バルーンリリースが気になる人必見!費用や注意点、環境問題を分かりやすく解説します
色とりどりのバルーンを空に飛ばす「バルーンリリース」。
結婚式でも人気の演出で、取り入れたいと思っているカップルも多いはず!
そこで今回は、バルーンリリースに注目して、その魅力や費用、注意点を分かりやすく解説します。
気になる環境問題についてもお話ししますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バルーンリリースとは?
@1127okinawa
「バルーンリリース」とは、その名の通り風船を空に飛ばす演出のこと。
結婚式で行う場合は、挙式が終わった後、屋外に出たタイミングでゲストと一緒にするのが定番です。
ゲスト全員が風船を持ち、一斉に手を離してバルーンを空に放ちます。
風船だけでなく、花の種やメッセージカードを着けて飛ばすケースもあるよう。
色とりどりのバルーンが空に舞う様子はとても美しく、結婚式でも人気の演出になっています。
また結婚式で行うバルーンリリースには、「ふたりの幸せが天まで届きますように」という願いが込められているそう!
@lalahkt_wd
たしかに大空高く飛ぶたくさんのバルーンをみんなで見送れば、本当にふたりの幸せが天まで届くような気がしますよね。
バルーンリリースの魅力は?
ゲスト全員で楽しめる
バルーンリリースは、渡された風船を放つという比較的簡単な演出なので、老若男女問わずみんなが参加できます。
かけ声を合図に一斉に風船を放てば、ゲストみんなの一体感がうまれそうですね。
写真映えする
青空に舞う色とりどりのバルーンは、写真映えバッチリ。
バルーンの色や形にこだわれば、ふたりらしさを出すこともできますよ。
例えば、風船を結婚式のテーマカラーの色にしたり、キュートなハート型にしたり・・・
好みの風船を選ぶのもいいですね。
バルーンリリースの費用は?
費用設定は式場によってさまざまですが、だいたい「700円前後×人数」が相場と言われています。
先ほどお話ししたように、バルーンの色や形にこだわると、費用がアップすることもありますよ。
一方、式場のプランではなく、外部業者を利用したり、自分たちでバルーンやヘリウムガスを手配したりすると、今ご紹介した相場より安くなることも。
ただそういった手配方法にすると「持ち込み料」が必要になるケースもあります。
持ち込みしたい場合は、そもそも持ち込みが可能か、可能な場合は持ち込み料も確認しておくと安心です。
バルーンリリースを行う時の注意点
バルーンリリースができない式場もある
バルーンリリースは基本的に自治体の許可はいらない演出ですが、場所によってはできない場合も。
例えば、空港や高速道路の近くなどは、バルーンが大量に飛んでいったら危ないですよね。
他にも、建物が密集していたり、電線に引っかかる恐れがあったりする場合は、バルーンリリースをNGとしているケースも。
このように式場によってはバルーンリリースができない場合もあるので、できるかどうかまずは確認しておきましょう。
天気によっても中止になる可能性がある
雨が降っていたり、風が強かったりする日は基本的にバルーンリリースができません。
というのもそういう天気の時は、風船がうまく飛ばないそう。
またフラワーシャワーをはじめとする「○○シャワー」演出のように「雨が降ったら室内で」ともいきませんよね。
そのためバルーンリリースを計画するなら、悪天候の時に備えて代わりの演出を考えておくと安心!
例えば、風船をウェルカムスペースに飾ったり、披露宴で入場するときに手に持ったりなど・・・
うまく風船を使った演出を取り入れられるといいですね。
季節によってはゲストに喜ばれない可能性も
バルーンリリースは屋外で行う演出なので、寒い時期に行うと、ゲストから不満があがることもあるよう。
実際、真冬の結婚式でバルーンリリースに参加した人からはこんな声もあがっています。
「冬の白い空へ色とりどりの風船がのぼっていく光景は、たしかにキレイでしたが・・・やっぱり外は寒くて寒くて。一応、みんなで風船を見送ってはいましたが、本音では『早く中に戻りたいなぁ』と思っていました」
冬の結婚式で取り入れる時は、温かい飲み物やカイロを準備するなど、気配りができるといいかもしれませんね。
夏の暑い時期に行う時も同じですよ。
では最後に、気になる環境問題についてもお話しします。
バルーンリリースは環境に悪い?
