新郎の見せ場!感謝の気持ちを伝える、謝辞の書き方&極意
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新郎の謝辞は、披露宴で最も新郎が注目される瞬間の1つ。
そのため、新郎は、結婚式が近づくにつれ
「何を、どんな風に書けばいいの?」
と悩んでしまうもの・・・
でも、あらかじめ準備すれば大丈夫!
新郎謝辞を成功させるためのポイント、見ていきましょう!
謝辞とは
披露宴の締めくくりに、新郎がゲストへ感謝やこれからの決意を述べるのが「謝辞」です。
かつては新郎の父が行うのが一般的だったようですが、現在は新郎が行うことが多いよう。
ただ、場合によっては父と新郎、両方が行うことも。
家族でしっかり話し合って、決めるようにしましょう。
長すぎず短すぎず
謝辞を読むタイミングは結婚式の最後。
ゲストは少し疲れているかもしれないので、あまり長い謝辞は避けたいもの。
たとえ、伝えたいことがたくさんあるとしても簡潔に伝えたほうがよさそうです。
では、どれくらいを目安に謝辞を書けばいいのでしょうか?
まずは時間に注目してみます。
先ほど「簡潔に」とは言いましたが、短すぎるのもイマイチかも・・・
ゆったりと話して2~3分、長くても5分くらいがちょうど良さそうです。
次に、文字数に注目してみましょう。
聞き取りやすいスピーチは、1分間に300字~350字だと言われています。
これは、テレビのアナウンサーがニュース原稿を読むのと同じくらいの速さです。
1分間に300字~350字で2~3分と考えると・・・謝辞全体の文字数は1000字前後を目安にしてみてはどうでしょうか?
謝辞全体の構成
それでは、どのように謝辞を作ればいいのでしょうか?
「何を言えばいいのか全然分からない・・・」
という人もいるかもしれませんが大丈夫。
謝辞には、どの順番で何を言えばいいのか、というパターンがあります。
あとは、パターンに沿って、ゲストへの感謝の気持ちや、これからの抱負、自分たちだけのエピソードを盛り込みましょう。
このパターンさえ押さえれば、文章としてまとまりやすくなりますよ。
構成① ゲストへ感謝を
まずは序盤の内容から説明します。
序盤では、参加してくれた人へ感謝を伝えることが中心になります。詳しく見てみましょう。
冒頭挨拶
謝辞の冒頭では、ゲストにお礼を伝えましょう。
ここでゲストに伝えておきたいのは、式や披露宴に参加してくれたことへの感謝。
当日の様子やゲストに合わせて臨機応変に内容を変えられるとより良い謝辞になりそう!
スピーチや受付をしてくれたゲストへのお礼
受付を手伝ってくれた人や、余興で場を盛り上げてくれた人、スピーチをしてくれた人など・・・
一緒に披露宴を作り上げてくれたゲストへ感謝を伝えましょう。
他には、披露宴を行えたことに対する素直な気持ちや、会場のスタッフへの感謝などを伝えてもいいかもしれません。
「皆さんのおかげで、いい日を迎えられた」
という気持ちを伝えることを心がけましょう。
構成② エピソードと抱負
次に、中盤の内容について説明します。
中盤では、ふたりの出会いから結婚するまでの出来事や、将来に向けての抱負を話すことが多いようです。
それぞれのポイントを見てみましょう。
新郎新婦のエピソード
謝辞の中で、いちばん工夫のしやすいところになります。
新郎新婦がどのように出会ったのか、結婚式までにどんなことがあったのかなど・・・
「涙を誘う文章は苦手だなあ」
という人なら、ふたりならではのコミカルなエピソードを入れてみるのもおすすめですよ!
新生活に向けての抱負
結婚式に出席してくれたゲストへ、新婦との新たな生活への抱負を伝えるのも謝辞では大切です。
ふたりでどのような家庭を築くのか、どのような結婚生活を送るのかなど・・・
ゲストから応援してもらえるような前向きな抱負、目標を話すようにしましょう。
構成③ 結び
謝辞の結びは、披露宴全体の締めくくりにもなる大切な部分。
大きく分けて「今後のお願い」と「締めの挨拶」の2つに分けられます。
中には、このタイミングで自分の親に感謝を伝える人もいるようです。
親への感謝を伝える場合は、あまり長くなりすぎないように気をつけてくださいね。
今後のお願い
まずは、披露宴に出席してくれたゲストへ今後のお付き合いをお願いしましょう。
具体的には、未熟な自分たちへの力添えや、指導・支援のお願いなどが挙げられます。
締めの挨拶
いよいよ謝辞の締めくくりです。
主に、ゲストのこれからの幸せを祈ったり、披露宴に出席してくれたことへ改めてお礼を伝えたりなど・・・。
当日の天気が悪かった場合は
「足元に気をつけてお帰りください」
と一言加えるのもおすすめですよ。
締めでは、「最後に・・・」や「終わりに・・・」と言ってしまいがちですが、これらはあまり縁起のいい言葉ではありません。
代わりに、「結びに・・・」とすることが多いようです。
謝辞をばっちりと締めるために、内容はもちろん、言葉にも気を配りましょう!
まとめ
謝辞をどのように書けばいいのか、イメージはわきましたか?
謝辞の長さは2~3分、1000字程度を目安に、出席してくれたゲストへ感謝の気持ちを伝えられれば大丈夫!
他には今後の抱負や、ふたりだけのエピソードなど。
しっかり準備することはもちろん、素直な感謝の気持ちを伝えることが大切なのだと忘れずに、謝辞を作ってくださいね。
ご紹介したポイントを押さえた具体的な例文が知りたい!という人はこちらもどうぞ。
【新郎の謝辞】何て言えばいい?使える例文をご紹介!
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