婚約指輪とファッションリングの違いって何?
婚約指輪とダイヤ付きのファッションリング。
「両方ともダイヤが付いていて同じに見えるけど違いはあるの?」
「プロポーズや婚約の記念に、ファッションリングを婚約指輪として贈ってもいい?」
そんな疑問に答えるため、婚約指輪とファッションリングの主な違いをご紹介します。
婚約指輪やファッションリングってなに?
婚約指輪とダイヤ付きのファッションリング。
具体的な違いについて説明する前に、それぞれどんな指輪なのかを簡単に見ておきましょう。
婚約指輪とは?
婚約指輪とは、結婚前に婚約の証として男性から女性に贈られる指輪のこと。
男性がプロポーズで女性に渡したり、婚約が決まってから二人で一緒に買いに行ったりします。
また、婚約指輪は婚約の儀式でもある結納や、両家の食事会の場で贈ったり披露されたりすることもあります。
ダイヤ付きの華やかなタイプが多いのも特徴です。
ファッションリングとは?
ファッションリングとは、ファッションとして身につけることを目的にファッション性を重視して作られた指輪のこと。
デザインの幅が広く、シンプルなものから宝石の付いたゴージャスなものまで形も素材もさまざま。
その時々の流行を反映したデザインもあり、日常生活で気軽に身につけられるカジュアルな指輪が多いのも特徴です。
婚約指輪とファッションリングの違い
続いて具体的な違いを一つずつ見ていきましょう。
1 意味や目的
先ほどご紹介したとおり、婚約指輪は婚約の証という意味合いがあります。
「婚約の記念品」として、男性から女性に贈られることが一般的。
贈るタイミングもその名のとおり婚約のときがほとんどです。
一生の記念になるものなので、男性にとっても女性にとっても大切な指輪と言えそうです。
一方、ファッションリングはおしゃれを楽しむために身につける指輪です。
女性が自分で購入する場合もあり、購入の時期もさまざま。
婚約指輪とファッションリングでは、指輪のもつ意味や目的が違うんですね。
2 デザイン
ファッションリングは、そのデザインも多種多様。
ファッション性が重視されているので、ダイヤモンドがついたものでも、デザインの一部としてダイヤがあしらわれているものが多い印象です。
それに対し、婚約指輪はダイヤモンドを主役にしたデザインがほとんど。
指輪の中央に大きめのダイヤを留めたデザインをイメージする人も多いのではないでしょうか。
また、指輪のボリュームにも違いがあります。
ファッションリングにはデザイン性を優先させた、金属部分が細く華奢なデザインのものも多くあります。
でも婚約指輪は長く使うことを想定しているため、変形しにくい、ある程度ボリュームのあるデザインが大半となっています。
婚約指輪のデザインについてもっと詳しく知りたい人は、こちらもあわせて読んでみてくださいね。
婚約指輪(エンゲージリング)のデザインってどんなの?選ぶポイントを解説!
3 素材
ファッションリングでも長年使えそうなデザインのものはありますが、ファッションリングと婚約指輪とでは使われる「素材」が違っていることも多いです。
ファッションリングの素材は、シルバーやゴールドなどさまざま。
ゴールドでも純度が低く、比較的安価な10金(純度41.6%)などもよく使われています。
一方、婚約指輪の素材はプラチナや、純度の高い18金(純度75%)が使われることがほとんど。
使われる素材が違うのは、婚約指輪とファッションリングでは使い方が異なるからです。
ファッションリングはファッション性が重視されるのに対し、婚約指輪は長年身につけることを前提に作られています。
長年身につけるので、変色や変質が少なく丈夫な、プラチナや純度の高いゴールドが素材として使われるんですね。
4 ダイヤモンド
婚約指輪とファッションリングでは、使われているダイヤモンドにも違いがあります。
ダイヤモンドが主役であり、婚約の証でもある婚約指輪には、品質の高いダイヤが好まれます。
婚約指輪のメインとして留められているダイヤには、品質を証明する「鑑定書」が付いているものも多いです。
一方、ファッションリングは婚約指輪ほどダイヤモンドの質を重視していないブランドが多いのが現状です。
価格が安くないと売れないファッションリングの場合、ダイヤの質を下げておかないと価格が上がってしまうからですね。
ダイヤの鑑定には手間暇やコストがかかり鑑定書の発行も有料なので、基本的には鑑定書も付かないことが多いです。
婚約指輪は品質の良いダイヤを使っているからこそ、ファッションリングより値段も高めなんですね。
5 購入方法
指輪そのものだけでなく、購入方法にも違いがあります。
ファッションリングは、店頭で気に入った商品をそのまま購入できることがほとんどですよね。
一方、婚約指輪は店頭に並んでいる商品を買うこともありますが、多くの場合、注文をして作ってもらうことになります。
注文の方法はお店によってさまざまですが、よくあるのがダイヤモンドなどの「宝石」と、プラチナやゴールドなどのリングの「枠」部分を別々に選ぶ「セミオーダー」という方法。
ダイヤモンドの大きさや質を自分で選ぶところが、ダイヤモンドを重視する婚約指輪ならではの購入方法と言えそうですね。
婚約指輪の購入方法について詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
【婚約指輪の購入方法】買い方は3つ!既製品だけじゃないって知ってた?
ファッションリングを婚約指輪にするのは?
さて、ここまでファッションリングと婚約指輪の違いをご説明してきました。
でも中には
「ファッションリングを婚約指輪として贈ってはダメなの?」
と疑問に思っている人がいるかもしれませんね。
それぞれの目的や意味の違い、耐久性の違いなどを踏まえて二人が納得しているなら、ファッションリングを婚約指輪として選ぶのも良いと思います。
また、ハイジュエリーなども扱うきちんとしたブランドでは、婚約指輪として選んでも問題ないファッションリングが取り揃えられています。
実際に、
「どうしてもこのデザインがいい!」
という女性の希望で、ファッションリングを婚約指輪として選ぶカップルもいます。
でも、なんとなく「ファッションリングでいいか・・・」という気持ちなら、少し考えてみたほうが良いかもしれません。
特に、プロポーズのときにサプライズで指輪を贈ろうと考えている男性は注意が必要。
婚約指輪に憧れや特別な思い入れがある女性も多いです。
特に理由もなくファッションリングを贈ると、
「指輪をもらったのは嬉しいけど、せっかく一生に一度の機会だから婚約指輪が欲しかったな・・・」
とちょっとがっかりさせてしまうかも。
一生ものの婚約の記念品だからこそ、違いを理解した上で、二人が納得できるものを選べると良いですね。
まとめ
いかがでしたか。
一見似ているように見える婚約指輪とファッションリングでも、実際は違いがたくさん。
主な違いとして、
・意味や目的
・素材
・デザイン
・ダイヤモンド
・購入方法
の5つがありました。
ファッションリングを婚約指輪として贈る場合は、これらの違いや女性側の希望もきちんと踏まえた上で購入するのがおすすめですよ。
「婚約指輪」の他の記事
「婚約指輪の基礎知識」
の次に知っておきたいこと
- 結婚に関する疑問を解決したい方へお役立ち記事2100本!「結婚ラジオ」
- 結婚のあれこれ、スキマ時間に楽しく読みたい方へイメージ膨らむ♪「結婚準備の基礎知識」
- 結婚式場を決めたい、お得に結婚式を挙げたい方へ全国約2000式場をご紹介「結婚式場を探す」