モルディブが新婚旅行で人気のワケは?基本情報やおすすめの楽しみ方をご紹介!
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モルディブは、世界中の新婚カップルがハネムーンに選ぶエリアの一つ。
「名前くらいは聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか?
ここでは、モルディブの基本情報や楽しみ方をご紹介。
また実際に新婚旅行に行った先輩カップルに聞く「モルディブの魅力」や、モルディブに行くときに気をつけたいポイントもご紹介します!
行く前に知っておきたい基本情報
まずは、モルディブの基本情報についておさえておきましょう。
モルディブってどんなとこ?
モルディブは、インド洋の北部、約1200の島々からなる国です。
島々は、二重の鎖状になったサンゴ礁の環に囲まれているのが特徴。
それぞれの島には、ヤシの木が茂り、白い砂浜と透き通ったラグーンが広がっています。
ラグーンとは、海の中でサンゴ礁に囲まれてできた浅瀬の部分のこと。
周りの海の深い青色とクッキリ分かれた明るいソーダ色が、リゾートらしい爽快感を感じさせてくれます。
モルディブの約1200の島々のうち、人が住んでいるのは200島ほど。
島の1つひとつはとても小さく、平均的な広さは数百平方メートルだとか。
海面から陸までの高さは最高でも3mほどしかなく、すぐ近くに海を感じられます!
気候はどんな感じ?ベストシーズンは?
モルディブは、高温多湿の熱帯性気候。
1年でいちばん暑いのは4月、涼しいのは12月です。
ただ、平均気温は29℃~32℃と、年間を通じて、あまり気温に変化は見られません。
天気は、モンスーン(季節風)によって左右されやすいのが特徴。
北東からモンスーンが吹く11月~4月頃は「乾季」になります。
乾季は晴れの日が続くことが多く、湿度も低くて過ごしやすい、新婚旅行にはもってこいのシーズンです。
特に2月~4月の時期は気候も安定していて存分に海を楽しめます。
南西からモンスーンが吹く5月~10月頃は「雨季」。
特に、5月と10月は降水量が多く、海が荒れることも多い時期です。
ただし雨季と言っても、強い風が吹いて通り雨が降る「スコール」が多くなる程度で、日本の梅雨のように一日中雨が続くようなことは少ないようです。
また雨季は海中にプランクトンが増える季節のため、ダイビングでジンベイザメやマンタなどに出会える確率が高くなるんだとか!
さらに乾季に比べて雨季のリゾートは観光客が少ないため、乾季なら予算オーバーしてしまう高級リゾートにも手が届くかも。
ダイビングを楽しみたい場合や費用を抑えたい場合は、あえて雨季を選ぶのもアリかもしれませんね。
どんな服装がおすすめ?
年間通して30℃前後の気温なので、TシャツにハーフパンツといったスタイルでOK。
モルディブは日差しが強いので、サングラス・帽子・日焼け止めなどの対策グッズはぜひ持って行ってください。
朝晩は肌寒くなることもあるので、薄手の長袖の上着を持って行くと役立ちます。
なお、レストランによってはドレスコードがある場合も。
男性は襟付きのシャツや長ズボン、女性はワンピースやサンドレスを用意しておくといいですね。
またドレスコードのないレストランであっても、海で遊んだあとにそのまま水着姿で行くといったことは避けた方が無難です。
ちなみに「イスラム教」が国教になっているモルディブでは、スカーフを被って髪や肌の露出を抑えている女性を見かけます。
リゾート内は旅行客ばかりなのであまり服装を気にする必要はありません。
ですが、首都マーレの街を散策するときなどは、肌を露出しすぎないようにしましょう。
場所によってはビーチでも肌の露出が制限されていることがあるようなので、事前に調べておくといいですね。
日本との時差は?
日本とモルディブの時差は、4時間。
日本で午前10時のとき、モルディブは午前6時です。
日本からの行き方は?
