「ファーストミート」のドラマチックな演出アイデア&成功のための5つのポイントを紹介♡
「ファーストミート」とは、結婚式当日、挙式の前に新郎新婦が初めてお互いの晴れ姿を見せ合うセレモニーのこと。
直前まで衣裳を秘密にしておくことで特別感がぐっと高まり、結婚式当日の始まりをドラマチックに彩ります。
この記事では、感動的なファーストミートを叶えるために押さえておきたいポイントや、素敵な演出アイデアをたくさんご紹介!
先輩カップルの実例や体験談もあわせてお届けします。
「ファーストミート」ってどういうもの?
「ファーストミート(ファーストルック)」とは、別々の部屋で支度をした新郎新婦が、挙式前にお互いの晴れ姿をお披露目するセレモニーのこと。
もともと海外では一般的な演出ですが、日本でも最近取り入れる人が増えてきています。
「結婚スタイルマガジンSNSアンケート(※)」によると、先輩花嫁の66%がファーストミートを実施しているそうですよ。
花嫁衣裳に身を包んだ新婦の美しい姿を初めて見た新郎は・・・感激で涙をこぼす人もいるのだとか。
ビシッと支度を済ませた新郎の姿に、惚れ直す新婦も多いようです。
挙式前に二人っきりで過ごす特別な時間。
「この人と結婚するんだ」という幸せをかみしめ、お互いへの気持ちを再確認できる素敵な演出なんですよ。
挙式への気持ちもさらに高まりそうですね!
ちなみに欧米では、「結婚式の前に花嫁姿を見ると幸せになれない」という古い言い伝えがあったそう。
ファーストミートは、そんな言い伝えから始まったのかもしれませんね。
想像するだけでわくわくしてしまう「ファーストミート」。
そんなファーストミートを成功させるためのポイントをさっそく見ていきましょう。
ファーストミートを成功させる5つのポイント
ファーストミートを成功させる5つのポイントは、こちら!
POINT1 まずは二人で話し合おう
まずはどんなファーストミートをしたいのか、二人で話し合いましょう。
ファーストミートには、色々な方法があります。
一例はこちら。
〇衣裳をお互い秘密にしておく
〇花嫁だけが衣裳を秘密にしておく
〇衣裳は一緒に選ぶけれど、着た姿は秘密にしておく
〇1着目のみ秘密、または、お色直しの衣裳もすべて秘密にする
〇手紙を読み合う
SNSなどで先輩花嫁のファーストミートの写真を見てみたり、自分のやりたいことを書き出したりしながら、理想のファーストミートについて話し合っておくといいでしょう。
POINT2 会場への確認・打ち合わせはしっかりと
ファーストミートが可能か確認しよう
たとえば新郎新婦のお支度部屋が同じ場合や、進行の関係上、ファーストミートの時間が取れない場合など、
会場によっては、ファーストミートができないこともあります。
「ブライズルームを2部屋用意できるか」
「挙式前に時間は取れるか」
など、前もって確認しておきましょう。
「結婚式当日はファーストミートができない」という場合は、前撮りのときに行うという選択肢もあります。詳しくは最後の章で説明しますね。
場所や進行について打ち合わせよう
式場の造りや当日の進行によって、ファーストミートに最適な場所や時間は変わります。
ファーストミートの場所は、どちらかの支度部屋や、チャペルやガーデンなど様々。
具体的にファーストミートに使える場所をすべて聞いておくと、二人の理想に合わせて場所を選ぶことができますよ。
また、挙式の前は親族紹介や写真撮影などすることが多いため、そこにファーストミートの時間を取るとなると、何かを省略したり、時間をずらしたりする必要があります。
プランナーと進行についてよく話し合い、無理のない時間配分で取り入れられるようにしましょう。
もし、ファーストミートの場で相手にプレゼントを贈るなどサプライズを用意する場合は、それもプランナーと共有しておくと安心です。
POINT3 衣裳が知られないよう根回ししよう
衣裳を秘密にしない場合はかまいませんが、当日まで秘密にする場合は注意が必要!
