結納金の使い道は?
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結納で男性側から女性側へ贈られる結納金。
一般的に「100万円が相場」と言われるように大きな金額のことが多く、何に使えばいいのか迷ってしまう人もいるようです。
そこで、今回は代表的な結納金の使い道を5つご紹介します。
結納金の基本情報とあわせてチェックしてみてくださいね。
結納金の使い道を決める前に
結納金の使い道をご紹介する前に、簡単に「結納金の意味」と「使い道を決める人」を押さえておきましょう。
結納金の意味
結納金とは結納の際に男性側から女性側の家へ贈られるお金のこと。
女性が嫁入りの準備をするための「支度金」という意味があります。
この「支度金」という本来の結納金の意味は、現代の結納金の使い道にもあらわれています。
後ほど詳しくご紹介しますね。
使い道を決める人は?
男性側から女性の家へと贈られる結納金。
「家へと納められるお金=両親のもの」という考え方にもとづき、実際にお金を受け取るのは「女性の両親」が一般的です。
そして使い道を決めるのも、基本は「女性の両親」。
結納金を何に使うかは、女性の両親に委ねられているんですね。
とはいえ、実際のところ、女性の両親が自分たちのために結納金を使うことはあまりありません。
「結婚する二人のために使う」
もしくは
「二人の将来や孫のために一時的に預かっておく」
ということがほとんどのようです。
ほかには、「結婚式や新生活の準備のために二人で使ってね!」と使い道を伝えて女性に結納金を渡すこともあります。
結納金の意味や、使い道を決める人についてはこちらの記事でもご紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
結納金ってなに?もらった結納金って誰のもの?相場やマナーは?
では、本題の結納金の使い道について、どんなものがあるのか見ていきましょう。
【使い道1】結納返し
相手のご両親からいただいた結納金で彼のスーツを仕立て、現金とともに結納返しをしました。ちょっと高かったけれど、太めの彼なのでサイズがぴったり合うオーダースーツは嬉しかったよう。喜んでもらえてよかったです。
まずは結納金を結納返しの費用にあてたケースですね。
結納返しとは、結納に対するお礼として、女性側から男性側に現金や品物などを贈ること。
一般的に、結納金の半分または1割を返すことが多いですが、地域や家によって返す割合が違ったり、そもそも結納返しの慣習がなかったりすることもあります。
結納返しについて詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
結納返しってなに?絶対しないといけないの?する場合の相場やマナーについても解説!
また、結納返しは結納と同日に行う場合と、日を改めて行う場合があります。
同日の場合は、結納の後すぐに結納返しを行うため、結納金を使って結納返しを用意するのは難しそう。
でも日を改めて行う場合なら、結納金で結納返しを準備することもできそうですね。
【使い道2】新生活準備・嫁入り道具
新生活の準備費用として
親から「新生活資金として使いなさい」と結納金の100万円を渡されたので、先日彼と一緒に冷蔵庫、洗濯機とソファを買いに行ってきました。もともと二人とも一人暮らしをしていたので、テレビや掃除機などは持ち寄りましたが、冷蔵庫や洗濯機は大きいサイズがほしかったので買い替えることに。結納金のおかげで大容量の最新モデルが買えました。
最近では、結納金を新生活で使う家具・家電代にあてる人が多いよう。
何かとお金のかかる時期に家具や家電をすべて自費で購入するのはなかなか大変なものです。
結納金からまかなったり、費用の足しにできたりすると、とても助かりますね。
また、新生活のために新居へ引っ越すカップルの中には、
・結納金を新居の敷金や礼金にあてた
・結納金から引越し費用を支払った
という人も。
入居の契約時や引越しにはある程度まとまったお金が必要になるもの。
引越しも新生活準備の一部として結納金から負担するケースもアリかもしれません。
嫁入り道具を購入
母親の意向で実家の家紋入りの留袖と喪服を持たされました。「狭い新居では荷物になるし、保管も大変そうだから」と断りましたが、嫁入り道具の一つだと言い張るので受け取りました。母の時代では普通だったようです。
昔は「嫁入り道具」として結納金を使ってタンスや着物一式をそろえ、男性側の家に持って行っていました。
今でもその流れを受け継いで、結納金で留袖や喪服などを準備することがあるようです。
嫁入り道具についてはこちらも読んでみてくださいね。
【使い道3】結婚式費用
彼のご両親が用意してくれた結納金は、自分の両親や彼とも相談のうえ、挙式費用やウェディングドレス、お色直しの色打掛などの衣裳代、ブーケなどもろもろの費用に使わせていただきました。ゲストの料理代など、残りの費用は私たち二人で折半しました。
ドレス代を含め、結婚式費用に結納金をあてるケースもよくあります。
昔も花嫁支度にかかる花嫁の衣裳代は、結納金から出していたようです。
新生活の準備資金とする方法と同様、一般的な結納金の使い道です。
【使い道4】新婚旅行代
結婚準備にかかる費用として、挙式費用と新婚旅行代を数年前から貯金していました。しかし、いざ準備を進めてみると予想以上に費用がふくらみ、結局旅行代が足りなくなってしまい・・・用意してくれた義父母には申し訳なかったけれど、結納金から少し拝借しました。
新婚旅行の費用は二人が自分たちで負担することが多いようですが、中には結納金を使う例もあります。
ただし、本来の結納金の「結婚準備の支度金」という趣旨からはやや外れる使い方。
どうしても足りないときに補う程度で使うのがいいかもしれませんね。
【使い道5】将来のために貯金
結納金は両親が受け取ったため、詳しい使い道は知りませんが、ほとんどは私たちの将来のために銀行に預けてくれているようです。
同棲生活が長く、家具や家電はある程度揃っていたし、結婚式の費用も二人でしっかり貯めていたので、結納返しをした残りのお金は貯蓄に回しました。今後、子どもが生まれたときのために取っておこうと思います。
どちらも使い道というより、使わずに取っておく例ですね。
親が二人の将来のために預かったり、将来に備えて貯金に回す堅実なカップルもいるようです。
まとめ
いかがでしたか。
結納金の代表的な使い道として次の5つをご紹介しました。
・結納返し
・新生活準備や嫁入り道具代
・結婚式費用
・新婚旅行代
・貯金
結納金の使い道は人それぞれ。決められたルールはありません。
しかし、結納金は本来、嫁入りの支度金として贈られていたお金。
その流れを汲んで、今でも二人の結婚準備費用や新生活の家具や家電代に充てるケースが多いようです。
大切な結納金を有効に使えるよう、親も含めて相談しながら使い道を決めましょう。
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