結婚前に買ったペアリングを結婚指輪として使って良い?違いはある?
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「恋人時代から使っているペアリングを結婚指輪にしたいんだけど、大丈夫?
結婚指輪はペアリングとは別に買った方がいいのかな?
そもそもペアリングと結婚指輪って何が違うの?」
そんなギモンにお答えします。
また、「新たに結婚指輪を購入するのは費用面でちょっと・・・」という人のため、お手頃価格の結婚指輪もご紹介!結婚スタイルマガジンは、ジュエリーブランドNIWAKA(ニワカ)のサポートで運営されています。一部NIWAKAの商品写真を使って解説していることをあらかじめご了承ください。
結婚指輪とペアリングの違いって?
ペアリングを結婚指輪として使うかどうか考える上で、まず知っておきたいのが両者の違い。
3つの違いを見ていきましょう。
【違い1】 指輪のデザイン
結婚指輪は、永遠の愛を誓った夫婦が「結婚の証」としてつけるもの。
結婚後、数十年にわたり日々身につけて使うのが一般的です。
そのため、デザインの面でも、
・つけるシーンや服装を問わない
・つけ心地がよい
・使い勝手がよい
といったことが重視されています。
ストレートラインのものから、ちょっと個性的でオシャレなものでも、どんなファッションや場面にでも合わせやすいようデザインされています。
また、指輪の内側が長時間つけても痛くないよう角が丸く、つけ心地よく仕上げられているものも多いです。
一方、ペアリングは男女お揃いのファッションリング。
相手を想い二人でつけるという点では結婚指輪と同じですが、あくまでもファッションの一部であり、「オシャレ」が第一の目的です。
一般的に結婚指輪ほど長期間使うことは想定されておらず、流行やファッション性を重視するため、つけ心地がイマイチだったりすることも。
また、耐久性がもとめられる結婚指輪のデザインではあまり見かけない、非常に華奢な指輪も多くあります。
それから、一般的に装飾品全般がふさわしくないとされるお葬式や、華美なアクセサリーが禁止の職場でも、結婚指輪であればOKなことが多いようですが・・・
ペアリングの場合、ひと目でファッションリングとわかるような華美なデザインだと、お葬式などではつけにくいかもしれません。
TPOに合わせて判断する必要がありそうですね。
【違い2】指輪の素材
長い期間日常使いをする結婚指輪には耐久性が求められます。
そのため、素材も変質や変色が起こりにくく丈夫なものがほとんど。
結婚指輪の代表的な素材には、「プラチナ」や「18金(18K)のゴールド」などがあります。
「18金(18K)」とは、75%のゴールドに残り25%は他の金属を混ぜて、硬度を高めた合金です。
一方、ペアリングの素材としては、ファッションリングによく用いられる「シルバー」や、42%のゴールドを含む「10金(10K)」が多いようです。
これらはプラチナや18金に比べ価格は控えめですが、変色しやすく、耐久性も低いので、長期間使うにはやや不安もあります。
素材について詳しく知りたい人は、以下の記事を参照してくださいね。
婚約・結婚指輪の素材「プラチナ」「ゴールド」「ピンクゴールド」って何?
もう1つ、結婚指輪とペアリングの素材の違いとして挙げられるのは、メッキ加工の有無。
イエローゴールドの指輪を例に見てみましょう。
結婚指輪の場合、だいたい指輪の表面も中身も同じイエローゴールドでできています。
一方、ペアリングの場合、表面にイエローゴールドのメッキをかけているものも多いです。
一見イエローゴールドに見えるけど、実は中身がシルバーや他の金属で、使ううちにメッキが剥がれ、中身の金属が出てくることも。
こうしたメッキ加工の指輪はサイズ直しなどの修理ができなかったり、メッキが剥がれたとき見栄えが良くないこともあります。
気になる人は、ペアリングを買ったお店にメッキ加工された指輪かどうか確認しても良いかもしれません。
【違い3】アフターサービス
結婚指輪は長く使うことが前提なので、サイズ直しや変形直しなど、さまざまな修理に対応してくれるお店がほとんど。
また、基本的にクリーニングは無料で、お店によってはサイズ直しや指輪の磨き直しなども、一定期間であれば無料でできたりします。
それに対してペアリングは、修理ができない素材やデザインも少なくありません。
例えば10金だと、硬すぎて修理を受けつけていないお店もあるようです。
また、店頭で行う簡単なクリーニング以外は有料である場合がほとんど。
名前や日付などの刻印についても、結婚指輪では入れられることが多いですが、ペアリングの場合、素材やデザインの都合でできないことがあります。
そもそもペアリングは、お店で刻印のサービスを行っていないことも・・・。
結婚指輪とペアリングでは、前提となる耐久年数が違うので、アフターサービスの内容にも違いがあるんですね。
ペアリングを結婚指輪としてつけても良い?
結局、ペアリングは結婚指輪として使っていい指輪なのでしょうか?