もし選んだ衣裳が新郎に知られてしまったら、サプライズ感半減ですよね。
ドレスショップのスタッフはもちろん、親や友人など衣裳を知っている人にはファーストミートをすることを伝えておき、秘密厳守をお願いしておきましょう。
伝票に書いてあるドレスの名前や色が新郎の目に入った・・・なんてこともあるかもしれないので、念のため新郎の目につく伝票などには、衣裳の名前を書かないようお願いしておくといいですよ。
POINT4 撮影の依頼・指示も抜かりなく
撮影の依頼を忘れずに
結婚式当日、プロに写真撮影をお願いしている場合は、「ファーストミートをするので撮影してほしい」とお願いしておきましょう。
ファーストミートがあるかないかで、フォトグラファーの会場入り時間や段取りが変わってくることも。
ファーストミートするタイミングや場所を、前もって話しておくことが大切です。
希望のカットや盛り上げ方も伝えておこう
「待っている新郎の表情を撮ってほしい」
「ハグしているシーンを撮ってほしい!」
など、希望のカットは伝えておくと安心。
また、
「初めは二人の時間を味わいたいので静かに撮影をしてほしい」
「お互いの衣裳を見たあとは、盛り上げて笑顔の写真を残してほしい」
というように雰囲気や盛り上げ方の希望も伝えておくのがおすすめです。
POINT5 本番のイメトレをしておこう!
ファーストミートは、ドキドキの瞬間!
特に新郎は、愛する人の美しい花嫁姿を前に、言いたいことが飛んでしまい、リアクションが薄くなってしまうこともあるかもしれません。
そうなってしまうと少しもったいないので、どんなファーストミートにするか、事前に二人でイメージトレーニングしておくと安心です。
たとえば、
「衣裳を見たら、まずは感想を言い合おうね」
「私が肩を叩いたら振り向いて、ハグして!」
・・・など、新郎にも要望を伝えておけば、照れ屋な新郎でも心の準備ができるかもしれませんよ。
成功させるためのポイントが分かったところで、続いてはファーストミートの演出アイデアを、先輩カップルの素敵な実例と一緒に見ていきましょう!
【実例9選】ファーストミートの演出アイデア
新郎に目隠し
「だーれだ!」のように新郎に目隠しするのもかわいい!
仲の良さがにじみ出るファーストミートです。
こそっと近づいて目隠しをしました。いつもは全然ほめてくれない彼が「すごく綺麗だよ」と言ってくれて、嬉しくて思わず涙目に・・・「ありがとう」って言うので精一杯でした
ファーストミートからの手紙
ファーストミートの後は、お互いに手紙を読み合うのもおすすめ。
こちらの新郎はサプライズでお手紙を用意していたそう!
普段言えないような思いも、この特別な時間になら伝えられそうですね。
私は特に緊張もなく、「見て~~?」みたいな感じだったのですが・・・笑っていたのもつかの間、彼がサプライズで手紙を朗読してくれて号泣してしまいました。とてもいい思い出です
屋外でしても素敵!
開放的な空の下でファーストミート。
写真映えもバッチリですね。
まさに二人の世界です。
「綺麗だねえ」と言いながらぎゅっとしてくれて、やっとこの日が来たんだなあと幸せな気持ちになりました。一人でドレス選びや小物合わせをするのは大変だったし、寂しいなと感じることもあったけど、この瞬間のために頑張って本当によかった!
全ての衣装でファーストミート
ウェディングドレス、和装、カラードレス ・・・合計3回のファーストミート!
それぞれの支度が済んだら初対面。
どんな衣裳を選んだのかな?と期待感も高まりますよね。
彼が衣裳3着すべて当日に見たいと希望したので、3回ファーストミートをしました。1回目のときにサプライズで花束を持っていてくれたのが嬉しすぎた!
親子でファーストミート
子どもがいる場合は、子どもも一緒にファーストミートするというアイデアも!
お姫様のようになったママの姿に、パパも娘さんも大感激ですね。
ファーストミートの反応をずーーっと楽しみにしていました!娘は目隠しを外した瞬間「わ~!!きれい!!!」と最高のリアクション。クールな彼はにやにやした後ボソッと「きれい」と言ってくれました。楽しいファーストミートになりました
ユニークなファーストミート
こちらは、新婦が恐竜の被り物でファーストミート。
まさか恐竜に肩を叩かれているとは思わず、新郎はびっくりですよね!
楽しいことが好きな二人なら、こんなファーストミートもあり!