バルーンリリースというと
飛ばしたバルーンはどこに落ちるの?
環境に悪影響はないの?
・・・と、心配になる人も少なくないよう。
そこで最後に環境への影響についても見ていきましょう。
日本では「日本バルーン協会」が定めた、バルーンリリースに関する次のようなガイドラインを守れば基本的に悪影響はないと考えられています。
バルーンリリースのガイドライン1 リリースにはヘリウムガスを使用する事。水素ガスの使用禁止2 リリースする風船は、天然ゴムを原料とする「ゴム風船」である事。3 使用するゴム風船の止め具に、プラスチックなどの生分解しない物は使用せず
ゴム風船自体でしばる事。4 糸など持ち手をつける場合、ゴム風船と同等の生分解する物を使用する事。
木綿糸・紙ひも・輪ゴムの推奨
その際、糸などはできる限り短くすることが望ましい。5 リリースするゴム風船は全て単体とし、糸などで結んだ集合体でリリースしない事。6 メッセージカードをつける場合は紙などの生分解する物を使用しゴム風船の中に封入するか、口元に生分解するテープで貼る事。7 わずかな降雨でも浮力が落ちるので絶対にリリースは行わない事。
近年、局地的な豪雨が多発しているので近隣地区の天気も確認する事。8 ゴム風船の大きさ、ヘリウムガスの容量を考慮し、十分な浮力を確保してリリースを行う事。9 リリースを行う場所は周囲の安全をあらかじめ確認し主催者と協議の上、行う事。
飛行場・架線・高圧線付近では特に注意する事。万が一架線等に掛かった場合にはそのまま放置せずに電力会社・鉄道会社に連絡する事。10 リリースを行う際は一般社団法人日本バルーン協会のバルーン業務安全管理士又は
バルーン業務安全管理講習会受講者のもとに行う事が望ましい。(日本バルーン協会HPより)
簡単に言うと、自然に分解されるゴム風船を使っていれば、問題ないという見解のようですね。
ただ、海外ではそういったゴム風船であっても問題視する見方もあるそう。
というのもゴム風船が自然に分解されるまでには、数ヶ月~年単位の歳月がかかることも。
それを動物が食べて命を落とすなど、影響が出ているという意見もあるんです。
そのため海外ではバルーンリリースを禁止したり、飛ばす風船の数を規制したりするなどの対策を取っているところもあります。
今のところ日本では規制されていませんし、日本バルーン協会の見解では「環境にも影響なし」とされていますが、少し気になる・・・という人もいますよね。
でもバルーンリリースは、とっても素敵な演出!
「環境問題は気になるけど、取り入れたい」という人は、より環境に配慮された風船を選ぶという手も。
例えば、水に溶ける紙や、太陽光で自然に生分解される素材でできた風船もあります。
どちらもカラフルで可愛らしいデザインのものが販売されているので、より環境に優しい風船を探している人はぜひ調べてみてくださいね。
まとめ
たくさんの風船を空に放つバルーンリリースは、結婚式で人気の演出。
「ふたりの幸せが天まで届きますように」という意味が込められているそうです。
そんなバルーンリリースには、
・ゲスト全員で楽しめる
・写真映えする
という魅力がありますよ。
反対に、注意点としては
・バルーンリリースができない式場もある
・天気によっても中止になる可能性がある
・季節によってはゲストに喜ばれない可能性もある
ということ。
取り入れる時は、悪天候時の代案や季節に合わせた配慮を考えておくといいですね。
環境問題が気になる場合は、環境に優しい風船を選ぶのも一つの手。
ガイドラインを守りつつ、ゲストと一緒にバルーンリリースを楽しんでくださいね。
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