結論から言ってしまうと、お互いがペアリングを結婚指輪として使うことに納得しているのなら、ダメという訳ではありません。
先輩夫婦からは、次のような声も挙がっています。
元々アクセサリーをあまりつけない私にとって、彼とのペアリングが唯一のアクセサリーでした。
とても思い入れのある指輪なので、結婚指輪としてそのまま使っています
新婚生活は家具や家電などいろいろお金がかかるので、とりあえず指輪はペアリングをしています。
貯金ができたら好きな結婚指輪を購入する予定です
こんな風に、実際ペアリングを結婚指輪として使っている例もあるんですね。
とはいえ前の章でお伝えした通り、ペアリングは素材やデザイン、アフターサービスなどの面で、一生身につけるには不安な部分も。
結婚指輪であれば、基本的にこういった点での心配はないはずです。
どうしてもペアリングを使いたいのでなければ、結婚指輪には結婚指輪として販売されているものを別に用意してもいいかもしれませんね。
「そうは言っても、新しく結婚指輪を買うとお金がかかるし・・・」
と思った人もいるかもしれませんが、ペアリングを結婚指輪としてずっと使っていると、変色や変形のおそれもあります。
思いのこもったペアリングが変色や変形で使えなくなってしまうのは悲しいですよね。
それにその場合、結局新しく指輪を用意することになります。
「そう考えると、最初から一生使える高品質の結婚指輪を買っておくのもアリかなあ」
ではここから、高品質かつお手頃に購入できる結婚指輪をご紹介します。
手頃な結婚指輪を購入するのもアリ!
例えば、ボリュームが控えめな指輪は使っている金属の量が少ない分、リーズナブルな傾向にあります。
ことのは
上:115,500円~
下:91,300円~
また、一般的にプラチナ素材の指輪は、ゴールド素材の指輪と比較すると価格が高めに設定されていることが多いです。
そのため、ゴールド素材や、プラチナとゴールドのコンビ素材のものを選ぶと費用がおさえられることも。
雪佳景(せっかけい)
上:125,400円~
下:151,800円~
「雪佳景」はピンクゴールドとプラチナのコンビ素材で、雪景色が朝陽に染まる美しい情景を表現しています。
ハーモニー
左:125,400円~
右:145,200円~
こちらは男女ともにイエローゴールドとプラチナのコンビ素材。
指輪の縁を彩るゴールドの色味がおしゃれですね。
「結婚指輪ってシンプルなデザインが多くてちょっとありきたりに感じるから、ペアリングの方がいい」
そんな人もいるかもしれませんが、結婚指輪にもいろんなデザインがあるんですよ。
リューズ
左:126,500円~
右:133,100円~
表面に施された幾何学的な模様が一味違う、クールでハイセンスなデザインです。
ブランシュ
106,700円~
「ブランシュ」はアンティーク調のデザインで、上品さはありながら、ファッションリング風にカジュアルにも使えそうです。
長閑(のどか)
162,800円~
「長閑」は2種類のマテリアルを重ねて木目模様を描き出した指輪。
さりげない個性を演出してくれます。
リーズナブルな結婚指輪のデザインは下記の記事でもご紹介しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
結婚指輪をリーズナブルに買う方法は?安くても人気な高品質の指輪って?
結婚後にもペアリングを活用したい
「結婚指輪を買ったら、お気に入りのペアリングの出番はなくなるのかな?それはちょっと寂しいかも」
そう思った人。
結婚指輪を買っても、結婚後にペアリングを活用している夫婦はいますよ。
どんな風に使っているのか、エピソードを見てみましょう。
左手の薬指に結婚指輪、右手の薬指にペアリングをつけています
ペアリングと結婚指輪のデザインが似ているので、結婚指輪の上にペアリングを重ねづけしています
ペアリングはジュエリーケースに保管していますが、気分によってお出かけするときに時々つけてます
旅行先など紛失や盗難が心配なところへ行くときに、結婚指輪の代わりとしてつけて行きます
手芸店で買ったチェーンにペアリングを通して、ネックレスにして使っています
いろんな使い方がありますね。
「思い出の指輪だから、いつも身につけていたい!そばに持っていたい!」
そんな人は、ネックレスにして使うほか、お財布に入れたりキーケースにつけたりして持ち歩く、という方法もありますよ。
まとめ
いかがでしたか?
ペアリングをそのまま結婚指輪として使うことは、二人が納得しているのであればダメではありません。
しかし、元々ペアリングは結婚指輪のように長年使うことを想定して作られていないことがほとんど。
そのため素材やデザインによっては使いにくかったり、変形・変色しやすかったり・・・
お店によっては、アフターサービスが充実していなかったりします。
そのため、結婚指輪として使うなら、基本的には結婚指輪として販売されているものを選んだ方が良いかもしれません。
結婚指輪を買った場合も、結婚後にペアリングを使う方法はいろいろあります。
結婚指輪と重ねづけしたり、ネックレスにして身につけたり・・・二人にぴったりの使い道を考えてみてくださいね。
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