt900」、「Pt950」などの表示を見たことがあるかもしれませんね。
Pt(プラチナ)の後ろに続いている数字は、プラチナの純度(品位)を示しています。
貴金属製品の品位の表示は、基本的に1000分率を用います。
1000分率とは、あるものの量が全体の1000分のいくつに当たるか表すものですね。
つまり「Pt950」は、Pt(プラチナ)の純度が95%であることを意味しています。
どうしてジュエリーには純度100%のプラチナが使われないのでしょう?
それは、純度100%だと、素材として柔らかすぎるからです。
強度を出すため別の金属を混ぜて合金にする必要があるのですね。
「Pt950」の場合、プラチナが95%を占めていて、その他の金属が5%含まれている、ということになります。
この「その他の金属」の配合を工夫することで、金属としての性質が大きく変わり、強度に変化が生まれるのです。
そのため日本のブライダル市場では、各社が独自の配合のプラチナを使用し、いろいろな名前を付けて強度が高いことをアピールしています。
純度が違うと見た目も変わってくるの?
プラチナの場合、主に95%純度のプラチナ(Pt950)が結婚指輪や婚約指輪に使われます。
その他には、プラチナ純度90%のPt900の商品もあります。
5%の違いによって、見た目に差がでるのかというと、そうでもありません。
ただ、プラチナは非常に高価な素材なので、純度が5%変わるだけで、リングの価格はそれなりに変動します。
素材の純度にこだわらないのであれば、少しだけお買い得なPt900の結婚指輪や婚約指輪を選ぶという手もありますね。
それでは、なぜプラチナがブライダルリングの素材としてよく使われるのか、その理由を探っていきましょう!
【理由1】変質や変色がしにくい
プラチナは化学的に安定性が高く、変色や変質がしにくい金属です。
そのため、汗や塩素、硫黄などに強く、安心して日常的につけることができます。
いつまでも色あせない美しい輝きを保ち続けるプラチナは、一生身につける指輪にぴったりと言えますね。
【理由2】粘り強い
プラチナは粘り強い性質を持っています。
そのため細工がしやすく、ダイヤモンドをしっかり留めたり、リングに緻密なデザインを施したりすることができます。
サイズが合わなくなったり、どこかにぶつけてゆがんだりした場合、サイズ直しや修理・加工ができるのもこの特性によるものです。
【理由3】美しい白色
ブライダルのイメージに合う
プラチナは上品で洗練された美しい白色をしています。
その白さが純白の花嫁に似つかわしいとされ、日本のブライダルシーンでも古くから用いられてきました。
プラチナの変色しない白い輝きが、何ものにも侵されない永遠の愛の象徴として、多くのカップルに選ばれています。
ダイヤモンドの輝きを引き立てる
婚約指輪はダイヤモンドがメインのデザインが多いです。
プラチナはダイヤモンドの白く輝くその魅力を存分に引き立ててくれ、リング全体を美しく見せてくれます。
【理由4】アレルギーなどの心配が少ない
プラチナは体内に入れるペースメーカーの素材に使われるなど、比較的アレルギーが起きにくいと言われています。
金属アレルギーの人も安心してつけることができます。
ただ、強度を出すために混ぜているその他の素材で金属アレルギーの反応が出てしまうことも・・・。
金属アレルギーのある人は、お店のスタッフにアレルギーの元となる金属が入っていないか確認しておくと安心です。
企業秘密でもあるので、すべての配合は教えてもらえないかもしれませんが、アレルギーとなる金属が入っているかどうかは教えてくれるでしょう。
【理由5】希少価値が高い
プラチナは、南アフリカやロシアなどごく一部の地域でしか産出されず、採掘量も少ないため、希少価値が高い貴金属。
1トンのプラチナ鉱石から採れるプラチナはわずか3グラム(!)。
ちょうど結婚指輪一つ分の重さに等しいほどしか採れないのです。
その希少性の高さが、ふたりが永遠の愛を誓うリングにふさわしいと言われています。
プラチナ以外の素材を選んでももちろんOK
ブライダルリングの素材には、プラチナのほかに、
・ホワイトゴールド(WG)
・ピンクゴールド(PG)
・イエローゴールド(YG)
などがあります。
国内ではブライダルリングはプラチナが主流ですが、欧米ではゴールドの素材もよく扱われています。
ゴールド素材の指輪は見た目が華やかなので、ファッション性のあるデザインを楽しみたい人にはぴったり。
国内でも多くのブランドでプラチナ以外の素材を取り扱っています。
ファッションスタイルやライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
プラチナの結婚指輪を選んだ人の割合や、プラチナの指輪のおすすめデザインについてはこちらの記事で紹介しています。
プラチナの結婚指輪を選んだ人の割合は?理由やおすすめの指輪も紹介!
まとめ
今回は婚約指輪や結婚指輪の代表的な素材であるプラチナについてご紹介しました。
プラチナが人気の理由には、
・変質や変色がしにくい
・粘り強い性質がゆえに加工しやすい
・ブライダルに合う美しい白色
・金属アレルギーの心配が少ない
・希少性が高いので特別感がある
などがありましたね。
ファッションスタイルやライフスタイルに合わせて、自分たちにぴったりの素材を選んでください。
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