婚約指輪と結婚指輪を重ねづけするなら同じブランドが良いの?
婚約指輪と結婚指輪のブランドは統一すべき、といった決まりはありません。
とはいえ、重ねづけすることを前提にした場合、婚約指輪と結婚指輪のブランドを揃えるとメリットがあります。
いくつか紹介するので、指輪選びの参考にしてみてください。
婚約指輪と結婚指輪の重ねづけについて詳しく知りたい人はこちら。
婚約指輪と結婚指輪は一緒につけても良いって知ってた?
1 デザインの統一感が出る
婚約指輪や結婚指輪はデザインにブランドの特徴が現れます。
さらに、デザインだけでなく装飾技法にもそのブランドの特徴が現れます。
例えばリングに小さな丸い粒を打ち込んでいく「ミル打ち」。
ミル打ちによって施された粒の形や大きさはブランドによってさまざまです。
そのため、婚約指輪と結婚指輪のブランドが違うと指輪を重ねたときに、ちぐはぐな印象があるかもしれません。
ブランドを揃えれば、重ねづけしたときデザインに統一感が出やすいですよ。
ブランドによっては、婚約指輪と結婚指輪の重ねづけを前提にデザインされた「セットリング」を取り扱っているところもあります。
きれいに重なるのはもちろん、全体のバランスの調和がとれるようデザインされています。
例えばこちらのセットリング。
二本の指輪がバランスよくきれいに重なっています。
また婚約指輪と結婚指輪それぞれにコンセプトがついているため、セットにすることでより意味合いを深めることもできます。
「柊(ひいらぎ)」という名の婚約指輪には、今後のふたりの家庭を導いてくれるようにと願いが込められています。
これに、互いのつながりを糸の交差する織物に例えたデザインの「綾(あや)」と名付けられた結婚指輪を重ねます。
織りあげられたふたりの未来が守り続けられるように・・・そんな願いを託しています。
2 地金やダイヤの質を揃えることができる
異なるブランドの指輪を重ねづけした場合、地金やダイヤモンドの微妙な違いが違和感となることも。
指輪の地金は、プラチナやホワイトゴールド、イエローゴールドなどから選べます。
プラチナであればブランドによって大きく見た目の色が違うことはありませんが・・・
ゴールド素材の場合、ブランドによって微妙に色合いが異なります。
どうしてこのようなことが起きるのでしょう?
ジュエリーに使われているゴールドは純度75%(18K)のものが多く、残りの25%は別の金属が混ざっています。
残り25%にどのような金属を、どれくらい混ぜるかは、ブランドによって異なります。
そのため、同じゴールド素材でも色合いなどに違いが出てくるのですね。
ホワイトゴールドは、黄色味が強いものからプラチナに似た色味まで大きな違いがあります。
黄色味の強いホワイトゴールドには、プラチナ色のメッキが施されている場合が多いため、時間が経つとメッキがはがれてきます。
ピンクゴールドやイエローゴールドも、ブランドによって微妙に色味が違うため、重ねてつけると差が出ることも。
また、取り扱っているダイヤモンドの質も異なります。
特に小粒のメレダイヤについては、ブランドによって品質に大きな差があります。
メレダイヤは直径1mm前後と小さく、メインのダイヤに比べてあまり品質を意識しないかもしれません。
さらにメレダイヤにはダイヤの品質を証明する鑑定書がつかないので、分かりやすい指標がなく、違いに気づきにくいかもしれませんね。
けれども、品質の異なるメレダイヤを並べて比べてみると、その差は明確。
メレダイヤにまでこだわっていないブランドのものは、品質があまり良くなかったりします。
同じブランドの指輪であれば、地金やダイヤモンドの質を揃えることができ、全体の調和が取れますよ。
3 アフターサービスを受けるときにラク
婚約指輪や結婚指輪は一生もの。
長く使い続けるために、定期的なメンテナンスが必要です。
婚約指輪と結婚指輪のブランドを合わせると、購入後のアフターサービスを同じ店で依頼することができます。
別々のブランドにメンテナンスをお願いするといった手間がかからないのでラクですね。
アフターサービスを考える際には、将来の引っ越しの可能性も考えて、全国に店舗や取扱店があるブランドで揃えると安心ですね。
4 重ねづけて試しながら選べる
実際に結婚指輪をはめた指に、婚約指輪を合わせてみないと、重ねづけのバランスはわかりません。
重ねづけを試さず購入した場合、きれいに重ならなかったり、イメージと違ったりすることも・・・。
別々のブランドでも重ねづけは可能ですが、どちらか一方を先に購入して、ぴったり合うデザインを他のブランドで探す難しさが出てきます。
同じブランドであれば、アドバイスを受けながら重ねづけを試して、それぞれの指輪を選ぶことが可能。
重ねづけにおすすめのデザインなど、販売員さんと相談しながらじっくり選ぶことができるのは大きなメリットです。
指輪を別々のブランドにするなら
ブランドを選ぶとき全般の話になってしまいますが、どの会社が製造しているのかを気にすると間違いがありませんよ。
気になるブランドがあるなら、一度製造している会社を調べてみると良いでしょう。
欧米のブランドかと思いきや、日本で販売されている商品は日本のブライダルジュエリー企業が作っていることがあったりします。
違うブランドだけど作っている会社は同じということもあります。
同じ会社が作っているブランドであれば、会社の姿勢として、そのクオリティはだいたい同じくらいに揃っています。
重ねてつけるなら、別々のブランドであっても、同じ会社の作ったブランドで合わせると良いですね。
会社名はインターネットで検索すればすぐに出てきますよ。
まとめ
婚約指輪と結婚指輪を重ねづけする場合、同一ブランドで揃えることには、次のようなメリットがあります。
・デザインの統一感が出る
・地金やダイヤの質を揃えることができる
・アフターサービスを受けるときにラク
・重ねづけて試しながら選べる
もし別々のブランドにするなら、先にどちらかの指輪を購入し、その指輪をつけて(持って)もう一つの指輪を選びに行きましょう。
違うブランドで選ぶときには、ブランドを製造している会社名を気にすると良いのでしたね。
自分たちの希望や好みに合ったスタイルを選んでください。
重ねづけならではの婚約・結婚指輪の選び方や、おしゃれな重ねづけの仕方などについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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