2023年1月現在、残念ながら日本からモルディブへの直行便はありません。
アジアの諸都市を経由してモルディブのヴェラナ国際空港へ行くルートが一般的です。
成田空港からスリランカ航空に乗って、スリランカのコロンボで乗り継ぎをするのがよく使われるルート。
その他にも、日本各地の空港からシンガポールや香港、クアラルンプールなどの都市を経由するルートが就航しています。
何泊するのがおすすめ?
日本からモルディブへのフライトは11~12時間ほどかかるのが一般的。
またトランジットや出入国の審査などの時間を含めると、日本からモルディブに行くだけでほぼ1日かかってしまうことになります。
そのため、現地で過ごしたい日数に往復2日間の移動をプラスしたスケジュールを考えておきましょう。
ツアーの日程は4泊6日以上のものが多いですが、新婚旅行ではゆったり過ごせる6泊8日がおすすめ。
空港からリゾートのある離島までの移動時間もふまえて、余裕のあるスケジュールを組めるといいですね。
旅費の相場はいくらくらい?
モルディブへの往復の航空チケット代とリゾートの宿泊代を合わせた旅費は、1人あたり20万円台~50万円くらいが相場。
ツアー会社や時期、泊まるリゾートによって変わりますが、だいたいこのくらいの価格になることが多いようです。
またモルディブでは1つの島にリゾートが1つだけといったスタイルが一般的。
基本的には食事やアクティビティ、買い物なども1つのリゾート内で済ませることになります。
そのため宿泊料金に食費やアクティビティなどの料金がすべて含まれた、「オールインクルーシブ」というスタイルのリゾートが多いようです。
「滞在中どのくらい費用がかかるんだろう・・・」といった心配なしに新婚旅行の計画ができる人気のスタイルです。
通貨はなに?
モルディブでは、「モルディブ・ルフィア(MVR)」という通貨が使われています。
「そんな通貨があるんだ。はじめて知った」
という人も多いのではないでしょうか?
ジンベイザメやカメなど、南国らしいデザインが印刷されたユニークな通貨です。
ただ、このモルディブ・ルフィア、日本では両替ができません(!)
現地の銀行でアメリカドルから両替しないといけないので、注意してくださいね。
また、新婚旅行で訪れるようなリゾート地だと、「支払いはアメリカドルで」と決まっているところも。
さらに、リゾート地やホテルではクレジットカード払いが一般的なようです。
話をまとめると・・・
「モルディブへ行くときは、クレジットカードとアメリカドルを持って行く。
そして、必要な分だけ現地でドルからモルディブ・ルフィアへ両替する」
とすれば、スムーズに行きそうですね。
チップは必要?
モルディブにはチップの習慣があります。
あらかじめ宿泊料金にサービス料が含まれていることもありますが、心づけとして渡すことが多いようです。
荷物を運んでくれるポーターには荷物1つにつき1ドル程度、スパのセラピストには1回5ドル程度が相場で、その場で渡すのが一般的。
リゾート滞在中に身の回りのお世話をしてくれるバトラーや、ベッドメイクをしてくれるスタッフなど、毎日会う人には最終日にまとめてチップを渡すことが多いようです。
日本人にはなかなか馴染みのないチップですが、あまり深刻に考えず「お世話になった人にはお礼をする」くらいの心持ちで、気楽に渡すことが出来ればいいですね。
公用語
モルディブの公用語は、ディベヒ語。
「ディベヒ語?聞いたこともない言葉だけど、大丈夫かな・・・」
と思ったあなた。
モルディブ人には英語を話せる人も多いそうなので、そこまで心配しなくても大丈夫なようです。
とはいえ、簡単なあいさつくらいは覚えておいた方が、現地の人からも喜んでもらえるかもしれません。
ディベヒ語で、
「ありがとう」は「シュークリア」
「すみません」は「マーフクレ」
と言うそうなので、ぜひ使ってみてくださいね。
お土産は何がおすすめ?