もちろん、着ぐるみの下にドレスは着ていますよ。
彼もびっくり&爆笑のファーストミートになりました。驚いてくれるかな?と緊張していたので(笑)びっくりしてくれてホッとしました
お色直しでセカンドミート
@sa_wed.ht
花嫁衣裳を彼と一緒に選びたい人や、挙式前に時間が取れそうにない場合は、お色直しのときにするのもアリ!
お色直し衣装を初めて見せる演出のことを「セカンドミート」と言います。
セカンドミートは、お色直しの再入場前に、パーティー会場の扉の前やブライズルームで行うことが多いそう。
1着目からの変化もあり、サプライズな瞬間になりますよ。
ドレスを着るところの近くで行いましたが、それでも十分楽しめました。「また雰囲気も変わってていいねぇ」と言ってもらえたのでやってよかったです!
家族・親族にファーストミート
「ファ-ストミート」は、新郎と新婦で行うのが基本。
でもそれ以外の人とファーストミートするパターンもあるんです!
例えば、新郎新婦の家族と。
今まで育ててくれた親に、可愛がってくれた祖父母に、初めて新郎新婦の晴れ姿を披露・・・
これはもう、涙と笑顔で溢れそうですね。
ゲストにファーストミート
@iam____mami
ゲストにファーストミートする人も!
ブライズメイドや受付をお願いした友人、親友など、「挙式前に特別な瞬間を共有したい」と思える誰かにファーストミート。
きっと喜んでもらえるのではないでしょうか。
最後に、前撮りでのファーストミートについてお話しします。
前撮りでファーストミートをするのもアリ!
「ファーストミートはしたいけど、当日の衣裳は彼と選びたい」
「希望の結婚式場がファーストミートに対応していなかった」
という人は、前撮りにファーストミートを取り入れるのもアリ!
本来のファーストミートは結婚式当日、挙式前に行うものですが、最近では演出のひとつとして、前撮りで行うカップルも多いんです。
前撮りだからこそのメリットもいくつかあります。詳しく紹介しますね。
ゆっくり時間が取れる
結婚式当日のファーストミートは、あわただしいことが多いもの。
先ほどお伝えした通り、進行の合間に行うので、ほかの演出の時間を削るなどして、ファーストミートの時間を作ります。
でも前撮りなら、そんな心配はいりません!
特別な瞬間をゆっくりとした気持ちで楽しめそうですね。
きれいな写真が残せる
前撮りは撮影がメインなので、プロのカメラマンにたくさんの写真を撮ってもらうことができます。
ファーストミートの瞬間を、余すことなく写真に収めてもらいましょう!
時間にも余裕があるので、気に入るまで写真を撮りなおすことも可能です。
何度でも見返したくなるようなきれいな写真がきっと撮れますよ!
結婚式当日に写真を使える
前撮りで撮ったファーストミートの写真を、結婚式当日に使うこともできます。
ファーストミートしている写真を何枚か組み合わせてコマ送りのようにしたものを、ウェルカムボードとして飾る・・・なんていうのもオシャレ!
親族控室やウェルカムスペースに飾るのもおすすめです。二人の幸せそうな写真にみんなほっこりしてくれそうですね。
「ファーストミート風」撮影も可能
ファーストミートをせずに、「ファーストミート風」の撮影をすることも可能!
たとえば背を向けて待つ新郎の元へ歩いていく花嫁の姿や、花嫁姿を見て驚く新郎の姿など、ファーストミート風のポーズで撮影できます。
@saku.39.saku_wedding
「ファーストミート自体には興味ないけど、それっぽい写真は欲しいかも」という人にぴったりですね。
※「結婚スタイルマガジン」SNSアンケート
調査時期:2023年4月
回答人数:197人
まとめ
「ファーストミート」について、詳しくご紹介しました。
「ファーストミート」とは、挙式前に新郎新婦がお互いの晴れ姿を初めて見せ合うセレモニー。
感動的で、挙式への気持ちがさらに高まりそう!
成功させるポイントはこちら。
・希望のイメージを二人でよく話し合う
・会場への確認や打ち合わせを念入りにする
・衣裳がバレないよう根回しする
・撮影の依頼・指示をしておく
・当日までにイメトレしておく
ご紹介した先輩花嫁の実例も参考に、どんなファーストミートをしたいか、どんな写真を残したいかなどイメージしておくといいですね。
前撮りでもファーストミートは可能で、ファーストミート風のポーズだけして写真を撮ることもできます。
ファーストミートは二人にとって特別な瞬間。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
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