モルディブカレーが楽しめるスパイスはお土産にぴったり。
モルディブでは、カツオを入れたカレー「マスリハ」を良く食べるそうですよ。
またモルディブ特産のツナ缶、マカダミアナッツが入ったチョコレートなども人気です。
またモルディブの隣の国は、世界的な紅茶の産地スリランカ。
そのためスリランカ産の紅茶をお土産にする人も多いようです。
お土産はリゾート内の売店や空港内、マーレ市内のお土産店で買うことが出来ます。
マーレ市内には空港からフェリーに乗って15分程度で行くことが出来るので、時間に余裕がある人はマーレ市内でお土産を探してみるのも良さそうですね。
以上、モルディブの基本情報をご紹介しました。
新婚旅行の計画を立てるのにぜひ役立ててくださいね。
下記の記事では、この他にもモルディブ新婚旅行のスケジュールを立てるコツをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
モルディブ新婚旅行の計画の立て方って?費用・日数からホテル選びのポイントまで紹介
モルディブの楽しみ方って?
次に、モルディブの楽しみ方を見ていきましょう。
プライベート感を満喫&水上コテージでのんびり
モルディブは、「1つの島が1つのリゾート」だと言われています。
島にいるのは、基本的にはリゾートのスタッフと宿泊客。
観光客でごった返すといったことは少なく、プライベート感たっぷりの旅行を楽しめます。
また、海の上に建つ「水上コテージ」は、モルディブを代表する風景として有名。
目の前に広がる真っ青な空とエメラルドグリーンの海・・・
ドリンクをゆっくり味わいながら、のんびりした時間に浸れますよ!
アクティビティならシュノーケリングがおすすめ
モルディブの海を満喫するなら、マリンスポーツ初心者でも楽しめるシュノーケリングがおすすめ!
特に「ハウスリーフ」と呼ばれる、島を囲むサンゴ礁のあるリゾートなら、サンゴ礁と魚が泳ぐ姿を間近で観ることができます。
リゾートのなかには、水上コテージの部屋から直接海へつながっているところも!
思い立ったらものの数秒で泳ぎに行くことができますよ。
シュノーケリングに適したリゾートを探すときは、
・ハウスリーフが発達していること
・潜れる深さの海まですぐに行けること
を基準にするとGOOD。
逆に、浅瀬のラグーンが広がっているリゾートはシュノーケリングには不向きです。
シュノーケリングの他にもダイビングなど、マリンスポーツはいろいろあります。
マリンスポーツをとことん楽しむ“海づくし”のスケジュールを組んでみるのも良いかもしれませんね!
極上スパやヨガを満喫
モルディブでは、リゾートならではの「スパ」や「ヨガ」を満喫するのもオススメです。
最高の癒しを提供してくれるスパは、極上の休日を過ごすのにぴったり。
スパメニューの豊富さはもちろん、世界を代表するリゾート地らしく選りすぐりのセラピストが揃っているのも嬉しいところ。
またヨガの本場・インドに近いモルディブには、ヨガ体験ができるリゾートが多いのも特徴。
波の音やガラス越しに泳ぐ魚など、モルディブならではの環境で至福の時間を満喫してみてはいかがでしょうか?
絶品リゾートグルメを堪能!
また、最高のロケーションも味わえる美食レストランでグルメを堪能するのもおすすめの楽しみ方です。
モルディブは「1つの島が1つのリゾート」なので、リゾート外のレストランに気軽に出かける、といったことができません。
滞在中の食事は基本的に宿泊しているリゾートのレストランですることになります。
そのため「どんなレストランがあるのか」も宿泊するリゾートを決めるポイントになります。
レストランは、リゾートによって個性があります。
たとえば、
・世界各国の料理をビュッフェで
・お洒落な本格フレンチコース
・テラス席で海を眺めながら食事
など。
リゾートを選ぶときには「どんなランチやディナーを楽しみたいか」もあわせて考えられるといいですね。
以上、モルディブの楽しみ方をご紹介しました。
南の島らしさたっぷりなモルディブに行きたくなってきたのではないでしょうか!
こちらの記事では、モルディブでおすすめの観光スポットを紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
モルディブの新婚旅行ならココに行きたい!おすすめスポット8選
続いて、実際にモルディブに行った先輩カップルの声を見てみましょう!
先輩カップルに聞いた!モルディブの魅力
実際に新婚旅行でモルディブに行った先輩カップルに、モルディブの魅力を聞いてみました。
アジアンリゾートなら、どこの海でも綺麗だろうとは思います。でも、ラグーンや水上コテージがあるリゾート地に憧れていたので、彼にお願いしてモルディブに決めました。
モルディブと言えば、透き通った海はもちろん、青い海に浮かぶ水上コテージも人気。
「水上コテージの写真を見て一目ぼれした!」
というカップルも多いようです。
お互い海が好きでシュノーケリングを楽しみたかったので、サンゴの綺麗なモルディブへ行くことになりました。
色鮮やかなサンゴ礁と、そこに集まるたくさんの魚たち。
大自然と触れ合えるシュノーケリングを楽しみ尽くしたいカップルにも、モルディブはおすすめです。
日本の忙しい生活から離れて、のんびりしたいと思っていました。それに、長期のお休みが取れる新婚旅行だったので、なかなか気軽には行けない場所を選びました。
日本からモルディブへは直行便がなく、決して交通の便は良くありません。
新婚旅行だからこそ、普段はなかなか行けない場所に行きたい、という気持ちもわかりますね。
モルディブはリゾート施設も充実しているので、のんびりしたいカップルにもぴったり!
日常から離れた贅沢な旅行を満喫できますよ。
モルディブで気をつけたいポイント
最後に、モルディブに行く際に気をつけたいポイントについてご紹介します。
持ち込めないもの・持ち出せないもの
国外からモルディブに持ち込むことが出来ないものは、お酒や豚肉(ハムなどの加工品も含む)など。
モルディブはイスラム教が国教。
イスラム教では、お酒を飲んだり豚肉を食べたりすることが禁止されています。
そのため、モルディブ国内にも持ち込むことが出来ないんですね。
「リゾート地なのにお酒を楽しめないのか・・・」
と残念に思った方、安心してください!
リゾート内のレストランや、首都マーレでも旅行客が利用するホテルのバーなどではお酒を楽しむことができます。
一方、モルディブから国外に持ち出せないものはサンゴや貝殻、砂などの自然物。
自生しているものや落ちているものを自分でとって国外に持ち出すことはできません。
「思い出に持って帰りたい!」
という気持ちはわかりますが、厳しく禁止されているので持ち出さないようにしましょう。
ちなみに、フォトフレームなどの雑貨に加工されて売られているものであれば持ち帰ることが出来ます。
ぜひお土産店で探してみてくださいね。
お店の閉まる「ラマダン」期間に注意!
イスラム教には、「ラマダン」と呼ばれる30日間の断食の期間があります。
ラマダンの間、イスラム教徒は日の出から日没までの間、食べ物や飲み物を口にしません。
そのため、リゾート以外のレストランやカフェなどは日中閉まってしまいます。
旅行者は断食に参加する必要はありませんが、ラマダン期間中に「首都マーレで観光しよう」と考えている人は注意が必要です。
持ち物はしっかり管理しよう
モルディブは治安の良い国とされていますが、旅行中は見知らぬ土地で何が起こるかわかりません。
リゾート内では貴重品は金庫にしまっておくなど、持ち物の管理には十分気をつけましょう。
また首都マーレでは窃盗やひったくりの事件が起きることもあるようなので、気を抜きすぎないようにしましょう。
まとめ
約1200もの島々からなるモルディブ。
水上コテージに代表される個性的なリゾートで、ゆったり過ごせるのが最大の魅力です。
アクティビティなら、サンゴ礁や魚と近くで触れ合えるシュノーケリングやダイビングがおすすめ。
新婚旅行に行くなら乾期の11月~4月がベストシーズンということでした。
ダイビングでジンベイザメなどの大物に出会いたい場合や費用を抑えたい場合は、5月~10月の雨季に行くのもよさそうです。
また、ラマダンなどの普段なかなか出会うことのないイスラム文化に触れることが出来るいい機会になるかも。
せっかくの新婚旅行なので、非日常的な体験を存分に楽しんでくださいね!
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